あさおん・オブ・ザ・デッド   作:夢野ベル子

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ハザードレベル115

「すんすん……すんすん」

 

 ラーメン店から帰ってきたら、さっそく匂いチェックをされているボクです。

 命ちゃんになぜか身体の匂いをかがれています。この子、猫か何かですかね。

 フレーメン反応されちゃうんですかね。

 

「み、命ちゃん。なんで……?」

 

「先輩から他の女のニオイがします」

 

「そりゃ中学生らしい戯れってやつだよ」

 

 確かに道中で、みんなから抱きつかれたりしてたけど、この子嗅覚鋭すぎませんかね。

 ただ、そこには一ミクロンも恋愛感情なんて含まれていない。

 そもそも彼女達の認識ではボクは小学生女児だよ。そんな感情なんてあるはずもない。

 いいとこ小動物を愛でるようなそんな感じだろう。

 ボクのほうも中学生なんてまだまだ子どもだし。

 

「でも嫌なんです」

 

「そうですか」

 

 命ちゃんのかわいらしい我儘。

 ボクはそのまま受け入れるしかない。

 ただ、ラーメンにかける情熱は途絶えていないと知ってほしい。

 

「まあ、女の子たちの距離感ってボクにはよくわからないからな」

 

「先輩との本当の距離感を知ってるのは私だけだと思っています」

 

「確かに男のときのボクを知ってるのは命ちゃんと雄大くらいだろうしね」

 

 幼馴染属性ってやつだ。

 

「配信はキャラに過ぎませんし。町の皆さんとの関わりも――」

 

「それは言い過ぎかな」

 

 キャラもボクだよ。

 それにラーメンを作ってくれるっていうのは、立派な関係じゃないかな。

 でも命ちゃんが言いたいことはそういうことではなかったらしい。

 英語つよつよガール的に言えば、ペンディング状態である案件。

 後輩の告白。

 

「先輩。いつになったら答えてくれるんですか」

 

 愛してるという直球の言葉に対してすらボクは応えることができないヘタレだ。

 不満の源泉はそこにある。

 

「雄大が帰ってきたら応えるから」

 

 ペンディングです。ペンディング。

 

「なんで雄兄ぃが関係あるんです? 先輩は男の人が好きだったりするんですか?」

 

「違うよ」

 

 ボクはきっぱりと言った。

 男の人が好きとか嫌いとか、雄大のことがどうとかそういうんじゃないんだ。

 ボクはただ昔からの関係が心地いいんだ。

 

――変わるのが怖い。

 

 そんな後ろ向きな感情。

 でも、命ちゃんと共有してる部分もあると思ってる。

 命ちゃんも、変わることが怖い部分はあるだろう。

 だから、命ちゃんもそれ以上は踏みこんでこなかった。

 無言のまま抗議とも不満ともつかない空気が満ちる。

 お、重い。ジトーって見られてる。

 こ、これって後でボク刺されたりしませんよね。命ちゃんはそんな子じゃないと思ってるけど、ボクの態度が命ちゃんを苦しめてるのも事実だ。

 

「先輩がいじわるするなら、先輩の枕から成分吸い取っちゃいますよ」

 

「ど、どうぞ……」

 

「すんすん。すんすん」

 

 代償行為なのかな。ものすごく吸引されてるんだけど。ボクの男だったときの臭いはたぶんもう完全に消えてると思うけど。

 

 なんか変な雰囲気になったので、ボクは軽い口調で、まったく別の話題を出すことにする。

 

「ピンクちゃんなら豚骨ぐらい持ってるって思ったけど当たりだったね。あとは正子ちゃんがグルグルすれば、豚骨ラーメンできるよ。命ちゃんもいっしょに食べるよね」

 

「先輩が嬉しそうなのはいいんですけど。やっぱり例の件、知らなかったみたいですね」

 

 命ちゃんが少し溜息めいた息をついた。

 どういうことだろう。ボクが知らないことがあるんだろうか。

 そりゃラーメンについては知らないことだらけだけど。

 

「なにかあったの?」

 

 それには答えず。

 命ちゃんはベッドの上で、ボクの枕を意味ありげに触ってる。

 丁寧に位置を正して、ポンポンっと触って。よしっと小さくつぶやいて。

 吸引完了の合図?

