[二次創作] ジョジョの奇妙な冒険 〜フォールボックス〜   作:ウニ野郎

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今回は、停城家の中で起きた事件のおはなしです。



IV 停城家 その①

「ただいまーっと…」

丈惟はしっかりと母に頼まれたモノを買ってから、停城家に戻ってきた。博士は泊まるところを決めて無かったため、停城家に泊まるということにした。丈惟が。

「ちょっとぉ、丈惟!買い物長すぎよー!牛乳一本と少しの野菜買うのに何時間かかってるのよー!」

キッチンのほうから母親である明美さんの罵倒が聞こえる。明美が晩ご飯を作っている最中なのだろう。

 

「ただいまー…て、あ。氷室さん。」

「やあ、丈惟くん。お邪魔してるよ。」

甚二は如杏奈のボーイフレンドということもあり、たまに停城家の夕食におじゃますることがある。

「兄貴ー!買ってきた野菜頂戴ー!はやくー!」

妹の如杏奈の声が聞こえてきた。多分食事の用意を手伝っているのだろう。如杏奈は料理も趣味の一環だから好き好んで手伝うことが多い。

「あ、母さん。今日客泊めたいんだけど。」

「え?お客さん?いいわよー泊めちゃってー。」

「だ、そうだ博士。宿探しに戻らなくてよかったな。」

「君のお母さん、中々アッサリだね…。」

丈惟はニカッと白い歯を見せて笑った。

「ウチのポリシーは『悪い者と押し売り以外は受け入れろ』だからな。ハハッ。」

「君の家はポリシーなんてあるんだね…。」

 

 

「ふう…とても美味しかった。ありがとうございました。」

博士と氷室が居たことで、今日の夕食はいつもより量があったが、全員余裕で平らげた。

「お粗末様でした。じゃ、博士くんはウチの空き部屋に泊まっていいわよ。氷室くんはどうする?」

氷室は少しだけ考えて、

「いえ、食事だけじゃなく泊めてもらうわけには…。今日はこれで帰らせてもらいます。」

母は残念そうに

「ええー、でも帰っちゃうといつも如杏奈が寂しそうな顔すr「じゃ!また明日ね!甚二!」「…ふっ。」

停城一家のその姿に、博士と氷室はついつい吹き出してしまった。

「ええ、またきますよ、また。…あ、そうだ。丈惟くん。チョット…いいかな?」

「え?いいっすけど…?」

 

 

「…まず、コレを見てほしい。」

そう言って甚二はスタンドを出した。

「…それは、スタンドか!?」

丈惟がそれを口にして、氷室はわずかに緊張を解いた。おそらく、ほかの人にも聞いてみたのだろう。

「良かった、見えるのは僕だけじゃないみたいで。あの虫たち( ・ ・ ・ ・ ・ )を追っ払うために急に出たから、もしかしたら悪霊かなんかなのかとヒヤヒヤしていて…。」

「今 虫たちと言いましたか、氷室さん。」

いつの間にいたのか、博士が質問を投げかける。甚二と丈惟は思わずギョッとした。

「あ、ああ。へんなコオロギみたいなのが沢山、如杏奈を狙っていたと言っていたんだ。…何か知っているのか?」

丈惟と博士は、その日奮闘したスタンドの話を全て氷室に話した。同じく、氷室も如杏奈と自分を襲ったソレについて詳しく話した。

 

「…まさか、如杏奈まで狙われてたとはな…。」

「氷室さんも急に発現したようだね。」

二ヶ所も同時に襲撃する敵の行動に、つい関心してしまう丈惟と博士だった。

「僕のスタンド…あ、僕は『コールド・プレイ』と呼んでいる。コイツがいなかったら今頃どうなってたか…。それにしても、まさか[箱]の事件とあの敵が関与していたなんて…。」

氷室も少し関心しそうになっていた。

「とりあえず、今は如杏奈には秘密にしておこう。急にそんな話してもパニックになるだけだろうし、アイツを戦いに巻き込みたくない。」

「それは僕も同じだよ。」

氷室と丈惟を見て、博士は凄いものだ、と思った。

「自分たちの身の危険よりも、恋人()の心配をするとはね。君達かなりお人好しなんじゃないの?」

 

