アナザー・ディメンジョン -異界交流記-   作:誠龍

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日常編1
第27話 ディレットのバイク免許取得日記その②・引き起こしと発進


入校した週の日曜日。この日は午前中からディレットは学科授業を受け、午後からいよいよバイクに乗って実車教習を受ける予定だ。

学科の授業が終わり、涼子が作ってくれていたお弁当をロビーの隅で食べ、午後からの教習に備えて二輪車教習生用のライダースルームへ移動する。

自分以外にも二人の生徒が待機しており、直後に二輪教習の教官が入ってきた。自動車学校のロゴが入った青いツナギを着ている。

教官は生徒が揃っているか点呼を取る。

実車教習は学科授業と違って予約制である。そのため必ず点呼を取るのだ。

 

「はい、じゃあ皆さんまずはプロテクターをつけて下さい。スニーカーやシューズの人は足首保護のバンドも忘れずにね。プロテクターを付けたらその上から赤のゼッケンをつけてください」

 

当たり前だが、バイクは乗り手が剥き出しの状態である。そのため必然的に事故が起きた時の重傷率・死亡率も高い。

たとえ敷地内のコースでもしっかりと安全対策をしておかなければ重大な事故に繋がってしまう。

ディレットは貸し出し用の胸部・ひじ・膝用のプロテクターと足首保護バンドを装着する。

そして赤いゼッケンを付ける。ゼッケンの色は赤と緑があり、これは実車教習の第一段階と第二段階を表す色である。

自動車学校は学科・実車共に第一段階、第二段階と授業が別れており、第一段階の学科授業を全て受講後、定められた実車教習を全て受ければ"見きわめ"に入る。

この"見きわめ"で教官がOKを出せばきちんと運転スキルを身に付けているとして次の段階に進めるのだ。

そして第二段階の学科と教習を全て終え、再び"見きわめ"をもらい、"効果測定"という模擬試験に合格すれば卒業検定に挑むことが出来る。

防具とゼッケンを全て付けたディレットは貸し出し用ヘルメットを持ってコースへと出る。

外には黄色いカラーのCB400SFが並べられている。

普通のバイクと違い、転倒時に車体とライダーを守るために両サイドに大きく出っ張ったサイドバーが付いており、ヘッドライトの周りには様々な色のランプが付いている。

これはそのバイクに乗っている生徒が今何速のギアで走っているか、どのブレーキを使っているかを教官が目視で確認するための仕様である。

 

「はい、皆さんこんにちは。この時間は初めましての人だけかな?私が教官の大野です。まずは皆さん、ご入校おめでとうございます。では今からバイクに乗るわけですが、その前にいくつか注意点を。

まず始めに、"防具はしっかりとつけてください"。これは教習だけではなく、いずれ君達が公道でバイクに乗る際に君達の命を守るためのものです。ひも・バンドはしっかりと止めて、付け方がわからない、忘れたという人はいつでも私達教官に聞いてください。

それから"具合が悪くなったらすぐに報告して休むこと"、そして暑さも厳しいので喉が乾いたら早めにライダースルームへ戻って水分と塩分を補給してください。ウォーターサーバーと塩飴が置いてありますからご自由にどうぞ。

最後に"教習は楽しく、安全に"やっていきましょう。それではそこに並べてある黄色のバイクを適当に選んで左隣に立ってください」

 

ディレットは"3"のナンバーがタンクに書かれたCB400SFの隣に立つ。

 

「ではその状態からハンドルを握り、右側のブレーキレバーを握りながらサイドスタンドを倒しましょう」

 

指示通りにブレーキレバーを握りながら車体を支えるサイドスタンドを倒す。

 

「そのままバイクを押してあそこの8の字になっているコースへと行きましょう。1番のバイクの方からお願いします」

 

1番と2番の番号のバイクを持った生徒が8の字コースへと向かう。ディレットは最後尾でついていく。

 

