[二次創作] ジョジョの奇妙な冒険 〜フォールボックス〜   作:ウニ野郎

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どうもまえがきです(こっちでもか)
今回は第15話ということでね、自分でもここまで続けられるとは思ってなかったんですよ。だって飽き性だもの。
でもこれも、読んでくださる皆様がいてここ、だと思っております!
では第15話、お楽しみください!!



XV VS!バトルチーム その①

杏町のファミレスにて。

「で、結局今まで戦ったスタンド使いって何人くらいだっけ?」

丈惟がグラタンにタバスコをかけながら問いかける。

「そんなに人数は戦ってないね。ジョジョも如杏奈も学生だし、氷室さんは仕事があるだろう?個人個人報告しあってるにしても、やっぱり全て把握するのは大変だろうね。これからもっと増えるだろうし。」

「あたしはできるだけスタンド戦は嫌かなぁ。だって他の不良とかとの喧嘩と違って、自分は戦わないようなもんだし。」

如杏奈は話を聞きつつも、手に持ったピザを食べることに意識をやっていた。

『俺様はもっと強い奴と戦いたいぞ。たとえ神でも、経験はあって困るものではないからな。』

〈クリエティア〉が如杏奈の頭上でふんぞり返りながら浮いていた。

「アンタは黙ってて。」

「僕としては普通の喧嘩もやめてほしいんだけどね。いつも僕が警備してるわけじゃないし、もうそろそろ警察の厄介になりすぎると停学もあり得るからね。」

氷室がスパゲティをフォークに巻きながらそう言った。スーツで大丈夫と聞かれるが、丁寧に食べれば問題はない、と氷室は笑顔で答える。

「ていうか、博士に急にみんなで集まりたいって言われたから集まったけど、何の話すんの?」

「ああ、ちょっとこれからのことをね。」

『まずは食い終わってからでも良いだろう。それに、見ろ。』

〈クリエティア〉の指差す方向を見てみると、クリエティアの髪が床に張り巡らされていた。

『店内で愚民どもが怪しい動きをすれば、すぐに俺様が探知するし、お前らにも報告する。だから今は食事に専念せよ。』

「あんたのこれ、触手みたいね…。』

『触手ではない、我が美髪だぞ。触れられることを光栄に思えよお前ら。』

「兄貴はともかく博士と甚二に上から目線は許さねえぞお前ぇ!」

クリエティアに殴りかかろうとする如杏奈を、氷室が抑え込む。

「えぇ…。」

そんな中、丈惟はこっそりショックを受けていた。

「まあまあ、それで安心して食事が取れるんだ、今回は大目に見てあげなよ。」

「でも甚二…!こいつ腹立つ…!」

『流石国家の犬だ、躾がなっているようだな!褒めてつかわすぞ?ふははははっ!!』

「ど、どうも…?」

氷室は褒められているのかけなされているのかわからず苦笑した。

「〜!あームカつく!」

「お前らホント仲良いよな。」

「『良くないっ!」』

丈惟の発言に対して如杏奈とクリエティアが同時に否定の声を上げる。通りがかった店員がギョッとするが、すぐに歩き去って行った。

「…どう思う?博士。」

「スタンドとの同調なら、僕たちの中で一番なんじゃないかな…?何しろ、ここまで仲悪いのは珍しいというか、見たことないから。」

そして、落ち着いたところで食事を全員が済ませる。

「で?博士…話ってなんなんだ?」

「それはね…」

博士が真剣な目つきをするため、全員の顔が強張る。

「…ここじゃなんだし、やっぱりジョジョ達の家に集まらないかい?」

流石に全員が軽めにズッコケた。

『お前なぁ…。』

みんなが思っていた一言を、クリエティアが代表していったのだった。

 

「さ、じゃあ帰るとするか」

全員乗り物に乗らず来たため、全員で歩いて帰るととなった。

「私ここキラーイ。」

家に続く道の一つとして、長い坂道があった。ここを登るのは慣れているが、たしかに歩いて通るのに好きな人はいないだろう。

「……ん?」

氷室が坂の上から何かが転がってくることに気づいた。それは黒い石のようなものが板状になったもので、ちょうど丈惟達の目の前で倒れて止まる。

「なんだろう?これ。」

「随分黒いね、黒曜石かな?」

博士が冷静に分析する。

「いや、こんなところに黒曜石なんかあるかよ。」

「なんか彫ってあるわよ?何々…?」

 

アナタタチノ

コレカラノ

ウンセイハ?