「「大切だからな(だからね)。」」

「…本当に凄いねぇ。君たちは。」

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「「「!?」」」

今のはリビングからだ。声は母親だろうか。三人は身体をぶつけながらも一階に降りてきた。

「大丈夫か!?」

そこには脇腹から血を流して倒れている明美と、3つほどのドローン( ・ ・ ・ ・)が飛んでいた。それぞれ大・中・小とサイズが分かれている。3つとも小さなカメラとガトリングのようなものがついていた。

「なんだこれは!?スタンドか!?」

「…どうやらビンゴのようっすよ、氷室さん。」

すると、小型のドローンがこちらにカメラをゆっくりと向けた。

『見ぃつぅけたぁ…!アンタらだろ?[箱]について調べ回ってるのってさぁ…!』

その声はそのドローンから発されていた。おそらくあの虫たちのようにスタンドごしに話しているのだろう。

「…まさか、一日2体のスタンドに襲われるとは思わねえよなぁ…。「M2(ミントメイト)ボックス!」

『ウラウラウラァ!』

『甘いわ、ドゥアホがぁ!』

丈惟のスタンドの拳を避け、3つのドローンは三人の背後に回った。

『俺の『ウイング・ワークス』の前には、貴様らのスタンドの攻撃など遅スギ遅スギィ!』

「ウィング・ワークス…それがお前のスタンドの名か!『ペンディング』!そいつらを捕まえろ!」

『あ!あぁ!甘あぁぁい!!』

独特な叫び方をしながら、まるで戦闘機のようにくるりと旋回しながら捕獲を免れる。

『くらいな!ボゥズ達ぃぃぃぃ!!』

旋回を止めすぐさま空中で静止したドローンは、取り付けてあった小さなガトリングのようなものから弾丸を発射した。すぐキッチンに隠れ攻撃を免れたが、弾丸は今にもキッチンテーブルを破壊しそうな勢いである。

「…母さんは、大丈夫。脇腹の痛みで気絶してるだけだ。でも、出血が凄い。どうにかしねぇと!」

「…僕に任せて!『コールド・プレイ』!」

すると、一瞬で氷の壁が現れた。ヒンヤリとした空気に触れて、少しだが落ち着きを取り戻した。

「今だ!救急箱はキッチンの横だろう!?すぐに手当てを!」

「おう!ナイスっす氷室さんっ!」

博士と協力して手当てを手短に済ませる。止血だけをして、あのスタンドを倒してから病院に連れて行くことにした。

『こんな氷壁、無駄無駄ぁ!!』

3体同時に乱射したこともあってか、壁はすぐに砕け散った。治療が終わるまで壊れなかっただけ良かったと思うこととした。

「よくもまあ、ウチをこんなんにしてくれたな…。」

 

天井や壁を見ながら丈惟がつぶやいた。弾丸が壁を穴だらけにしている。自分の家をこんなふうにされれば、たとえ建てた本人でなくても怒るのは当然だ。

「しかも自分は姿を現さず見てるだけだぁ…!?そんなのは!俺の生き様『対等(フェア)』への冒涜じゃあねえかぁ!?ウラァ!」

すぐに丈惟の腕がスタンドを纏い、一番大きいドローンを地面に殴り落とした。

『ぐあっは!て、てめぇぇ…!よくもやりやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

すぐさま飛行を開始し、同時にガトリングを乱射した。だが、スタンドを出し弾丸を防ぎ、三人は部屋を飛び出した。

『をぉん!?逃げんのかオラァァ!』

三人はそれぞれ別々の部屋に投げ込んでいた。丈惟は三階の自分の部屋、甚二は自分が泊まる予定だった2階の部屋、博士は同じく泊まる予定だった1階の部屋に飛び込んだ。

 

『閉所に入り込むとはバカしかいねぇのかぁぁん?これじゃ撃ち殺してくれって言ってるようなもんだぜエェェィィ!!まずはテメェからだ、ジョォジョォォォォォォォッ!!」

一番大きい大型の方が部屋に入ってきた。

「敵に愛称で呼ばれる筋合いはねえんだよぉ!」

連続で打ち込まれる弾丸を、M2(ミントメイト)ボックスを使い連続で弾丸を殴りつけ落とす。それが5秒、6秒と続いた。たった数秒で、部屋の床はひしゃげた弾丸でいっぱいになり、丈惟の後ろの壁には弾き切れなかった弾丸が穴を開けていた。

