舞鶴第一鎮守府の日常 作:瀬田
──────季節は三月。
新しい出会いと、過去への別れを象徴する、日本の春。
鎮守府東側の庭、満開を迎えようとする桜の下に、二航戦飛龍はいた。
「別れ、ねぇ···」
なんとなく、その言葉が口を衝いて出た。
頬を掠めて舞い落ちる桜の花が心を揺らしたというのだろうか。
「…ふふっ」
文学的な口調に笑いが込み上げてくる。
ともかく、この季節は何とも儚げで、何とも思い出深いことは確かなのである。
今や新しい時代に生きる艦娘として、過去の記憶に苦しむことはないけれど、少し――ほんの少しだけ、淋しい。
「···」
脳裏によぎった、二人の人物の影。
憧憬とも呼ぶべき彼らの影が頭の中に映って、淋しく感じるのだ。
「···ねえ、元気?」
桜の樹に片手を添え、まるでそこに
「もう、七十年も経っちゃったね···」
光を浴びる桜の花弁。舞い落ちるうちの一枚を手で捕らえ、もう一度、空を見上げた。
「飛龍」
「ん?···ああ、蒼龍」
鎮守府の方から歩いて来たのは同じく二航戦の蒼龍だった。
親友として、旗艦として、言葉には出さなくても尊敬しているし、信頼している。
また二人で隣にいられることを、何よりも嬉しく思う。
「もうすぐ、お昼だよ?午後は秘書艦なんだし、そろそろ行こうよ」
「そうだった、行こうか」
「うん」
今ではもう、苦しむことはないが。
そんな心の中の変化に、手放しでは喜べない自分がいることが、心の何処かで分かっていた。
(···忘れない、忘れられないよ、あなただけは)
あの人と共有した記憶は未だに鮮明だけれど、色を失くしている。
それはつまり艦娘としての自分のものではない記憶が、心の中心に確かに在るというとだ。
思いは、消えない。
それが後悔だからだろうか。
今のところ、それが最もな理由だと思っていた。
「ね、飛龍」
「…ん?なに?」
「今度航空隊、取り替えっこしない?」
「え〜、蒼龍にうちの友永隊をやるわけにはいかんよ」
「父親かっ!···いいでしょ?また別の作戦の時のためにさぁ」
隣に、親友がいること。
当たり前の日常が、我に返ってみれば、たまらなく愛しくなって、切なくも、恐ろしくもなる。
(···ねえ、聞こえるかな)
彼への思いは膨張し、胸中でさらに大きくなっていく。
桜の儚げな葉色は、その想いの色を幾重にも変えて、心を惑わせ、調和を乱すのだ。
(私は──────)
「···りゅう、飛龍ってば!」
「ん···わわっ」
思考の底から意識を戻すと、眼前に映ったのは大きな小豆色の看板。
回避しようと急いで身を捩るが、間に合わない。
「おっと」
「え···」
驚きと一抹の恐怖は、軽微な衝撃とともに霧散した。
今度は純白の色が目の前に広がっていた。
肌触りからして、軍服なのだろう。温もりとともに、どこか懐かしい匂いがした。
決して不快になることはない匂いだったが、どこか、不安になる。
思わず手を伸ばしたくなるような、その気持ち。
(何に──────?)
