ここまでのあらすじ。
不良少女あらため普通の女の子、大山正子ちゃんが言うには――。
女将さんの子ども、令子ちゃんがゾンビに噛まれ、その原因になった自分たちは女将さんに逆らえなくなったということだけど……。
それは心理的にはそうかもしれないけど、正直なところ心理的な障害でしかないと思う。
つまり究極的には、そんなの関係ねぇ! とぶっちぎって、ここから脱出してもよいわけだ。それをできないのは、ゾンビという"物理的な障害"があったせいだから、それがボクという要素によって無意味になった今、すぐにでも出て行ってもいいと思う。
まあこういうふうに思っちゃうのも、実のところボクってゾンビ避けのことしか言ってないからだよね。
案外、人のこころって先入観に支配されているものだから、まさかボクがゾンビ回復も可能なチート持ちとは思ってないだろう。
「人を殺してしまったのは、それからちょっと後のことだよ」
正子ちゃんは女将さんに逆らえなくなったって言ってたけど、そのせいで――誰かを殺してしまったという感じかな。
「そういや、あんたって……グロ耐性あるの?」
「人並みにはあるつもりだけど。外でたくさんゾンビ見てきたし」
「でも、人が実際に死に行くところは見てないでしょ」
「えーっと……」
どうだったかな。
小杉さんを哲学的ゾンビにしちゃったのは、ある意味、人の死に行く姿だとは思うし、ゲームセンターでヒャッハーさんたちをゾンビにしたのは、順当に死に行く姿だったような気が……。
わりと、ボクってゾンビムーブしているような気がします。
「ボクってわりとそういうのも体験してるかも」
「そう……まあ、だったらいいかな。わたしたちは、わりとむごたらしく人を殺してるからね」
「ふうん」
中学生ってわりと簡単に殺す殺す言うよね。
女の子も例外はないのかな。それとも、こんな世の中だからかな。
★=
温泉施設で引きこもり生活を始めて一日が経過したころ。
もう、令子がゾンビになる運命は確定していた。
ゲームみたいにたまたま抗ウイルス体質だとか、そういうご都合主義はなくて、噛まれたところから悪いものがどんどん広がっていってるみたいだった。
令子は気丈だったよ。
おばさんとわたしたちは泣きながら令子を縛って、それからしばらくの間、彼女を看取ることになった。
あれほど怖かったことはない。
命が消えていくというのが怖かった。
暖かかったものが冷たくなっていくのが怖かった。
死ぬのが怖かった。
令子の顔が青白く染まっていって、ガタガタと震えて、パイプのひとつにくくりつけられた縄がひきちぎられるんじゃないかってくらい引っ張られて、何枚もかけられた毛布はジタバタともがく足で追いやられてしまった。
おばさんは必死になって、毛布を身体にかけようとするけど、ぜんぜん無駄で、意味なくて、意味わかんなくて……。
死にたくないって、やっぱり叫んでて。
地獄だった。
で――、終わった。本当に糸が切れるみたいに、唐突に力が抜けて、意識というか魂というか、そんなものが抜け落ちたみたいに、いのちが終わった。
周りを見ると、早成も委員長も震えてた。
わたしも震えていたように思う。
わずかに令子が動いた。その瞬間を見た人間なら、もしかしたら勘違いしてもおかしくないかもしれない。死んでいたものが生き返ったってそう思ってもおかしくないのかもしれない。
だって噛まれた箇所なんてほんのわずかだ。
内臓とかを傷つけたわけでもない。ちょっと腕を一噛みされたくらい。
肌だってきれいだし、死ぬような傷じゃないい。
だから、生き返ったって――そう思ってもしかたないのかもしれない。
「おばさんが最初に言ったことばは、令子は生きてるだった」
「えー、ゾンビなのに生きてるっていうの。おかしくない?」
カワイイ生物は抗議の声をあげる。
まあ、普通はそう思ってもしかたない。