 

「いずれにしろ、豚骨ラーメン作ってもらうんですよね」

 

「うん。そのつもりだけど、ピンクちゃんから豚骨もらったらすぐに作ってもらうつもり」

 

「だったらいやでも知ることになりますから、今は言う必要はないですね」

 

「えー、なに? 気になるから教えてよ」

 

「女子中学生にもみくちゃにされて嬉しがってる先輩には教えません」

 

「命ちゃんがグレちゃった!」

 

「グレてないです。でも私は嘘は言っていません。私達は変わってきてるんです。先輩もその意味をよく考えてくださいね」

 

 なにが、変わったんだろう。

 正直なところ、ボクにはまったく予想がつかなかった。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 ピンクちゃんはいつものように黒塗りの音のないヘリでやってきた。

 

 いまではヘリから自由落下してもまったく問題ない。ピンクちゃんもある程度重力に逆らうことができるからだ。

 ふわっとした羽毛のような落下で、ピンクちゃんは降りてきた。

 でも狙いはボクの腕の中なので、ちゃんと受け入れます。

 

 ボクよりもさらに小さな矮躯。

 すっぽり収まるサイズ。あいかわらず無邪気な笑顔で、頭をすりつけてくる様はとってもかわいい。

 

「ピンクちゃん。良かったの? 例のヒイロウイルス受け渡しで忙しかったんじゃ」

 

「日程の調整とかは他の人でもできるし問題ない」

 

「あの、ボク行くからね」

 

「え? あー、うん。そうなのか。ヒロちゃんも同行するのか?」

 

「ヒイロゾンビの行く末を決める大事な会議でしょ。行かないほうがおかしいよ」

 

「なるほど……。さすがヒロちゃんだな。責任感の欠片もない国の偉いやつらとは大違いだ」

 

「ボクよりちいさなピンクちゃんががんばってるのに、なにもしないわけにはいかないよ」

 

「マイシスターは、だから好きなんだ」

 

 すりすりすり。

 いつもより多めにすりすりされています。

 それからしばらくして、落ち着いたところで、ピンクちゃんは上空にいるヘリに合図を送った。

 ヒュっと落とされる大きなカタマリ。

 言うまでも無い豚骨――いやゲンコツだ。ピンクちゃん両手を広げて重力を操作する。

 ボクもあわてて手伝った。せっかくのお肉が地面についたらテンションダダ下がりだからね。

 ただ、目の前に来たゲンコツを見てみると、透明な厚手のビニールみたいなもので覆われていた。中はかちこちに凍っている。

 

 なるほど基本的には冷凍保存なのか。

 冷静に考えたら、ピンクちゃんの組織も巨大なプレッパーズだといえるのかもしれない。

 

「あの、ピンクちゃん。いまさらだけど資源的には大丈夫なの?」

 

「ホミニスの資源か。この、とんこぉつくらい何千本単位で保存されてるから大丈夫だぞ」

 

 とんこぉつ?

 

「そうなんだすごいね」

 

「そもそも資源なんて言い出したら、このヘリで一回くるだけで、だいたい一万ドルくらいはかかってるから、いまさらだぞ」

 

「一万ドルって……だいたい百万円くらいだよね。一回で?」

 

「いや正確には片道でだな」

 

 黒塗りのヘリは最新鋭だけに、大食らいのようでした。

 それにしても百万円って。資本主義はヤバい状態とはいえ、とてつもない贅沢品をブンブン飛ばしてるんだな。

 

「ヒロちゃんのこれからやろうとしていることを思えばこれくらいどうってことないぞ。ヒイロウイルスは百億ドル以上の価値があると思うし。ヒロちゃんが人類共存を望むこころはプライスレスだ」

 

「ゾンビの治療薬としてみたらそうかもしれないね」

 

「人類の可能性を広げるという意味でも大きいぞ」

 

「人類じゃなくなってるのかもしれないけど」

 

「人類にヒイロウイルスというアドオンがくっついたという感じだ。べつに人類が変わったわけではないと思うがな」

 

「もう素の状態には戻れないけどね」

 

「認知症や精神病についても治らないより治ったほうがいいだろう。人として純粋かそうでないかがそれほど重要だとは思わない」

 

 まあ、それはそうかもしれない。

 いま多くの人が、ヒイロウイルスを摂取したのは、結局のところ彼らが選んだからだ。

 

「でも――望まない人もいるかもしれない」

 

「いるだろうが、少数派は少数派だからこその不利益を享受するしかない」

 

 ピンクちゃん大人です。八歳児なのに大人!

