あさおん・オブ・ザ・デッド   作:夢野ベル子

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ハザードレベル79

 なんといえばいいか。

 微妙な終わり方になってしまったけれど、辺田さんの言い分もわかる気がする。

 

「ヒロちゃん。ワンちゃんに会いに行くかい?」

 

 葛井町長の言葉に、ボクは少しだけ躊躇したけれどうなづいた。

 きっと、辺田さんの言葉も一面の真理は表しているのだろうし。

 

 辺田さんの言葉の中で気になったのは、『ボクの言葉』の重み。

 ボクが何かを人類側にお願いすると、みんなはそれを聞いてしまう。

 

 生きるために――。

 

 つまり、ボクの意見はとても重みがある。

 一票の格差なんてレベルじゃない。

 

 例えばの話。あのときあの場所でボクが泣いて、辺田さん嫌いとか言ったらどうだろうか。

 みんなして、辺田さんをつるしあげるってことも考えられるかもしれない。さっきだって、『ヒロちゃんに嫌われるかもしれないから』というただそれだけ理由で、辺田さんは冷たい視線を投げかけられていたわけだし。

 

 ボクは人に優しくあろうと思ってるし、優しくない人は嫌いだけど、嫌いって理由だけで、人生という名のアカウントをBANしちゃってもいいものなのかは非常に疑問なんです。

 

 それって、全然優しくないし。

 

 そんなの関係ねぇって全部ぶっちぎってしまって、楽しいゾンビライフを満喫すればいいとも思うんだけど、配信という縁ができてしまっている以上、いままでの関係を無為にするのも嫌だった。

 

 これがしがらみ、というやつ。

 

 お犬様に会いに行こうというのも、そういうしがらみの結果だ。

 

「面倒くさいなら会わなくてもいいんだよ」

 

 町長がドキっとすることを言った。

 ボクは軽く首を振って否定する。

 

「会わないと始まらないし」

 

「うん。いい子だね。僕とはまるで大違いだ」

 

「でも、ボクにだけ決断させるのはやめてほしいです」

 

「もちろんそのつもりだよ。パーフェクトな僕がそんなことをするはずないじゃないか」

 

 ニヤリと笑う謎の自信。

 でも、言葉で言ってくれるのは正直助かる。

 だって、ボクひとりで150人以上の人間の行く末を決めるなんて重すぎるよ。

 

 町長たちとはその場で別れ、ぼっちさんが案内してくれることになった。自動的に未宇ちゃんがついてくることになる。ゲンさんもいっしょだ。

 

 他のみんなは散らばって部屋の中に帰っていく。

 どうやら転校初日の転校生みたいに、みんながわっと寄ってくるという事態にはならないみたい。まだ、謎のゾンビ少女が自分のテリトリーに入ってきた段階だし、みんながボクに慣れるのには時間がかかる模様。

 

「ご主人様が尊すぎてみんな声をかけるのもはばかられるのかも?」

 

「ボクわりとフレンドリィなのに」

 

「かわいすぎるとアレですよね。自分が邪魔って心理が働きますよね。小学生の女の子どうしがキャッキャうふふしていると、物陰からこっそり覗きたくなる心理というか」

 

「マナさんが逮捕されなかったのは奇跡だよね」

 

「ご主人様の眷属になれたのが一番の奇跡です!」

 

 眷属ね。

 ボクが人間と接触するときには、周りの人間をヒイロゾンビ化させないように気をつけなければならない。そりゃ普通のゾンビのように意思がない存在ではないと思うけれども、ボクがコントロールできちゃう可能性もあるわけだし、なによりゾンビの時間は停止している――かもしれないってことだ。端的にいうと、子どもができない可能性がある。

 

「ボクとしては――あまり眷属を増やすのは……」

 

「なりたくてなったんですからね。いいんですよ。そもそもゾンビよりもご主人様の眷属のほうが百億倍いいです。ご主人様といっしょにお風呂はいったり、いっしょにねんねしたりできるのは、眷属特権!」

 

「お風呂……スヤスヤ動画……ヒロちゃんと」

 

 ごくりと喉を鳴らすぼっちさん。

 

「想像しちゃだめ!」

 

「先輩、なりふりかまわず誘惑しまくるのやめてください」

 

「ボクのせいじゃないよね!?」

 

 そう、ボクのせいじゃないはずだ。

 そもそも隣の変態さんが悪い。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 そんなわけでワンちゃんがいる部屋まで来た。

 

 閉め切られた部屋には、やっぱりガラス戸がついていて中が覗き込めるようになっている。カーテンも何もしていない。

 

