メタルスラッグ〜女モーデン兵の転生記〜   作:只の暇人

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第1章:入隊大戦争
転生したら戦場だった件


突然だけどみなさんは『転生』と聞くとどんなものを想像するだろうか?

 

え?エルフとかスライムとかゴブリンとか出るファンタジー?

 

うんうん、たしかにそれはよくある話だね。

 

でも私の場合は違うんだよね。

 

逆行?生まれ変わり?違う。ここはいつもの地球ではない。

 

所謂パラレルワールドというものだ。

 

それも………

 

「メーデー!メーデー!こちら第三部隊!!援軍はまだなのか!?」

「くっそ!弾切れなんてついてねぇ!!」

「死ぬ前に母ちゃんの………」

「おい不吉なこと言うな!!」

 

大惨事世界大戦の真っ只中なんだよね!!?

 

はっきり言おう!どうしてこうなった!?

私は元普通の女子高生だったってのにこんな人生があってたまるか!!

転生したてはボロボロの孤児院から始まり、引き取り相手のスパルタな訓練方法を無理やり伝授され、その後なんやかんやで軍隊に所属する羽目になっちまったよコンチクショウ!

自分で言ってて分かってないけどね!

 

しかもあろうことかその所属された軍隊があの『モーデン軍』!

メタルスラッグ(後のメタスラ)シリーズの永遠の悪の組織じゃないっすかヤダー!

 

まぁこれで分かる通り私あの『メタルスラッグ』の世界に転生しちゃったんだよね〜はっはっは〜(笑)。

 

笑えるかチクショウメェ!!(ドイツ閣下風)

 

「ひぃ!?来たぞ!!」

 

などと頭の中でつっこみをしていたら目の前に三台もの変わった戦車が現れる。

あれはモーデン軍の敵対組織・正規軍の兵器にしてメタルスラッグの顔とも言うべき兵器。名前は確かSV………なんとかだった気がする。

まぁ面倒なんで普通にメタルスラッグと呼びますが。

 

そのメタルスラッグ三機がバルカン砲と主砲をこっちに向けてきた。

もう発射体制万全である。

 

「………っざ、けんじゃないわよ!」

「お、おい!」

 

隣で一般兵が引き留めようとするがもう遅い!

来る日も来る日も安らぎというものがなく苦しい生活もこんな世界に転生させた神様も所構わず我が物顔で動き回る正規軍とメタルスラッグも!

 

「ぶっ飛ばしたらああああああああああ!!!!」

 

私は勢いに任せてプロの野球選手みたく手榴弾をメタルスラッグ目掛けて投げた。

大した威力はないだろうがそれでも鬱憤を晴らしたくって投げた。

そして投げた手榴弾はそのままメタルスラッグ…

 

スポッ!

 

…の主砲の中にジャストイン!

 

中にいたであろう正規軍の兵士は慌ててメタルスラッグから脱出。

数秒後、メタルスラッグの内側が大爆発した。

おそらく中の弾も誘爆したようだ。

 

「ドォォオオッセェエエイッ!!!」

 

私は続けざまに残った二機のメタルスラッグに手榴弾をぶん投げる。

しかも運良く主砲の中にすっぽりとハマってしまった。

勿論中にいたであろう兵士たちは慌てて脱出し、メタルスラッグは三機ともおじゃんとなったのだ。

 

「すっすげぇ!!三機の正規軍の兵器をぶっ壊しやがった!!」

「レアちゃんが作ってくれた活路を無駄にするな!反撃開始だ!!」

 

メタルスラッグが三機も沈黙したことで勢いを取り戻す一般兵達。

その後は言わずもがな私たちモーデン軍の勝利である。

 

「………ザマァ見ろこのヤロー!」

 

もう全て出し切った私はそのまま眠るように倒れた。

このまま何事もなく普通に暮らしたいと思いながら。

 

 

 

 

 

が、

 

「ヤーハッハッハッハッ!オメーが噂のレアって女かぁ?気に入ったぁ!今日からオメーは俺様の部隊でビシビシ鍛えてやるから覚悟しとけ!」

 

私の平穏はモーデン軍にないかもしれない(泣)。

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