 

「それにしても、ヒロちゃん」

 

「はい」

 

「実をいうとピンクは、とんこぉつラーメンなるものを食べたことがないんだ」

 

「そうなんだ。ピンクちゃんとこの組織ってやっぱり欧米スタイルなの?」

 

「うーん。ピンクは箱入りだから専属のシェフがいる感じだった」

 

「そ、そうなんだ……」

 

 もしかして、ピンクちゃんってお嬢様?

 生活に頓着のないドクタースタイルなピンクちゃんだけど、わりとすさまじいお嬢様生活をしているのかもしれない。

 

「んー。なにか誤解があるようだから言っておくが、シェフといっても中国でいうところの食医に近い。一流のシェフがどうこうって話じゃないぞ」

 

「食医って?」

 

「いまでいう栄養士に近い考え方だ。食事も医療につながる。例えばの話。何らかの病気を患っていたとしても、それを改善する食事をすれば治るという考え方だな。向こうからしてみれば、ピンクは優秀な装置だから、メンテナンス費用をかけても元をとれるという考えなんだと思うぞ」

 

「ますますわかんなくなった」

 

「ピンクの体の調子にあわせて、いろいろ作ってくれるすごいやつだ」

 

「なんとなくわかった」

 

「ただ、ピンクがヒイロゾンビになってからは、何もしないでも体の調子はあがりっぱなしだから、やることがなくなったって嘆いていたぞ」

 

「ピンクちゃんは断食動画なんてしないでね!」

 

 飯田さんのコケおにぎり状態が想起される。

 あれは痛ましい状態だった。自分で選び取った動画内容だとはいえ、さすがに。

 

「生存にかかわりなくても食事は生を豊かにするものだと思っている。ピンクとしてはたとえ食べなくてよくなっても断食とかはしたくないな」

 

「ピンクちゃんが好きな食べ物はなんなの?」

 

「ハンバーグとか好きだぞ」

 

 お子様だー。ピンクちゃんって天才だけど、それ以外の部分は結構子どもっぽいからな。

 豚骨ラーメンは少々敷居が高いかもしれないけれど、これも経験ということで味わってもらおう。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 豚骨ラーメンの朝は早い。

 というか、ピンクちゃんが来たのって朝の八時くらい。

 学校に行く時間と思えば、普通なのかもしれない。大学生くらいの時間帯で生きていると小学生のころよくあんな早くに学校行ってたよなって思うけど。

 

 正子ちゃんたち女子中学生ズはすでに、町役場前のスペースを確保していた。

 寸胴鍋を結構ごつい網の目状になっている台の上において、下にはかなりでかいバーナーみたいなのが置いてある。そのほか食材等を適当に並べるために長机。

 

 正子ちゃんと委員長ちゃんは野菜を切ったり、なにかのタレとかを作ってるみたい。

 

 ん。よく見ると、令子ちゃんと早成ちゃんは微妙に離した机に陣取り、別の作業をしているようだ。中学生四人組だけど、分担作業かな。

 

「なに作ってるの?」

 

 豚骨ラーメンではないのは確かだ。

 なぜなら、フライパンで焼いてるっぽいのって、白くてモチモチしてて……これって。

 

「マシュマロ?」

 

「そうだね。せっかくだから私もパティシエっぽいことしようと思って」

 

 令子ちゃんの将来の夢はパティシエになることだった。

 豚骨ラーメンを作っている正子ちゃんに触発されて、自分もやりたいってなったんだろう。

 中学生らしい不確かさがあるけれど、だからこそキラキラとしている光属性を感じる。

 

