IM NOT MAN.I AM A DEAD MAN   作:HIKUUU!!!

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苦労して書いた文が消えて頭に来ますよ!!
※4000字程



時代は移ろへど闘いは続く

「100年後?何を馬鹿な・・」

 

「信じようが何しようが構わないけど、事実よ」

 

45と呼ばれた少女が何が楽しいのか相変わらず微笑を携えたまま嬉しくもない言葉を投げつけてくれる。

初対面の人間に思う事でもないがもう少し愛想よくしてくれれば可愛げのあるものを・・。

 

「45、移動したほうが良いわ。あんまりゆっくりしすぎると11が保たないわ」

 

「そうね、11?聞こえる?目標確保したわ。あなたも適当に相手したら退きなさい」

 

『やっとぉ?あいつらしつこすぎてもう眠たかったんだぁ。もう寝てもいいよね?』

 

「寝るのは全てが終わってからね。早くしなさいよ?通信終了」

 

 

水色がかった美しい銀髪を靡かせた少女にせっつかれて、俺への興味を失ったのか無線越しにいる誰かに通信をする45と呼ばれた少女がその華奢な体に似つかわしくないサブマシンガンUMP45の安全装置を弄り、手慣れた動作で銃口を何処かへと向ける。

 

「私が先導するわ。416がカバーをお願い。9はそいつのお守りをお願いね」

 

「了解。発砲は各自の判断で良いわね?」

 

「勿論。私たちは何時だってAllWeaponsFreeよ」

 

416と呼ばれた銀髪の少女がその手に持つアサルトライフルのチャージングハンドルを引き、四方へと銃口を向けながらゆっくりと警戒した動作で、45の近くへとにじり寄る。

 

「髑髏さん、目が覚めたばかりで悪いけど動ける?私たちの後ろを付いて来てね?」

 

茶髪をツインテールで結わえた45と呼ばれた少女に何処か面影が似ている少女に声を掛けられ、気怠さが残る体に鞭打ち、医療用ポッドの縁へと右手を掛ける。

 

「動く分は問題ない」

 

返事をしながら、視界に飛び込んだ強烈な違和感に背筋が凍り付き、そんな筈はないと、ある筈がないと硬直してしまう。有り得ない。何だ『コレ』は?

 

「髑髏さん?もしかして自分の姿が気になる?正面に大きな鏡があるからそれで確認してみると良いよ?」

 

彼女のどこかのんびりした言葉もこの焦燥感に拍車を掛け、急いで医療用ポッドから這い出た俺の視界に飛び込んできたものは―――――――

    

 

 

 

 

 

  

 

 

 

「お・・・・ぉぉぉ・・・・・・・・・・うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!!!!!!??????????????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の言うとおりに全身が映り込むほどの大きな姿見を通して俺の目に映るモノは、

金属で加工され両肩から指に至るまでサイバネティック技術の粋を集めたであろう重厚な造りの武骨な両腕と、両脚は戦闘に耐えうるだけの精悍さを感じる義肢へと挿げ替えられ、極めつけは防弾チョッキ等とは言えない見るからに堅牢な黒鉄のボディアーマーを装着し、見慣れた憎しみと復讐の暗い炎を灯した瞳は、朧火の様に真紅に揺らめく双眼が貼り付けられた、嘲笑うかの様な表情を模った髑髏面へと変貌させられていた。

かつて家族が愛した男の面影が欠片も残らぬ姿に困惑し、慟哭の叫びを上げる。

 

現実は甘いものではない。そんな物当の昔に実感していた。痛感していた。それでも、俺から死を取り上げるだけでなく運命とは、現実とは、己の肉体さえも奪ってしまったのか。

その事実、衝撃に慟哭が終われども突き付けられた残酷な現実に、姿見に見える己の変わり果てた姿を見つめながら震える右手で医療用ポッドを殴った。

金属と金属がぶつかる激しい衝突音と共に医療用ポッドがひしゃげた。殴った右手は痛みすら感じず、憎たらしい程に傷もつかないで健在だった。

力も生身だった頃と比べ物にならない。何だこれは。俺は兵士ではなく兵器として生きるのか。これから。

 

「髑髏さん、御傷心のところ申し訳ないけど行かなきゃ。詳しい話は後で出来るから・・あなたに会いたいって人がいるの。だから行こう?」

 

 

俺がある程度落ち着いたのを見計らってかすまなさそうに声を掛けてきた9と呼ばれた少女の言葉に黙ったまま、こちらを気にしながら銃を構えて歩き出した彼女の後ろへと続いて行く。俺は何だ?この姿は、人間じゃ、ない・・・。こんな死に損ないの化け物に会いたい奴だって?随分と奇特な奴だな。

 

 

