ワールドリワインド   作:恒例行事

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ギリギリセーフ!!一日一投稿遵守!!(昼休み無しサビ残一時間帰宅時間2100)

書ききれる訳がないんだよなぁ、逆によく書いたな俺。

そしてなんと!!腹ペコ少女を書いてくれた方が居ました!!容姿も伝えたらう~ん、これは神!w

https://img.syosetu.org/img/user/38465/47261.jpg

url間違えてたらすみません、俺も疲れてるんだ……。


地獄へ⑩

 三十

 

 ――意識が覚醒する。周囲の把握から始める。周りを歩くのはアレクセイと空腹少女。ああ、よかった。どうやらなんとかなったみたいだ。安堵の息を吐く前に、やるべきことをやらなければ。

 

 アレクセイと少女に砲撃が飛んでくることを伝える。二人ともそれを疑うことなく警戒を強める。先程の砲撃がなんだったのか、正体は理解してないが恐らくトリオン兵ではないと思う。

 

 かなり遠くからなのか、それとも純粋にステルス性能が高いのか。それを知りたいがこれ以上二人を死なせる訳にもいかない。一先ず先程は真正面から飛んできたので、前にいると仮定して動く。

 

 横へ移動し先程の弾丸のルートからは一先ず離れる。アレクセイは既にトリオン体に換装しているので問題は俺と少女の二人。まぁ最悪俺たちは死ぬ前になんとなくわかるから避けれるかもしれないが、油断はしない。

 

 その油断がさっきの光景を生み出したんだ。弁えろ、切り替えていけ。

 

 さっきとは違い、弾丸は飛んでこない。俺たちの事をレーダーではなく肉眼で認識してる可能性があるな。ならば一ミリも隙を見せない。お前たちが撃とうという気持ちにならなくなるまで動いて動いて、目の前に引き摺り出してやる。

 

 撃ってくる可能性も考慮しつつ、前に進み続ける。偶に少女がピクッて反応するけどその度に弾は飛んでこないから、少女の勘の良さに気がついてるのかもしれない。

 

 警戒しながら進み続けて三十分って所だろうか。何処からか何かに見られている気がする。イライラするな、勝手に見てんじゃねぇぶち殺すぞ。

 

 ――次の瞬間、遠くから吹っ飛んできた狙撃が俺の左腕を貫いた。チッ、よりにもよって腕かよ――これはやり直すしかない。

 

 誰かが死ぬ前にさっさと死ぬ。剣を手に取り自分の首に突き刺す。それだけでは即死出来ないのでそのまま横にずらす。

 

 後ろからか細い声が聞こえたがスルー、さっさと次に行く。見極めるしかない。ヒントは少ないが、選択肢は多い。その全てを虱潰しにしろ。

 

 

 

 

 

 

 

 三十二

 

 再度二人に注意を呼び掛けて動く。下手に動くと致命傷にならなくて攻撃を感知できない――そもそも俺のこの嫌な予感はなんなんだ?まぁそんな事どうでもいいか。大事なのは事実。

 

 俺は致命傷を感じ取れて、回避できるという事。どうにか俺に致命傷が来るように立ち回るしかないか。他二人より甘く動いて、敢えて規則性のある動きを見せる。俺たちが感知できない距離から狙撃してくるような奴が、この規則性に気が付かないわけがない。

 

 そこをついて、わざと致命傷になるよう撃ち抜いてもらう。そうでもしないと反応できないから。

 

 二人が木に隠れたり走りだしたり転がったりと不規則な動きをする中、俺はただ木に隠れて数秒後に走ってを繰り返す。流石にすぐ気が付くと思うが慎重なのか中々手を出してこない。

 

 さっさと撃ってくれ――瞬間、ゾワリと背筋が凍るような感覚が襲う。ここだ。その感覚に身を任せて回避し

 

 

 

 

 

 

 

 三十三

 

 おいおい、同時に二発以上は流石にずるいだろ。まぁこれで俺の誘いに乗ってくることは分かったから、次は躱してやろう。

 

 さっきと同じように注意し、二人にちゃんと逃げてもらう。大丈夫、方向は把握した。正面から一発と、真上から一発――弾が曲げられるのか、それとも上空に居るのか。

 

 上空に居るとすれば、そもそもこの世界がどうなっているのかを理解しなければいけなくなる。地球と同じで円形で星なのか、平らな世界なのか。そもそも宇宙という概念はあるのか?何故昼と夜に分かれているのか――やめよう。キリがない。

 

 そんなことは何時だって考えられる。それよりも、事実を確認しよう。

 

 弾が飛んでくるのは正面と上空。躱す方向は前に進むか横に跳ぶか。後ろに躱すのは直線状だから駄目な手かもしれないが、下がることで敵の弾の軌道が最後まで見れる。どうする、一度試してみるべきか?

