INFINITE・DESTROY   作:花蕾

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今回は短め。2000文字も行かなかった…
IS学園編突入!


第12話

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかけていた。ついに二人の破壊者は門矢一夏の生まれの世界、ISの世界に戻る。そして、門矢一夏はIS学園に入ることになる…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「…戻ってきたか」

 

一夏は地面を踏みしめながら呟く。いつもは隣にいる零はいない。この世界にいく途中で別の世界にいくことになり、別行動になったのだ。

 

「そして…」

 

一夏の着ている服はIS学園の制服。自分の世界でも役割が与えられるらしい。

 

「とりあえず、IS学園に向かうか」

 

一夏はIS学園に向かった。一方、その頃…

 

「俺が教師か」

 

零はスーツを着てIS学園の近くにいた。スーツの中にはIS学園に入るための書類やらが入っていた。

 

「そして、これが一夏に渡さなきゃならないやつか」

 

手に持っていたのは懐中時計型の待機状態であるIS。

 

◇◇◇

 

「門矢一夏です。趣味は料理を作ることです。よろしくお願いします」

 

一夏がそう自己紹介をすると

 

『『『『『『キャーーー!!!!!!!』』』』』』

 

「イケメン!イケメンよ!!」

 

「しかも家庭系よ!!家庭系!」

 

「彼女いる、ねえ、彼女いる!!!」

 

一夏も流石に予想外だったのかたじろぐ。元兄である秋十の挨拶は聞かなくていいやと思い音楽プレイヤーをして寝ていたため事前に知ることができなかった。

 

これで一夏は耳が痺れたため、この後の千冬の軍隊じみた言葉は聞こえなかった。

 

千冬の軍隊じみた言葉の後、一人の男が教室に入ってきて挨拶する。

 

「もう一人の副担任の門矢零だ。男子生徒が入るということで教師にも一人、男が入ることになった。よろしく頼む」

 

これには一夏は驚くしかなかった。零がまさか教師になってIS学園にいるとは思いもしなかった。

 

◇◇◇

 

「あれは、一夏なのか…」

 

千冬は職員室で一人悩んでいた。彼女の弟はドイツで死んだはず。でも、門矢一夏は自分の弟と同じ顔で同じ名前。悩むのは当たり前だろう。

 

「はあ。織斑先生」

 

「たしか、君は門矢零先生だったな。ん、門矢?」

 

「あんたが考えてる通り、門矢一夏の家族だ、義理のな」

 

「なら、聞かせてくれ。門矢一夏は織斑一夏、私の弟なのか」

 

千冬は絞り出すように言う。零はそれに対して、

 

「ドイツで織斑一夏は死んだ。そして、門矢一夏は生まれた。同一人物でも、名前を変え家族とも会わないとなると過去を捨てたと同意義だろう」

 

「そうか…」

 

千冬は零の言葉で門矢一夏が自分の弟だったことが確信した。しかし、同時に分かってしまった。もう、一夏と家族になるのは難しい、と。

 

「ま、あんたのことは良い姉だったと言ってたぞ。家族は無理でも良い関係は築けるだろ」

 

「そうか、それならいいな」

 

千冬は微笑みながら言った。

 

零はあらかじめ二本買っていた缶コーヒーを一つ手渡した。

 

◇◇◇

 

「授業の前に再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める」

 

千冬が教壇に立ち、そう言う。

 

「クラス代表者はそのままの意味だ。まあ、対抗戦だけでなく、いろいろな役目があるがな。イメージとしてはクラス長だ。」

 

千冬は丁寧に説明する。

 

「自薦他薦は問わん。誰か言ってみろ」

 

その言葉に

 

「はいっ。織斑くんを推薦します」

「私もそれが良いと思います」

 

クラスの女子は一夏の名をあげる。

 

「では候補者は織斑秋十…他にいないか」

 

「じゃあ、門矢くん!」

「私も門矢くんのほうがいいと思う!」

 

「げ」

 

一夏は自分の名前が呼ばれたため嫌な顔をしている。

 

「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

そこで国家代表候補である金髪の女の子、セシリアが甲高い声を発する。

 

「いいですか⁉︎クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、堪え難い苦痛でーー」

 

「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」

 

秋十が反論しヒートアップする言い争い。

 

「あなたねえ!わたくしの祖国を侮辱してますの⁉︎」

 

「いや、先にしたのはそっちだろ!」

 

「なっ、決闘ですわ!」

 

机を叩き、秋十に決闘を申し込むセシリア。

 

それに対して秋十は

 

「おう。いいぜ。四の五を言うよりわかりやすい」

 

その自信がどこからくるのか、堂々と決闘の申し込みを受け入れる。一夏の記憶の中では秋十がしていたのは剣道ぐらいのはずだ。

 

「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の日曜日。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコットと門矢はそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」

 

千冬は面倒になったのか、そう締めくくり授業を始めた。

 




だいぶ巻いた。まあ、詳しく書いても私の別作品の『INFINITE・STARK』と同じになるので…
次回はクラス代表決定戦。
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