りみりん可愛いよりみりん。

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ポピパにもらったもの

「りみり〜ん! おっはよー!」

「わっ、香澄ちゃん、おはよう」

「いや〜、危なかった〜」

「遅刻ギリギリだったね……どうかしたの?」

「ちょっと商店街寄ってたら、遅くなっちゃった!」

「商店街に……?」

「そうそう! 私達の曲聴こうと思って待ってたら、タイミング悪かったのか中々流れなくて〜……。やっと流れて歌ってたら、こんなギリギリになっちゃったんだよ〜」

「そ、そうだったんだね。朝から行かなくてもいいと思うけど……」

「え〜だってポピパの歌が商店街で流れてるんだよ? 何度だって聴きたくなるよ〜。──あ、そうだ!」

「?」

「商店街でおばちゃんと話してたらお菓子貰ったんだ〜。りみりんの分もあるよ!」

「香澄ちゃんって、本当に色んな人とお話してるよね。凄いなぁ……」

「え〜そうかなぁ? お話するの楽しいじゃん!」

「私も、香澄ちゃんくらい積極的に話しかけられたらいいんだけど……」

「りみりんだって凄いと思うけどな〜」

「そ、そうかな……」

「だって今回曲作りたいって言い出したのりみりんなんでしょ? 商店街応援ソングが完成したのは、りみりんのおかげじゃん!」

「私の、おかげ……?」

「りみりんがいたからあの曲が生まれたんだもん! りみりんが作曲したいってお願いしたからでしょ? だからりみりんのおかげ!」

「そう、なのかな……」

「そうそう! だから、ありがとりみりん!」

「そうだといいな……。──やっぱり、チャレンジして良かったのかも」

 

 

──香澄ちゃんからは、積極的に挑戦する心を。

 

 

 

 

 

「りみ、これあげる」

「これは……チョコ?」

「そう。昨日コンビニのレジ横に売ってるのを見て、これはりみだって思って買った。りみに食べて欲しい」

「ありがとうおたえちゃん。でもどうして急に……?」

「最近ジョギングが捗る。りみの曲のおかげ」

「あっ、商店街応援ソングの事?」

「オッちゃん達にも好評だよ。この前聴かせたら、いつもより沢山ご飯食べてくれた」

「そ、そうなんだ……」

「りみ一番頑張ってたから、このチョコで疲れを癒して欲しい」

「ありがとうね、おたえちゃん。めっちゃ嬉しい。でもあの曲が完成したのは、おたえちゃんがアレンジ手伝ってくれたからだよ」

「それはあると思う。でも今回は、りみの意見を多く取り入れてるから。半分はりみの曲だと思うよ」

「それは喜んでいいのかな……」

「りみが作曲した曲だと、私もギター弾くのがもっと楽しくなる。だからりみは、私の救世主」

「お、おたえちゃん、それは恥ずかしいよ……」

「? 私がそう思ってるんだから、恥ずかしがらなくていいよ」

「そ、そうかもしれないけど〜……」

 

 

おたえちゃんからは、自分に素直になる気持ちを。

 

 

 

 

 

「あ、りみりんおはよ」

「あ、沙綾ちゃん。おはよう」

「例の商店街応援ソング、純と沙南にも評判いいんだよ〜。今朝も口ずさんでて、『今度のライブで一緒に歌うんだ〜』って言ってた」

「そうなんだ〜。ちょっと恥ずかしいね……」

「それだけ今回の曲がテーマにピッタリだったって事じゃん。もっと胸張りなって」

「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。沙綾ちゃんのアドバイスのおかげだね」

「いやいや、私は大した事してないって。りみりんが頑張ったから生まれた曲だよ、あの曲は」

「ううん、沙綾ちゃんの言葉が無かったら、きっと答えを出せないままだったと思う。お姉ちゃんの……グリグリの影響を受けないように、受けないようにって考えるだけで精一杯だったと思うから……。だから、ありがとう沙綾ちゃん」

「え〜何か面と向かってお礼言われると照れるなぁ。りみりんはうちのお得意さんだし、これからもよろしくね」

「うんっ。今日もチョココロネ、練習前に買いに行くね」

「おっ、じゃあ売り切れないように取り置きしておかなくちゃだね。りみりんが美味しそうに買って食べてくれるから、チョココロネ自体の人気も上がってるんだ〜」

「そうなの? それは、ちょっと複雑かも……」

「あははっ。これからも、山吹ベーカリーをよろしくお願いしま〜す。──なんてね」

「──ふふっ」

 

 

沙綾ちゃんからは、考えを変える大切なキッカケを。

 

 

 

 

「──お、りみじゃん。おはよ」

「有咲ちゃん、おはよう。……もうすぐチャイム鳴るけど、うちのクラスに何か用?」

「あーいや、香澄にノート貸してたの忘れててな……。こっち一限目からその授業あるんだよ……」

「そ、そうだったんだ……。思い出して良かったね」

「…………」

「えっと、有咲ちゃん? 私の顔じっと見て、どうかした?」

「っえ、あー……りみ、今回頑張ったなーって思って」

「頑張ったのは私だけじゃないよ。みんながいてくれたからだよ。ポピパのみんながいたから、あの曲は完成できたの」

「まありみは優しいからそう言うと思ったけどさ……。実際に作曲したのはりみじゃん? チョココロネの誘惑にも負けずに、さ」

「あ、有咲ちゃん!」

「はは、冗談だって。でも、あながち間違ってなくね? それだけ真剣に打ち込んだって事なんだからさ」

「ありがとう、有咲ちゃん。でもね、私がスランプから抜け出せた最初のキッカケは有咲ちゃんなんだよ?」

「はっ? 何だそれ初耳だぞ?」

「だから、ありがとうね、有咲ちゃん」

「いやいや、そもそも私心当たりねーし! むしろ何の事か教えろよ!」

「ふふふっ、秘密」

「バッ…………! 何だよそれ! からかうんじゃねー!」

「あ、ほらチャイム鳴っちゃうよ?」

「くっ……! りみ、昼休みの弁当食べる時覚えてろよ……! ──香澄ーっ!」

 

 

有咲ちゃんからは、影響を受けて変われる事を。

 

 

 

 

香澄ちゃん、おたえちゃん、沙綾ちゃん、有咲ちゃん、いつもありがとうね。

みんなと出会えて、バンドできて、め〜っちゃ嬉しい。これからもよろしくね。


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