まどか「お願い…カービィ!」「ぽよ!」   作:めぐるうさぎ

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現在のほむらの持ち物
ブルーベリーガム(カービィ用)
ROCKYとんまい棒(杏子用)
懐かしのゴルフクラブ(5番アイアン)
徹夜して作ったほむらお手製パイプ爆弾×5
駄菓子屋で売られていたオモチャの拳銃←NEW!!


16.ハコの魔女Battle! 後編

 空から襲い来るハコの魔女の使い魔の大群をほむらは玩具の拳銃を取り出し、魔法で強化したBB弾で使い魔の羽根を狙って撃ち落としていく。

 しかし、ハコの魔女から無限に湧いて出てくる使い魔にほむらの射撃は追いつかない!

 彼女の後ろにいる倒れている人たちがいなければ爆弾で一掃できるのだが…まどかにああ言ってしまったからにはほむらは必ず守りきる必要があった。

 

 

「数が多すぎる!こぼれたヤツはお願い、カービィ!」

 

(っ'o'c)彡彡彡

 

 

 そう言ってほむらがカービィの後ろに下がると、待ってましたと言わんばかりに口を大きく開けて吸い込み始める。

 そして、近くにいた数匹の使い魔を吸い込み終えた所でカービィはそれを飲み込む。すると…

 

  _

ପ(╹◡╹)ଓ<やっ!

 

 

 白い羽根がひらりひらりとほむらの前に舞い落ちてくる。頭上を見上げるとそこにはふわふわと浮かびながら弓を射て戦うカービィがそこにいた。

 穢れ一つない真っ白な翼と頭に出来た輪っかという彼のその姿は神様に使える天使を連想させる。これはカービィがハコの魔女の手下をコピーして得た能力【エンジェル】だ!

 

 

「カービィ!出来るだけで構わないわ。あなたが倒し損ねた敵は私が始末する!」

 

 

 まどかと杏子がここに倒れている人たちを避難させ終えるまで魔女と使い魔が抑えられればそれでいい。避難させ終えた後は使い魔をおびき寄せて爆弾で一掃し、魔女までの道が出来た所で一気に仕留める!それがほむらの作戦だ。

 その為、カービィが使い魔の数を減らし、ほむらがそれをすり抜けてやってくる使い魔を始末する今のこの状況を維持する必要がある。

 

 

「ほむらちゃん!頑張って!」

 

「もうじき避難が終わる!気張れよ、二人とも!」

 

 

 ほむらの背後からそんな声が聞こえてくる。この調子だともうしばらくの辛抱だ。そうほむらは思っていたのだが…

 

  _

ପ(╹~╹)ଓ<ぽよ!

 

「っ!カービィ!?」

 

 

 ぼぴゅっと音を立てて降ってきたのはカービィだ。すぐさま立ち上がり、まだまだ余裕そうな表情を見せるカービィに安心するが…何故カービィが弾き飛ばされてきたのか…その理由はすぐに理解した。

 

 

「はっ…マズい!」

 

 

 慌てて時を止めたほむら。彼女の頭の上にはハコの魔女の黒いツインテールが振り下ろされていた。

 もう1秒でも遅れていたらほむらは地面に叩きつけられていただろう。カービィがやられたのは使い魔を生み出していた魔女に突然参戦されたからであった。

 ハコの魔女の背後に回ったほむらが時間停止を解くと、ほむらを狙っていた魔女の攻撃は空を切る。そして、無防備なハコの魔女をゴルフクラブで打ちつけるほむら。しかし…

 

 

「効いて…いない…!」

  _

ପ(╹~╹)ଓ<ぽよ!

 

 

 ハコの魔女はビクともせず、逆にほむらのゴルフクラブがひしゃげてしまう。危ないと声を上げたのかカービィの声が聞こえてくるが遅かった。ハコの魔女は画面をチカチカと点滅させながらほむらの方へ振り向くと…!

 

 

「…!それは…あっ…ああっ…!」

 

 

 ほむらの方に振り向いたハコの魔女のモニターが何かを映し出す。それは傷だらけで横たわるまどかと…眼鏡をかけた三つ編みの少女の姿。その三つ編みの少女はどことなくほむらに似ていた。

 それを見てしまったほむらは激しく息を切らし、ペタリとその場に崩れ落ちてしまう。その瞳には涙も浮かんでいた。

 

 

「まどか…私…私はっ…」

  _

ପ(╹o╹)ଓ<ほむら!

 

 

 動揺しているのか、いつもの彼女らしくないほむらの頭にツインテールを振り下ろそうとするハコの魔女だが、それは間一髪の所で飛び込んできたカービィの蹴りによって横に逸らされる。

 ハコの魔女は二人から距離を取ると…再び使い魔を自身のモニターから召喚し始めた!

 

  _

ପ(╹~╹)ଓ<ぐぬぬ!

 

 

 カービィはほむらの方をチラリと見る。彼女は虚ろな瞳で譫言のようにまどかの名前を呼んでいた。魔女の攻撃で正気を失ってしまったようでほむらのサポートは期待できないだろう。

 まだ避難できていない人もいる。その為、今度はカービィ一人でその人たちを守る必要があった。

 

  _

ପ(╹o╹)ଓ<うりゃあ!