「焼きマシュマロとチョコレートをクッキーに挟むの?」

 

「サクサクっとしてておいしいと思うよ」

 

「お餅みたいにふんにゃりなってて、なんかすごく甘い匂いしてておいしそう」

 

「天使ちゃんよだれよだれ」

 

「はっ」

 

 しかし、おいしそう。

 豚骨と違い、焼きマシュマロはほとんど時間もかからない。

 

「食べていーい?」

 

「つまみぐいは太るよ」「でもヒロちゃんって30キロだよね」「ちょっと痩せすぎじゃないかな」「いやそもそもあの時の体重って絶対浮いてるよね」「うん。たぶんちょっと浮いてる説が正しいと思う」「見た目からして5キロはサバ読んでるんじゃない?」

 

「浮いてますかね?」

 

「むしろ浮いてるじゃん」「ふわってしてるよね」「ヘリウムかもしれない」「ヒロちゃんっていくら太っても浮いてごまかせるよね」「ラーメンもカロリーの塊だから気をつけたほうがいいよー」

 

「ボクは令子ちゃんの夢を応援するものであります!」

 

「なにそれ」令子ちゃんが笑う。「はいどうぞ」

 

 中学生らしい体重への厳しい批評を乗り越えて。

 ボクは焼きマシュマロサンドをゲットしました。

 中からこぼれそうなほど柔らかくとろけそうなマシュマロ。

 

「うにょーんって伸びるよ」

 

 ちょっとだけ焦げてるのがいい。外側はカリカリしているんだけど、歯を突き立てたらものすごく柔らかい。

 

「うにょーんかわいすぎか」「わたしも一個もらおうっと」「太るよ」「縦に成長すれば大丈夫」「X軸に成長したら悲劇だよ」「甘い罠」「文字通りね」

 

 配給は――。

 町役場のみんなに配っている食事は、基本的にはレーション的なやつだ。

 日持ちのする固形物。

 正直なところ味は二の次だった。腐りやすいもの。劣化しやすいものは電気が停められてからは即消費の対象となった。

 

 それから、電気が復活して、町の多くの人がヒイロゾンビになって、食事の状況はだんだんとよくなっているみたいだけど、まだまだ今日みたいな本格的な料理というのは行われていない。

 

 食料不足というほどではないけれども、節約したほうがいいレベルなのは確かだし。

 ヒイロゾンビであっても飢えはするのだから、備えたほうがいいに決まっているからだ。

 

「よかったらどうぞ」

 

 令子ちゃんの言葉に反応して何人かの人が近づいてきて、焼きマシュマロサンドを手にしていく。

 

 さて、それからは正子ちゃんの作業を見守るだけになった。

 本格的な豚骨ラーメンは数時間もあるいは数日もかけることがあるらしいけど、今回は賄い的な側面もあるから、手早く三時間くらいで仕込みを終わらせるらしい。

 

 スープのコクという意味では時間不足かもしれないけれど、正子ちゃんの視線は真剣そのものだ。

 

「おやじの味を継ぐとかそんなのは考えてなかったけど――おやじが万が一帰ってきたときに驚かせてやりたいからさ」

 

 かっこいいと思います。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 三時間と少し後。

 すごくいい匂いがしてきた。いやぁ。普通ラーメン店でここまで待つことはないから、もうボクは待ちきれません。あふれ出るラーメン欲で脳みそが満たされそうです。

 ラーメン! ラーメン! ラーメン!

 豚骨! 豚骨! 豚骨!

 あ、たまには塩もしょうゆも味噌も好きですよ。ともかく今のボクは豚骨ラーメンのことでいっぱいだ。限界ギリギリまで『待て』をされた犬の気分だ。

 

「先輩ってたまに猫なのか犬なのかわからなくなりますよね」

 

「えー、ボクはボクだよ」

 

 そんなことよりラーメンしようぜ。

 

「へい。お待ち」

 