ゾンビと人間は外見は同じでも、やっぱり違う。一見してわかる。なんか得体のしれない異物といった感覚があって、だから違うのはすぐにわかるんだ。
でも、生きていてほしいっていう思いが錯覚させるのもわかる気がする。
肉親ならなおさらそうじゃないかな。
「生き返ったように見えたんだよ」
「うなり声あげてるのに? 視線が定まらないのに?」
「認知症のじじばばだってそうじゃん。自閉症の子どもだって同じでしょ」
「うーん……まあ外形はそうかもしれないけど」
「要するに、おばさんにとって、令子は変な病気になっただけってこと。ゾンビだけど、比較的令子はきれいなままだったし、そう思いこむことはできた」
だけど、それはわたしたちにとって地獄でもあった。
おばさんはわたしたちに令子のお世話をさせた。
まるで出来の悪い罰ゲームみたいだった。
身体を清潔にしておかなくてはならないと言い出して、令子の身体を拭かせるゲーム。噛まれたら即日介護する側から介護される側に仲間入りという出来の悪さだ。
腕を後ろでに縛られて、ロープで固定されている令子は、わずか数メートルくらいの距離ぐらいしか移動できない。でも、足を縛られているわけではないし、最大の攻撃方法である口は開いたままだ。
サメか何かが突撃してくるみたいに、わたしたちの姿を見つけると、令子はうれしそうに寄ってくる。
わたしたちはエサだった。
だから、わたしたちは持ちまわりで、誰かが囮になって、ロープの届くか届かないかのギリギリの範囲までひきつける。そのあとは麻袋の出番だ。
べつになんでもいいんだけど、貯金袋の大きなやつを後ろからかぶせて、ゾンビの動きを鈍くする。
令子はちゃんと人間の姿が見えてるのか、目を使ってるみたいだったから、逆に視界を覆えば、なにが起こったのかわからず、わずかに動きが鈍くなった。
残ったひとりと麻袋をかぶせたやつで、悪質タックルの要領で抱きついて、ようやくもうひとりが参戦する。
ゾンビのちからはすさまじく、もしも腕が自由だったらとてもじゃないがわたしたちではどうしようもなかったかもしれない。
おばさんはそうやって、三人がかりで押さえ込んだところで、ようやく冷たい水でぬらしたタオルをそっと、身体に這わせるようにして令子の身体を拭いていた。
わたしたちは必死でそれどころじゃなかったけれど――、麻袋は最後の最後にはとりはずさなくちゃならなかった。
――だって窒息しちゃうでしょう。
おばさんがなにもおかしなところはないように言うもんだから、きっとそうなんだろうと、わたしは考えるようになった。
必死になって押さえつけた腕が筋肉痛で震えていて、耳元でうなる令子の声が頭の中に割れそうなくらい響いて。
わたしはそうなんだろうと思うようになった。
★=
そいつは――、わたしが勝手に考えてるだけかもしれないけれど、たぶん死んでもしかたのないやつだったように思う。そう思うことで人を殺した罪悪感を軽くしようとしているだけかもしれないけどさ。
令子がゾンビになって二週間ほどした後。
わたしたちが温泉施設に引きこもるようになって同じく二週間ほど。
そいつは、鍵をしめている裏口から侵入してきた。
いや、そいつにしてみれば、正当な権利の行使だったのかもしれない。
なぜなら、そいつは番頭の息子だったからだ。
よくある縁故採用ってやつで、番頭さんはいい人そうだったけど、そいつは軽薄そうな今風のちゃら男だった。頭も茶髪で、この温泉施設に似合わない金色のピアスをしていた。顔はそれなりにイケメンだったと思うけど、正直なところ興味なんて欠片も湧かなかった。
わたしたちはこれまでに十分に地獄ってやつを経験してきてるから、人間が腹の底で何を考えてるかなんてわからないって思っていたから。
名前はよく覚えてない。きっと、脳みそのどこかが覚えることを拒否している。一言で言えば生理的に受け付けないってやつだった。
そいつの軽薄そうな顔も、嘲笑を隠そうともしないまなざしも全部嫌いだった。
