しがないサイヤ人の転生物語   作:ZN86

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UA10000、そしてお気に入り300突破ありがとうございます。ここまで順調に伸びているのはひとえに評価してくださっている皆様のお陰です。

相変わらず自分の妄想をひたすら綴る作品ですが、どうか温かく見守って頂けたら幸いです。


強敵現る!?サイヤ人の生き残り

「貴様ブロリーとか言ったな、キリュウの知り合いなのか?」

 

「いや、俺はあいつの事を知らない……」

 

正確には覚えてない、が正しいだろう。それもそのはず、あの二人が最後に会ったのはブロリーがまだ赤ん坊の頃だ。

 

「だったらなんでキリュウは久しぶり、なんて言ったんだろうなあ」

 

「そこも含めて帰ったら聞いてみるか」

 

だがブロリーはキリュウに会ってパズルのピースがカチリとハマるような、そんな運命めいた違和感を感じていた。

 

 

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「行き先は惑星○○だ、そこは比較的戦闘力の高い種族がいるらしい。だが殺しはするなよ、キリュウからの伝言だ」

 

殺してしまえばそこで終わり、その者が強くなる為の何かを持っていたのならそのチャンスは失われる、とはキリュウの言葉だ。

 

「まさか相手を殺さねえ方が強くなれるとは驚きだったなあ」

 

「実際キリュウは俺達より遥かに戦闘力が上だ。サイヤ人の王子であるこの俺が奴に追いつけんのは、恐らく奴の修行方法がよっぽど上質なものだからだろう」

 

「……そんなに強いのか?そのキリュウという奴は」

 

自身の戦闘力に少し自信があるブロリーはおずおずといった感じに尋ねる。

 

「ああ、とんでもない強さだぜ!なんたってあのベジータが本気を出しても軽くあしらっちまうんだからな!」

 

「……ナッパ、それ以上口を開かん方が身のためだぞ」

 

「す、すまねえベジータ……!」

 

「そんなにか……」

 

ブロリーはベジータの強さをひしひしと感じていた。自分が全力で戦っても恐らく勝てないだろうと。だがキリュウはそんなベジータより遥かに強いというのだ、ブロリーはただ驚くしかなかった。

 

「そんなに強いのに偉そうな感じじゃなかったな」

 

「なんでも、パワーアップする為の精神修行の一巻らしいぜ」

 

「普段から精神をコントロールしておく事が重要だと言っていたが……」

 

ベジータのナッパは何故そんな事をするのか分からないでいた。それもその筈、なんせこの修行は"超サイヤ人"になる為の修行なのだから。

 

「さて、話はこの位でいいだろう。惑星○○まで三日だ、ブロリーはキリュウが使っていたポッドに乗れ」

 

「分かった」

 

こうしてベジータ達一行は地球を飛び立った。

 

 

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「なんでえ、この星の有り様は……」

 

「ひどい荒れ様だな」

 

ベジータ達が訪れた惑星は文明が発達しているほうだったが、そんな雰囲気を微塵も感じさせない程に荒んでいた。それに人の気配も感じない。

 

「あそこにある大きな木からなにか禍々しいものを感じる……」

 

「よし、調査に行くぞ。ナッパ、ブロリー、着いてこい」

 

ブロリーの言葉に同意し、ベジータ達は禍々しい気配を出している巨木の調査に飛び立った。

 

 

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「む、スカウターに反応があるぞ」

 

「誰かいるのか?」

 

巨木の麓に降り立つ三人。そこには悟空と同じ髪型で目付きが鋭く浅黒い肌を持った男がいた。

 

「……カカロットか?いや違うな、何故たった一人でこんな所に」

 

「アンタは……ベジータ王子か?ケッ、とうとう見つかっちまったか。アンタに恨みはねえが……」

 

男は独特な果実を齧る。すると男の筋肉が一回り大きく膨れ上がり戦闘力が増す。

 

「なっ、コイツ戦闘力が……!」

 

「ぶっ殺させて貰うぜ!」

 

男はベジータに勢い良く殴り掛かる。ベジータは両腕を交差し辛くもこれを防ぎ、後ろに大きく後退する。ブロリーとナッパもその場から離れる。

 

「俺はフリーザ軍には絶対戻らねえ!」

 

「フリーザ軍だと!?待て、俺達はフリーザ軍とは関係……」

 

「聞く耳持たん!はあああああ!!!」

 

男は紫色の気功波をベジータに向かって放つ。下手すれば大怪我しかねない威力のそれをベジータは上に飛んで回避する。

 

「クソッタレ!奴を大人しくする方が先だ!ククク……ナッパ!ブロリー!手を出すなよ、俺がやる!」

 

ベジータは気を解放し男に突撃する。スカウターが示した戦闘力は40000と、ベジータより10000も上の数値を出していたがそんな事を気にするベジータでは無い。キリュウの言っていた強い修行相手と出会えた事に歓喜していた。

 

「ウラァ!」

 

「くっ!」

 

ダァン!と豪快な打撃音が響く。ベジータの突きを男が防ぎ、男の蹴りをベジータが躱す。戦闘力の差はたった10000、されど10000もある相手に、ベジータはなんと善戦していた。

 

 

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「くっ、はあっ……はあっ……!」

 

「ふん、所詮道具に頼った戦闘力などそんなものだ。どうだ?話を聞く気になったか?」

 

「だ、誰が……はぁぁっ!」

 

男が半ば自棄気味に拳を放つ。ベジータはそれを避け、男の後頭部に手刀を落とし、気絶させる。

 

「がっ……!」

 

「……ふぅ、ようやく大人しくなったか。ナッパ、ブロリー、もういいぞ」

 

「全く、ヒヤヒヤしたぜえ……戦闘力が10000も上だってのに一人で突っ込んでいきやがって」

 

「どうして、勝てたんだ?」

 

ブロリーが疑問をぶつける。それにベジータはこう答える。

 

「この男、戦闘に向ける意識がほとんど無かった。まるで何かに怯えてるように戦っていたからな。ふん、いくら戦闘力が上でもこのベジータ様相手にそんな曖昧な状態で勝てる訳なかろう」

 

「流石はベジータだぜ!」

 

「ふん、当然だ」

 

「……何かに怯えていた?それにこの男の言っていたフリーザ軍というのは……」

 

ブロリーは男が最初に言った一言について気になっていた。

 

「そこも含めてこいつが起きたら話を聞く事にしよう。ブロリー、何かで拘束しておけ、また暴れ出したら面倒だ」

 

「ああ、分かった」

 

 

 

巨木の麓にたった一人で佇んでいた悟空似の男。果たしてこの男の正体とは。




散々名前を伏せてますが、皆さんの予想どうりです。

ドラゴンボールブロリー見て来ましたよ!素晴らしい作品に仕上がっています。

これから見るという方は十分に期待を、見に行くか迷っている方は是非映画館に足を運んでみて下さい!あれは過去最高傑作といっても過言ではありません!(個人的感想)

そして一部、何がとは言いませんが意図せずかぶってしまいました。何がとは言いませんが。
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