 青空の下。

 ボクが座っていたテーブルにドンと置かれたのは、まさに恋焦がれた豚骨ラーメンだった。

 白濁した底の見えないスープはこってりとしていて、まさしく濃厚という感じ。

 麺は博多ラーメン系列では伝統的な細麺。あ、硬さは『バリカタ』ね。博多ラーメンだったら、ちょっと硬いぐらいがおいしいんだよ。カップ麺で言えば、三分で出来上がりのやつが一分半くらいで茹で上げるのが『バリカタ』だと思う。

 正直、ちょっと茹で上がってない感じもして、あとでおなかを壊したりもするけれど、だがそれがいい! 男は黙ってバリカタを頼んどけ。そう思いたい。

 

 そして、ラーメンの横にすっと差し出される白いお米を見て、ボクは正子ちゃんを心の底から賞賛した。

 

 この子はボクのこころをわかってくれている。

 そう、ラーメンとはオカズなのである。博多ラーメンというか九州の北部の県では基本的に麺は替え玉が可能である。替え玉というのはその名のとおり、麺だけのお替りを比較的低料金で行えるシステムだ。したがって、通常は麺にご飯はいらないと思いがち。

 

 しかし実相は異なる。

 ラーメンとはオカズであるという認識からは当然ご飯を主食として据えるべきなのだ。

 そして気づいたら、ボクはご飯もラーメンも細い体で完食してました。

 

「ふぇぁ……なんか豚骨成分キメると頭がぽやーってなるよね」

 

「先輩が怪しいこと言ってる」

 

「これで文化がひとつ復活したんだから素直に喜ぼうよ」

 

「復活したんでしょうか」

 

「ちがうの?」

 

 ボクはラーメンに夢中だったから気づかなったけど、町のみんなは少しだけ遠巻きに見ていて、正子ちゃんのラーメンを食べようとしていない。どうしてだろう。

 

 賄いとしてのラーメンなのはわかってるはずだ。

 

 正子ちゃんは少し当惑してて、令子ちゃんたちは慰めている。

 

 どうして?

 

 中学生だからか? まともな料理が作れないとかそういう評価をされた?

 

 いや、直前に令子ちゃんに対しては普通に受け取っていたよね。

 

「まさかボクに遠慮してとかじゃないよね」

 

「先輩に遠慮してではないですよ」と命ちゃん。

 

「ピンクちゃんは何か知ってる?」

 

「デマゴーグだ」

 

 ピンクちゃんは冷めた目つきで、町のみんなを見ていた。

 するりと渡されたスマホの画面には、とある匿名掲示板のスレッドが映し出されている。

 

 

 

 ※=

 

 

 

【共存か】ヒイロゾンビと人間の今後【隔離か】

 

 

1:名無しのゾンビ ID:JyHJYTZqO

 

 町のみんなはほとんどヒイロゾンビになっているわけだが、今後、人間とはどのように接していくべきだと思う? 正直、恋人が人間のままで辛い。

 

 

10:名無しのゾンビ ID:W9p54idYj

 

 まずお前が爆発するところから始めようか

 

 

13:名無しのゾンビ ID:JP8BKXXNl

 

 その恋人とは、あなたの妄想の産物ではないでしょうか?

 

 

15:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 思うんだけど『人間』のままのやつらってズルくね?

 あいつら『人間』だから外に行ったら襲われるってことで食料調達もしねーし。役に立たない。生産性がない。怠惰のカタマリ。実際、ヒイロゾンビになるのなんて簡単なんだから、奴らの精神性は汚物の極みだろ。あいつらのためになんで働かにゃいけんの?

 

 

16:名無しのゾンビ ID:qSAqxx0jt

 

 人間のままがいいってやつだっているだろ。選択の自由だ。

 

 

23:名無しのゾンビ ID:W0iry+kY0

 

 選択の自由とか人権とかを言い訳にして、やるべきことをやってないだけ。

 

 

26:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 やつらの自由のために俺らの自由が侵害されてるんだぞ

 一人残らず燃やしつくすべき

 

 

27:名無しのゾンビ ID:dWbTS1eeJ

 

 町外から失礼します

 正直なところ、ヒイロゾンビにいちはやくなれる皆さんがうらやましいです。

 小生住んでるところが九州内でも微妙にハブられている宮崎なのでほんとうらやましい。

 

