特等席で見るFGO   作:霧野ミコト

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ついに10話に到達しました。
今回はちょっと短めです。
ただ、もう10話到達について思ったよりも早い到達だなと思います。
それと同時に思った以上に話の展開がゆっくりだなとも思っています。
当初は10話位で半分ぐらいは行ってる予定だったんですけどね。
書きたいように書いているためスムーズにかける分、書きたいことを書くとなるとあれもこれも書きたいとなって、結果ストーリーの展開がゆっくりとなるんですよ。
まあ、今後もマイペースなストーリー展開になると思いますがよろしくお願いします。




第十話 ガリア奪還戦

黄の死(クロケア・モース)

 

人理の礎(ロード・カルデアス)

 

高らかに上げた言葉と同時に放たれる強烈な宝具とそれを受け止めるマシュの盾。

 

俺たちはガリアを取り戻すべく、今カエサルが率いる軍とぶつかり合っている。

 

戦況はこちらが良い。

 

藤丸がカエサルとぶつかり合えているのがその証拠だ。

 

現状、こちらとして狙うのはカエサルの首一つだけで、その他の有象無象は放置で構わない。

 

「フォイア!」

 

とはいえ、向こうは大将首であるカエサルを守るためにそうですかといって見逃すわけにも行かない。

 

割って入ってこようとする人間も当然居るので、それの露払いがこちらの仕事だ。

 

「ほいっと」

 

振り下ろされた兵士の剣を短剣で受け止めると、そのまま紐で縛り上げる。

 

一応、元はネロの兵士だから無駄に殺すわけにもいかないし、下手な傷の付け方をつけると傷が治らず死亡とか、後遺症が残りましたなんて言うのもあるので、こうするしかないのだ。

 

この時代の医療なんて俺たちにとっては医療とは言えない行為だ。

 

「そらっ!」

 

イリヤの背後に近づく兵士に向けて作り出した紐で打ち払う。

 

紐は紐でも鋼糸を編みこんでいるものを作っているためそれなりに強度はある。

 

「ええい!」

 

そして、よろめいたところをイリヤが止めを刺した。

 

即座に反応したところ、今のところは大丈夫そうだ。

 

彼女がメインで動き回り、こちらがそれにフォローを入れる。

 

妖術師をやっていた頃の動きと何一つ変わらない。

 

彼女が戦い易い場をこちらが設けてやればいいだけだ。

 

「あとは、藤丸次第か」

 

周りにいる兵士を無力化しながらちらりと横目で見るが、まだ勝負は決していない。

 

カエサルが放った宝具はきっちりと受け止めたみたいでダメージらしいダメージを受けている様子はない。

 

しかし、カエサル自身にもダメージらしいダメージはまだ通ってはいない。

 

マシュとネロ、そしてカルデアから引っ張ってきたサーヴァントの影を使役して戦っているが、さすがは戦上手のカエサルであり、素直に攻撃を通さない。

 

まあ、サーヴァントの影自体がそんなに強くないというのもあるが。

 

まだきっちりと育てられていないというのもあるのだろうが、やはりサーヴァントの本体と影とでは能力に違いがある。

 

自分が着ている魔術礼装もそうだが、ゲームのようには行かない。

 

強いサーヴァントの影をだしても、あくまでもそれは抽出した一部分でしかない。

 

十全に力を振るってくれる存在ではないため、どうしても力不足な点はいなめない。

 

かと言って直接サーヴァントを相当数使役するのは負担が大きすぎる。

 

特に魔術師としては底辺である俺や藤丸ではカルデアのバックアップがあるとはいえ辛いだろう。

 

実際、イリヤ一人でも俺の魔力だけでは厳しいのが現実だ。

 

「おっ」

 

思わず声が漏れた。

 

マシュが上手くカエサルの黄金剣を受け止めるとそのまま押し切ったのだ。

 

当然攻撃態勢から反撃を受けたカエサルはバランスを崩してしまう。

 

そこへ向けて一気に藤丸が攻勢をかける。

 

「これはさすがに決まりそうかな?」

 

こちらはこちらで向こうに集中していて隙だらけだと勘違いして突っ込んできた兵士を受け流す。

 

妖しを使役する妖術師もサーヴァントを使役するマスターも同じ。

 

行動が制限されること無く自在に動けるように広い視野を持つことが大事。

 

「これぐらいで隙あり、と思われてね」

 

イリヤの周りにいる兵士もついでになぎ払う。

 

所詮はただの兵士だ。

 

鍛えてあるとはいえただの人間。

 

負ける道理はない。

 

「うむ、うむ。美しい女達に負けるのも悪くない」

 

そして、聞こえてくるカエサルの声。

 

どうやら終わったようだ。

 

魔力反応が弱くなっている。

 

サーヴァントの影の攻撃がカエサルを貫いたようだ。

 

しかし、負けたはずのカエサルの顔は一つもゆがみはない。

 

むしろ微笑ましいものを見ているかのようにも見える。

 

まあ、正しく英霊である彼にとってはこちらの結果の方が良かったのだろう。

 

「よいしょっと」

 

とはいえ、まだ気が抜けるような状態ではない。

 

大将首を取ったとは言っても、まだ戦闘は終わっていない。

 

大将首が取られたことをきっちりと浸透させて戦意を刈り取るまでは安心できない。

 

実際、まだ回りでは戦闘は繰り広げられている。

 

カエサルと藤丸たちが戦闘をしていた場所にはそれなりに距離がある。

 

魔術礼装と世界の真理を使って聴力と視力を強化しているため状況が分かるだけに過ぎない。

 

だから、ここでぼんやりと見ていたらあっさりと俺の首が飛ぶ。

 

死ぬのはいいけど、出来れば痛い思いはしたくないので、ご遠慮願いたい。

 

とはいえ、徐々に歓喜の声が近づいてきている辺り時間はそんなにかかることはないだろう。

 

 




久しぶりの戦闘シーンの描写でした。
ただし、いろいろ押さえ込んでの戦闘シーンだったので、盛り上がりに欠けましたが。
個人的には血肉沸き踊るといいますか、両者瀕死で命の絞りあいの戦闘が好きなので。
まあ、そうなるのはだいぶ先だとは思います。
後、第三章実装されましたね。
生放送を見ていたので、放送が終わって開催と同時に三章開始しました。
詳しいストーリーは省きますが、キャラが濃くてすごく楽しかったですね。
結局次の日仕事なのに最後までクリアしましたよ。
おかげでほとんど寝ずに仕事に行く羽目になりました。
皆さんは、どうだったでしょうか?
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