あさおん・オブ・ザ・デッド   作:夢野ベル子

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ハザードレベル83

 結局のところ――、ボクが選んだのは放逐だった。

 小杉さんは動く死体に過ぎない。つまりは、物体に過ぎない。だから、ボクが罪悪感を覚えて、小杉さんを役場につれていっても自己満足に過ぎない。

 

 ふと命ちゃんも嫌がるだろうと思ったのは、ただの言い訳に過ぎない。

 そう、全部言い訳だ。

 小杉さんには人のいい顔を"させて"、手を振り、自分はここで別れるという動作をさせてそこで別れたけど、未宇ちゃんはあいかわらず、ぼーっとした顔をして、小首をこてんとかしげて、何を考えているかわからない様子だった。

 

 ボクはバレやしないかと思って、少しドキドキした。

 ボクの罪悪感が音もなく伝わるんじゃないかって思って。

 

「帰ろう」

 

 ボクは言う。唇の動きで悟ったのか、未宇ちゃんはワンちゃんを抱いたままコクンとうなづく。

 

 少し待ち合わせ時間をすぎていたんで、ボクは念動力で未宇ちゃんの身体を浮かせた。

 

「ひゃ」

 

 初めて聞いた声は、ちっちゃくてかわいらしいものだった。

 べつに未宇ちゃんは喋ることができないわけじゃない。自分で自分の声が聞こえないから音程がはずれることを嫌って喋らないだけだろう。子猫みたいに、驚いて鳴き声をあげることはあるってことだろう。

 

 ボクは手を伸ばす。

 

 すると、未宇ちゃんも手を伸ばして、まるで某天空の城のワンシーンのように、空を駆けていく。空を飛翔する感覚は慣れないうちは怖いけど、未宇ちゃんはそんなに怖がってる感じはしない。

 

 何を考えてるのかな?

 

 数分ほど飛翔すると、すぐに待ち合わせ場所に到着した。

 みんな既に待っていた。

 

「あ、ヒロちゃん!」

 

 ぼっちさんが手を振る。

 ボクも手を振りかえして、地面に降り立つ。

 みんな、未宇ちゃんの姿を見てほっとしているみたい。

 

「やっぱり、ワンちゃんがどこかにいってたようだよ」

 

 直接聞いたわけじゃないけど、状況から判断するにおそらく間違いないはずだ。

 

 ゲンさんが膝をついて、未宇ちゃんに視線を合わせた。

 

「怪我はないか?」

 

 コクン。聞こえてなくても空気を読むのはうまい。

 未宇ちゃんはみんなを見渡して、頭をさげる。ごめんなさいって言ってるみたい。

 

「叱らないであげてね。未宇ちゃんも悪気があったわけじゃないんだ」

 

「わかってるよ。ヒロちゃん。でも、心配したよ」

 

 ぼっちさんは、手話で何かを伝えてるようだった。

 未宇ちゃんも同じく手話で何かを話している。

 同じようなことが起こらないようにってことだろうと思う。

 

「先輩……何かあったんですか?」

 

 命ちゃんは聡いから困るね。

 べつに何もなかったってわけじゃないけど、あえて小杉さんに会ったなんていわなくてもいいだろう。小杉さんをゾンビにしたことに罪悪感を感じてるとか、ボクってカエレって言われてもしょうがない部分があるとか、そういうネガティブなことを伝える必要もない。

 

「大丈夫。なにもないよ」

 

「そうですか……」

 

 命ちゃんの顔が少し曇ったように見えた。

 ボクは目を閉じて、すこしはぐらかす。

 ボクがやったことや、やろうとしていることは必ずしも正しいとは限らない。

 でも、あまり気にしないようにしようと思う。

 

 ボクって、やっぱりほんのちょっとした言葉にフラフラしすぎなんだよな。

 

 陰キャってそんなものかもしれないけど、たかが『カエレ』って言われたくらいで、ちょっと傷ついてる。気にしすぎている。

 

 こんなんじゃ、みんなと仲良くなんてできやしない。

 世界を変えられるかはわからないけど、助けられる誰かはいるかもしれない。

 

「アクシデントありましたけど、まだ時間はありますよね」

 

 ボクは気をとりなおして、ゲンさんに聞いた。

 ゲンさんは腕時計をみて時間を確認している。

 まだ、太陽は天頂に昇る前。九時頃に出発して、今は十時半くらいにしかなってない。

 夜には程遠いし、天気が崩れてもいない。

 

「ああ、問題ない。それじゃ向かうか」

 

 今度は未宇ちゃんはボクの隣にいる。もしもワンちゃんが逃げ出しても、一瞬で念動力で固定するから絶対に逃げられない。

 