 そして、部屋の外にいるのに漂ってくるのは、あきらかな異臭だ。

 据えた臭いというか、これはゾンビ避けスプレー(仮)を吹きかけないといけないレベル。

 ゾンビ避けスプレーの真実の姿は単なる消臭スプレーだから、今こそ使う時なのに――。

 残念ながら今のボクは装備していないのでした。

 もうお役目終わっちゃったからねゾンビ避けスプレー。

 あのときはお世話になりました。

 

「……わりと臭うね」

 

「猫と違って犬は自分を身奇麗にしないからね」

 

 ぼっちさんが優しくボクに微笑みかける。

 

「へえ。ぼっちさんってそのへん詳しいの?」

 

「いや人並かな。でも、猫みたいに孤高を生きるのは憧れたりするな。だからどっちかというと犬より猫派なんだ。ヒロちゃんのネコミミパーカー姿、すごくかわいかったよ」

 

「ありがとにゃん」

 

 ボクはくるりと振りむき、握った拳を軽く挙げてファンサービスをした。

 けっしてネコミミパーカーをほめられてうれしかったからではない。

 純然たるファンサービスだ。

 

「勝った……」

 

「ん?」

 

「人生に勝利した! 僕は勝ったんだ。今この瞬間に!」

 

 拳を硬く握り、わなわなと震わせるぼっちさん。

 そして、そんなぼっちさんに対してうんうんと深くうなづくマナさん。

 なに師匠ポジしてるの。

 変態さんが増えたらどうしよう。

 

「そろそろ中に入るがいいか?」

 

 ゲンさんがあいかわらず渋い声を出す。

 そうだ。真面目にしないと。

 ゲンさんが軽くドアをノックする。中は丸見えだから一応形式だろう。返答はなかった。

 

「萌美さんいるかい?」

 

 部屋の中はダンボールまみれだった。

 

 大小さまざまなダンボールが組み立てられた状態で無造作に置かれている。

 箱の上部部分には蓋になるところがあるはずだけど、内側に押し込んでしまっている。いくつかのダンボールには私物なのか衣服が少し入っていたりしたけど、大半はからっぽだ。

 

 そして床にはタオルとか毛布が敷き詰められている。床全体じゃなくて、部屋のすみっこのほうに固まるようにして置いてあるって感じだ。部屋の広さがだいたい13㎡くらいかな。

 

 いつ洗ったかもわからない毛布とタオルは少し変色していて、ところどころに汚れがついている。犬の糞とかかもしれない。

 

 その汚れた毛布とタオルの中に、沈むようにしておばあさんが寝ていた。

 ポメラニアンといっしょに眠り姫みたいに目を閉じている。

 辺田さんの言い分では、このポメラニアンが元凶みたいだけど、眠ってる分にはかわいいな。

 ボクは中腰になってゆるゆると手を伸ばす。

 

 すると、気配を察知したのか、ワンちゃんは跳ね起きて、きゃんきゃんと鳴き始めた。

 あわわ。あわわ。生き物を安易に撫でようとしたらいけなかったかな。

 ボク自身が普段からかわいいかわいいってなでられまくってるせいか、かわいいものは撫でられるのが宿命だと思っていたよ。

 

 うーっと、歯をむきだしにしてうなるワンちゃん。

 

「悪かったから。悪かったから鳴くのやめて!」

 

「ヒロちゃん。落ち着いて。ヒロちゃんが興奮してると犬も興奮するから」

 

 ぼっちさんがアドバイスをくれる。

 でも、ボクはただ鳴きやんで欲しいだけだ。

 

「ボク、興奮してないよ」

 

「ヒロちゃんの口から興奮って単語を聞くと、なんか変な気分になるな……」

 

 マナさんが「わかるわかる」って言ってる。

 それで――、ますます喧騒が激しくなって、ボクは油断してしまった。

 

 あっと思ったときには、小型犬とはいえ鋭い牙が目の前に迫っていた。

 

「つっ……」

 

 いた……くない。

 痛くないな。人差し指をしっかり噛まれてるんだけど、ほとんど痛みはない。

 ちくちくってするような感覚だけ。

 でも、指先の頂点からしっかりと、一筋の赤い液体が流れ落ちてくる。

 痛みに耐性はできているけど、べつに肉体が強くなったわけじゃないからね。

 超能力がなければ、小学生の柔肌だ。

 

「怖くない」

 

 ボクは指を噛まれっぱなしのままで、されるがままの状態になる。

 俗にいうナウシカ状態ですね。

 ポメラニアンに限らず、小さい犬って怖がりなんだと思う。

 だから、安心するまでじっと耐え忍ぶしかない。

 アニメで学んだ知識です。

 

「先輩。その犬……ゾンビ犬になったりしないんですか?」

 

「え?」

 

「あ……?」

 

「ん?」

 

 そ、そんなことないよね?