出会った瞬間から、そいつはわたしたちをただの女子のあつまりだと思っていた。
女子。
中学生。
弱い。
オレ。
男。
強い。
だから、全部好きにしていいという理論だった。
みんな、はっきりいうと唖然としていたように思う。
日々、介護疲れ。
精神は疲労困憊で、どうでもいいような戯言で心が折れそうな日々だ。
なにしろひとつ間違うだけでゾンビになってしまう。
ゾンビチャレンジな毎日。
そこにきてこれ。
「今日からさぁ。おまえらのこと守ってやるからよ。ひとりずつ部屋こいや。あ、おばさんはいいからな。さすがにむりっしょ」
下卑た笑い。
どういう意味なのか、わかるかな。
へえ。わかるんだ。
案外マセてるんだね。
目の前のかわいい生き物は白色をした肌が朱色になって、ちょうど桜餅みたいな感じになっている。
ただ、そのときのわたしたちはもはや疲れきっていて、ちゃら男の言葉に反論することもなかった。おばさんだけは怜悧な視線を向けていたように思うけど、無言のままだった。
たぶん、きっと想像すれば。
この二週間、男は運よく生き残ってこれたんだろうと思う。
それはわたしたちにも当てはまることだけど、男がいたのは、ゾンビだらけになったホテルのほうだ。
きっと屋上かどこかの部屋かに閉じこもって、それでなんとか生き延びてきたのかもしれない。
そいつは自慢するように言った。
「オレは人を殺してきたんだぜ」
その言葉はひどく現実味がなかった。
聞くこともなしに男は続けて言った。
「べつにゾンビを殺したわけじゃないぜ。ただおまえらみたいなガキが死にたくないから部屋の中に入れてくださいっていうからさ。飽きるまで抱いてやったのよ。で、飽きたから捨てたってわけ。最後までピーピー泣いて楽しませてくれるんだからよ。最高だよなぁ」
そいつは既に正気の目をしていなかった。
そいつは偶然生き残って、偶然女の子を好き勝手する環境を手に入れ、偶然に偶然が重なって、またわたしたちみたいな"ガキ"が目の前にいる。
そうしていいんだと思ったんだろう。
一番華奢で、私達の中ではかわいい部類な
早成はわたしたちのなかで一番こわがりで、一番の泣き虫だ。
そんな被虐心をそそるところが男の琴線に触れたのかもしれない。
早成は逃げることも抗うこともできず、ただ怯えてるだけだった。とっさに男が早成の手を引っ張ったときに、動いたのは委員長だった。
委員長も――たぶん介護疲れが溜まっていたんだろうと思う。
いつ自分がゾンビになるかもわからない日々。
責任感が強くて、だからこそ逃げることもできない。委員長は令子よりも前に早成と友人だったらしくて、小学生の頃から仲が良かったから、きっと自分が守らなきゃって思ったんだろう。
それで、振り下ろされたフライパンの一撃は、案外簡単に男の頭にクリーンヒットし、昏倒させることに成功した。
委員長はさっと顔色が変わった。
殺してしまったと思ったのかもしれない。
事実、当たり所が悪ければそうなりかねないほど躊躇ない一撃だったけれど、だれも委員長の行動を賞賛こそすれ、悪く言うものはいなかった。
早成なんて、泣いて委員長に対して甘い声を出してたくらいだ。
でも――、それで終わりだったらよかったけれど、気絶した男はまだ生きてる。そう生きていた。
★=
これまでの介護実習の中で、気づいたことがあるんだけど……。ゾンビにはある特性がある。
なにかわかるかな。
「はい」
ぴょんっと手をあげるかわいい生物。
本当にかわいいなと思いながら、どうぞと先をうながした。
「ゾンビは人を襲います」
「正解」
そう、ゾンビは人を襲う。
そして、ゾンビはゾンビを襲わない。
いまのいままで、おばさんがわたしたちにさせてきた介護実習の中で、ひときわ狂気じみていたのが、『食事をしないと死んでしまう』という脅迫観念だった。
でも、ゾンビは食事をとろうとしない。
ゾンビが元気よくむしゃぶりつくのは人間だと相場が決まっている。