「(おっ、重いっ……!)」

 

当たり前だ。183kgもあるCB400SFの車体は慣れてなければ引きずることもかなわない。

まずはエンジンをかけること以前の知識と技術を学ばなければならない。

それでもディレットは必死に車体を押す。

 

「はい、じゃあ8の字コースの中を押して歩いて一周してみてください」

 

次の指示は8の字コース内をバイクを押しながら一周することだ。

当たり前だがバイクを押す時は左や右に曲がる機会がもちろんのこと存在する。それに慣れておかなければならない。

8の字コースを回ろうとすると、右回りをする時に車体を右側に倒しそうになる。

基本的にバイク乗車時や押して歩く時は左側になる。そのため、右回りをしようとすると左回りの時に比べて自身の身体という支えがなくなるため、バイクの車重に負けてバランスを崩しやすい。

自身の力とバイクの傾け具合のバランスが大事なのだ。

どうにか転倒させずに一周できたディレットは次にコース外周の隅にある、分厚いマットが立て掛けられたスペースへ移動した。

 

「皆さんその位置でバイクを左側に倒してください。完全に左側に横倒しになるようにゆっくりと」

 

大野教官の指示通り、ディレットはバイクを横倒しにする。

 

「次にその状態からバイクを立ててみてください」

 

倒れたバイクを引き起こそうと腕に渾身の力を込めてバイクを持ち上げる。が、バイクは全く動かない。

 

「う、うぅ~~~~ん……!!」

 

ダメだ。何度やっても持ち上がらない。

息切れを起こしたディレットはバイクから手を離してしまった。

 

「はい、じゃあ一旦私の方を向いてください。持ち上がりませんね?そりゃそうです。200kg近い車体を腕力だけで引き起こすのは筋力に自身がある人でもそうそう出来ることではありません。そこで……」

 

大野教官はバイクのハンドルとサイドステーに手をかけ、少しだけバイクを浮かせると引っ張りあげる姿勢から押し上げる姿勢にしてバイクを持ち上げて元に戻した。

 

「腕力で持ち上げるのではなく、身体全体でバイクを支えて押し上げるようにすれば力のない女性でもバイクは簡単に引き起こせます。では皆さん、やってみてください」

 

ディレットは大野教官のお手本通りに少しだけバイクを浮かすと隙間に膝と身体をねじ込むようにして押し上げの姿勢に入り、力を込める。

するとどうだろうか。確かに力はいるものの、"引っ張りあげる"から"押し上げる"になったことによって力の抜きどころができたため、バイクを簡単に引き起こすことができた。

 

「皆さん引き起こしは大丈夫なようですね。はい、じゃあそこでセンタースタンドを立ててください」

 

バイクのスタンドには二種類が存在する。

左側だけに装着されたサイドスタンド。これは車体が左側に傾いた状態でバイクを立てるためのもの。そして二本の支えがあり、バイクの前輪・後輪がやや浮いた状態になるセンタースタンドだ。

(※バイクの種類によっては両側にサイドスタンドがあったり、センタースタンドがなく、サイドスタンドしか存在しないものもあります。龍馬のNinja250などはセンタースタンドがありません)

このセンタースタンドを立ててバイクを駐輪すると大野教官から再び説明が行われた。

 

「はい、じゃあ次はいよいよ皆さんお待ちかね。エンジンをかけてみたいと思います。センタースタンドを立てたまま、まずは前後の安全確認。ブレーキレバーを握りながらバイクに跨がってミラーの調整を。あ、ミラーは調整してあるのであくまで"フリ"だけで構いません。

エンジンをかける前に後方から車や歩行者が来てないかもう一度安全確認を。

安全確認が終わったらキーを回してください。"N"の緑色のニュートラルランプが光っているのを確認したらクラッチレバーを握りながらハンドル右側にあるセルスイッチを押してください。わからないことがあれば質問してください」