 

 価値はある。大丈夫、二人さえ死ななければ大丈夫だ。

 

 

 背中に凍るような感覚が来た瞬間に、後ろに下がる。勢いよく下がったことで、上から飛んでくる弾は見れた。正面から飛んでくる弾はそのまま突き抜け――お

 

 

 

 

 

 

 

 三十四

 

 曲がってるな。あの弾二発とも。……これ、敵が目の前に必ずいるとは限らないな。目の前から飛んでくるから前に居ると思ったが、そうとは限らない。曲がるなら幾らでも潜み放題だ、特にこの森の中なら。

 

 敵はこっちのレーダーを無効化する技術を持っていて、こっちの場所はレーダーで知れる――なんだこれ、普通に考えて勝つ気がしない。どうする、このままじゃ無駄に死んで無限に繰り返すだけだ。

 

 敵の先手を躱して、弾が飛んでくる方向という物を見極める――これが一番現実的か……?前に居るのか横に居るのか後ろに居るのか。膨大な時間がかかりすぎる……だが、いま最も確実か。俺たちはレーダーなんて便利な代物持ち歩いてない、つまり必然的に自分たちで探し出すしかない。

 

 はぁ、いきなり難易度高いぞ。まぁでもやるしかない、覚悟決めろ。

 

 

 

 

 

 

 三十五

 

 飛んでくる弾を見極めるのがまず無理。飛んでくる速度が普通じゃないんだよな――あれ、何でさっきは見れたんだ?後ろに下がった時は見れたはず……もう一度試してみるか。

 

 

 

 

 

 

 三十六

 

 後ろに下がると弾が見える――てかこれ、単純に速く動いてるからその分見えるだけだな。飛んでくるタイミングさえ測っちまえば意外と簡単かもな。こういう時時間を正確に測れる道具があれば便利なんだけど、ないものねだっても仕方ない。

 

 見極められ無さそうだったらタイミングを測って回避しよう。時間はかかるが、繰り返し繰り返し学ぶ。

 

 それが俺の長所だから。

 

 

 

 

 

 

 

 三十七

 

 回避は出来なかったが、タイミングは若干掴んだ。飛んでくる瞬間に回避しても絶対追尾してくるから、どうにか振り払う必要があるな。

 

 ……斬れるか?

 

 

 

 

 

 

 三十八

 

 タイミングはあってた。けど回避したところで追いかけてきたから結局無意味だった。やっぱり斬るしかないか?流石にあの速度で飛んでくるものを斬れる自信はない――けどまぁそれ以外に方法が無さそうなんだよな。

 

 斬る……斬るか。残念なことに斬ることに関して才能は無かったからな。何度も繰り返すしかないか。

 

 

 先程同様、飛んできたタイミングを予知し剣を振る。トリオンを籠め、その一瞬だけ武器を活性化させ

 

 

 

 

 

 

 

 三十九

 

 だークソ、やっぱり振り遅れるか。結構自信あったけどなぁ、才能は無かったが。あんだけ積み上げたものが通用しないとやっぱりアレだな、少し心に来る。

 

 けど、振り遅れさえしなければ斬れそうだ。なら望みはある。

 

 斬って死んで斬って死んで斬って死んで――何度だって繰り返そう。二度と失わない為に。

 

 

 

 

 

 

 四十

 

 一発目を斬ることができたが、残念なことに二発目は無理だった。一発目が斬られた時点で俺を一旦迂回して再度後方から突撃してきやがった。どういうシステムで動かしてんだこの弾。

 

 こりゃ本隊が俺たちに放り投げるわけだ。こんなの軍隊相手にやられたら溜まったもんじゃない。完全にこっちの理解の範囲外の攻撃だぞこんなの。

 

 ……落ち着け。まだそんな慌てる必要はない。そう、一発斬れたんだ。なら次も斬れるまで続ければいい。そして二発斬って敵を見つけて殺す。ほら、簡単だろ?

 

 挫けるなよ、こんな所で止まってる暇は無いんだ。

 

 

 

 

 

 四十一

 

 やはり一発目を斬ってからがキツい。二人に助けてほしい所だが、二人に助けてくれと伝えると十中八九こっちが気が付いてることに気づかれてその隙をついて腕を撃ち抜いてくる。それじゃあ駄目なんだ、これは俺がなんとかしないといけない。

 

 敵の場所さえ、場所さえ割れてしまえばこっちの物なんだ。探し出せ。幾多の屍を乗り越えて、辿り着くために。

 

 

 

 

 

 

 四十二

 

 あと少し、少しで斬れる。体は反応するようになってきたから、後は斬り伏せる。そして敵を発見する。わかってるな、目的を忘れるな。

 

 

 

 

 

 

 ―――

 ――

 ―

 

 

 

 四十三

 

 規則性を持った動きを繰り返して、敵の油断を誘う。既に何度も繰り返した動きだ、身体が覚えたのか割と勝手に動く。走って木に隠れて何秒後に出てまた走って――その繰り返し。

 

 そして規則性を見せてから凡そ十分で、敵が痺れを切らして撃ってくる。そのタイミングを逃さずに、冷静に弾を斬り捨てる。

 

 ――背中にゾワリと、凍えるような感覚が襲ってくる。

 

 その感覚に身を任せ回避を――しない。そんなことはお構いなしに剣を抜刀しそれと同時にまずは上空から飛来する弾を斬る。前の弾から斬ってしまうと、上空の弾がどこに行くのかさっぱり見当もつかない。だから先に上の弾を斬る。

 

 そして背後に回ろうとする弾を、横に移動してる最中に斬り伏せる。

 

 トリオンで構成された弾だからか、斬られた瞬間霧散して空気中に消えていく。

 

「あっちです!」

 

 ああ――そうか。それもわかるのか。本当頼りになる。

 

 空腹少女が指さした方向を睨みつけ、今度は先程とは違い不規則に移動を開始する。とりあえず何度も殺してくれた礼だ、手始めに斬り殺してやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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