それで新鮮なお肉が偶然手に入ってしまった。
おばさんは言ったよ。
――これで、令子もひもじい思いをしないで済む。
って。
戦慄した。
特に一撃を加えた委員長は、自分の行動が原因となって人が死ぬかもしれないから、さすがにおばさんに抗議した。
「わたし、人殺しになりたくありません」
おばさんは再反論する。
「おまえたちのせいで、令子はあんなになったんだ。おまえたちが令子を殺したようなもんじゃないか」
「令子ちゃんのことは事故ですよ。わたしたちが今しようとしていることはそれとは別次元だと思います」
「おまえたちは、令子が噛まれたのは自分たちのせいだといったじゃないか。自分の発言には責任をお持ちなさい」
わたしは正直びびっちまって、背中にたらりたらりと冷や汗が流れるのを感じるほかなかった。早成は言うまでもない。
「本当は、おまえたち――ではなく、早成のせいなんだろう。一番とろそうなおまえを守ろうとして令子は……」
「ち、ちが……」
絶望の顔になって、早成は否定したけど、おばさんはますますイライラと怒りを募らせてるみたいだった。
「わかりました」
委員長は早成をかばうために、おばさんの言葉につき従うしかなかった。
なんでこんなことをしているんだろうって、そのときはグルグル考えて考えて考えて、結局、考えるのに疲れてしまって、おばさんがヤレっていうからというのは、すごく簡単に思えて、正直なところわたしとしても楽だった。
ゾンビがどうかは知らないけれど、少しでも水呑まないでいたり、物を食べないでいたりすると、人間の身体はシグナルを鳴らすようにできている。
頭蓋骨が割れそうなほど痛みを感じる。
それで気が狂いそうになったときに、コップいっぱいの水を分け与えられる。
その水は確かにこれ以上なくおいしくて、人間は食べなきゃ死ぬんだろうなというのが実感として、肌のレベルで感じ取れてしまう。
おばさんはわたしたちに順繰りに断食もどきのことをさせて、令子の気持ちを感じ取れるように強いた。
その拷問めいた実験も、少しはそういった行為をおこなうことへの忌避のこころをうすれさせたのかもしれない。
わたしたちは、男を簀巻きにした。
棺か何かを運ぶようにグルグル巻きにした男を、みんなで担ぐ。
誰ひとり欠けたところのない共同行為だ。
きっと、おばさんはチャンスがあれば二度目もするだろう。
地下への階段を降りても男はまだ眠りこけていて、わたしはいますぐそいつが動き出して、逃げ出すことを願った。
「いっせーの」
最後は令子の待つ奥まったところで、振り子のように男の身体を揺らし投げ入れた。
「ってぇ……」
不幸なことに――。
男にとって不幸なことに、地面に投げ捨てられた衝撃は、男の目を覚まさせるに十分だった。
昏倒してから意識を取り戻すまで数秒。
ゾンビになった令子はゆったりとした動きで、投げ入れられたエサのもとに向かう。
「ひ。ウソだろ。え、マジでなにこれ。ゾンビいるんですけど。え」
近づいていく令子。
男は身動きひとつとれない。それでも身体をジタバタさせてもがいている。
恐怖と絶望に染まった男の顔に、いい気味だなんて思うところはなく、ただただ気持ち悪かった。
「いやだ。いやだ。やだ。助けて。ごめん。ごめ。ちょたあああッ」
令子は生餌状態の男の首筋に易々と噛みついて、口元を紅く染めていく。どくどくとあふれ出る血の色を見て、早成が目を逸らした。
「ああああああああああッあああ。が、ひゅ」
あの細い身体のどこに収まっていってるのかわからないけれど、令子はここでも案外お嬢様らしく、男の身体をほぼ三分の一ほどゆっくりとたいらげた。
凄絶すぎた光景だったけれど、ひとつだけ救いがあったとすれば、男の身体はわりと食べられすぎていて、ゾンビとして動くことは二度となかったということだ。
――おなかすいてたんだねぇ。
おばさんがうっすらと笑っていた。