 

CB400SFに跨がってみると、スーパーカブのような原付とは目線の高さも何もかもが違う。ハンドルにもスイッチが多い。

ディレットにははじめてのクラッチ操作だ。キーを回し、クラッチレバーを握りながら大野教官が教えたセルスイッチを押すとエンジンがかかる。意外にも静かなエンジン音だ。

 

「次にニュートラルの状態からクラッチレバーを握り、左側のシフトペダルを踏みます。踏んだらクラッチレバーは握りっぱなしにしてください」

 

ディレットは車体左側のシフトペダルを踏む。

するとガチャリと音がして、ギアが1速に入る。

クラッチレバーがあるだけでこのあたりはカブと同じだ。

 

「はい、これでギアが1速に入りました。ではその状態からシフトペダルを"足の甲"で上に上げます。これでギア数を上げていきます」

 

基本的にバイクのシフトペダルは"リターン式"といって、足の裏で踏んで1速にギアを入れたらあとは足の甲で上げることによってギア数を上げていく。つまり下から順に1・N・2・3・4・5・6となっている。ギア数を下げるときは足の裏で連続して踏む。

バイクから降りるときは2速の状態から軽くチョンと踏んでやるか1速の状態から軽く上に上げてやればニュートラルに戻るのでそこでエンジンを切ればいい。

 

「ではニュートラルに戻してエンジンを切り、バイクから降りてください。降りるときはブレーキレバーを握りながら降りるのを忘れないように。降りたらもう一度安全確認してセンタースタンドを外し、乗車、ミラー調整、後方確認ののち、エンジンをかけましょう」

 

先ほどの手順でもう一度乗車してエンジンをかける。

 

「さあ、いよいよアクセルを回して発進をしてみましょう。1速に入れたらクラッチレバーをゆっくり、半分だけ戻してください。その状態でゆっくりとアクセルを回してください」

 

ディレットはクラッチレバーを半分だけ戻し、アクセルを回す。するとわずかにバイクが前へ進んだ。が……

 

「あっ……」

 

クラッチレバーを放してしまったディレットのバイクは力なくエンストしてしまう。

 

「おおっと、ディレットさん。クラッチは全部戻しちゃダメですよ。"半分だけ戻す"状態をキープして止まるときはクラッチレバーを全部握りましょう」

 

そもそもクラッチとはエンジンとマシンの駆動部を繋いだり遮断する部位であり、クラッチの繋ぎ具合によってエンジンの回転を駆動部に伝えるパワーを調整するものだ。

そして"半分だけクラッチレバーを戻す"。これこそライダー必須のテクニック、"半クラ"である。

半クラによって発進や低速走行時のスピードを調整する。これが出来なければMT操作のバイクに乗ることは不可能である。

つまりクラッチを全て握る・ギア数を上げる・半クラしつつアクセルを回して発進・走行中にクラッチを全部握りアクセルを戻して素早くギア数を上げる、スピードが落ちたらそれに適したギア数に下げる……バイクの操作はこれの繰り返しだ。

誰が言ったか、"低速を制する者はバイクを制する"。まさしくその通りである。

一応カブに乗ってギア数を上げることには慣れているディレットだが、そこにクラッチ操作が加わったことによってバイクの運転は複雑さを増した。

数ヶ月前、龍馬に初めてバイクを見せてもらったとき、彼は「クラッチやギア操作があるからディレットには難しい」と言っていたが、今ようやくわかった。

 

「(リョーマはこんな難しい操作をしながらバイクに乗ってたんだ……)」

 

実際のところ、身体が覚えてしまえばマニュアル操作はそう難しくはないのだが、いかんせん完全に理解し、身体が覚えるまでがややこしい。人によってはなかなか覚えられないこともある。

ディレットがクラッチ操作に難儀している時、ライダースルーム前のベンチにいつの間にか龍馬、勇斗、千春の三人がやってきていた。

ここの自動車学校は見学自由なため、三人ともディレットの様子を見に来ていたのだった。

 

