[二次創作] ジョジョの奇妙な冒険 〜フォールボックス〜   作:ウニ野郎

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今回は以下の成分が含まれております
・ロリ
まあ何も問題は無いとは思いますが(笑)
今回は特にスタンド使いが多い気がします。
では本編へどうぞ。




XI 〈メアリー・メアリー〉と〈ブルー・ハーツ〉 その①

「__遺体には切り傷などの切り傷がないことから、窒息死や毒死の可能性が高いです。」

氷室は殺人現場を見ながら説明を聞いていた。町のお菓子屋が襲撃され、店員が亡くなったのだ。

「確か二日前ほどに洋菓子専門店が襲撃された時も同じような死因でしたよね?つまり犯人は同一人物の可能性がありますね。」

「同様の手口をする他人の可能性、もしくは集団の犯罪グループの線もありえるな。」

氷室と先輩がそんな考察を出し合っていると、立ち入り禁止を示すテープの外から声が聞こえてきた。

 

「えー?お店入っちゃダメなのー?」

氷室がそちらの方を向くと、そこには二人の少女がいた。俗に言うゴスロリ?のような白い服をきた少女だ。二人ともどちらがどちらなのか分からないほど見た目はソックリだった。

「どうした?」

氷室が少女達を止めていた後輩の優也に声をかける。すると優也は「助かった」という顔を分かりやすくみせ、

「すみません先輩。なんかこの子達がお店にどうしても入りたいって言って聞かなくて…。」

「お菓子食べたいんだもーん!」「もーん!」

少女達は同じようなことを同時に言う。声までそっくりとなると益々どっちがどっちなのか分からない。

「今お店の中危ないから、入らないようになってるんだ。悪いけど、これで我慢できないかい?」

氷室はスーツのポッケから飴玉を二つ取り出し、二人の少女に一つずつ与えた。

「わー!お兄ちゃんありがとー!」「とー!」

少女達は嬉しそうに飴玉を口に入れた。口の中でコロコロと転がしている音を出しながら、ニコニコと氷室を見つめていた。

「先輩、どーするんすか?今はこんな感じで入れないようにしてますけど…。」

「とりあえず様子を見よう。子供だからって油断すると危ないが、だからといって張り詰めてても、な。」

氷室はしゃがんで少女達と同じ目線にし、笑顔で質問をする。その方がなにかと話しやすいと思ったからだ。

「君たち、名前はなんて言うんだい?」

「メアリー!メアリー・ベラキス!」

左側の少女が元気よく名前を叫ぶ。

「そっか、メアリーちゃんか。君は?」

「私?私もメアリー!メアリー・ベラキス!」

右側の少女も名前を元気よく…

「ん?」

氷室は違和感を感じ再び問いかける。

「君達の名前は?」

「「メアリー・ベラキス!」」

今度は二人同時に名前を言った。やはり聞き間違いなどではない。少女達は同じ名前を口にした( ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ )

「同じ名前なのかい?」

「うん!」「私はメアリー!」「この子もメアリー!」「「私たちは互いがメアリーなの!」」

氷室は疑問を抱いていたが、それよりも優先するべき質問を投げかける。

「お母さんやお父さんは?一緒じゃないのかい?」

二人のメアリーは顔を見合わせると、

「お買い物!」「さきにお店見にきたのー!」

…やはり名前以外はなんの変哲もない、純真無垢な少女達のようだ。

「だったら、お母さんの元へお帰り。お店は今日は開いてなかったって説明してくれ。」

「えー…お菓子〜…。」

少女達は仕方ないといった様子で現場に背中を向けて歩き出した。

「…よかったよかった。あの子達が何が何でもお店に入ろうとしなくて。さて、続けるか…。」

氷室はメアリー達に背中を向けてお店の中に…

「キャアァァッ!」

戻ろうとした直後、少女たちの叫び声が響いた。

「?なんだ…!?」

メアリー達の去っていった方に走って行き、周りを見渡す。すると、メアリー達の目の前に怪しい男性が立っていた。その男性の腕には籠手…というよりはガントレットのようなものがついていた。足にはソルレットと呼ばれる足用鎧を装着していた。