わたしが考えたのは、今日出会ってわたしたちが殺した男と、おばさんは……、いったいどっちが狂ってるんだろうということだ。
☆=
「ふうむ……モグモグしちゃいましたか」
まあ、わりとゾンビ映画のお約束ではあるけれども、三人とも女将さんの言葉につき従ったのは意外だったな。
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ご家族・ご親族に新鮮なお肉を供給するゾンビ映画
ゾンビは原則として人間しか食べないという性質をもっていることがほとんどであり、人間は食べなければ死ぬから、ゾンビもきっと食べなければいずれ死んでしまうだろうという類推に至ることはままありえる。したがって、よくあるゾンビ映画のシーンが『あなた、家族に人間の肉を食べさせたの……』である。
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ボクとしては、正子ちゃんが勇気を振り絞って罪の告白をしてくれたんだろうと思うけれど、正直なところこの先の展開がよくわかんなくなっちゃった。
正子ちゃんが人を殺したというのは、まあ正当防衛的側面がある点を除いてもひとまず本当のことなんだろうなと思う。
一生、罪の意識は消えないだろうし、きっと、投げ捨てた感覚を忘れることはないと思う。
でも、ボクの観点はべつのところにある。
もしゾンビから人間に復帰した場合、令子ちゃんはどう思うんだろうってやつだ。人肉モグモグしちゃったのは、ゾンビセーフ。ゾンビ無罪でのりきれるとしても、さすがにねぇ。
ボクもゾンビらしく人間をいっちょ喰らってやりますかなんて思わなくもないけど、普通なら人間は同属を食べることに強い嫌悪感を抱くものだし、なんか脳みそに異常がでるって聞いた覚えもある。
ゾンビから単純にゾンビウイルスを除去するってだけで大丈夫なんだろうか……。
それに、正子ちゃんはたぶんボクがゾンビ回復能力あることに気づいてないよね。
「えっと、話してくれてありがとうね。でも、なんでそんな話をしたのかわからないんだけど」
「きっと、話したかっただけだろうな。わたしが勝手に」
中学生らしい倒置文をやめてもらえませんかねぇ。
ふわふわしてるポエムっぽいのは嫌いじゃないけど、さすがになに考えてるかわかんないよ。ボクもたいがいそうだけどね!
「女将さんからしてみれば、娘の令子ちゃんがここにいるからいっしょに逃げることはできないし、手勢であるところの正子ちゃんたちがどこかに行くのも困るってことだよね」
「そうだな。それもあるか……。わたしはあまり筋道だてて話すのは得意じゃないんだけどさ。なんというか、もういいんじゃないかって思ったんだ」
「なにが?」
「なんというか、みんな令子の呪縛に囚われすぎてるように思うんだよ。わたしたちは人殺しまでしてしまったけどさ……。ゾンビはゾンビとして受け入れるというか……、令子は死んだんだってきちんと認めてあげたほうがいいんじゃないかって思うんだ。わたしは令子に借りがあるけど、令子ならしっかり生きろって言いそうな気がする」
「なるほど」
すごい真顔になっちゃった。
令子ちゃん、すぐに生き返るからね。
胸のあたりに手を添えて、いまにも泣きそうな正子ちゃんを見ていると、どうしたもんかと思っちゃう。
「正子。ごはんできたよ」
のれんをかきわけて脱衣室に来たのは委員長ちゃんだった。
ほんのちょっと書かないだけで、激烈に書きづらくなる現象。
モチベの問題もあるのやろうなぁと思いつつ、
お船のゲームでどうしてもE5が友軍来ないと無理っぽいので戻ってきました。
フレッチャーは出たので、あとは割るだけだが油断はできない。
このモヤっとした感覚が影響したのだと思ってくだちい。
もちろん、割ったあとはE3でふたりめのタシュケントをゲットしたい。
アズレンの周回もつらい。
魔女兵器は脱落しました。