 

 

 地上で飛んでくるハコの魔女の使い魔を撃ち落としていくカービィ。しかし、その数は多すぎた。矢をすり抜けて撃ち漏らしてしまった何匹かの使い魔がカービィの横を通り、守っていた人々を掴んでどこかへ連れ去ろうとする!

 カービィが弓を射ようと構えるがそれでは守るべき人も傷つけてしまう恐れがある。絶体絶命と思われたその時!

 

 

「…でやぁぁぁっ!!」

 

 

 青い閃光がその使い魔たちの羽根を切り裂き、この絶体絶命の状況を救った。白いマントを身にまとい、颯爽と現れたのは…!

 

 

「危機一髪って所だったね!カービィ、転校生!」

  _

ପ(╹◡╹)ଓ<………さやか!

 

 

 そう!カービィの前に現れたのはまどかやほむらのクラスメートの美樹さやかであった。その手にはサーベルを持ち、騎士を思わせる衣装を身にまとっている。

 そして、彼女のお腹には青く光るソウルジェムの輝きがあった。さやかは魔法少女となって、この場に現れたのだ!

 ちなみにカービィが名前を呼ぶのに間があったのはさやかの事を忘れていたからではない…はずだ。

 

 

「二人は倒れてる皆を守ってたんでしょ?ならアタシも手伝うよ!」

 

 

 さやかは自分の周りに数本のサーベルを具現化させるとそれを向かってくる使い魔たちへと投げた。剣の何本かは使い魔の腹部を貫き、そのまま消滅させるが残りは明後日の方向へ飛んでいく。

 撃ち漏らした使い魔はカービィが放った矢によって消滅する。魔法少女になったばかりということもあってか、さやかの攻撃は当たらない事の方が多かったがそれでも心強い援軍だ!そして…

 

 

「おい!これで全員だ!…ってアンタいったい何者だ?」

 

「さ、さやかちゃん!?どうしてここに…!それにその姿…まさか!」

 

「あはは…まあ、話は後!二人は倒れてる人たちと倒れてる転校生を早く安全な所へ!ここはあたしとカービィがなんとかするから!」

 

 

 釈然としない様子ではあったが杏子とまどかの二人は倒れた人たちとまどかに対して泣きながら謝り続けるほむらを背負ってこの魔女結界を後にした。

 これで思う存分戦える…守るモノがなくなったカービィとさやかは弾けたように動き出した!

 

 

「ここで決着をつける!いくよ!」

  _

ପ(╹◡╹)ଓ<ぽよ!

 

 

 クラウチングスタートの形となるさやか。そして、彼女の足元に魔法陣が描かれると…凄まじいスピードで青いオーラを纏って魔女に向かい飛んでいく!

 そのスピードに魔女や使い魔は反応できず、彼女に行く道を遮る使い魔は無惨にバッサバッサと切り刻まれていた。カービィは絶好のタイミングで射止めるべく、片目を瞑って狙いを定めている。そして…

 

 

「でやぁぁぁっ!!」

 

 

 目にも留まらぬ速さで魔女の背後へと回ったさやかがサーベルを振り上げ、ハコの魔女を切り裂こうとする…も魔女は背後に振り向き、ツインテールをクロスにしてそれを受け止めた!両者一歩も引かず、つばぜり合いの形となる。

 

 

「負ける…ものかっ!」

 

 

 そう吼えたさやかだったが受け止められたまま動く事はない。そんな時、魔女のモニターがチカチカと発光し始める。さやかは知らないだろうがこれはほむらを戦闘不能に陥らせた精神攻撃だ。

 それでもなんらかの攻撃である事は理解できたさやかが歯をくいしばり、その攻撃を耐えようとしていた時!不意に魔女が爆発する。突然の出来事に不意を突かれたのか魔女の力が少し緩んだ。

 

  _

ପ(╹o╹)ଓ<さやか!

 

「わかってる!うおりゃぁぁぁっ!!」

 

 

 カービィの援護により、緩んだその隙をついてさやかが力を爆発させる!それにより、見事ハコの魔女に攻撃を与える事に成功。魔女は剣で切断するまでは至らなかったものの思いっきり地面へと叩きつけられた。

 画面はひび割れ、さやかの斬撃を受けた箇所からは黒い液体がだらだらと流れ出ている。しかし、それでもなお浮かび上がったハコの魔女…だが、地上にはカービィがいる。

 

  _

ପ(╹~╹)ଓ<やっ!

 

 

 魔女が最後に見たのは自分に向けて弓を精一杯引き絞る天使のような悪魔の姿であった。




【能力紹介】
《エンジェル》
あたるといたい矢をうちます
おしてはなして矢がとびます
アクマのようなテンシです

ほむらはトラウマを刺激された事によりリタイア。そこに、本編のように契約したさやかの救援ですね。
本当はこの後にさやかが危機に陥るけどもスロットの復活演出のように杏子が乱入という形にしようかと悩みました…
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