 ボクは犬を抱きながら、じっと犬の瞳を見つめてみた。

 ゾンビ犬になっちゃったら、ボクの命令も聞いちゃうような気がする。

 そして、この子をここで飼うのは少々危険ということになる。

 噛み癖がある子なら、だれかれかまわずヒイロゾンビにさせちゃったりなんてことも考えられるし、自由意志があるように思えるヒイロゾンビ犬だったら元の性格が改善されたりするわけじゃない。

 

 爆弾――作っちゃった。

 部屋の中に沈黙が満ちる。重い沈黙。

 そしてお犬様はボクの指を相変わらずガジガジしている。

 

「えっと……。えへ」

 

 とりあえず、笑ってごまかしてみた。

 

 当然のことながら――、

 

 なんの解決にもなりませんでした!

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 結論から言うと大丈夫でした。

 

 ボクはビーストマスターになれるわけではないみたい。

 そもそものところ、ヒイロウイルスは既に地球全土を覆ってる。これはゾンビウイルスも同じ。でも、ゾンビウイルスに感染しているからといってゾンビになるわけじゃないのは、実例としていくらでもあるところ。

 

 人は死ねばゾンビになるけれど、犬は死んでもゾンビにならないらしい。

 同様に、人はヒイロゾンビになるけれど、犬はヒイロゾンビ犬になるわけじゃないってことだ。

 

 これはどういうことかというと、たぶんだけど、ゾンビになるための資格というか容量というか、そういうものが足りないんだと思う。

 

 つまり、ゾンビ化というのは温床になるってこと。

 それだけ集中化するってことで、そうじゃなければすぐに霧散して通常レベルになってしまう。

 ということらしい。

 

 なぜそれがわかったかというと、ボクが抱いている犬のからだのなかにあるヒイロウイルス濃度を微速度レベルで感知しつづけたからだ。

 

「つまり、犬はキャリアにならないってことですね」

 

 命ちゃんが確認するように聞いた。

 

「そうだよ」

 

「いまはもう大丈夫なんですか?」

 

「うん。いまはもう普通になってる」

 

 あれからワンちゃんは落ち着いた。

 いまではボクの指をぺろぺろしているくらい仲良しだ。

 痛みに耐えてよくがんばった!

 ナウシカ式調教術はやっぱり最強でした。

 ちなみにおばあちゃんはまだ起きません。

 

「一応聞いておくが」ゲンさんがボクの指先を見ながら言う。「無機物からの感染は大丈夫なのか?」

 

「無機物?」

 

「ゾンビの血肉に突き刺した槍には感染力がある。それと同じようにおまえさんの血がどこかに付着して、それを誰かが舐め取ったりしたらどうかという話だ」

 

「それは危ないかもね」

 

 ボクの指先から流れ出る血にはヒイロウイルスがたくさん詰まっている。

 犬や無機物そのものにはゾンビ化するほど定着しないとはいえ、ボクの血肉にはたっぷりとヒイロウイルスが含まれているのは確かだ。でも、ボクの血をぺろぺろと舐めとろうとする変態さんは目の前の変態淑女さんと変態後輩ちゃんくらいしかいないと思うけど。

 

 それに触ったりくらいなら平気。

 ゾンビモノのお約束で、ゾンビウイルスは体内に侵入しないと感染しない決まりだからね。

 

「つまり――、おまえさんがなんらかの原因で傷ついて、その血を誰かが飲んでしまうと、新型のゾンビになっちまうってことか?」

 

「それはそのとおりかな」

 

 新型のゾンビってなんだよって話だけど。

 

「で、おまえさんたちは全部ゾンビってわけだ」

 

 ゲンさんが指差し確認するのはマナさんと命ちゃん。

 マナさんは不敵に笑み、命ちゃんは腕に手をまわしてそっと視線をそらしている。

 ボクが言わない限り、不必要な情報は渡さないという心積もりだろう。

 でも、もうある程度配信のときにある程度は話しちゃってるし、血液を全部抜き取られないなら、ちょっとくらいなら血液だろうが唾液だろうが供与するつもりです。

 

 なので、ボクはゲンさんの言葉に応えた。

 

「ゾンビっていうのがどういう状態なのかという定義の問題ではあるけどね。でも、そうしたくてそうしたわけじゃないよ。ヒイロウイルスには完全回復能力があるからね。たとえ手足がもげても、腸がだらーんってなってても、頭が破壊されていなければ大丈夫」

 

「頭が破壊されていなければ、か……」

 

 ゲンさんが痛ましげな表情になる。

 ここに来るまでに家族とわかれわかれになった人は多いのかもしれない。

 それに、ゾンビになった人を殺しちゃった人も。

 

「ボクには死者を生き返らせる力があるわけじゃないよ」

 