 そんな位置どりで進んだ。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 とある建物の屋上階。

 太陽光パネルはブラックダイヤモンドが碁盤の目のように規則正しい並びをしていて、一つの建物に相当な量がある。

 町役場に百枚敷き詰めるというからたくさんの箇所を回らないといけないと思っていたけど、そういうわけでもないみたい。

 

 一箇所だけで、結構あるんじゃないかな。

 でも、固定されている太陽光パネルは結構巨大だ。一つが畳一枚分ぐらいはあって持ち運びはしにくそうだ。もちろん、建物の近くまではトラックで来てるんだけど、そこまで持ち運ぶのも大変かなぁ。まあ大人が何人かいるし、ヒイロゾンビの力は大人数人分ぐらいは楽勝だろうし、余裕かな。

 

 ボクたちは全員で七名だけど、未宇ちゃんは当然戦力にならない。

 はずし方を知っているのはたぶん、ゲンさんくらいか。

 

「どうやってはずすのか教えてもらったら、ボクも手伝います」

 

「そうか? べつに難しくはない。固定されているボルトを順番どおりにはずしていくだけだぞ。ただ、最後のボルトをはずすと支えがなくなるから、そこは何人かでやったほうがいい」

 

 ゲンさんが手馴れた手つきでレンチを使ってボルトをはずしていく。

 ボルトといってもボクが手でわっかを作るぐらいの巨大なやつだ。あとは小さめなボルト、ナット、ワッシャーといいながら、いろんな要するにねじ的なやつをはずしていってる。

 

 やってる作業は、たぶん単純。

 下のフレームと呼ばれる金属質の設置板から、バリバリバリってはがしていってるだけ。

 

 ボクにもできそうだな……。

 

「ん。ご主人様。バリバリやっちゃいますか?」

 

 ニコニコ顔で聞いてきたのはマナさんだ。

 

「えと……たぶん、大丈夫だよ。ボルトをはずすぐらいボクにもできるし」

 

「ご主人様がポンコツっぷりを発揮するチャンスですね」

 

「マナさんきらーい」

 

「ああ、拗ねるご主人様も大好きです」

 

 この変態お姉さんをへこます方法を誰か教えてください。

 

 ゲンさんはものの数分で一枚のパネルをはずした。

 畳一枚分のそれは大人であれば簡単に持ち運びができる

 ぼっちさんと湯崎さんが二人で一枚を持って、下の階に運んでいく。

 傷をつけないように慎重な動きだ。

 

 やっぱりボクもやったほうが効率よさそう。

 

「先輩、無理はしないほうが」

 

「そういうふうにフラグ立てしないでよ。これぐらい簡単だってば!」

 

 命ちゃんもボクに対する信頼が足りない。

 だいたい、ボルトをはずすくらい小学生でもできるよ。

 ゲンさんは順番があるっていってたけど、そんなの一斉にやればいいだけだ。

 

 念動力を使って!

 一気にグルグルグル。

 ボルトをポンっと全部一気にはずしてしまう。

 もちろんパネルをコンクリートの床に落とすなんて愚行はしない。

 ちゃんと浮かせてます。

 

 ホラ楽勝! 五秒もしないではずせたよ!

 

「どやぁ!」

 

「はいはいかわいいかわいい」

 

 雑!

 マナさんの言葉が最近雑!

 

「うまくできたな」

 

 ゲンさんのほうがむしろ優しげだよ。

 ボクのことを見た目どおりの年だって思ってるからかもしれないけど。

 

「こんな感じでいいなら、一気にやれるよ」

 

 目の前にある現象を歪めるのは、目の前にいるゾンビを操るのとさして変わらない難易度なんだ。もちろん重くなったり、操作量が増えるとそれなりに疲れるけど、それでも一個一個ボルトをはずしていくよりは圧倒的に簡単だ。

 

「何枚かはずしたら傍らに置くから、拾っていってね」

 

 みんなもここに来た意味がないと困るだろうから、ボクはかたっぱしから太陽光パネルをはずしていって、ゆっくりと地面に置いた。

 

 流れ作業的にあとはみんなが各々パネルを運んでいって、建物に横付けしているトラックに重ねていってる。上に重ねていってるんじゃなくて横にね。要するにブックシェルフみたいな感じで五枚くらいで一区切りとしている感じで横に置いていってる感じ。

 

 二十分くらい経つと、トラックに積み終わった。

 全部で二十枚くらい。

 単純計算だと、あとこれを五回くらい繰り返せばいい。

 がんばれば今日中に終わるかもしれない。

 でも、みんなもそれなりに疲れてるだろうし、今日はこれで終わりかな?