「おっ、やってるなぁ」

 

「あ、またエンストした」

 

「あれ、最初は私もなかなか覚えられなかったわ」

 

そのうち発進の練習が終わり、いよいよコース外周を走る段階に進む。

なんとかクラッチの扱いを覚えつつあるディレットは1速のままゆっくりと外周を走り出す。

 

「(ええと……発進して少しスピードが出たらアクセルを戻してクラッチを切って……えい!)」

 

足の甲でシフトアップを行う。ギアはガチャリと繋がり、よりスピードが出る。

 

「皆さーん!ギアを3速まで上げてそのまま30㎞をキープして外周を走ってみてくださーい!」

 

拡声器で大野教官が指示を出す。

ディレットはギアを3速まで上げる。カブに乗っていたおかげか段々とコツを掴んできた。

 

「(楽しい……!)」

 

原付のパワーでは味わえない400ccクラスのエンジンはトルクが強く、低速走行でも充分にその力強さを味わうことができたディレットは感動と興奮に満ちていた。

 

「はーい!じゃあ、一旦私の所で止まって下さーい!」

 

ディレットを含む3台のCB400SFは大野教官のいるポイントで止まる。

 

「次は加速と減速を交互にやります。直線で3速で40㎞まで加速してみましょう。そしてコーナーに入る前にギアを2速、速度を20㎞以下まで落としてコーナーを曲がってください。ブレーキを使う時は必ず前後同時にかけてくださいね」

 

大野教官の指示通り、直線で40㎞まで加速する。しかし……

 

「(間に合わなかった……)」

 

速度は26㎞、ギアも3速のままコーナーに進入してしまったディレット。

 

「ディレットさーん!加速と減速をしっかり使い分けてくださーい!"加速と減速はメリハリが大事"ですよー!」

 

大野教官が外周を走るディレットに拡声器で指示を出す。

 

「出たよ、大野先生の口癖」

 

「"加速と減速のメリハリ"はあの先生の十八番(おはこ)だからなぁ。龍馬も俺もあの先生にはよく言われたよ」

 

「私も言われたわ……」

 

大野教官は加速と減速をしっかりきっちり使い分けて運転することを信条として生徒を指導している。

スピードの出しすぎはもちろんのこと、慎重になりすぎてノロノロと走るのも事故の元だ。

加速するところは加速して、減速するところは減速する。それが安全運転のために大事なことなのだと彼は考えていた。

ディレットはもう一度加速する。そして速度計が40に達したら素早くブレーキレバーとブレーキペダルを使って20㎞以下にスピードを下げつつ、ギアを1段階下げた。

 

「(よし……!今度はうまく曲がれた……!)」

 

「はーい、ディレットさんOK!その調子!いいですよー!じゃあもう一回!」

 

大野教官が拡声器でディレットに激励の言葉を贈る。

 

「慣れが早いな」

 

「お前んちのカブに乗ってたからなぁ。クラッチないとはいえ、あれも一応はギア車だし、あれの応用みたいなもんだしな」

 

「私より飲み込み早い……」

 

ここにきてスーパーカブに乗っていた経験が功を奏した。

千春は免許取得のための講習が初めての二輪乗車だったため、そこでディレットと差が付いたのだろう。

しばらく加速と減速の練習を繰り返していると終業のチャイムが鳴り響き、50分間の授業に終わりを告げた。

 

「皆さーん!校舎の前まで戻って駐輪スペースにバイクを停めてくださーい!」

 

大野教官が拡声器でディレット達に指示を出し、ディレットを含む三人が教官のいる校舎前まで戻ってくる。

 

