やった!スマブラ買ったから流行に追いつける~カービィとかピカチュウとかマルスとか使いたいキャラが多すぎる~!
「…うっ…ぁ…もう朝…?」
目を覚ましたほむら。布団で眠っていた彼女の腕の中にはぐっすりといびきをかいて眠るピンクボールがある。無論それはカービィであり、彼女は眠っているカービィを優しく抱きしめていた。
なぜこのような事になっているのかというと…カービィは基本大盛ご飯を平らげた後に部屋の中でぽよぽよし、眠りにつく。
しかし、彼はトイレとか机の上だとかところかまわず寝てしまう。それは流石に問題があると考えたほむらは最近はしぶしぶ布団で一緒に眠っていた…のだが彼の触り心地の良さにほむらはいつしか抱き枕にしてしまっていたのだ!
「んんっ…今日も学校ね。マミは答えを出してくれるかしら?」
昨日、ほむらは自分たちにお礼をする為に姿を現したという巴マミに仲間にならないかと誘った。彼女は戸惑い半分嬉しさ半分といった様子で口元に手を置き、真剣に考えていた。
そして、考えに考え抜いた末に彼女が出した答えは保留という選択であった。仲間として活動できるのは嬉しく思うが、まだ出会ったばかりで完全に信用はできない…なのでもう少しだけ答えを待ってほしいというものであろう。
「カービィもいる。そして、このまま何事もなくマミの協力を得る事ができればきっと”やつ”も…」
鼻ちょうちんを作って気持ちよさそうに眠るカービィを見ながら呟くほむら。しかし、すぐに首を振って立ち上がる。
「いえ、油断は禁物よ。どこに落とし穴が仕掛けられているかわからない…インキュベーターもいるもの、安心なんてできないわ」
学校の身支度を素早くすませ、カービィを盾の中にそっと収納したほむらは学校へ向かう…のだが、その最中で見覚えのある人影を見つけた。
ドリルにもコロネにも見えるあの髪型は巴マミのもの。その姿はほむらと同じ見滝原中学校の制服。実は巴マミもほむらやまどかが通う見滝原中学校の生徒でほむら達の一年上の先輩であったのだ。
マミもほむらに気がついたようでニコッとほむらに笑顔を向けて近づいてくる。
「おはよう、暁美さん!いい天気ね~」
「おはよう、巴さん。今日も髪型決まってるわね」
「うふふっ…ありがとう!今度あなたの髪も整えましょうか?」
「えっ!?えっと、遠慮しておくわ…」
「ええ~?今の暁美さんも素敵だけど…髪を整えたらもっと可愛くなれると思うのに…三つ編みとか、ツインテールとか…」
掛け値なしの褒め言葉にちょっぴり顔が赤くなるほむらだが、こほんと咳払いした後に本題に入る。
「…そんな事より答えは決まったかしら?」
「…その事なんだけど…やっぱり私たちはお互いを知らなさすぎると思うの。だから。一度私の魔女退治に付き合ってみない?」
「なるほど…それは一理あるわね」
「じゃあ今日の放課後、私はパトロールにいくつもりなんだけど…一緒についてきてもらってもいい?もちろんカービィもね」
(今日出現する魔女…それは確か…!運がいいのか悪いのか…)
マミの言葉にほむらは今日姿を現す魔女がどんな魔女かを思い出し、なにやら複雑な表情をしていたのだがしばらくしてため息をつくと…
「ええ、構わない。どこに行くかは決まってるのかしら?決まってないのなら…」
その魔女が出没するのはほむらの統計上では見滝原の病院の近くだ。やはり、病院だけあってかなりの人が出入りするので魔女が姿を現すとなると大規模な被害が予想できる。なので、いつ出現してもいいようにほむらが魔女の情報を掴んでいる事は伏せつつ、その近くでスタンバイしておくように伝えた。
余談だがそこには上條恭介というほむらのクラスメートもいた。彼はさやかの幼なじみで彼女が密かに思いを寄せる相手らしい。
(今回の魔女は強敵。それに困った事に私には武器がない…マミと今の私ではやられてしまう可能性もある。底が知れないカービィの力の真価を見る時がきたかもしれないわ)
………
放課後となり、ほむらは日直の仕事を済ませてマミと待ち合わせた校門へ行く。下校する他の生徒たちの中からマミの姿を探した所、彼女はすぐに見つかった。
なぜか、楽しそうに談笑をするまどかとさやかの姿もある。二人がいる理由はすぐに察しがついた。
「あ、暁美さ~ん!こっちこっち!」
「…これからいくのは魔女探索でしょう?どうして一般人である彼女たちもいるのかしら?」
”それは僕から説明させてもらうよ。暁美ほむら”
どこからか姿を現し、器用にまどかの肩に乗るキュゥべえ。このような白い謎の生き物が下校中である今の時間帯に校門に現れるというのは目立つと思うかもしれないが彼の姿はカービィとは違い、何か細工をしているのか特別な力を持っている者にしか見ることができない。
なので当然周りの学生たちはまどかの肩に乗る地球外生命体に興味を示す事なく通り過ぎていっていた。
”魔法少女になるにしろならないにしろ、彼女たちには一度魔法少女とはどんなものか見せた方がいいと考えてね。聞けば君たちはこれから魔女探索に行くそうじゃないか?その姿を見ればきっと彼女たちもいい経験になるはずさ”
「危険すぎる…!万が一の事があってからでは遅いのよ?巴さんもどうしてそれを許可したの!」
「まあまあ…暁美さん大丈夫よ。私に暁美さん、それにカービィもいるのよね?どんな魔女がきても平気よ!」
マミは有り余る胸を張ってそんな事を言っているが魔女との戦いはその油断こそが命取りである。
ベテランである彼女ならば考えればすぐにわかる事であろうが、未来の後輩になるかもしれない彼女たちがいる事と誰かと一緒に戦えるという喜びから彼女の判断力は低下しているようだ。
乗り気であるマミの説得は不可能と考え、今度はまどかとさやかに向き直る。
「…あなた達はそれでいいの?命の保証はできないわよ。まどか、美樹さやか」
「…心配してくれてありがとう、ほむらちゃん。でも、私ほむらちゃんやカービィがどんな事をしているのか見てみたいのっ」
「なんであたしだけフルネーム…あたしも魔法少女に興味があるんだよね。ま、あんたの気遣いには感謝しておくよ!」
「…はあ…もう勝手にしなさい…でも、戦いが始まったら絶対に後ろで待機しておく事。いいわね、まどか?」
「だからなんでまどかだけ~!!」
Next Kirby's HINT!
お菓子!
次回カービィ大暴れかな!