問題児たちと孤独の狐が異世界から来るそうですよ?   作:エステバリス

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ここから魔王襲来編です!

竜胆くんの現状説明とかツンデレとかが主なのでいつもより馬鹿なくらい短いです!すみません。




ご主人様、ハロウィンとはなんでしょう?古代文明の祭りだ。
一話 目指すはノーザン?


「……北側へ行く?」

 

白夜叉の部屋の布団に横になっていた竜胆が、白夜叉の言葉を反射的に聞き返した。

 

「うむ。実は北側の"階層支配者(フロアマスター)"が変わっての。

しかしその童がおんしのところのジンと同年代なのだ」

 

「……今の俺の立場は便宜上"サウザンドアイズ"預かりの客分の筈だ。

それと、"名無し"の話題を出すな」

 

「ぬかせ小僧。翼の件が一段落すれば嫌でも"ノーネーム"に送り返してやるわ」

 

竜胆は「チッ……」と言いながら、憎らしげに背中の翼を見る。

 

そんな時、

 

「白夜叉?いるかしら?」

 

そんな声が聞こえてきた。

 

「噂をすればなんとやら、じゃな」

 

「……寝る場所を変える。俺に会いにきたのならいないって言ってくれ」

 

竜胆は呪術を使い、フワフワと浮かびながら白夜叉の部屋を後にした。

 

◆◇◆

 

「匂いも完全に消した。"工房"で音も漏れないから、問題ないだろ……」

 

竜胆がフッと一息つくと、彼の真横に狐耳の巫女、タマモが現れる。

 

「ご主人様?なにをそんなに必死になってまで皆様……特に耀様に会いたがらないのですか?」

 

「……気のせいだろう」

 

「……ハハーン☆」

 

竜胆がそっぽを向いてそう言う。しかし、仮にも数年の付き合いであるタマモには所謂コミュ症の竜胆が嘘をついているなんてはっきりわかる。

 

「……なんだよ」

 

「恥ずかしいんですね?」

 

「……は?」

 

「ご主人様、案外お子様ですからね~。あんな風に突き放した以上、簡単に出てきちゃカッコ悪いですもんね~?」

 

「……し、心底どうでもいい考えだなっ」

 

目を逸らして少し噛みぎみ。どうやら図星のようだ。

 

「とにかく、俺はもう寝る。この症状だって暫く寝てれば治るんだからな」

 

「おやぁ~?"ノーネーム"の皆様と会いたがらないのに、早く帰りたいんですか?」

 

その場から逃げるために適当になにか言おうとしたら、墓穴を掘ってしまう。

 

「……う、」

 

「う?」

 

「うるさいうるさいうるさい!

俺は寝る!耀のことなんか関係ない!

本当だからな!?本当に耀のことなんか関係ないからな!?」

 

「フンッ!」と言うと、彼は拗ねてしまったのか、布団の中に潜り、動かなくなった。

 

「……言い過ぎちゃいました」

 

タマモは竜胆が潜っていて、少しはみ出している翼を見て微笑む。

 

「まあ、これ以上弄っちゃうと本当に拗ねちゃうので、私もお暇しましょう。

よい夢を、ご主人様」

 

頭まで被っていた布団を肩下まで被し直すと、案の定竜胆は眠っていた。

 

「……ありがとう。いまのぼくのかぞく……」

 

それが誰を指すのか、誰にもわからない。






ツンデレ男主人公とか問題児SSでどこを探してもここぐらいのもんだよ全く!

てか、ツンデレ男の娘って誰得……
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