片方の掌は、過去に。
もう一つの掌は未来に。
それぞれが何者を指しているのか、知る術は、彼女にはない。
『──────本当は分かっているのだろう』
「···っ!」
心のどこかで、それは叫んだ。
今まで隠した振りをしてきた自分の過去を、目の前に顕示するかのように。
「···っと、飛龍、大丈夫か?」
「ご、ごめんなさい提督、飛龍ったらぼーっとしちゃってて···!」
傍の蒼龍が駆け寄ってくる。
その下駄と土が擦れるような足音が、たまらなく恐ろしい。
自分の中の、怨霊のような感情が蘇るような気がした。
「ああ、大丈夫だよ。それより飛龍、大丈夫か?顔が青いぞ」
右肩に手が置かれた。
飛龍自身、彼に対する想いには、もう隠し誤魔化し切れなくなっていたから、それに基づいて、心拍は激しさを増す。
焦燥感と絶望が心の中を支配し、身体は震えを隠せなくなっていた。
何かに追われ、隠れているような感じがした。
(···ああ、そうか)
彼の存在は、自分を縛り、操っているということが事実として、否応なしに眼前に突きつけられているような錯覚に、飛龍は陥れられていた。
彼は、悪意を持っているという訳ではない。寧ろ誰よりも大切な存在のはずだ。
だとしたら、自分の身体が、心が、彼の存在を忘れさせることを拒否しているのだ。
故に、飛龍は遠い過去に縛られてしまっている。
「あ···あぁ···」
「···飛龍?」
提督の姿が、かつての景色に重なる。
彼の心配そうな目線が、自分を貫いているように感じられた。
「ひっ···! 」
恐怖のあまりに、気付けば走り出していた。
「お、おい!飛龍!」
「飛龍!?」
自分を呼ぶ声に、恐怖は増した。
絶望の闇に引きずられ、飲み込まれる気がして。
「ひっ···ひぐっ···」
自室の布団にくるまった所で、脳内に蔓延るその存在は、決して消えないのだった。
「どうして…」
記憶は、冷たく燃えている。
心臓を氷柱が貫いて、皮膚が焼け爛れたような感覚がもたらされる。
烈火の炎に焼かれ、深く冷たい海の底に沈んでいく記憶が蘇る。
どれだけもがこうと、もうあの空は水面に歪んで映るだけ。
「どうして…!」
心を切り裂き、脳を揺さぶる記憶の欠片。
何も考えられなくなって、何も感じられない。
「···あ···ぁ···」
涙は枯れ、瞳は輝きをなくす。
倒れ込んで、薄れゆく視界の片隅に、誰かの人影が映っていたのは、気のせいか。
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「···あ」
気が付くと、日付は変わっていた。
まだ夜は深く、月明かりだけが、部屋を照らしていた。
「···寝ちゃってたのか」
隣では蒼龍の規則正しい寝息が聞こえてくる。
恐らく、心配して近くで寝てくれていたのだろう。
先程とは比べ物にならないくらいに、心は落ち着きを取り戻していた。
「もう一回は···眠れないかなぁ」
完全に調子が戻ったかと言われれば、はいとは言えない。
飛龍は何かを求め、彷徨うように、扉を開けた。
「···あれ」
廊下はどこまでも暗いはずなのに、どこからか光が漏れている。
「もしかして、執務室かな」
前にもこんなことがあったような気がするが、大凡の見当はついていたのだった。
床が歩調に合わせて、軋んで音を立てる。
この建物も古く、近々改修されると言う。
(···そうしたら、忘れられちゃうのかな)
過去の記憶は、やがて失われる。
こんな時代があったことも、長い目で見れば、些細な事だったのかもしれない。
(翔鶴も、瑞鶴も、鳳翔さんも)
旧く遠い、記憶は色褪せ、やがてぼろぼろに、砕け散っていく。
(加賀さんも、赤城さんも)
あの戦いの歴史は、海に溶けるように、消えていく。
(蒼龍も)
沈んで、見えなくなってしまう。誰も自分たちのことを覚えていない世界。
(多聞丸も)
そんな世界を想像したからか、飛龍は寒気を覚えて、廊下を歩く足を早めた。
(···提督)
今は一刻も早く、誰かに会いたかった。
