【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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ガチャシミュレータはいいなぁ。
 一発でレア鯖出るのだから……


麻帆良学園訪問 その3

 『ネギま』二次創作あるあるなのだが、麻帆良学園の結界は侵入者探知機能がついており、それに引っかかった侵入者に警備陣が殺到するという流れになっている。

 大体これでオリ主はそのまま警備員にというのがよくある流れなのだが、今の俺は不審者でもなく今回の訪問は事前に通達していたりする。

 

 麻帆良学園の警戒ぶり 100で凄い

 結果 62

 

 麻帆良中央駅にて電車を降りると、何度か組んだことのある葛葉刀子が待っていた。

 それとなくそこそこの警備体制を敷いているあたり、歓迎半分警戒半分という所だろうか。

 

「すまないね。

 わざわざ案内役までやってもらって。

 事務手続きとかを片付けたいのだけどいいかい?」

 

「はい。

 あと理事長がお会いしたいそうです」

 

 このあたりの流れもよく見たなぁ。

 で、厄介事を押し付けられるのだ。

 という訳で、用意された車の中で、手続きを済ます。

 クロエと美遊は初等部でサクラと同じクラスにしてもらい、メアリ・クラリッサ・クリスティと東風谷早苗は高等部で同じクラスにしてもらった。

 その一方で、蒼崎橙子とオルガマリー・アニムスフィアはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの所に行き、朔月陽代子は家を借りる為に不動産屋めぐりをしているはずである。

 

「話したのですが、クロエや美遊やメアリさんや早苗さんたちと一緒に生活しようと車内でまとまりまして。

 少し家賃の補助を期待していいでしょうか?」

 

「それだったら、アパートごと買うから、ついでにここで学んでいる桜ちゃんも一緒に生活させてくれないか?

 金はこっちで経費として出す」

 

「せめて俺の居ない所でそのあたりの話をしてくださいよ……」

 

 羽柴茂光が苦笑する。

 ヴィゼータ?

 

 隠蔽判定。

 62以上で成功。

 結果 5

 

 見事にバレて、警備員に追いかけられまくっている。

 このあたりも麻帆良学園の警備を信用していいかと思う一因だったり。

 という訳で理事長室にてぬらりひょん……じゃなかった、近衛近右衛門と対面する。

 ステンノたちは控室においての一対一。

 茶飲み話な挨拶で終われるほど二人共暇ではない。

 

「よく来られた。

 麻帆良学園はあなた方を歓迎いたしますぞ」

 

「ありがとうございます。

 私的訪問という形をとっているので、あまり過度な歓待は避けていただけると助かります」

 

 挨拶と握手の後、さっそく本題に入る。

 近衛近右衛門が最初の話題をチクリ。

 

「失礼だが、一緒だった生徒についてなのだが何かご存知じゃろうか?」

 

「魔人。

 まぁ、人の姿ですが、人とは違う向こう側の者たちですな。

 接触してきたのは、我々が開発しているターミナル技術が狙いでしょう」

 

 あっさりと情報をバラす。

 相手が相手だけに、藪をつついて蛇を出しかねない事を警告しておく。

 麻帆良学園で大戦争なんて起こったら何のためにクロエや美遊や桜をここに逃したか分からなくなるからだ。

 

「まぁ、こちらも保護者として協力できる所は協力しますよ。

 それ相応のお願いはするかもしれませんが」

 

「ほほう。

 それ相応の」

 

 好々爺の笑みの割には目が笑っていない。

 良くも悪くも、この麻帆良学園のトップである以上無能では絶対にないのだ。

 

「現在、政権交代と省庁再編でこの国の流れが大きく変わろうとしています。

 組織として中立を守るのは構わないのですが、最低限旗は日の丸である事をお願いしたい所でして」

 

 麻帆良学園は関東魔法協会の本部であり、西洋魔術師たちの城であり、その為に英国というかその向こうのメガロセンブリア元老院との繋がりが強い。

 アレイスターの牙城である学園都市はもうどうしようもないとして、ここについては介入できるし介入されるのだ。

 どこぞのコスプレ女子高生が追われている今のように。

 

「政権交代でそのあたりどうなるのですかな?」

 

「私は一介の国家公務員ですから大きな動きはわかりませんよ。

 ただ、悪魔絡みの事件の頻発に伴い、政府のその手の機関の整理統廃合はそちらも耳に入っているでしょう?」

 

 宗教がらみでも学校絡みでも麻帆良学園の管轄は文部科学省であり、ここは現在でも最大規模の退魔組織を抱えている。

 その勢力の一角が、外国勢力の意思によって動くなんて事は避けなければならない。

 

「政治など関わりたくはないのじゃがなぁ……」

「それを言えない椅子に座っているんですよ。

 貴方も、私もね」

 

 という訳で切り札を出す。

 せっかくだから、壊せる原作はさっさと壊してしまおう。

 

「ここに捕らわれているエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの呪い。

 解除するあてがあります。

 その上で、こちらのお願いを聞いていただけると助かるのですが?」

 

 会談終了後理事長室から戻ると一人の女生徒と教師が待ち構えていた。

 生徒は超鈴音であるが女教師の方はみたことある顔……まさか。

 

「はじめましてネ。

 私の名前は超鈴音。

 ネギ・スプリングフィールドと……」

 

1 オルガマリー・アニムスフィア

2 間桐桜

3 朔月美遊

4 メアリ・クラリッサ・クリスティ

5 藤丸立香

6 原作キャラ

7 同上

8 同上

9 同上

10 熱烈歓迎

 

結果 5

 

「……藤丸立香との間に生まれた子の末裔ね♪

 よろしくネ♪センパイ♥」

 

 彼女は手の令呪を見せながら挨拶。

 うわぁ。

 何か凄いことになっちゃったぞぉ。

 

 

超鈴音のサーヴァント。

 槍オルタ。


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