「あれは…まさかブロリー!?」
「知っているのかキリュウ?」
戦闘力10000をもって産まれたサイヤ人であることを説明する。
「なんだと?戦闘力10000!?」
「しかし、いまスカウターででてる戦闘力は2000だぞ?」
「俺たちと同じように戦闘力をコントロールしているのだろう。もしかしたら俺より戦闘力が上かもしれんな…」
「心強いやら恐ろしいやら…」
俺たちは意を決してカメハウス外に集まっている悟空たちの元に降り立つ。
「誰だおめえら?」
「カカロットにブロリー、久しぶりだな。とは言っても覚えてないだろうが。」
「オラの本名を…!?」
「俺の事まで知っているのか…!」
おや、なんか違和感。
まずブロリーが何故地球に居るのか説明してもらおう。え?一緒のポッドに入ってた?んなバカな。
悟空は原作通り頭を打って記憶をなくして大人しくなったようだが、だからといってブロリーまで頭打ってるわけじゃないんだから大人しくなってるわけないでしょうよ。え?ブロリーは最初から大人しかった?なわけ笑
「なんという事だ…」
「お、おい…大丈夫か?」
頭に手を当てて天を仰ぐ俺を心配してくれるナッパさん、あなたは本当に良いおっちゃんです。ただラディッツを馬鹿にしすぎるのをやめてください、愚痴がこっちに来るんです。
そこから二人は悟飯おじいちゃんに拾われ育てられたのだと。ブロリーの余りある戦闘力は赤ん坊の頃から発揮されるわけでは無かったようで、成長していくと同時に徐々に露わになっていったらしい。そんなブロリーと常日頃から一緒に暮らしている悟空はそれに負けじと必死に努力してブロリーを追っかけていたようだ。
結果ブロリーは戦闘力10000に匹敵する実力を身につけ、悟空はそれに続いて戦闘力8000まで上がったらしい。仲間も同様、次点のピッコロで6000、1番低いチャオズでさえ1000はある。俺がいなかったらラディッツ本当に立場ないな。
「そういえば、何故カカロットは悟空と名乗っているんだ?」
カカロットは悟空と呼ばれているのにブロリーはそのままだ。
「ああ、それはな…」
悟飯おじいちゃんが二人を拾った時にブロリーの方には首にネームタグが着いていた。それで悟空には名前を着けてブロリーはブロリーのままだったらしい。ブロリーはそのネームタグを親父の形見にしているのだとか。
後に喋れるようになったブロリーが悟空の本名がカカロットであることを発覚させたが、悟空が悟空のままがいいと言ってそのまま通したそうだ。
「それにブロリーはとっても優しいんだぜ!いつも俺たちのことを気にかけてくれるしな!」
「そ、そんなことは無い…」
クリリンの言葉にブロリーが照れくさそうに否定する。ブロリーの面影無いんだけど。
いや、もう驚くのはよそう。この世界線のブロリーは強くて優しい地球育ちのサイヤ人なんだ。
「さて、俺たちの当面の目標はフリーザだ。ブロリーにカカロット…いや、悟空。いきなりで悪いが協力して欲しい。」
とりあえず原作のサイヤ人が無くなってしまったのでフリーザ編に強制移行させてもらう。
その為に悟空とブロリーを説得した。俺達のことはしっかりと説明した上でフリーザという化け物がいることを話した。放っておけばいずれ地球にもやって来ると言うと、2人は苦い顔をして承諾した。
まず戦闘力10000のブロリーはベジータとナッパと一緒に宇宙に飛び立って特訓してもらい、悟空、ラディッツ、俺の三人は地球で鍛えることにした。俺が悟空とラディッツを鍛えればまともな戦力になるだろう。兄弟でどんな会話するのか見てみたいしな。
「1年くらいあればだいぶ成長するだろう。それぐらいを目処にまた会おう。」
そうして俺たちの特訓が始まった。
いやあ。
難産でした。