『テメェェ…調子乗んなよぉぉん…!?』

 

「人の家に勝手に入ってきて家族襲うてめぇのほうが調子乗ってんじゃぁねえのか?どうせ勝てねえんだ、あんまり調子乗るのはやめときな!」

 

『…殺す!殺す殺す殺す殺す殺すっ!ブッ殺すぅぅぅぅぅっ!!」

すると、羽の回転速度が更に増し、突進してきた。その勢いで丈惟のスタンドの腕に羽が深く刺さる。それと同時に、丈惟の腕からも血が噴き出した。

「…っ!!ナメんな!ウラァッ!!」

M2ボックスの拳は羽を掠めはしたが、命中はしなかった。

『ケキャキャキャキャッ!!てめの拳は俺の『ウイングワークス』には掠める程度の速度だったようだなぁぁぁぁあん!?』

掠めたせいで一瞬フラついたが、すぐに体制を立て直しガトリングを乱射する。丈惟の左の二の腕を弾が連続で貫く。

「ぐあぁぁ…っ!!」

たまらず丈惟は床に倒れた。

『ケッケケケ!!調子に乗るなよ小僧ぉぉぉぉ!!テメェを殺したら妹も母親もすぐに送ってヤルゼェェェ!!これでトドメどぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

丈惟に向けて真っ直ぐガトリングの銃口が向けられた。

「……時間だ( ・ ・ ・ )。」

『…ハァッ?』

すると、ガトリングの標準が大きくずれた。

『なんだ!?バランスが取れねえ!?標準が…ズレる!?これは…ハゥアッ!?』

カメラを操作し全体を見てみると、先程M2ボックスの拳が掠めた羽が、四角形の板のようになりパラパラと落ちていた。

「さっき俺、言ったよな…?「どうせ勝てねえんだから」ってよ、「あんまり調子に乗るのはやめときな」って…っ!!」

『あ…アぁ…ッ!』

丈惟がゆっくりと立ち上がり、ガトリングを右手で掴んだ。

『ヒィッ!!』

「お前よぉ、多分何人も殺してきたような奴だよな…?そうじゃなきゃ、こんなに殺しに慣れてるのはおかしいからなぁ…!!』

 

『や、ヤメロおぉぉぉぉぉォォォォォォォッ!!』

「その断末魔は、

お前が殺した奴らに思い切り聞かしてやりなぁ!」

 

『ウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラ…ウラァァァッ!!』

 

連続でウイングワークスの機体に線が走り、一瞬にして一辺3cm弱のキューブにバラけ散った。

『ギィィィィィやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

「んっ?」

上と下からも似たような断末魔が同時に聞こえた。おそらく二人が残りを倒したのだろう。

「…二人のとこに行ってみるか。」

 

 

「丈惟くん、無事だったようだね。」

「お互い様に。」

話を聞いてみると、どうやら甚二はこの部屋に入ってすぐにドアを閉め、飛び込んできたところをスタンドを使って凍らせたらしい。

「とりあえず、博士も無事だったみてえだし、いったんリビングに行こう。」

「ああ。如杏奈のことも心配だ。」

 

リビングに二人がつくと、そこにはすでに博士が立っていた。

「あ、博士。何してんだ?」

「…ジョジョ、すまない。僕が目を離してしまったせいで…!」

「何を言って…あッ!」

キッチンを見ても、リビングを見渡しても、そこにはいなかった。

母さんがいねぇ( ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)!」

「僕が目を離したスキに、何処かに…!」

「僕らが分かれてから10分ていどしか経っていない。一体どうやって、どこに明美さんを…?」

こうして、突如消えた母 明美を探し出すため、三人は周辺の探索を始めたのだった。

 

 

______________________

 

スタンド「ウイングワークス」

本体・???

 

破壊力B

スピードB

射程距離B

持続力A

精密機動性C

成長性C

 

 




どうもです!あとがきですねはい!
第4話、如何でしたでしょうか!
今回は次回に続く形式にしてみました!
あとがきで言いたいこともだんだん少なくなってきましたね…(早い)
まあ、次回のあとがきに任せましょう!(無責任)
ではでは!To be continued!!
(追記)ウインクワークスの「マシンガン」を、「ガトリング」に修正致しました。
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