顔がそっくりさんの番外編ともしもの話   作:ポポビッチ磯野

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時間差でお送りします!
近所の人の家にお邪魔してご飯をご馳走になったんですが
その時に出された茹でピーナッツがちょっと違ったので地域差あるなぁと思いました。
千葉県民はみなさん食べますよね、茹でただけのピーナッツ
我が家だと枝豆よりよく見てたと思います。
では、どうぞ。

誤字報告ありがとうごさいました...誤字の多さにびっくりしたのは秘密です。


(タイトルかなり長い間間違えてました)



★6:暁の星は空に呑まれるか

 

 

 

 

 

 

鳥かごはドンドン狭まり、ファミリーの幹部もほとんどが打ち倒された。

最後のリク王の声が国民に響いていく

諦めかけたけが人に手を貸したり、迷子の子供を連れたりしながら希望に向かって走る

 

胸が熱くなるような実況が捲し立て

涙のようなわたげが奇跡をおこし、かごを押し返す。

 

 

 

 

 

—————————そして、勝鬨があがった

 

 

 

 

 

 

《勝者は!ル゛ゥーーーシィイィィーーーー!!!!!》

 

 

 

 

おいドフラミンゴ、賭けは俺の勝ちだ。

 

空が青い、雲は高く歓声と勝利の声がこだまする。

すべての人々が笑顔でやり遂げた顔をしている

 

俺もちょっと疲れた、こんなに頑張ったのはいつぶりかなあ

 

ああ良かった、良かったよ

この瞬間を俺は、一生忘れないだろう。

 

 

 

「はは、みんな死にかけだなぁ、トラ男先生」

「誰だ......なっ!?」

「静かにな、起きちまうだろ?」

 

なんとまぁ満足そうな顔をして寝てる、やっぱアンタにはソレが似合うよ

 

「貴方ドフラミンゴが連れてきたっていう子どもね?」

「そうだ、俺はマルドリード・エクトル、まあトラ男先生なら俺の顔が生まれつきってのもわかるだろ」

「トラファルガーだ———それで、何のようだ」

 

(あ、ツッコミしてくれるんだ)

(そこは聞き逃さないのね)

 

 

目線だけは警戒をしており、逐一俺の動きを観察しているようだった。

 

 

「俺は半年前人攫いにあってここにたどり着いた、母親の遺言とこの顔で俺が海賊王の孫かもしれないってな、黙って利用されるのは嫌だったからドフラミンゴと賭けをした、一年以内にお前が打ち倒されたときは俺から手を引けってな」

 

全く今考えてもぞっとするような無謀な賭けだったわ。

 

「だからお礼を言いたいんだ、ありがとう」

 

「俺は俺の落とし前を付けただけだ、テメェの都合なんか知らねえ」

「ならこれは俺のけじめだ、勝手に感謝しとくぜトラ男先生」

 

「———チッそういうとこは麦わら屋にそっくりだな」

 

呆れたと舌打ちをするトラ男先生に俺は笑った、でもアンタもこっち(振り回す)側だからな?

なにすっとぼけてんだ!

 

Dの一族はいつだって良くも悪くも世界を振り回す側なんだよ、わかりきった事(この世の常識)を聞くな。

 

 

じゃあと言いたいことも言えたし立ち去ろうとすると呼び止められる。

父方の名前を教えろだって、うーんまあいっかこの先名乗るかもわからない名前だし。

 

出来れば俺は長生きして、ルフィが海賊王になるところをこの目で見て、たくさん冒険がしたい

あの人が刹那に生きたなら、俺は逆に長生きしてあの人が悔しがるような世界を巡るのが目標。

 

それで勝手に満足して死んでいったのを後悔させてやるつもりだ。

 

 

 

 

「”ポートガス・D・セヴァ・エクトル” きっと俺がこの名を名乗る頃、新しい海賊王が誕生してるだろうさ」

 

 

 

 

 

 

———————————————————————————————————

 

 

 

 

 

 

 

”ポートガス・D・セヴァ・エクトル”という名と予言めいたことを言い残し去った子供。

 

 

これからどうするのか、麦わら屋には会わないのかと聞けば、残念そうにこれ以上迷惑はかけられないと笑った。

 

 

曰く、ある知り合いにあった時に海軍大将と闘っているのにも関わらず、ひどく動揺させてしまったらしい

 

 

『俺はまだ表に出るべきじゃないよ、どっかで彷徨いてる白ひげの息子も黒ひげもいる、少なくとも今の俺は何も抵抗ができないし、もうこれ以上負担はかけたくない』

 

『もし面と向かって会うなら、それはルフィが海賊王になった時だ』

 

 

 

俺があのくらいの頃そんな風に考えてなかった、けどあの子供はこの数年で痛い程思い知ったのかもな。

 

子供は親の世話になって生きるもんだ、親がいなけりゃ親代わりが世話をするものだが

今のあいつにはどれも辛いのだろう。

 

あの子供は父親がどういう存在だったのか知っていて、差し出された手を振り払う

父親の恩人たちをこれ以上悲しませたり、辛いことを思い出させたくないと笑いながら。

 

 

(子供は親を選べねぇ)

 

そんなものこの世界には腐る程ある事だ

だからあの子供がいつかその手を掴めるようにと願っても罰はあたらないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっすらとしていく意識の中

 

 

自分の知らないどこかの海で、笑い合う三人の男を見た気がした。

 

 

 

 

 

 

 




どうもポポビッチ磯野です。
はい!ドレスローザ編おしまいです!!!!

早いくね!?とは思いますけど、まあほぼ非戦闘員なのでそこは目を瞑って下さい
もう一話後日談をいれて、このお話も終わりにしようかと思います。
この先の行き先はどうしようかなぁ...ちょっと決めかねてます!
どっちにしろオリ主はあの顔ですからねェトラブルは常に向こうからやって来るので...(苦笑い)

とりあえず本人の意思とは関係なくですね。
相棒/革命軍ランデヴー〜参謀長を添えて〜《革命軍ルート》
孫の宅急便〜今一人船に乗ったの〜《白ひげ海賊団ルート》
うるせェ!!行こう!!!《麦わら海賊団ルート》
お前は止められるかあの伝説のジジイを《東の海ルート》

タイトルは全部(仮)です、やるかもわかりません。
おおっとすごい遠くから本編書けや書けやって声が聞こえるぞー!!!
結末は決めてるのに書けなくてすみません(:3[_____]
ボチボチ進めていくので、その時はよろしくお願いします!


では次のお話で!・.。*・.。*




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