今回は少し短いかもしれませんが、楽しんでもらえると幸いです。
サブタイは連載開始から決まっていたり……(苦笑)
それではどうぞ。
彩に文化祭に呼ばれて花咲川女子学園にやって来た悠里。
ところが、彩のいる教室が分からず迷子になってしまう……
そんな時……
「「悠里(くん)?」」
誰かが悠里に声をかけてきた。
しかも聞き覚えのある声。振り返ると、そこにいたのは……
「…
花咲川女子学園に通ってる4人の知り合いの内の2人、
2人は一瞬、悠里でも見たことのないくらい驚愕の表情になった後、すぐに近寄って来た……
「…とりあえず久しぶり。2人共、何してるの?」
「それはこっちのセリフ。ここ女子校よ?」
「…知人が花女の文化祭においでよって誘われたから……せっかくだから……来ちゃった」
「そ、そうだったんだ……」
千聖と花音に、自分がここに来た理由を話す悠里。
ちなみに2人とは幼馴染みなのである。
「……2人の制服姿、初めて見たけど……似合ってるね」
「「っ!? あ、ありがとう……」」
ポツリと呟きながら感想を言う悠里の言葉に頬を赤らめる花音と千聖。
彼女達と最後に会ったのは、中学2年生の時の休日だった筈……
この時は色々と面倒事や個人的にしんどかった時期が重なってしまい、精神的にもヤバかったのは嫌でも覚えてる……
「…………(ほんとゲロカスだよ)」
「悠里くん?」
「……え?」
「暗い顔だけど……大丈夫?」
「あ……うん。大丈夫、大丈夫」
花音に心配されたが、大丈夫だと答えた悠里。
そんなに暗い顔してたかと千聖に視線を向けると、してたとばかりに頷く千聖。
……なるほど。
元・子役で現在は女優をしている彼女が言うのだから、そうなのだろう。
こういう感情を隠す演技には自信あるんだけどなと内心思いながら。
「ところでさ、2人にちょっと訊きたい事があるんだけど……」
ここで悠里、当初の目的を思い出す。
せっかく千聖と花音が居るので、この学校のクラスについて聞く事にしたのだ。
そうすれば、彩のいるクラスまで辿り着くかもしれないと思ったから。
ちなみに1年生の。
「…へぇー、1年生のクラスだけでも5クラスあるんだ?」
「うん。私と千聖ちゃんは一緒のクラスなんだよ」
「そうなんだ? 中学の時も一緒だったって言ってたもんね」
予想してたより多いねと付け足す悠里。
なんでも1年生だけでもA組、B組、C組、D組、E組の5クラスに分けられてるようだ……
じゃあ、あとの2人と彩はいずれかのクラスにいるのかな?と悠里は考えた。
「…そういえば、千聖ちゃんと花音ちゃんのクラスは何をやってるの?」
「花音の提案で喫茶店よ。と言っても、ちょっと変わってるけど」
せっかくなので彼女達の教室に寄らせてもらう事にした悠里。
移動中、悠里が疑問に思った質問に千聖が答える。
それにしても変わってる喫茶店というのは、どういう意味なのだろうか?
「…花音ちゃんが茶道部だから、それに似た形式での喫茶店だったり? 例えば、来てくれた人達に自分で作って楽しんでもらうとか……」
「ふえぇ~!? なんで分かったの~!?」
「……悠里。狙って言ったの?」
「……その気は全くなかった。ほんの例えだったんだけど……」
ピンポイントで当てられ、ふえぇ~と驚く花音。
そしてジト目で千聖に言われ、そんな気はなかったと答える悠里。
単純に花音が前に茶道部に入ったんだと教えてくれたから、なんとなく言ってみただけなのだが……
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そう言ってる間に千聖と花音の教室に着いた。
教室の入り口には『紅茶と緑茶の喫茶店』と可愛いデザインで描いてあった。
早速、中に入ると……
『いらっしゃいませ~……って、イケメンだー!!』
「……」
悠里を見た瞬間、黄色い声が響き渡った……
「み、みんな、悠里くんが困ってるよ……」
「そうよ。悠里が困ってるから、みんな落ち着いて……」
「はっ!! まさか、この人が松原さんと白鷺さんが言ってた……これが三角関係!?」
「「~~~~っ!?」」
1人の生徒の言葉に顔を赤くする花音と千聖。
その反応を見て拍車がかかったのか、キャーキャーと言い出したクラス一同……
「よーし、みんな! うちのクラスにイケメンのお客さんが来たし、張り切ってもてなすぞー!」
「おおー!!」
「ついでに、松原さんと白鷺さんとの関係も聞きまくるぞー!」
「おおー!!」
「ちょ、ちょっと待って!? ゆ、悠里とは……そ、その……」
「ふえぇ~!? ゆ、悠里くんとは……ふえぇ~……」
「……」
なんか盛り上がってる生徒を見て、悠里は花咲川女子学園の生徒って、こんなにテンション高いのか?と思うのであった……
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。