「停車したらエンジンを切って後方の安全確認を必ず行い、ブレーキレバーを握りながら降車してください。あとは駐輪スペースにバイクを押して停めてくださいね。皆さん、お疲れ様でした。ライダースルームで教習原簿(きょうしゅうげんぼ)を渡すので、ロビーで原簿を返したら帰宅して大丈夫ですよ」

 

ディレットはバイクを駐輪スペースに停めると、ヘルメットを脱いだ。そこへ龍馬達がやってくる。

 

「リョーマ……?それにハヤトとチハルも?みんな来てたの?」

 

「おいおい、気付かなかったのか?まあ、それだけ集中してたんだろうな」

 

ハハハと笑う龍馬達の元へ大野教官がやってくる。

 

「おや、懐かしい顔ぶれが。斎藤君と城島君じゃないか。それにこないだ卒業した新人ライダーの須崎さんか。今日はどうしたの?」

 

「お久しぶりです、大野先生。ディレットの様子を見に来たんです。彼女はうちでホームステイしてるもんで」

 

「へえ!なるほどねぇ。それで異界人なのにこんなにバイクに興味を持ってるのか。なるほど、斎藤君のご一家に感化されたというわけか。確かお父さんもバイク乗りでしょ?」

 

「はい」

 

「はは、やっぱりバイク乗りが近くにいるとバイク乗りになる確率って高いんだなぁ。彼女はなかなか筋がいいね。授業を受ける量にもよるけどスムーズに行けば1ヶ月で取るのも不可能じゃないね」

 

「ほんとですか!?」

 

ディレットは大野教官のその言葉を聞いて目を輝かせる。

 

「もちろん君の努力次第だけどね。君が早く一人前のライダーになれるように私達も全力で指導するからね。わからないこと、不安なことはいつでも聞いてくれよ。じゃ、あとで教習原簿取りにきてね」

 

大野教官は教習原簿にチェックと印を押すためにライダースルームに入っていった。

ディレットは大野教官から教習原簿を受け取り、ゼッケンや防具を返したあと、ロビーの教習原簿返却箱に原簿を入れて玄関前で龍馬達と再び合流した。

 

「よし、帰り道がてら軽くツーリングでもすっか」

 

龍馬の提案で四人で並んで帰宅ツーリングとしゃれこんだ。

今日のディレットはバスで来ていたので都合が良い。龍馬の後ろにタンデムして帰れるからだ。

 

「あっ!」

 

龍馬のNinja250、勇斗のビラーゴと並んでもう一つ黒いバイクが。そう、千春のGSX-R250だ。

 

「チハルのバイクだ!そっか、もう免許取ったんだっけ」

 

「そうだよ。お父さんが私のために遺してくれたバイク……冴島さんがピカピカの状態にしてくれてたんだ。今日は試運転を兼ねて斎藤達と一緒に来たの」

 

そう言って千春はジェットヘルメットを被り、エンジンをかける。

1987年のスズキを代表する250ccSSバイクが長い時を経て受け継がれた新たな乗り手にまるで"早く走らせろ"と言わんばかりに唸りを上げる。

龍馬達は自動車学校を出ると、百道浜へとバイクを走らせる。

前から龍馬とディレット、千春、勇斗の順に走る。

ツーリングの時は初心者や慣れてない人間を列の真ん中に走らせ、経験者が先頭と最後尾を走る。

これは先導する人間に信号の停止などで離されても最後尾の経験者が初心者をカバーできるように走るためのツーリングの基本なのだ。

もう乗り慣れた龍馬のNinja250のタンデムシート。

SSのタンデムシートなんてキツい・怖い・乗りにくいと言われるが、ディレットはそのように感じた事はなかった。むしろ前傾姿勢の龍馬より高い視線を楽しんでいるくらいだ。

後ろからは千春と勇斗がついてきている。

自分も早く免許を取り、自分のバイクに乗って彼らと一緒に走りたい。二人乗りで、ではなく自分も一人のライダーとして早くこの列に加わりたい。そう思うディレットであった。

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