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 町役場に帰ってくると、まるで配信の時のように歓声で迎えられてビックリした。

 

「おかえりヒロちゃん!」「電気よみがえれよみがえれー」「スマホでソシャゲしたいっす。あ、ソシャゲないか。オフゲしたいっす」「配信まだー?」「世界一かわいいよ!」

 

 なんだか調子がいいなと思いつつも、悪い気分じゃない。

 いつのまにか『カエレ』の文字は白いペンキにぬりつぶされていて見えなくなっていた。

 

「おかえりヒロちゃん。特に問題はなかったかな?」

 

 あいかわらず余裕の表情なのは葛井町長だ。

 こころの問題という意味では、いろいろとあったけど、物理的になにか影響があったわけじゃない。ゾンビみたいにみんなを恐怖で席巻するような、そんな何かがあったわけじゃないから。

 

「特に何もなかったです」

 

 と、ボクは答えた。

 葛井町長は満足そうに笑みを浮かべ、それから町長室にボクたちを招いた。

 

 町長室に入ると、既に熱いコーヒーが用意されている。

 

 ふぅ。ボクのだけミルクコーヒーになっちゃってます。町長が気を利かせてくれたんだろう。

 こういうところが上手いよな、この人。

 対人感受性が高くて、引きこもりだったとは思えない。

 

「あの、町長……ボクたちがいない間にあのアレを消してくれたのは町長の指示ですよね?」

 

「うーん。まあ多少ナッジを効かせたところではあるけど、僕の指示ではないよ」

 

「ナッジ?」

 

「行動経済学理論で言うところの、無意識的な促しのことさ」

 

「促し……」

 

「僕は彼らに何かを強制した覚えはないってことだよ」

 

「ふぅん……どういうふうに言ったの?」

 

「ヒロちゃんが帰ったら困るよねぇって、みんなの前で言っただけだよ」

 

「だいぶん具体性があるような」

 

「そうかな。まあいいよ。みんなが自発的にあの"落書き"を消したのは事実さ」

 

 落書き。

 

 なるほど、そんなふうに定義づけるわけか。

 

 しばし、沈黙がたれこめた。

 

「ボクたちがいない間に何か問題はありませんでしたか?」

 

「特に何もないね。まあみんなしてヒロちゃんたちの帰りを恋人が来るのを待ち焦がれる中学生男子みたいな気持ちで待っていたからね、そんなソワソワしているときに不審な行動を取れる人間なんてそんなにいやしないよ」

 

「それもそっか……」

 

 ボクとしてはフーダニット、すなわち誰がやったかというよりは、ワイダニット、すなわちどうしてやったのかのほうが気になっている。

 

 カエレという言葉の意図はやっぱり知りたい。

 落書きであると断じて、もはや気にせずに、頓着せずに、何事もなかったかのように振舞うというのが政治的には正しいとしても、ボク自身としては、やっぱり気になるところなんだ。

 

「気になるのかい?」

 

 町長がなにもかも見透かしたように言ってくる。

 ボクは微かに頷いた。はっきりと頷けなかったのは町長の気持ちもわかるからだ。

 

「ほほえましいほど素直だね」

 

 それはプラスの評価というよりはマイナスの評価だろう。

 ボクは政治に向いていない。そんなのはわかりきってる。だって、ただ楽しく配信したいだけの一般人だし。チート持ちだけど、やっぱり普通の人間だし。

 

 こんな極限状態でシムシティをやれるほど、人生達観していない。

 ゲームならいくらでも核戦争起こせるけどさ。

 現実は人のいのちがかかってるわけで……。

 

 政治だから大多数の人に肯定されたからそれでオッケーなんて思えないよ。

 だから、その一つの否定に敏感になってるんだ。

 気にしないように我慢してるけど、やっぱりどこかで納得したい自分がいる。

 

「まあ、君が犯人探しをどうしてもしたいというのなら止めはしないよ。パネル集めもボチボチでいいし、人間の生存領域を広げるのも気が向いたときでいい」

 

「え?」

 

 そんなんでいいの?

 町長としては、人間の生存圏を是が非でも広げたいんじゃないの?

 

「僕が人間総体のために身を粉にして働いているとでも思ってるのかな? 単に死にたくないからというのと、そうするのが一番楽しそうだからだよ。政治をやろうとしているのは、みんなと利害が一致しているに過ぎないんだ。僕がこれだけワガママなのに、君に従順になれっていうのも違う気がしてねぇ」

 

 素直なのは、町長のほうじゃないかと思った。

 こんなこと、他の誰にも聞かせられない。

 町長はみんなのことなんてどうでもいいって言ってるんだ。ただ、みんなのためという建前を完遂するのが、一番自分の意に沿うから、そうしているだけ。そう言ってるみたいだった。

 

「まあ、感謝されるのは嫌いではないよ。みんなのために働いているという実感は悪くない気分にさせるしね。僕も人並みには、誰かのためになんてことも考えたりはするけどねえ……」