「クククッ、見つけたゼェ〜!」

「ひっ…!怖い!助けてー!」

少女達が怯えて身を寄せ合う。

「何をやっているんだ!お前っ!」

氷室は少女達の前に立ちはだかり、その男性を睨みつける。

「おお?警察かぁ…?だったら関係ないねぇー!」

すると男性はガントレットを空高く掲げた。

「俺様の名前は袋田(ふくろだ)(たき)ぃ!スタンド使いだぁぁ!!」

瀧と名乗る男はまっすぐ甚二に突進していった。

「くらえぇ!!『超肉体強化型近距離戦闘特化幽波紋』名付けて〈バーn

「〈コールド・プレイ〉っ!」

敵は突進の体勢を保ったまま氷に閉じ込められた。

「…はれ?」

「大丈夫かい?メアリー君。」

「大丈夫ー!」「私もー!」

「なら良かった…。君のお母さんの所まで、僕もついていくよ。子供二人じゃ心配だからね。」

「はーい!」「わかったー!」

甚二は近くにいた上司に少女たちを見送りすることを伝え、少女二人と歩き去って行った。

 

「……。」

 

スタンド〈バーナード・バトラー〉、自己紹介中に見せ場もなくアッサリと再起不能(リタイア)

 

 

「あ!お母さーん!」

メアリー達は母親の側まで走って行き、元気よく抱きついた。母親だと言うその女性はとても華奢で、病気で痩せ細ってるようにも見えた。顔色は悪くなかったが、今にも倒れるんじゃないかと思ってしまう。

「刑事さん、わざわざすみません。」

痩せた女性は甚二に深く頭を下げた。

「いえ、子供二人では色々危ないですから、当然のことですよ。では僕はここで。」

甚二は

「お兄ちゃーん!ありがとー!」「ありがとー!」

元気よく手を振る少女たちに甚二は優しく微笑み、手を振り返した。

 

 

「…てことが今日あってね。いややっぱり、小さい子供は無邪気でいいね。」

甚二と如杏奈はカフェ「夜露死苦」でのんびりと話をしていた。

「甚二、アンタそこだけ聞いたらロリコンよ…。」

『彼氏がロリコンとは面白いじゃあないか。まあお前2歳年下だから年下好きってことに変わりはないのではないか?』

「クリエティア、アンタは黙ってなさい。」

如杏奈は〈クリエティア〉の頭をカップで小突いた。だが〈クリエティア〉は如杏奈のスタンド。ダメージは本体にも行く。

「痛っ、この痛覚共有どうにかしてほしいわ…。」

「アハハッ、今日も楽しそうだね。」

甚二はカフェラテをすすってから、クスクスと笑った。如杏奈がムッとした顔を見せる。

「楽しくねーし。」

そのまましばらく、甚二と如杏奈はカフェでのんびりと過ごしていた。

 

 

「…「狂ってる」ってなんだろうなあ?」

車の通るトンネルの真ん中で、一人の男性が腰を下ろしていた。周りにはガソリンが流れ、車3台ほどが衝突していた。

「例えば、動物が地面に落ちてる肉にトラバサミで挟んでるみたいに深くかぶりついているとする。それでよぉ、もしそれが『人間』だったら、お前らはそいつらのことを「狂った」「おかしくなった」と解釈し、蔑むだろうなぁ〜。でもよぉ、人間以外がやってたらんなこと言わないだろ?ほら、犬とか猫とか。」

