IM NOT MAN.I AM A DEAD MAN   作:HIKUUU!!!

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注意!この話は凌辱を匂わせる描写や過激な表現が含まれます。読みたくない場合は閲覧を避けてください。それでも構わない来いやという方のみ閲覧願います。
一応この回と後バラバラに数話といった予定のみですが、今後こう言った表現が含まれる場合は事前告知いたします。


幕間・傷ついた娘達

ドアを勢いよく蹴り開け、中に突入した俺を待ち受けていた光景は聊か(いささか)予想していた物とは違った。

 

「暴れないでくれ!分かった!俺は離れる!離れるから!」

 

「やだぁぁ!!いや!いや!いやぁぁぁぁ!!!」

 

「何故男性スタッフ厳禁と言ったのに入れた!?」

 

「それが連絡の手違いとの事で!うわ!くそ!鎮静用の薬はまだですか!?」

 

ドア前で立っていたと思われる腰にハンドガンのホルスターを下げた男が、鮮やかな金髪をツインテールに結んだベッドに拘束具を取り付けられ寝かされている小柄な少女を強引にベッドに押さえつけ暴れる少女を宥めようと必死に声を掛けている。

少女の腕はまだ拘束されておらず拘束から逃れようと必死に両腕を押さえつけたガードマンを退けようと恐怖に駆られた表情のまま拘束された脚すらも必死に動かし暴れ続けている。

鬼気迫る表情の少女に俺は一瞬判断を悩み、オート9を太腿部に収納しガードマンの近くに歩み寄る。

 

「どうした?」

 

「あ!離れて!メンタルリセットを掛けようとした人形が勝手に起動してしまって・・混乱して暴れてるんです」

 

「この娘に何があった・・?」

 

近くで一緒になって少女を拘束している白衣を着た女性スタッフ達が慌ただしく走り回りながら作業をしているのを尻目に俺は近づいた途端に近くの女性スタッフに両手で押し留められ、仕方なく俺は状況を把握する為に質問する。

 

「・・・任務中に傭兵の集団と思わしき連中に捕縛され、その・・・」

 

沈痛な表情で口を淀ませる女性スタッフに俺は全てを察し、左手を掲げ彼女の口を止める。

 

「分かった。もう言うな。理解した・・・。この子だけか?被害者は」

 

「一緒に任務に従事していた他の子達も・・後は別口に捕縛されてこの子達の前に慰み者になっていた子も保護しましたが・・・」

 

「・・・やらかした馬鹿共はどうなった」

 

「数名を殺害できたようですが・・・殆どは逃げられました」

 

「・・・・」

 

あんまりな話に一瞬で沸点を超えた俺は目を瞑り、見開いた瞬間に殺意を放ちながら女性スタッフに尋ねる。

 

「そいつらの特徴は?」

 

「く、首筋にアルファベットと数字のタトゥーが刻まれた傭兵が数名――――」

 

「――――何だと?」

 

女性スタッフの冷や汗を滲ませた一言に全身の血が沸騰しそうになるほどの強烈な殺意と怒りを覚えた俺は噴き出る殺意をそのままに独り言ちる。

 

「あぁ・・・ようやく手掛かりを見つけたなぁ。今度は逃がさんぞ・・・」

この世界に来てから音沙汰の無かった怨敵の思わぬ手掛かりに薄暗い笑みを浮かべながら俺は女性スタッフの肩を叩き、退けるように促す。

漸く見つけたぞ薄汚い選民思想のイカレ共がぁ・・!!

 

「それと訂正しといてやる。そいつらは傭兵なんかじゃない。稀代のテロリストだ。幾つもの国を焼いたなぁ・・!」

 

自然と口角が上がり、凄惨な笑みを浮かべているであろう俺の表情を間近で見てしまった彼女は、凍り付いたかのように固まってしまっており仕方なく俺は左手で退け、ベッドに拘束され未だに暴れる少女を見下ろす。

 

「やだ!痛くしないでぇ!気持ちよくないの!そんなの入らない!いやだそんなもの近づけないでぇぇぇぇ!!!!」

 

 

「精神的に多大なストレスによるフラッシュバックか」

 

汗を浮かばせ歯をガチガチ鳴らしながら喉が枯れる様な大声で激しい拒絶を表す少女の姿に思わず目を瞑り、哀れ過ぎる姿に歯軋りをする。左目を眼帯で隠したその拘束された少女は、近づいた俺の姿に更に絶叫を上げガシャガシャと激しくベッドを揺さぶる。

溜まらず抑えていたガードマンが力負けし吹き飛ばされる。

 

「っつぅ・・!人形の分際で・・!」

 

転倒し、怒りから腰のホルスターに手を伸ばしたガードマンの左手を俺は左で咄嗟に握り、警告する。

 

「それを抜いたら俺はお前を殺さなければならなくなる。止めろ」

 

「だ、誰だあんた!?人形なんか庇って何になるんだ?!」

 

尚も食い下がり、ホルスターの拳銃を何とか抜こうとしたガードマンに頭に血が上り埒が明かないと判断した俺はガードマンの顎下を右拳で殴り抜く。

 

「ぐふっ?!」

 

