——だから、みあは。
主にアニメと漫画のほうのネタを拾っています。
ほぼ初めての2次創作なのでお手柔らかにお願いします。
こんにちは、みあ・シルバーストーン、高校1年生です。
今日は、私が所属している鉱石ラヂオ研究会(通称ラヂ研)の先輩達を紹介しようと思います。
まずは、ラヂ研の中心人物、土宮明日架先輩から。
部長は別の先輩なのですが、ラヂ研の活動は主に明日架先輩の一言で決まるのです。
恐らく明日架先輩がいなければ、この部活は成り立っていないでしょう。
明日架先輩は、いつも明るく堂々としていてみあは密かに憧れています。
そんな明日架先輩ですが、ちょっと変わっています。
具体的にいうと、午後4時44分の儀式っていうネットでみつけた儀式を試したり、ちくわをいつも持ち歩いていて、ちくわ様~とちくわに話しかけています。
他にも学校で放送室をジャックして好き勝手に音楽を流したり、ちょっと――いや、かなり変わっています。
憧れの先輩ですが……、あまりのカオスっぷりにときどき目を逸らしてしまうみあなのでした。
「あ、明日架先輩、え? 何の動画を撮っているの?ですか――うふふ、ここからはプライバシー、みあ保安官の秘密です」
* * *
さて、二人目はラヂ研の中でも一際お洒落な七瀬奈々先輩です。
実は奈々先輩、ラヂ研に混ざっているものの最近までラヂ研の正式メンバーじゃありませんでした。
色々あって正式なメンバーになるのですが、この辺の経緯を話すと長くなるのでまた別の機会に。
奈々先輩はお洒落に気を使っていてとても綺麗だなぁと思うので今度、みあもお化粧について教わってみようと思います。
そんなギャルっぽい性格で軽い口調の奈々先輩にも、意外とウブというか純心なところがあります。
みあにはわかります。 奈々先輩は本当は繊細な人なんだって。
「この間、猫耳を頭に付けたときなんか恥ずかしがって、うふふ……きゃ?! 奈々先輩、いたんですか――べ、別に何も怪しいことはしていないです ええ、本当に!」
* * *
三人目は、クールビューティな森須クロエ先輩です。
フランスからの帰国子女で、ときどき会話の中で飛び出すフランス語がカッコいいです。
クロエ先輩は、なんていうか誰にでも一線を引いていて、一人でいることが好きみたいです。
あ、でもでも最近は、ラヂ研の皆と一緒にいるときに優しく微笑むようになりました。
やっぱり『あの世界』の経験がクロエ先輩の中の何かを変えたんでしょう。
クロエ先輩を一人にしない、もっと仲良くなりたい!
ということで最近、みあはクロエ先輩を観察しています。
そしてみあはみてしまったのです。
猫にちくわをあげようとして、逃げられてしょんぼりしているクロエさんを……。
あまりに落ち込んでいたので、みあはクロエ先輩に話しかけられませんでした。
「でも猫が好きなのは、意外――もしかして……『変身した姿』は可愛いし 可愛いものが好きなのかも これは動画と写真に残さねば」
――おっと、クロエ先輩からの視線を感じます……。
まずいまずい、この秘密はまだ知られてはいけないのです。
* * *
四人目は、真面目という言葉がよく似合う灯中優先輩です。
明日架先輩と幼馴染であり、ラヂ研の部長です。
よく暴走する明日架先輩のストッパーで、ラヂ研になくてはならない存在です。
明日架先輩に対しては幼馴染というかまるでお姉さん、いやお母さんみたいです。
そんな真面目な優先輩ですが、最近ハジケています。
よく、頬を赤く染めてボーっとしながら明日架さんをみつめているんです。
ちょっと目が据わっていて怖いです……。
たぶん、『もう一人の優先輩』の影響だと思うんですが、あれが優先輩の本性だとすると。
――ちょっとみあ保安官はドキドキしてきました……。
「明日架先輩なら、そんな優先輩を普通に受け入れ…ってやだみあは何を——はっアレは優先輩……」
この部分はうまーく編集して、カットしておいて、フル版のほうはこっそりみあのお気に入りフォルダに……
* * *
「シリアスカさんとエロ優さんも入れたし これで、動画は終わりっと」
みあ・シルバーストーンは、PCに映る保存された沢山の写真や動画を眺めて満足そうに笑みを浮かべる。
みあはラヂ研の軌跡という名前のフォルダに日々の思い出を感謝を詰め込んだのだ。
「先輩達が卒業するときにこれを見せるのが楽しみだなぁ」
ラヂ研や他のフラグメントへ行った日々、その輝かしい記録。
思い出をくれた先輩達への恩返し。
そして、笑って先輩達の卒業を見送る。
ラヂ研のみんな、いやできればシリアスカやあのエロ優も一緒に。
それが、今のみあの目標である。
——だから必ず、先輩達を、シリアスカさんを、みあが助けるんだ。
それは、もう一人の明日架のフラグメントが危ないと知ったみあの決意(せいぎ)だった。
あかねさす少女、8話。 パラレル。
あったかもしれない物語、おしまい?
……………。
——いやいや、みあもラヂ研も新たなる始まりへ歩いていくのだ。
きっと、だから終わりを語るのはまだ先の話だ。
そう、これは、みあ・シルバーストーンのあったかもしれない決意と始まりを紡ぐ物語。
かけがえのない日々と大切な先輩達へ贈る。
——優しさのデュプリケート。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。