本編のオリ主が、
《もしも生まれる時期を間違えていたら》という派生の産物
お楽しみ頂ければ幸いです。
本編お気に入り900人超え!ありがとうございますっ!!(*⁰▿⁰*)
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どうしてこんな事になっているのだろう
なぜ彼が死ななくてはいけなかったのだろう
誰かが読み終わった新聞の一面にぽたぽたとシミができる
“白ひげ、火拳マリンフォード戦争にて死亡”
“悪魔、海賊王の血筋途絶える!”
“革命家ドラゴンの息子!?麦わらのルフィ行方不明”
“黒ひげ、七武海除名”
ああ、思い出した
俺は、知ってる
ここは
もしできるなら助けたいと思っていたエースはもう死んでいて
子供の俺には何も出来なくて。
「ぁっあ...!!」
なんだよおれ、知ってたのに、全部!!
こうなる結末も
ルフィとサボの悲しみも
バラバラになってしまう白ひげ海賊団も
なのに!!何も出来ないなんて!
どうして今、思い出したんだよ!!
「なんでっ...!!」
今だったんだよ
その後の記憶はぼんやりとしていたが、寝床にしている小屋に戻ってきていたのはよかった。
今朝顔を洗うために川にいって、見たら驚いた、自分の顔が火拳のエースとそっくりで外見年齢から推測するに3歳かそこら辺だった
エースの年齢と旅に出た年齢と色々計算してみれば息子の可能性もある、と言うことに行き着いてしまう。
(なんだよ...俺何かしたか?)
ここまでの好待遇()に頭痛がする
何度目かわからないため息をついて、今までの生活を思い出した
俺が目が覚める前のおれの記憶だ。
母親はついこの前に亡くなったらしい、唯一の拠り所でもあった彼女の亡骸は海が見える丘に埋めたみたいだ。
なんでも母親は暇があれば海を見に来ていた、その表情があまりにも寂しそうだったのをおれはずっと気になっていたらしい。
う、うん?
まさか本当にエースの息子とかじゃ、ないよな...?
そうだとしたら、俺はどうやって生きていけばいいんだ。
ガープさんはもう頼れない
だってエースを喪ったんだあの人にこれ以上負担をかけるのはもういいだろ。
かといって白ひげ海賊団は今どこにいるのかも分からなければ、この島がどこかも分からない。
運良く会えて、この顔で彼らの罪悪感とエースを思い出させ続けるのは酷だ。
麦わら海賊団はと思い付くもきっと白ひげ海賊団と同じ理由、わざわざ顔を見せることも無い。
ほかの海賊団も海軍も俺を狙ってくるかもしれないという理由で却下だ。
四皇はどうだろうな。
あそこの動きは難しい、しかし頼るとしても新世界だ、子供が行けるわけがない。
「八方塞がりか...」
幸いなのは家があり、飲み物も食べ物もある程度生活ができるくらいの貯蓄があるってことだ。
お金もあるらしいが、今ある食料を使い切ってから考えよう
あと町にはなるべく近寄らないで、なにか顔を隠すものを探さないとな
それまでは“おれ”のフリをして生きていくしかない、不本意だが誰も頼れる宛もない今、自分を守れるのは自分だけだ。
「なるべく関わらないように生きよう...!」
もうこれ以上“大好きなキャラ”たちを苦しませないために!
まずは身体を鍛えなきゃな!
体はこの世界のだし、きっとありえへんタフネスを発揮してくれるはずだ!!
「...母さん俺、頑張って生きていくよ」
“おれ”もこんなおっさんでごめん
でもそう簡単には死なないつもりだから。
平和に安定したライフを送るぞ!!
「おー!!」
小さな島の、誰もいない小さな小屋で
闇に飲まれなかった小さな暁の星が煌めき出す
これはアバンタイトルである。
こんばんは、ポポビッチ磯野です。
クリスマスも過ぎ皆さん、おサンタさんになにを貰いましたか?
私は朝7時までゲームしてました、スマブラね気が付いたらキャラ全部解放してたんですよびっくりです。
このお話は埋もれていたネタでして、下書き段階では13歳スタートでしたがこれは仄めかしたら面白いやつ!?と気が付き今に至ります。
囁かながら私からのクリスマスプレゼントだと思ってください。
まあ平和に安定したライフなんて私が送らせるわけないじゃないですか、なぁジョージ!\どっ/;HAHAHA☆。.:*・゜
あと私、出来たおつむではないので、この先の展開わかっちゃっても内緒ですからねフッフッフ!!
それから年内にはなんとか本編を更新する予定ですので!これホントだから!!。+゚(σ'∀')σ゚+。
それでは皆さんまた次のお話でお会いしましょう!!
ポポビッチ磯野