 

 

 

 

「――――――伏せて!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「がっはぁ!?」

 

 

突如として襲ってきた激しい揺れと、衝撃、一瞬で視界を埋め尽くされる鮮やかな爆炎を認知したと思った時には俺のカラダは宙を浮いていた。

浮いた俺は抵抗らしき抵抗も出来ずに、先程自分が壊した医療用ポッドへと背中を強打した。瞬間、肺の中から悲鳴と共に酸素が抜け出し、苦痛を堪え、床に這いつくばったまま呼吸を行う。

 

「9!9!大丈夫?!邪魔しないで鉄血の屑が!立ったまま死ね!」

 

「目標沈黙。不味いわね。囲まれたわ。長居し過ぎたようね」

 

 

何が起きたか把握するべく周囲を見渡せば、部屋の壁に開いた穴から少女の形を模ったナニカが続々と45と416へと手に持った様々な銃器を発砲しながら、彼女達を殺すべく殺到している。彼女達も応戦しているらしく、銃声がしきりに響いていた。粉塵の舞う中,これ以上の把握は出来ないが戦況が芳しくないのと、45は口が悪いのが理解できた。

 

「おい無事か・・?クソ!」

 

「・・ぅ・・・つぅ・・・」

 

 

近くにいた筈の9を床を這ったまま探し出し、俯せに倒れる彼女に声を掛けるとどうやら気絶しているらしく返答がないまま力なく倒れている彼女の元へと駆け寄り、俺は彼女を両腕で抱え上げると壊した医療用ポッドの陰へと彼女を隠した。

ここなら丁度あのナニカ達の射線は切れる。

 

「cover!」

 

「了解。残弾チェック。あとマガジン4つよ。あなたは?」

 

「私はこれで看板!此処に来るまでに使い過ぎた!」

 

「ならスモークだけ展開して。当初の予定通り逃げるわよ」 

 

「言われなくても!自惚れないで!サッサと死ね!」

 

 

この状況は打開する術はあるらしく45がスモークをナニカに向けて投げつけ、416がスモークが広がる迄の間牽制射撃を行いながらジリジリと後退し、45がこちらへと走り寄ってきた。

 

「ああ、9そんな・・」

 

「気絶しているだけの様だ。逃げるのなら彼女は俺が抱えて行こう。走るだけなら何とかなる」

 

 

気絶した9を見て幾分か動揺したらしい45に努めて冷静に提案する。

 

「でも・・私たちは包囲されてる。11が戻ってきても弾もみんなないし、それに私達の足だと追いつかれるわ」

 

打開する術はあると思ったらどうやらノープランだったらしい。このままいても弾切れを待つまで抗戦など出来ないし、何より俺には武器がない。あるのはこの拳か。医療用ポッドがひしゃげたんだ。奴等もミンチに出来るだろうが、あの銃火の中、不確かなこのカラダを信じて突撃する無謀さは持ち合わせていない。

 

「どうして・・?完璧なはずなのに・・・!!」

 

「416!」

 

 

後退しながら牽制していた416が被弾したらしく、手前で仰向けに倒れ込んだのを直ぐ様医療用ポッドの陰へと引きずり込み、被弾した箇所を診断する。撃たれたのは右腕一か所に左の脇腹一か所か・・。もう戦えんな。

 

「畜生!このまま・・終わりだっていうの・・?認めない・・!」

 

 

ギリギリと歯軋りしながら憤慨する45が何かないかとうわ言の様に呟く中、とうとうスモークが晴れてしまい奴らがこちらへと前進し、銃火の勢いが増す。医療用ポッドも限界が来ているのか激しい銃弾の嵐に見舞わられ遮蔽物としての役割を保てるか怪しくなり始めてきた。

ふと、9の様子が気になり9の顔を見ると、気絶して苦しそうに呻く彼女の姿に、昔の思い出が、姿かたちが似てもいないのに『思い出される。』【忌まわしい記憶がフラッシュバックする。】

 

 

 

 

『け・・・に・・ちゃ・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【メインシステム。コンバットモード、オールウェポンズフリー、一部の銃器のロックを解除します】

 

 

 

 

――――――気付けば俺は医療用ポッドから飛び出していた。飛び出した俺は何も考えずに、自身の右太腿へと右手を伸ばす。すると義̪肢が音を立てて展開し太腿の外側にホルスターのような形へと変化すると、内側に収められていた銃を開放していた。瞬間俺はその銃のグリップを掴み、太腿から引きずり出して奴等へと銃口を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

「――――――銃を捨てて投降しろ。面倒な事になるぞ」

 

          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ユーアンダーザレスト
※お前を逮捕する
尚最後の元ネタのヒントです。これが分かった奴がいたら握手。
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