 

37:名無しのゾンビ ID:WSOVa/iP7

 

 新幹線通ってない田舎民は死ぬしかないぞ

 

 

47:名無しのゾンビ ID:OP8eBdiLa

 

 ヒロちゃんかヒイロゾンビのだれかに来てもらえよ。ピンクちゃんが解禁したあとには、たぶん行き来自由だろ。

 

 

49:名無しのゾンビ ID:eSv0hZJOy

 

 ( *´艸`)沼津まで来てくれるのいつかなー。

 

 

53:名無しのゾンビ ID:Cp3hJjPP4

 

 つーか、みんな1のことガン無視してるわけだが、1は説得とかしたのか?

 

 

58:名無しのゾンビ ID:USHcyXRpr

 

 》49

 おまえは愛で生存してろwww

 

 

64:名無しのゾンビ ID:JyHJYTZqO

 

 説得はしました。

 しかし、怖いというよりは『人間』であることの矜持があるから、自分は『人間』でいるんだということを言われてしまって。恐怖とかなら怖くないって言えるんでしょうが、矜持に対してはなんていえばいいかわかりません。

 

 

68:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 矜持で飯が食えますかって話だよな。

 

 

75:名無しのゾンビ ID:hHZSRpfMi

 

 男性優位が大嫌いなクソフェミババァじゃね?

 

 

85:名無しのゾンビ ID:7ULsfLp0J

 

 ゾンビ映画でババァインパクトしそうな迷惑なやつだなそいつ。やっぱり『人間』は駆逐すべきだよな。一人残らず駆逐してやる!

 

 

92:名無しのゾンビ ID:oTJrxUYjH

 

 おまえらヒロちゃんみたいな末広がりな寛容の心を持てよ

 とげとげしすぎだろ。このスレ。

 

 

99:名無しのゾンビ ID:LnEOZDEfx

 

 便所の落書きに何言ってんだ

 

 

108:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 おまえらに真実を教えてやる。

 ヒイロゾンビになったばかりの弱ゾンビ状態だと、『人間』が生来的に持っているアンチウイルス、いわば『ヒトウイルス』に感染するとヤバいぞ。

 ヒロちゃんのようなキャリア持ちならいざ知らず、弱い奴らは死ぬ。

 1も下手すると死ぬかもしれない。

 

 

118:名無しのゾンビ ID:DM2LNGo4l

 

 なに適当なこと言ってんだよ。

 

 

128:名無しのゾンビ ID:6HzKug3tN

 

 ピンクちゃんが大丈夫だって言ってるから大丈夫だべ

 

 

137:名無しのゾンビ ID:SvpUX2+5p

 

 ヒロちゃんが涙目で釈明したときに、べつにヒイロゾンビが何人増えても、ただちに影響ありませんって言ってなかったっけ?

 

 

142:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 感染症ってやつは、事後性があるんだよ。感染した後の広がり具合やどんなふうにウイルスが変化するかなんてわからないだろ。ピンクちゃんやヒロちゃんだって未来のことなんてわからない。俺らヒイロゾンビにとって『人間』を残しておくのはリスクなんだよ。

 

 

148:名無しのゾンビ ID:CEYk76WFt

 

 即落ち二コマじゃないんだから、お前何言ってんのかわかってるか?

 ヒロちゃんやピンクちゃんもわからないことをなぜおまえがわかってるんだよw

 

 

155:名無しのゾンビ ID:jp3E3o13H

 

 俺が言いたいのは、リスクマネジメントの話だ。ヒロちゃんやピンクちゃんが今後どうなるかわかってないのは本当だろ。だったら、リスクを考えてリスクを除去するほうが安全じゃないか?

 

 

162:名無しのゾンビ ID:v0e62vIuD

 

 危険かもしれないって理由で人間を襲ったら、俺らマジもんのゾンビじゃね?

