まどか「お願い…カービィ!」「ぽよ!」   作:めぐるうさぎ

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2.鳥かごの魔女Battle!

(っ 'o'c)彡彡彡

 

「なにこれ…」

 

 

 ピンク玉が逃げようとする鳥マッチョを凄い勢いで吸い込む…黒髪の少女の目の前では今、そんな光景が繰り広げられていた。

 逃げる鳥マッチョこと鳥かごの魔女の使い魔は羽根をばたつかせて必死に逃げようとしている…のだが、まるで某掃除機(ダイソン)が汚れを吸い取るかのような吸引力を見せているカービィの口に使い魔の身体はどんどん吸い込まれていく!

 ものの数秒もしない内に使い魔は口の中に吸い込まれ、それをカービィが飲み込んでしまった。すると…

 

 

「カービィの姿が変わった…!?鳥…?」

 yyyyyyy

!!(っ╹~╹)!<ウィング!

 

 

 ピンクボールだった彼の身体からは色鮮やかな鳥の羽根が生え、インディアン風の羽根飾りがカービィの頭に着けられていた。

 彼は吸い込み飲み込んだ敵の能力を【コピーする能力】を持っているのだ!その力を用いたり用いなかったりで数々の星を救ってきたのはまた別のお話…

 

 yyyyyy

!!(╹◡╹)!!<ぽ~よ!

 u u

「えっ?カービィ…きゃっ!」

 

 

 彼は羽根を広げると…大地を蹴って驚いている彼女を掴み、空高く舞い上がった!

 宙に浮かぶキューブをかわしながら勢いに乗って軽快に進んでいくカービィ。その姿はまるで大空を高く翔けぬけていく荒鷲をイメージさせるのだが、どこかお間抜けな顔がそれを台無しにしている。

 

 

「…上から探すというのはいい案だけど、急に掴んで飛ぶのはやめてほしかったわ。カービィ」

yyyyyy

c(_ _)っ<ぽよ…

 

 

 カービィに両肩を持たれ、ぶら下がっている形になっている少女が少し怒っているような雰囲気だったので素直に謝るカービィ。悪意など微塵もなく、ただただ謝るカービィに少女の表情は無表情ではあったものの、出会った時のトゲトゲしさは消えていた。

 

 

「…あの子と同じ…あなたは面白いわね…」

 

c(╹o╹)っ()<ふわぁ?

 

「ほむら…私は暁美ほむらよ」

 

 

 少女が急にほむらと名乗った事にキョトンとしていたカービィ。だが、仲良くなれた事は良いことなので彼女の言葉に《はぁい!》と微笑み返す。

 

yyyyyyy

!!(c╹~╹っ)!!<あれ!

 

「っ!あそこに行って!」

 

 

 上空から結界内を見渡すという作戦は功を成したようで、この結界を生み出している魔女を発見する事に成功した!

 

 カービィの指差すその姿は鳥かごの魔女と言うだけあって人間の大きさを遥かに上回るほどの巨大な鳥かご、その中にはたまた巨大な人間の足が入っているという訳の分からない構造をしていた。

 中の足は片方が普通の靴下でもう片方がハイソックスというのがおそらく魔女なりのお洒落なのだろう。

 

 

「…あれが魔女。あの魔女をあなたは倒せるかしら?」

yyyyyy

c(╹◡╹)っ<ぽ~よぽよ!

 

 

 地上に降りたカービィは黒髪の少女ほむらを降ろし、鳥かごの魔女を見上げる。人間から見ても大きなサイズ、彼からしてみれば山のような大きさだ。しかし、彼は臆すことなくその山に向かってダッシュしていく!

 同時に彼の接近に気づいた鳥かごの魔女が足で軽快にタップダンスを刻み、付近にいる数体の使い魔に命令をしていた。

 

 

「鳥かごの魔女は本体の力が弱いけど使い魔の数は多い。まずは使い魔から片付ける事をオススメするわ」

  yyyyyy

彡(╹◡╹)彡<やっ!

 

 

 魔女を庇うように立つのは先ほどカービィが吸い込んだ使い魔たち。突進の勢いに乗ったカービィは一番手前にいる使い魔を体格の差をものともせず頭上へ投げ飛ばし(トス)、追い討ちをかけるかのように体当たり(シャトルループ)!そして、その使い魔を近くにいた使い魔に向かって弾き飛ばす。

 体勢を崩した使い魔たちに一瞬、構えをとったカービィは身体を高速回転させてそのまま頭突きで突撃(コンドルずつき)していく!その頭突きで地上にいた使い魔は霧散し全滅となる。

 残った空中で浮かぶ使い魔たちが動揺している隙に彼は素早く翼を広げ、何本か羽根を飛ばす(フェザーガン)とその羽根は寸分狂わず使い魔の胸に突き刺さり、残りの使い魔たちが地上へと落ちてくる。

 

 

(かなりの数の使い魔を無駄なく一瞬で倒す…あの子、見かけによらず戦い慣れている!)

 

 

 はたして自分にあれほどの事ができるだろうか…暁美ほむらはカービィの戦闘能力を素直に賞賛していた。

 瞬く間に使い魔たちを消滅させ、開けた道をカービィは加速し一直線でボス(鳥かごの魔女)へと向かう。

 

 

「さあ、次は何を見せてくれるの…!カービィ」

 

 

 目にも留まらぬスピードで魔女まで近づいた彼は方向を変え、その場所から遥か上空へと急上昇する!結界の天井と思われる所まできたカービィはそこから勢いをつけて急降下!

 高速で回転しながら風を切るようなスピードでぐんぐん加速し、巨大な鳥かご目掛けて落下していく。そして、勢いに乗ったまま頭突き(ばくげきらっか)を繰り出した!鳥かごとカービィのぶつかり合った衝撃が離れているほむらまで伝わってくる。

 

 

「…まだよ。カービィ!」

 

 

 魔女を覆っていた鳥かごは落下の衝撃によって割れ、中の足が露わになる。しかし、カービィの攻撃はかなりのダメージを与えたものの仕留めるまでには至っていない!

 ほむらはどこからか拳銃を取り出し、ふらつきながら立ち上がった足に構えるがそれは必要のない事だ。なぜなら…

 

yyyyyy

c(╹◡╹)v<ぶいっ

 

 

 立ち上がった足もとい鳥かごの魔女の中身の全体にはカービィの投げた羽根が突き刺さっていた。羽根が突き刺さった魔女はゆっくりと後ろに向かって倒れ、粒子状となって消えていく…とぼけた顔をしているものの戦闘においてはカービィは抜け目がないのだ。

 

 

「単独で魔女を容易に倒す程の実力…か」

っc

(╹◡╹)彡<はぁい!

 

 

 巨大な敵を倒したカービィはくるくると回転したり、ジャンプしたりして嬉しさをダンスに表現していた。そんな子供のような純粋さの裏側に魔女を軽く屠る実力を持つカービィ…そんな彼にほむらは興味を引かれていた。

 

 

(彼ならばもしかしたら…)

 

 

 信じてみる価値はありそうね…パキパキと空間が割れ、元の自然公園の風景に戻っていく中喜びのダンスを踊っているカービィを見てそう呟く。

 

 

 

彼女、暁美ほむらもまたカービィとの出会いで未来が変わった者の一人である。

 




【能力紹介】
《ウィング》
ワザも たさいだ トリッキー。
つばさで バサバサ
はばたけば、気ぶんも
そうかい ゆかいな スカイ!

コピー技はルビ振りました
多分このカービィはチャレンジプラチナいってるね
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