 

 そこで町長は少し息を止めた。

 

「ヒロちゃんがチートを持ってるのはわかるんだけど、だからといってなんでも解決できるわけじゃないってことなんだよ。難しいことは大人に任せてもいいし、誰か他人に頼るのもいいかな」

 

「ボクってそんなにひとりで全部しようとしてるのかな」

 

「ヒロちゃんはわりとがんばり屋さんなイメージがあるね。それで疲れちゃってガス欠になるタイプじゃないかな」

 

 それはそうかもしれない。

 大学生で引きこもりぎみだったのは、がんばりすぎた反動って雄大には言われてた。

 

「だから、もう少し自分がしたいようにしてもいいと思うけどね。無責任な大人たちはあれしてこれして言うかもしれないけど、なかなか人間はしたたかに生きていくものだよ」

 

「そんなもの?」

 

「そんなものだよ」

 

 町長に言い切られてしまって、改めて思う。

 ボクは何がしたいんだろう。

 ここに来たのは配信したくて、親友に連絡がとりたくて、ついでに人間と共存したくて。

 そんな感じだ。

 

 誰かがボクを拒絶してたとしても、それは最初の目的とは無関係だ。

 そもそも誰かが誰かを嫌うのを止められるわけもないし、いくらゾンビ利権があったとしても、そうじゃないところで、勝手に嫌われるということはありえる話だ。

 

 だけど一方で、ほとんどなんにもしてないのに拒絶の言葉を使われるのには納得がいかないって気持ちもあるし、別に復讐心とか敵愾心があるわけじゃないけど、どうしてって気持ちは止められない。

 

 これもボクの本心だ。

 

 ううう。悩みどころ。

 

「先輩がどちらを優先するのかって話ですよ」

 

 命ちゃんは頭がいいな。

 ボクは優先するとか決定すること自体が大事なんだよ。

 凡人だから。

 

「命ちゃん。今の時点で犯人ってわかるのかな?」

 

「難しいと思いますが、情報を集めれば可能かもしれませんね。例えば、ペンキの出所とか」

 

 ほとんどタイムラグなく答えてくれた。

 そうだね。配信もしたいけど。気にしないふりもできないよ。

 

「ボク……犯人探しもちょっとはしてみようかな」

 

「太陽光パネル集めは休憩するのかな?」と町長が確認の意味で聞いた。

 

「そちらはそちらで続けるけど、やっぱりどうしてって聞きたいから」

 

「くだらない理由かもしれないよ。たとえば、僕が言ったとおり、"落書き"なのかもしれない」

 

「それでも、ボクの素直な気持ちとしてはやっぱり聞きたいな。どうして"カエレ"って書いたのか。ボクは知りたいんです」

 

「ヒロちゃんがそうしたいなら、それを止める理由もないね」

 

 町長って案外ボクに甘いのかなぁなんて思ったりもする。

 小学生らしい素直さがよかったのかもしれない。

 大人だと、それなりに責任が生じるって思うんです。

 

 

 

 ☆=

 

 

 

 ペンキの出所はなんてことはなく、町役場の中に在庫がたくさんあった。

 赤色のペンキだってたくさんあるし、誰だって入れる倉庫みたいなところに無造作に置いてあった。倉庫はみんなの住んでる共同部屋からは離れたところにあって、誰にも見つからずに持ち出すことは比較的たやすいと思われる。

 

「臭いとかでわかんないのかなぁ」

 

 犯人がペンキを塗りたくる。そのときの臭いが服に染みつく。

 だから犯人がバレるということも考えられる。

 そんなふうに考えていたんだけど。

 

「油性塗料ならかなり臭うが、水性塗料ならあんまり臭いはしないぞ」

 

 と、ゲンさんが教えてくれた。

 うーむ。シンナーっぽい臭いが微かにしてくるけど、確かにものすごい強烈な感じはしない。あの文字を見た時も、強烈な印象は色合いだけで、臭いに対しては確かにたいして感じなかった。

 

 ミステリ的に言えば、どうしてあのとき誰も臭いについて言及しなかったのでしょうかという感じだ。けっして描写不足だからではなく、臭いがほとんどしなかったからだ。

 

 というミステリ的小技を使いつつ、要するに臭いが犯人に染みつくというのはあまりなさげな感じだった。もちろん、微妙な臭いで気づく人はいるかもしれないんだけど、みんなお風呂に入ってなくて、正直ちょっと臭いから、香水とか消臭スプレーでごまかしてる人も多いんだよね。そっちのほうが強烈なくらいだ。

 

 そんなわけで――、

 

 結論からいうと、まだまだ犯人はわかりそうになかった。




犯人そっちのけでそろそろ配信活動にいそしみます。

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