 

 

172:名無しのゾンビ ID:b4vrPyGL2

 

 ID真っ赤にして言われてもなって感じ

 

 

181:名無しのゾンビ ID:Lr58Yf5V1

 

 その『ヒトウイルス』とかいうのが弱ゾンビにとっては危険というのは、証拠も何もない、それこそ単なる妄言じゃんか。

 

 

190:名無しのゾンビ ID:AILj2i1Zb

 

 でも『人間』がちっと邪魔なのは確かよな。自分たちで頑張ろうってときに、ちょっと方向性が違うっていうか。

 

 

194:名無しのゾンビ ID:5lWe0tf++

 

 多様性

 

 

197:名無しのゾンビ ID:NOrQ1qsjv

 

 人間と暮らしていたら、人間側も不意にヒイロウイルスに感染するかもしれないし、距離をとったほうがいいんじゃないか?

 

 

206:名無しのゾンビ ID:wx4/XJCwq

 

 このご時世に『人間』のままっていうのは感性がゾンビよりも腐ってんだよ。

 あいつらがやってることって、俺らの調達してきた物資に寄生しているようなもんだろ。あいつらのほうがゾンビじゃんか。

 

 

213:名無しのゾンビ ID:w72ScvSTs

 

 1はセックスレス夫婦確定

 

 

214:名無しのゾンビ ID:jwmISUtvD

 

 子どもがいるので少しでも危険だというのなら、できれば『人間』にはいなくなってほしいです

 

 

221:名無しのゾンビ ID:R9sZLoNS1

 

 人間なのは甘え

 

 

227:名無しのゾンビ ID:BUebvVu9E

 

 やむをえず『人間』のままでいるっていうのならわかるけどね。

 例えば町長とかは人間たちと折衝していく役割があるから人間のままでもしょうがないかもしれない。でも他のやつらは単に動きたくないだけかもしれんしなぁ

 

 

235:名無しのゾンビ ID:oE3AqLWtH

 

 何を信じて何を信じないのも自由だろ。小学生の女の子を信じて、もてはやすのが正しいとは思わないけどな。ヒロちゃんはかわいいとは思うけど、ただのぽんこつかわいい配信者でいいんじゃないか。

 

 

242:名無しのゾンビ ID:DGNi8LmDI

 

 だったら、『人間』と距離を置くのも自由なんじゃないか?

 

 

247:名無しのゾンビ ID:oE3AqLWtH

 

 》242

 

 自由だけど、理性的であってほしいとは思うよ。

 

 

257:名無しのゾンビ ID:xGUfDAw+b

 

 人間は一人残らず抹殺すべき。あ、いや人間としてはって意味ね。

 

 

265:名無しのゾンビ ID:uSgQs/1sh

 

 ゾンゾンしてきた。

 おまえらゾンビより容赦ねーな。

 

 

274:名無しのゾンビ ID:ZeL0FxOkB

 

 でも、そいつが人間でいたいっていうのはただの我儘だろ。

 そうじゃないっていうなら、ゾンビの群れに突撃して物資調達してこいよ。

 

 

276:名無しのゾンビ ID:GVWUPAX5n

 

 冷静に考えたら、1が紐られている可能性にたどり着いた。

 

 

277:名無しのゾンビ ID:pNpV13eo6

 

 でもパパ活ではない。なぜなら感染してしまうからな。ハハハハ。

 

 

287:名無しのゾンビ ID:aYk7oeU8Q

 

 ヒトウイルスが危険とかいうのは完全なデマだから、みんな騙されるなよ。

 嘘を嘘と見抜けないやつは匿名掲示板を使っちゃだめだぞ☆

 

 

290:名無しのゾンビ ID:GZZeTcZDs

 

 最後の☆がうざいのでスルーするわ

 

 

300:名無しのゾンビ ID:ZGG36aVAd

 

 可能性があるなら、やっぱり怖いよな

 

 

309:名無しのゾンビ ID:EfFRQH8ih

 

 恐怖ゆえにヒイロゾンビになり、恐怖ゆえに人を避けるか。

 どこまでも愚かだな。人間は。

 

 

311:名無しのゾンビ ID:Wixkpeu+f

 

 そんなことよりラーメン食いてえ。

 

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 な。なんじゃこりゃあ!

 

 つまり、この状況は――。

 

 ヒイロゾンビによる人間への逆差別が起こっている!?




いつのまにか変わっているのでした。

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