車の下敷きとなり身動きの取れない人の頭を撫でながら、男性は語り続けた。

「それって人間が「余計な知恵」「いらない感情」を持った「結果」だと思うんだよぉ〜。」

男性はライターをいじり、火をつける。下敷きになっている人はビクリと身体を震わせるが、男性はすぐにライターの火を消した。

「つまり何が言いたいかってよぉ…。「こいつはおかしい」「狂ってる」と感じている「人間こそ」が真に「狂ってる」と思うんだよぉ…。お前、そこんとこどー思うよ?」

男性は下敷きになっている人の頬に靴の先をこすりつける。だが、その人が言うのは先程から繰り返す一言だけだった。

「助けて下さい…お願いします…死にたくないんです…だから…。」

男性はソレをしばらく見つめ、大きくため息をついた。腰をかけていた車の破片から腰を上げ、出口まで歩いていく。

「お前は答えてくれないか、じゃあ用はねえ。」

男性は離れてからライターに火を灯し、後ろにポイッと投げる。ライターは孤を描くように落ちていく。すると、空中で一瞬だけライターが制止すると、プロ野球選手のストレートのように真っ直ぐ車の方向で飛んでいった。本来このような動きは当然有り得ない( ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ )

「あああああああああああッ!!」

地面に広がるガソリンにライターの火が引火し、下敷きになっていた人達の悲鳴がトンネルに響く。それを後ろに、男性はスマホをいじり、電話を入れた。

「…あ、もしもーし?コオロギ?ココにはいなかったよあの娘( ・ ・ ・ )。どうする?町、もっと捜索しようか?」

〔…ああ、頼む。お前の能力なら確実にあの娘を殺れるだろう。〕

「オッケーわかった。ところでよー…。」

男性は後ろを振り向き、爆発して燃え上がるトンネルをジッと見つめる。

「「狂ってる」の定義ってなんだろうな。」

電話の相手はしばらく考えるように黙り込み、フッと小さく笑った。

〔周りが、自分が「狂ってる」と捉えたものはどんなものであろうと「狂ってる」んじゃないか?〕

男性は少し考える。だが、それを邪魔するように電話の相手は話を続ける。

〔とにかく、味方でも敵でもない現状では、あのスタンドは我々の道具にも脅威にもなりえる。私が避けたいのは「脅威になる」ことだ。お前のスタンドで確実に仕留めてくれよ、〈ブルー・ハーツ〉で。〕

男性はニヤリと笑い、スタンドを背後に出現させる。その姿は青く、全身が青い矢印のようなもので彩られていた。

「了解。」

男性はスタンドで道路の一部をひっぺがした。そしてその上に乗ると、その岩版は水の上を流れる葉のように道路を滑っていった。地面と擦れている一部がガリガリと音を立てる。

【ブオォォォォ…ッ】

「あん?」

男性の向かい側からトラックが走ってきた。男性はソレを見てため息をつくと、その岩版から高く飛び上がった。ドクシャァッと大きな音を立てて岩版が車にめり込む。男性はトラックの荷台に着地し再び飛び上がり車から降りる。トラックは巨大な爆発音を立てて吹き飛んだ。男性の方向にも車の破片が飛んでくるが、男性は動かなかった。破片が男性を避けるように周りに飛んでいたのだ。

「かならず見つけ出し殺さなきゃなぁ…あのスタンドを…〈メアリーメアリー〉を。」

 

 

その頃、敵スタンド使い達のアジトでは。

[箱]がメリメリと音を立てて動く。蓋がずれて長く細い腕が伸びる。

「やれやれ…。」

晴夫のスタンド〈軍隊蟋蟀(ターキッシュ・クレセント)〉達が蓋の中に腕を無理やり押し戻し、蓋の上に乗っかる。[箱]は苦しむ犬のような唸り声を響かせる…。

「今[箱]は目覚める前兆を見せた。だがまだ早い。早いんだ。今目覚めてしまえば計画が狂う。」

[箱]の止まらぬ唸り声を聞きながら、晴夫は顔に不敵な笑いを浮かべていた。

 

 

______________________

 

スタンド〈ブルー・ハーツ〉

本体・???

破壊力?

スピード?

射程距離?

持続力?

精密機動性?

成長性?

 

 

……To be continued




第11話は如何でしたでしょうか
今回は特にスタンド使いが多く出る話な気がするので、自分自身のせいで自分が苦労しそうです(笑)
まあスタンドのネタは沢山用意してありますけど(`ω´)
では第12話 その②でお会いしましょう!
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