月の少年と彩りの少女   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
この度、連載時期がきたので連載する事になりました。
相変わらず拙い内容ですが、楽しんでもらえると嬉しいです。

それではどうぞ。



第0話 出会い

突然だが、みなさんは初めての高校生活が楽しく送れると思った事がおありだろうか?

…僕の場合は、ほんとに仲が良い友達が一緒ならそれで良いと思う……

だって、そうでもないと僕自身が楽しいとは思えないから。

 

(…寝ちゃってたか……)

 

どうも。僕の名前は水無月悠里(みなづきゆうり)です。

月ノ丘高等学院に入学したばかりの高校1年生です。

って、誰に挨拶してるんだろ……

 

「あ~。ゆうくん起きた~♪」

「…ルーちゃん?」

 

声をかけてきたのは、同級生で幼馴染みの明美瑠菜(あけみルナ)ちゃんだった。

マイペースで優しい女の子だ。

 

「ゆうくん~、昨日はちゃんと寝たの~?」

「…多分。2時間くらい?」

「それは寝てないと同じだよ~? ちゃんと睡眠を取らないとダメ~」

 

寝不足は確かによろしくないけど、僕の場合はそうも言ってられないからなぁ……

 

「ルナ、戻ったわよ。あら…ユーリ起きたのね」

「…うん、ほんの数分前に起きた」

 

教室のドアが開き入って来たのは、

僕、ルーちゃんの幼馴染みである如月(きさらぎ)ティアちゃん。

元々はフランス出身で、小さい頃に両親と日本に引っ越して来たのだ。

 

「入学式して1週間経ったけど、慣れないものね」

「…学校ってそんなもんでしょ? 僕は中学よりはマシだと思いたいけど……」

「ゆうくん大丈夫だよ~。わたしのお母さんが理事長だから安心して~」

「そうよ、ユーリ。ちょっとぐらいは安心しても私はいいと思うわよ?」

 

優しい表情で言う、ルーちゃんとティアちゃん。

…2人……正確には、ここにはもういないが、もう1人を含めた幼馴染み……3人は中学の時に僕が経験した頃を知っている。

そして先程、ルーちゃんが言ったが月ノ丘高等学院の理事長は彼女の母親なのだ。中学時代がゲロカスだったので、推薦でこの高校に入学させてもらったのだ。

 

「そう……だといいな……」

「……さ、そろそろ完全下校の時間だし帰りましょ?」

「…うん、そうだね……」

 

僕の表情を見て察してくれたのか、ティアちゃんがそう言った。

こういう気遣いは僕としても凄くありがたかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あ~あ~、来週から本格的に授業開始か~。わたし乗り気じゃないよ~……」

「普通は入学式が終わって2~3日してからが授業開始なんだから文句言わないの。ね、ユーリ?」

「そうだね……授業についていけるか心配だけど……」

 

帰宅通路を歩く中、

なんでもない会話をする僕達。

入学式を終えてからの今日まではオリエンテーションが続いた。来週からは本格的に授業が始まるのである……

 

(帰ったら何をしようかな……?)

 

そう思ってた時、スマホが鳴った。

着信から察するに電話だったので、その場で足を止め通話ボタンを押す。

 

「…はい。もしもし」

『おお、繋がった! 水無月君、急に電話してすまないね』

 

電話の相手は昔、小さい頃にお世話になった芸能事務所の社長さんだった。

今でも手紙程度は送ってるので、声を聞いたのは久しぶりだった……

 

「…いえ。あの……僕に何か御用ですか?」

『おお、そうだったそうだった! 急で申し訳ないんだが、今から事務所に来てもらってもいいかね?』

「今から……ですか?」

『詳しくは水無月君が着いてから説明させてもらうよ。今ちょっと別の案件で立て込んでいてね……』

「…分かりました。着いたらどうすればいいですか?」

『入口にスタッフを待たせて案内させるよう手配しておくよ。私もすぐ今の案件を終わらせよう』

「…分かりました。じゃあ今からそちらに向かいます」

 

そう言って僕はスマホの通話終了ボタンを押した。

 

「…ごめん。2人共、今からちょっと事務所に行ってくる」

「うん~、大丈夫だよ~。社長さんが、ゆうくんに電話なんてよっぽどの事だしね~」

「ルナに同意ね。ユーリに何か頼み事でもあるのかしら?」

 

先程の電話の内容を聞いてた2人に話す。

ルーちゃんとティアちゃんも社長さんには会った事があるので、あんまり動じなかった。

家に着いたら連絡すると2人に伝え、その場で別れた後、目的地に向かった……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

走って20分だろうか?

社長さんに呼ばれた事務所に着いた。

 

「すみません。社長に呼ばれた水無月悠里なんですが……」

 

入口にいたスタッフさんらしき人に声をかける。

 

「ああ。お忙しいところすみません……ご案内しますので、こちらへどうぞ」

 

スタッフさんの案内で事務所の中へ入る。

数年ぶりに入ったので懐かしく感じた……

 

「こちらになります。社長も既に中にいらっしゃいます」

「…え? さっきまで別の案件をやってたって電話で言ってたんですけど……」

「それが……その案件とはまた別の案件が入ってしまいまして……"一旦休憩じゃボケー!!"と叫びまして……」

 

あの人は全く……

そう思いながらもスタッフさんにお礼を言ってドアをノックして中に入る。

中に入ると、社長さんと僕と同年代と思われるピンク色の髪色をした少女がいた。

 

「おお! 水無月君、久しぶりだね」

「…お久しぶりです。お仕事……相変わらず大変そうですね……」

「そう言ってくれるのは、君と会長だけだよ……」

「あの……それで僕は何故ここに呼ばれたんですか……?」

 

そう言うと社長さんは、おおそうだったと言い、来客用のソファーに座すように促した。

…相変わらず、事務所のソファーの座り心地は違うなと思ってると……

 

「水無月君。こちらの彼女が……」

「は、初めまして。丸山彩(まるやまあや)です……」

「これはどうもご丁寧に……水無月悠里です」

 

ピンク色の髪色の少女……丸山彩ちゃんが緊張気味に僕に挨拶をする。

 

「はっはっはっ♪ 2人共そんなに緊張しなくても。それで水無月君。急で申し訳ないが、連絡をしたのは君に頼み事があってね……」

「頼み事……ですか?」

 

すると社長さんは深呼吸をした後、真剣な表情で口を開き……

 

 

「彼女の……丸山君のマネージャーになってもらえないか?」

「「……えっ?」」

 

突然過ぎる内容に、僕と彩ちゃんの声が重なった瞬間でもあった。




読んでいただきありがとうございます。
次回の投稿は早くても、明日辺りになると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

※主人公とオリキャラの簡単なプロフィールです。

水無月悠里(みなづきゆうり)

容姿イメージ:『らき☆すた』の岩崎みなみ

誕生日:12月12日、いて座

血液型:A型

一人称:僕


明美瑠菜(あけみルナ)

容姿イメージ:『テイルズオブエクシリア』のエリーゼ・ルタス

誕生日:11月11日、さそり座

血液型:O型

一人称:わたし


如月(きさらぎ)ティア

容姿イメージ:『蒼の彼方のフォーリズム』の倉科明日香

誕生日:10月10日、てんびん座

血液型:A型

一人称:私
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