他でもない、あの人に。
「···提督!」
気付けば、声に出していた。
「おお飛龍···どうした?」
「···え? 」
執務室前、想いを寄せる人物は、後ろから現れた。
「そうだ、昼間は大丈夫だったか?何か不安なことでもあったか」
「え、えーと···」
顔を合わせるも、視線が重なると真っ赤になってしまう。
それは、彼女の精神に回復の兆しが見えたことを示しており、まさに提督は、コロコロと変わる彼女の豊かな表情からそれを察していたのだった。
「それとも、体調が悪かったのか?」
普段は落ち着いている彼女が、あんな顔をするとは思ってもみなかった。
(とはいっても、見当はついてるんだよな···でも、どこから話したものか)
そう、既に目星はついているのだ。
赤城にも、加賀にも、蒼龍にも、一応尋ねては見たものの、口を揃えて彼の名を呼んだ。
自分自身、それしかないだろうと踏んでいたから、飛龍の元へ向かおうとする彼女らを宥め、自分でどうにかしようと思った。
部下を不安にさせた償いは、完遂するべきだ。
「···飛龍、少しいいか」
「え?···ま、真夜中だけど···」
「丁度いい。静かな方がいいんだ」
「え···」
そんな使命感とは裏腹に、彼女の心拍は倍増していた。
実際にはそんな訳ないのだが、体感、だ。
それくらい、焦りと期待はどこまでも昇り続けていた。
(て、提督のことだから、そんなことじゃないとは思うけど···まさか)
少年少女には見せられない妄想を拡げつつも、蒼龍じゃあるまいし、と親友を犠牲にして正気に戻る。
数日ぶりに入る執務室は、何も変わりなく、質素で、それでいて思い出に溢れていた。
駆逐艦が作った貝のアクセサリーが、とても大事そうに飾ってある。
軽巡や重巡が贈った花の入った花瓶とメッセージカードは、手入れが行き届いており、中の花は変わっても、元の美しさは色褪せないでいた。
長門が作ったというテーブルだって、艶は消えずに置いてある。
金剛型のティーカップも、きちんと整理されてある。
(本当に私達のこと、大切に思ってくれてるんだなあ···)
存在自体が雇用という概念を飛び越えた彼女らの存在について、幾度となく激論は交わされてきた。
同情などせず、兵器として、淡々と“使用”するべきという意見が大半を占めた軍部中枢に、単身土足で乗り込んだのは、他でもない彼だった。
勿論、その表現はそのままの意味ではないが。
激論の末、何とか彼の守るべき一線は死守され、今があるのだ。
ようやく、海軍内部も代の交代が見込まれ、彼の望んだ未来がやってこようとしている。
その保証はないのにも関わらず安心してしまうのは、きっと彼への信頼が、人一倍、それも無意識のうちに、胸中で育まれてきたからだろう。
それくらいには、彼への想いは、飛龍の心の中を占めていたのだった。
「···飛龍、大丈夫か?」
「はっ、な、なんでもないよ!」
かぶりを振って彼の言葉に応じる。
つい彼のことを考えすぎるあまり、ぼーっとしてしまっていた。
「えっと、それで、どんな用事···って、そりゃ一つしかないよね」
飛龍は自嘲気味に呟く。
何も関係の無い彼を、自分の記憶が巻き込んでしまっている。
女───艦娘といえど、軍の者として、あるまじき行動なのかも知れない。
「ホントにごめんなさい。少し、昔の記憶を思い出して、我を忘れていたわ」
何も言わない提督。
その目に宿るのは侮蔑か、怒りか、嘲笑か。
どれにせよ、良い想像の一つも出来ないほど、表情は硬かった。
「···本当に、ごめんなさい」
飛龍は深く頭を下げる。
冷たい涙は頬を伝って流れ落ちる。
「···飛龍」
そう言って、彼は両肩に触れた。
「顔を上げてくれ、飛龍」
その名を呼ぶ声が、愛おしく感じてしまう。
想いを寄せる、その人の声。
「···ぅ」
本当は分かっていたのだ。その声色で。
否、それよりもずっと前から、期待していたのだ。
「ごめんなざい···ぅううっ、ひぐっ」
涙の温もりは増す。