 期待させても悪いから、そこだけは明確に伝えておく。

 配信の時にも言ってるけどね。

 

「そして、ゾンビになればゾンビに襲われないってことか」

 

「そのとおりです。キモイぐらいの再生能力がつくよ。人間やめちゃう覚悟があればだけど」

 

 指先にぷくっと膨らんだ血液の塊を見せつける。

 ゾンビから襲われないという特性は魅力的だろうけれども、人間をやめちゃうというのは思いのほか躊躇するのが人間だ。

 血を舐めるという禁忌。おぞましい行為だという認識が一般にはあるんだろう。

 でも、動物の血をスープにしたりする例もあるだろうし、共食いする種だってなくはない。

 

 単に少数派か多数派かってことだと思うけどね。

 

「おまえさんは……、そのヒイロゾンビだかを増やそうとはしてないわけだな?」

 

「ボク自身はね。普通のゾンビとちがって、ヒイロウイルスはボクでも除去できなかったんだよ。不可逆的だから、あとでどんな不都合が起こっても取り返しがつかないし、怖いんだよ」

 

「不都合ってなんだ?」

 

「今のところ、もしかしたらゾンビ化したら赤ちゃんとかできないんじゃないかって思ってる……けどわかんない。それと、もしかしたらボクの言うことを無条件に無制限になんでも聞いちゃうかもってこと?」

 

「幼女のいうことは絶対です! ご主人様は幼女です。なのでご主人様のいうことは絶対です! QED。ヤバイ、真理が証明されちゃった!」

 

 そして、ふんすって鼻息荒いのがマナさんです。

 この人はボクがボスゾンビじゃなくてもなんでも言うこと聞きそうだな。

 

「実際のところどうなんだ。おまえさんたちは自由意志があるように見えるが」

 

「自由意志はありまーす! といったところでどうせ証明なんてできないので無駄だと思いますよ。ゾンビだって意識があるかもしれない。けれど、それを表明する能力がないだけかもしれないじゃないですか~~」

 

 今度は真面目モードなマナさん。

 

 うん、その議論はあったね。

 

 だからこそ逆に意識があるように完璧に行動できても、その実、意識活動がまったくない『哲学的ゾンビ』なんて観念があるわけだし。

 

「それはそうだな。しかし、このことはみんなには黙っておいたほうがいいかもしれない」

 

「え。そうなの?」

 

「内容がショッキングすぎるしな。配信の時はそこまでは言っておらんだろう」

 

 確かに――、ボクがバイキンみたいに思われるのはいやだ。

 例えば、それはヒロ友のみんな。

 ボクのことを好きだって言ってくれる人たちに嫌われたくない。

 その無名の人たちのなかでも一際、ボクにとって関係が深いのが――。

 ずっと黙って聞いていたひとりの人。

 

「ぼっちさん……嫌わないでね」

 

 少し聞くのが怖かったのは確かだ。

 これだけいろいろと言ってしまってもボクに対する態度が変わらないのか。

 それとも距離を置こうとするのか。

 ボクは――、怖かったんだ。

 ほんのコンマ数秒の出来事だったけれども、ボクには何時間も待たされたかのように思った。

 その遅延の時間。

 それこそがクオリアの輝きのように思える。

 

「嫌うはずがないよ。いまでもこれからも僕にとってヒロちゃんは天使だから」

 

「ありがとう」

 

 ヤバイな。うれしい。うれしいよ。

 気持ちが爆発しそうなくらいうれしかったけど、ボクはそれを抑えこんで、なんともないように装った。てれ……。てれ。

 

「ご主人様ってすーぐメス堕ちするタイプですよね」

 

「メス堕ちってなんだよ。えっと……この血はどうしようかな」

 

「んー」

 

 横から謎の変態さん――もといマナさんが。

 パクって。

 ボクの指をくわえちゃいました。犬が舐めたところだから感染症とか大丈夫かな。

 

「マナさん……」

 

「はい。今日もまろやかでクリーミーな幼女味で最高でした!」

 

「まあいいか」

 

 最高の笑顔で言われるとどうでもよくなっちゃう。

 それと、たぶんヒイロウイルスは最強だから、他の感染症とかにはかからないだろうと思う。

 欠損状態すらなんとかしてしまうのがヒイロウイルスだしね。

 

 いまでもぼっちさんに言われたことがうれしくて、その余韻に浸っていたかったというのも理由です。べつにメス堕ちしたわけじゃないからね。人としてうれしかっただけです!

 

 これだけははっきりと真実を伝えたかった。




ぼっちさんをゾンビ堕ちさせるのもおもしろいかもしれないな。
馬乗りになりながら堕ちろみたいな小悪魔ムーブ。

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