ウラニツヅク

 

「なんじゃこりゃ。」

「誰かのイタズラかな?」

氷室は記載された通り、裏に返す。

 

「「「「!!?」」」」

 

これから貴方達は、

黒い岩の球にひき潰され

生き絶えるでしょう

 

「ウラァッ!」

その瞬間、丈惟が〈M2ボックス〉を出し、石版をキューブに変えてバラバラにした。

「ちょ、なにすんのよ兄貴!?」

「得体の知れねえモンだ、ぶっ壊れても何にも困んねえだろ。」

「そうだけど…もうちょい調べるとかさぁ。」

「何かあってからじゃ遅いだろうが。」

すると、如杏奈の足に石ころが当たった。

「あ、また転がってきた。ここ坂だから、丸いのはすぐ転がるんだよね、ボールとか。」

丸い石…がまた転がってくる。

「あれ…?」

すると、地面が小さく揺れ始めた。

「な、何が起きてんの!?」

「みんな!アレ…!」

博士の一言で、全員が坂の上に視線を向ける。

「え…」

「何あれ!?」

「( ゚д゚)!?」

それは、坂の上から人より大きな黒い球体が転がってくる、謎の光景だった。

「みんな、避けろーーーーッ!!」

丈惟の一言で、全員が道路に飛び出した。幸い車は一台も走っていなかった。黒い球体は丈惟達が立っていた場所を通過した後カーブし、電柱に勢いよく突っ込んでいった。電柱が大きな音を立てて倒れる。

「な、なんだ今の…!」

「っ!まずい!また来るぞ!」

今度は更に一回りも巨大な球が、坂に沿って勢いよく転がってきた。

「みんな!今度は歩道に戻…っ!」

丈惟は立ち上がり、歩道に向かって走ろうとするが、なぜか右膝から下が動かなかった。

「な、何だ!?」

足を見ると、なんと地面のアスファルトが粘液のようになり、丈惟の足にベッタリとひっついていた。原料の原油などに戻ったのか?いや、だとしたらもっと独特の臭いがするはず。

「兄貴ッ!」

そうこう考えているうちに、球は丈惟の目前に迫っていた。

「ウラアァァッ!」

とっさに〈M2ボックス〉で殴りつけ、黒い球をキューブに変化させる。

「ウラウラウラウラウラウラウラァ!」

更に自分に衝突しそうなキューブを、片っ端から細かくキューブに変えていく。

「ウラァッ!」

最後のキューブをバラした瞬間、中から別のくろい何かが飛び出した。

「何っ!?」

黒い何かは突然人の形になり、地面に着地した。いや、実際は人が丸まっていただけだろうが。

「フシュー…フシュー…。」

その姿は、全身が黒い鎧で包まれており、目元が長方形の穴が空いているだけだった。そのすぐ下に数本線のように細い穴があった。おそらく呼吸穴だろう。

「お前〈スタンド〉使いか?おい。」

「…。」

その人物は何も答えず、ただ周りを見渡していた。そして、丈惟を見て

「おぉ〜。」

と一言だけ発した。

「な、なんだ?」

「お前が話に聞いた奴かぁ?じゃあ、あの電柱に隠れてんのは仲間かぁ…?」

「…やはり敵か…!」

「キヒ…ッ」

 

「アイツと兄貴は何を喋ってんのかしら?」

「ここからじゃよく聞こえないね…。」

隠れていた博士と如杏奈が顔を出す。氷室は警棒を構えていた。

『っ!』

すると、突然〈クリエティア〉が飛び出し、背後から飛んできた何かをはじき返した。

「何っ!?」

『後ろからだ!油断するな如杏奈!』

すると、少し離れた柵の裏からローブを羽織った人が現れた。フードを深く被っているため、顔は見えなかった。

「何アンタ!?いつからいたの!?」

如杏奈が先頭に飛び出し、男性を問い詰めた。

「…。」

「ちょっと!なんとか言ったら…

「〈マイリー・サイラス〉。」

ローブの人物はそれだけを囁いた。

「え…?」

「俺のスタンドの名前だ。俺が名付けた。それ以上の情報は与えない。死人に教えることはない。」

その人物は言葉を続けた。声の低さからして、確実に男性だろう。

「お前らにはどちらにしろ能力はバレるだろう。だが、ソレを話すのはバレた時だけだ。バレるまでは教えない。」

「そんなことは…どうだっていいんだよ!」

如杏奈がまっすぐ男性を指差した瞬間、〈クリエティア〉が電柱を蹴って飛び出す。

『ハアアァ!』

クリエティアの拳は男性のローブのど真ん中にめり込んだ。

『っ!?』

だが、手応えは無かった。男性が咄嗟にローブから脱出したのだろう。

『小癪なマネを!』

クリエティアはローブを投げ捨て、すぐに男性に攻撃を放つ。だが男性はそれを避けたのでクリエティアの拳は男性が隠れていた柵に当たった。

「ベチョッ」

『っ?』

クリエティアが殴りつけた柵は、液体のように潰れた。クリエティアの拳が手首まで沈んでいく。

『何っ!?なんだこれは!?』

クリエティアは即座に手を引くが、柵は餅のように粘り、クリアティアの腕を離さなかった。

『バカなっ!』

「…〈マイリー・サイラス〉。」

すると、男性の背後からスタンドが現れる。溶けた生クリームを全身に浴びた人間かのような名状しがたい見た目をしていた。

『グアァッ!』

「ガハッ!」

クリエティアの腹部にそのスタンドの拳が叩き込まれ、如杏奈にダメージが飛んだ。

「ク、クリエティア!早くそこから離れてッ!」

『無理だ!この柵がまるで、つきたての餅のように手にまとわりついて…離れられないッ!この男の能力ってのは…まさか…ッ!』

「気づいたか…だが、遅いッ!」

男性のスタンドが拳を振り上げる。

「〈マイリー・サイラス〉!まずは一人…奴の頭を粉々に砕いてやれッ!!」

「ま、不味いっ!!」

 