溜め込んでいたそれが、止めどなく溢れ出して、視界が歪んでいく。
「謝らなくていいんだ。辛い思いをさせてごめんな」
ぐしゃぐしゃになっていた顔を抑えていた両手をゆっくりと離して、抱きとめられた。
「うあああああぁっ!」
恐ろしかった。
加賀が、赤城が、蒼龍が、好きな人たちが、いなくなることが。
もう二度と還らないその人たちのことを想うことが。
やがて自分が何もない暗闇に沈んでいくことが。
愛する人を置いて。
「ひっ···ううう···うぁ」
「俺は絶対にいなくならない。君達と一緒に生きて、一緒に沈もう。もっとも、君達は絶対に沈まないけど」
顔を胸元に埋め、止まらない嗚咽を抑える。
それでも、その温もりに、隠していた感情は、涙は、決して止まらなかった。
「誰のせいでもない。時代が、その波が、皆を悪い方向へ動かしてしまったんだ。」
「それでもっ、わだじがああっ···」
思い出してしまうのは、始まりと最期の記憶。
『よろしくな、飛龍』
舞い散る桜が、提督を彩って。
『──────また、あの世でな』
舞い散る火花は、かつての提督と過ごした自分の記憶を、憧憬を、燃やして消えた。
いずれまた、思い出の人たちとの別れがやってくるのだと思うと、とても耐えられそうになかった。
「置いて···行かないでぇ···!」
「置いていかないよ。皆で歩いていこう」
「私を···皆を、忘れないで···」
「忘れないよ。これから、いつまでも」
「一緒に、いてよ···!」
「離さないよ。絶対に」
言葉が今、時を越えて、記憶の彼方に突き抜ける。
幾つもの季節を通り過ぎて。
「···なあ、飛龍」
今度は提督から、小さく呟くように話しかけた。
「···うん」
相変わらず、彼女を強く抱き締めたままだ。
「過去の記憶を断ち切れ、なんて俺は言えない。君達の方がよっほど過酷な戦場を経験しているから」
「···うん」
「それでも、向き合うことは出来る。少なくとも、一緒に生きていくことは、きっと出来る」
「全部、一人の飛龍という空母として、艦娘として、君の強さになってくれる」
「うん」
「ありきたりな言い方だけど…。山口多聞中将は、君の心に生きる。君と共に、君自身として、生きていくんだ」
「うん···!」
「気負わなくていい。君なりのやり方で、彼の遺した思いを、未来に託して欲しい」
涙は次第に、収まってきていた。
暖かい感情に、心は解れていく。
腕の力が、少し強くなって、顔を上げた。
「全力で、俺はそんな君を支えようと思う」
「···っ!」
何となく、相手の顔で、本心かどうかなど、分かってしまう。
蒼龍の強がりも、翔鶴の遠慮も。
けれど、彼の本物の笑顔は、どこまでも澄んでいて。
純粋な優しさだけが、この空間を染めていた。
彼女自身も、それに染まっていく。
否、もう染まっているのかも知れないが。
(···ああ、そうか)
そして、彼女は気付いた。
(提督は、本当に私達の事が、大切なんだ)
その両肩に、どれだけの試練を背負ってきたのだろうか。
掛け値なしに、何の対価も求めることなく自分たちのために、ただこの国を守るべく、ひたすらに辛い現実と闘い続ける生き方は、いつの時代だって難しいだろう。
(きっと、私はこんなに強くなれない)
単純な力だけでは、その境地に辿り着くことが出来ないとも思う。
(···それでも)
あの人の隣に立ちたい。一緒の道を歩んでいきたい。
その憧れが原動力になって、自分を支えていくのだ。
飛龍はもはや不安を覚えることはなくなっていた。
「···ねえ、提督」
「なんだ?」
少し腕を緩め、離れるけれど、視線は決して逸らさなかった。
「私、頑張るよ。もう二度と、提督や空母のみんなを沈めたりしない」
「ああ」
「不安な思いになんて、させない」
「ああ」
「···多聞丸の思いに、応えるために」
「ああ。」
目が少し赤いが、決意に瞳は揺らがなかった。
「···君は立派な、空母機動部隊の一人だ。」
頭を撫でる。
「でもな、これだけは、約束してくれ」
