顔がそっくりさんの番外編ともしもの話   作:ポポビッチ磯野

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いつかあったかもしれない、対等で話した日


☆黄昏の二等星:3

 

 

 

 

 

そいつはもっと静かにロジャーとレイリーの後ろに紛れるように立っていた。

認識してしまえばその存在感はじわじわと上がっていくのに視界に入るまで背景の一部のような、どこにでもいるような男だった。

 

深めに被った帽子が顔の半分を隠しており余計にその存在感を薄れさせる

 

しかし闘いでは突っ込んでいくロジャーにピッタリくっ付いていけるほどの実力者ときたもんだ

一体何者なのか闘いぶりをみた奴なら誰でも気になるさ

 

「おめェはなにもんだ?」

「そりゃアンタが生きる上で必要か?」

「質問で返すんじゃねぇ」

 

その視線と物言いがやけに癪に障る、目など会っていないのに向けられる視線はどこかこそばゆい、ただ信頼と尊敬が含まれていた。

 

おかしな話だ、こいつとは話すことも数える程で殆どはロジャーとレイリーに紛れ表には出てこねぇ

それなのにおれに向けるこの視線はなんだってんだ

 

「ま、アンタにゃ教えとくか必要な事だしな!」

 

そう言って深く被った帽子を脱ぎ捨てて、今度はしっかりと目が合った。

 

「おめェ……!」

 

「オレはゴール・D・エクトル、ロジャーの双子の弟さ」

 

 

ニッと歯を見せて笑う姿輝きこそ違えど確かにあいつと同じ顔だった。

 

 

 

 

 

「船に乗るヤツはみんな知ってるがそれ以外で教えたのはお前とガープの奴くらいだな!」

すぽっとすぐに顔を隠したあたりその言葉は事実なのだろう

 

「世界政府がロジャーを何とかしようと躍起になってる中で、側近が血縁なんて面倒だろ?だから隠してるのさ」

 

ならばなぜ海に出たのかと聞けば、その兄貴に海へ拉致されたらしくさっと雰囲気が遠くなりもう諦めたとしか言い様がないようだった

「ただまァ、オレもいつまでもつかねぇ」

「……、そんなに悪ぃのか」

 

静かに笑う姿に今にも消えてしまいそうな希薄さが滲む

 

「あんだけ喧嘩すればガタがくるさ!アレで何ともねぇならオレも化け物の仲間入りってな」

 

元々だったのかもしれない、あの事件が決定打だったのだろうロジャーも人の子だったという訳だ。

 

「アンタと海で会うのはこれっきりになる、ロジャーは最後の島でこの冒険をおわりにする」

「そうかよ」

「悪いな、張り合うやつがいなくなっちまって」

けらけらと笑う姿は全くこっちが残念がるとは思ってないようで、それはそれで癪に障る

 

「あァ寂しいもンだ、おめェらとやり合うこともねぇのは」

 

ビクッと笑っていた格好で固まり顔を両手で覆い隠してしまったあと物凄い勢いでブツブツブツと呟く

 

(もうマジ親父がいつだって親父でつれぇ!せめて同世代じゃなきゃ親父って間違えてよんでも寒気がするだ笑われるだで済まされただろうに!兄貴のせいで実力バレてっから白ひげさんもムリだし親父さんはありえねぇしでもぉぉぉぉどうっしてそんなこと言うの〜〜!?もう話せるだけで嬉しいのにそんな親父……男を魅せんなよぉぉぉぉ!!!!)

 

とこんなことを思いながら口から出ていた(白ひげには聞こえてない)

 

その後なんとか落ち着いたのか何度も深呼吸をしたあとまたこちらに向き直る

「ッハーー……まァそういうこった、兄貴に比べれば平凡だからな隠居してのんびり放浪するつもりだ」

「ハッそう易々と世界が黙ってはねぇだろ」

「だろうな、だがどっちにしろしばらくは消息を絶つ、馬鹿で頼りになるアイツらと別れるのは名残惜しいがしぶとく生き残るだろ」

 

じゃあな白ひげ、いやニューゲート!そう言って少しだけ名残惜しそうに、嬉しそうに手を上げ振り返ることなく去っていった。

 

 

 

 

 

 

海賊王ゴールド・ロジャー、ローグタウンにて公開処刑

ロジャー海賊団その後の行方はほとんどが不明

 

 

 

 

 

 

「よォ、隠者久しぶりだなァ」

 

「お、ニューゲートじゃねえか!そうだうまい酒あるからよ次の島で飲もうぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジャー海賊団の副船長【隠者のエクトル】

 

冥王レイリーが表の副船長ならば、エステルは裏の副船長

ロジャーに隠れて暗いこととはしないけど、脅したり、尋問くらいはやるあと潜入捜査とか

一人で行動してる事がおおいからか家族だけになるとめっちゃロジャーがひっつき虫になってる

この兄面倒くさ(しかし安心する)

 

実はエースが生まれたあとで抱きに行ってる、だってそばに居たらバレちゃうから

ルージュさんとは面識あり

 

その後エースが名を挙げて白ひげに挑みに行ったあとボロボロにされてから船に幽閉と聞いて獲物持ってカチコミにいきました、当然だよなぁ!!!

 

その時に叔父だって知らされる、少し肯定感上がるぞ!

息子は白ひげに預けてあとは隠居する、だって寿命近いからね!逆に数年大人しくしてたからまだマシな方なんだよね

頂上決戦まで絶対生き残るマン

 

 

「ちっちゃい…!ルージュさん!みてくれすげぇ元気だ!!」

 

「おや、じゃくて白ひげコォォォラァアァァ!!!!なーーにうちのこ虐めてんだおめーーー!!」

 

「揃いも揃って……老いぼれが、若いもんの成長をさまたげてどうすんだよ」

 

 

 

 

親父こと【白ひげ】

 

 

何か知らんがムズムズする視線を向けられるし、間違った情報に飛びついてきてカチコミにくるし(やつれたが元気そうで安心した)

 

かと思えばふらっと酒持ってくるし、頂上決戦ではカチコミに来た時よりボロボロだってのに全て受け止めてやがって、流石はロジャーの弟だと恐ろしく感じつつも、気配が似ているから昔を思い出してウキウキしてしまうかもしれない。

 

 

「台風の目がロジャーだけなら楽だろうに、弟も嵐を起こすからなァ」

 

 

「中古品はおめェもだぞ、隠者」

 

 

 






どうもお久しぶりです、ポポビッチ磯野です

また番外編となりましたがお許しください…!( ´ᾥ` )
劇場版見に行きましたか?私はまだです、田舎ェ
早く見に行きたいのにこれです…私もウタちゃんのライブいきたい。

とまあ、こんな感じで本編進めるに悩んでるのは昔からですので気長に…
番外編でも楽しんで頂けたらと…!!

ではまた次のお話で!


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