「〈ペンディング〉!」

拳をギリギリのところで、博士の〈ペンディング〉が受け止めた。

「何…!?」

『無駄無駄無駄無駄ァ!!』

残ったもう片手で、クリエティアが攻撃を放つ。

「フンッ!」

だが、マイリー・サイラスが少し離れてしまったため、クリエティアの拳は空を切った。

「お前らを仕留めるのは俺たちだ…必ず、俺たちが仕留める…!」

 

 

「…てめえは、ふざけてやってんのか?」

丈惟が先程から笑っていた人物に問いかける。

「別に?ふざけてるつもりはないよぉ〜。」

その口調がふざけてんだろ と、丈惟は心の中でこっそり言った。

「でも、仕事だからね。お前らを、俺は今から一人残らず消すよ!」

その人物は突然丈惟に向かって飛び出した。

「ッ!ウラウラウラウラウラァ!」

丈惟の攻撃を素早くよけ、その人は丈惟の背後に着地した。

「てめぇ、いい加減に…!」

丈惟が声を出した瞬間、何かに口を塞がれた。先程から現れている謎の黒い石が、丈惟の口を塞いでいたのだ。鼻までしっかり塞がれ、呼吸ができなくなる。

「……ッ!……!!」

「俺に対する文句なら、好きなだけいいなよ。今なら何喋ってもいいよぉ〜?キヒヒヒヒヒッ」

(息が…!〈M2ボックス〉!)

丈惟は即座に黒い石をキューブに変え、黒い石を口から外し、落ち着いて、呼吸を整える。

「あぁ〜、そういう脱出の仕方もあるのか、俺の〈シルエッツ〉はぁ〜。」

「はあ、はあ…!シルエッツ…それが、お前のスタンド能力の、名前か…ゲホッ!」

そこで、丈惟は違和感を感じ始める。

「この黒い石…炭のようなにおいがする…?どういうことだ…?」

丈惟がキューブ状になった石を一つ拾い上げ、調べようとする。だが、それは突如砂のように散り、空中に舞って消えた。

「何!?」

「調べさせるわけねえだろぉ〜?こっちが不利になっちまうからねぇ〜。」

「…上等だ。テメエの能力暴いて、すぐにテメエの顔面に俺の拳を叩き込んだやらぁ!一対一で、『対等(フェア)』なこの状況!負けが見えねえぜ!」

すると、相手は突然黒く太い針のようなものを空中に二本出現させ、手に持って丈惟に向けた。

「この針でテメェのタマキンブッ刺して、グチャグチャにかき混ぜてやらぁ…!!」

「やれるもんなら、やってみやがれ!」

 

 

「お、やってるやってる。」

一人の男性が、高い建物の屋上から丈惟たちを見下ろしていた。その男性の背中に寄りかかるように女性も一人そこにいた。

「なんで私までこんなところに呼び出されなきゃいけないわけ?はあ、楽してる晴夫が妬ましいわ…。」

「そういうなって、緋雨(ひさ)。リーダーはお前の〈クレオパトラ〉の能力を信頼してこの仕事をくれたんだろ?それとも、他の大罪達に譲るのか?」

「仕事中は『嫉妬』と呼んでって何回も言ってるでしょ。…まあ、他の奴に仕事取られたらそれはそれで妬ましいわね…。」

「とりあえず、奴らの中から一人でも捕獲してあっちの情報もゲロさせなきゃなぁ。」

男性がアサルトライフルに弾丸を込めながら話し続ける。

「お前もちゃんと働けよ。」

男性が少し離れた場所でカロリーメイトを貪っていた味方に声をかける。

「…フン。」

 

______________________

 

〈マイリー・サイラス〉

本体・名前不明

破壊力A

スピードB

射程距離C

持続力A

精密機動性B

成長性C

能力解説:半径3m範囲内の物や地面、壁の一部を「粘着質」にするスタンド。納豆のように伸びるようにしたり、ボンドのようにがっちり止まるようにすることも可能。伸びた状態で解除すると、その形態のまま残る。

 

〈シルエッツ〉

本体・名前不明

破壊力A

スピードC

射程距離C

持続力B

精密機動性C

成長性C

能力解説:現在調査中

 

……To be continued

 




はいどうもあとがきでございます!
気づけばもう15話目…時間が経つのは早いですね!
まあ丈惟たちの世界は一週間くらいしか経ってないですけどねw
さて今回はバトル「チーム」ということでね、スタンド使い盛りだくさんです。(盛りだくさんだよね?)
今回は今まで以上に長くなりそうなので、暖かい目で見守ってくださると幸いです!
では最後に…この作品への感想、誤字の報告、「ここをもっとこうしたら良いと思います」などのアドバイスをくだされば、続きを書き続ける活力となりますので、どうかよろしくお願い致します。
では、次回のあとがきでお会いしましょう!
see you again!
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