「ん···なに?」
「絶対に、自分を犠牲にするようなことは、しないでくれ」
笑顔だが、これまでにないほど、強い意志を感じた。
「···そうよね。ええ。約束するわ」
この人は、そういう人だから。
どこまでも優しく、どこまでも厳しい。
他人の辛さを理解し、全てを分かち合える人。
(というか、そこが好きな所なんだけど)
ありきたりでいい、つまらないと言われてもいい。
ただ、そんな彼と一緒にいたかった。
「良かった。···もう大丈夫か?」
「···えっと、その」
つまり、そういう行動に出ても文句は無いはずで。
「···ん···」
「おはよう飛龍!」
うっすら目を開けると、蒼髪の少女が目の前に。
「んあ、蒼龍···おはよう」
まだ少し眠い。
完全にリラックスして眠れたのは、五時間くらいだ。
「昨日は看病してあげられなくてごめんね···?大丈夫だった?」
心配そうにこちらを覗き込んでくる大親友を抱きとめる。
「わっ」
「ごめん。昔のことで結構ナーバスになってたみたい。もう大丈夫だから」
「···えへへ、久し振りだね、こういうことするの」
「って、聞いてる?」
「も、もちろん!元気そうで良かったよ」
結局昨日は提督に私室に来てもらい、膝枕や添い寝をしてもらっていた。自分にしては大胆すぎる行動に、顔が赤くなる。
「あー!飛龍照れてる〜。かーわいい!」
頬をつついてくる親友に、慌てて弁解を試みる。
「ちっ違うよぉ!」
「じゃあ何なのさ〜」
好きな人と一緒にいることは、やはり心が安らぐ。
抜け駆けしたことには少し罪悪感を感じるのだが。
「と、とにかく!もう朝ご飯だし!食堂行こっ!?」
「ええ〜?怪しいなぁ」
追撃を仕掛ける親友から逃れるように部屋を飛び出す。
「待てー!」
「ひいぃー!」
後ろに向けていた目線を戻すと、目前には既視感を感じる純白の軍服。
「うわあ!?」
「おっと」
その通り、提督とぶつかってしまったらしい。
「大丈夫か?気をつけろよ」
「え!?は、はいっ」
(か、顔が熱い!絶対赤い!)
もう隠しておけないその思いに、頬の緩みと紅潮が抑えきれない。
ついでに目を合わせられない。もう蒼龍や翔鶴のように初心な艦娘をいじり倒すことができないだろう。
「あー!また提督に抱きついてるんだからー!」
そんな飛龍の反応を見て、後ろからやってきた蒼龍がカンカンである。
「え、ちょっ!?これはぁ!」
「そうだ、昨日はよく眠れたか?」
「へ?」
「え?」
「まあ、昨日というよりは今日か。大分疲れていたみたいだからな。それだけ元気が有り余っていたら大丈夫そうだな」
「···う、うん···」
微笑みについつい顔を逸らしてしまう飛龍。
そんな彼女の肩を後ろから掴んだ蒼龍は、凄みを浮かべた微笑で飛龍に迫った。
「ひーりゅーうー?」
「ひぇっ!?」
「そんな時間に提督と何やってるのよー!?」
「うわあああああ!?」
怒り狂った猛獣の如く追いかけてくる蒼龍の迫力に、再び走りだす。
「···気をつけるんだぞー」
恐らく聞こえてないだろうが、ともあれ飛龍の調子が戻ったならばよしとしよう、と提督は再び廊下を歩き出す。
まさかとんでもない爆弾を投げこんだとは、微塵も感じていない提督なのであった。
懲りずに空母ネタ。
海外艦、もし追加するなら初登場は
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ドイツ艦
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イタリア艦
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ロシア艦
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アメリカ艦
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イギリス艦