顎下を殴り抜いたことによる衝撃で脳震盪を起こしたガードマンはふにゃりと力なく床に倒れた。俺はその姿を眺めながら左手で奴のホルスターに収まった拳銃を奪い、右手でスライドを逆方向に引き簡易分解する。更に、弾倉をマガジンキャッチボタンを押して排出させグリップ部分とスライドを男の胸元に投げて寄越し、マガジンをコートの左ポケットに突っ込んでおく。

 

「言葉が通じて感情があるならどんな奴だろうと俺は人間として扱う。貴様らの都合など知った事か。人形がなんだ。ならこの姿の俺を見て見ろ」

 

コートを無造作にバサリと脱ぎ去り、上半身を晒しながらガードマンの目を見て告げる。

 

「こんな姿の俺をお前は人間と判断するか答えて見ろ。俺も人形に見えるか?」

 

俺の言葉と晒した無数の様々な傷跡に惨たらしく切断された痕の残る義肢の接合部、そして銃創と切創で傷だらけの俺の顔を見やり。ガードマンの男は目を逸らした。

 

「何故目を逸らす?俺は定義上人間だが、そこで暴れる子と殆ど変わらないぞ?生命維持の殆どを機械や代替品で補っている。そういう意味では俺は彼女より人間に見えないだろう?」

 

「わるひゃった・・」

 

男は下も回らぬ口で謝罪をポツリと零し俯いたまま、沈黙した。俺はそれを尻目に少し落ち着き始めたベッドの上で激しく震え、涙を零す少女の拘束具を拳で乱暴に叩き割る。

ガシャリと激しく壊れた金属製の拘束具を少女を傷付けない様に一つずつ叩き割りながら

、周りで俺の行動に思わず固まったスタッフ達が慌てて俺を止めようと殺到する。

 

「何をしてるんですかあなた!」

 

「止めなさいよ!この子は傷ついてるのよ!?」

 

「うるせえ。退け」

 

俺を拘束しようと密着する女性スタッフ達を弾き飛ばしながら拘束具を全てを叩き割り、呆然としながら涙を零し続け固まる少女に俺は右手を差し伸べる。

 

「俺と一緒に来い。お前を苦しめた連中は必ず俺が地獄に叩き落してやる。記憶を消去されるのが嫌ならそのままでも良い。幸せにしてやるなんて保証はしねぇが、嫌な事を忘れられるようにはする」

 

俺の顔と差し伸べられた右手を交互にゆっくりと少女は見やり、涙を零しながら訪ねてくる。

 

「痛い事も気持ち悪い事もしない?」

 

「ああ、勿論だ」

 

「みんな、あたしの仲間も連れて行ってくれる?」

 

「お前達がそれを望むなら」

 

「ヒトとして、女の子として扱ってくれますか・・?」

 

「どこからどう見てもそうだろう?変な事を聞くんだなお前は」

 

思わず俺は吹き出し、小さく笑いながら慎重に彼女の頭に左手を持って行き撫でてやる。拒否される様子もなく漸く涙を止めて俺の顔を真直ぐに見つめる彼女の姿に、かつて小さかった頃の明日香もこんなやり取りをして拾ったなと懐かしい思い出を思い出し柔らかな笑みを浮かべる。

 

「ふわぁ・・・」

 

「あの表情は卑怯」

 

「あの人絶対垂らしだよ。何時か刺されるね。っていうかあんな表情も出来たんだ」

 

「指・揮・かぁん?」

 

「・・・デッドマン君、君は・・・ずるいよ」

 

 

後ろでごちゃごちゃ言ってる奴等がいるが俺は何も聞こえない。泣き止んだ彼女をゆっくりと抱き締め、頭を撫でながら背中をトントンと叩いてやり、話しかける。

 

「辛かっただろう。もしだ、俺が約束を破ったと思ったらお前が俺を殺せ」

 

「「「「!!!!」」」」」

 

俺の告げた一言に思わず驚愕する連中を放っておき、続ける。

 

「どうせ一度死んだ身。ならどうなろうが別に何とも思わない。が、ひとつだけ、俺からも約束だ」

 

目を細めて黙って俺の胸元で俺の顔を見上げる彼女に視線を落とし笑い掛けながら、右手で彼女の柔らかそうな頬を撫でてやる。こういう時に触感が死んでいるのはもの悲しく感じるな・・・。

 

「俺達の所に来て良かったと思える様に楽しい思い出を作ってくれ」

 

「・・・分かった。なら裏切らないでね・・・」

 

「ああ。俺は裏切らない事に定評がある。任せろ」

 

「プッ・・・何それ」

 

漸く泣き顔を止めた彼女が俺の胸元にぐりぐりと顔を押し付け涙を拭い、小さく笑うと口を開く。

 

 

 

「あたしはvz61スコーピオン。サソリと言っても毒はないけど、裏切ったら・・・殺すから」

 

 

 

 

 

 

 

 




微妙に表現ぼかしながらだから結構表現するのがいやー、キッツいっす。次は過激になるかもね書く時は。あとスコーピオンはかなり好きな子よ?嫌いじゃないよ?本当だよ。

序に構図的に上半身裸のデッドマンに抱き着かれてるスコーピオン。事案です。

警察だ!(インパルス板倉)
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