……し、執筆力を戻す為の作品ってのはわかってるよ?(汗).
原作のベル君との違い
・年が14から17歳にしている
・顔も幼さもあるが、この歳で大人の色気?みたいなものをだしておりイケメンの部類
・言葉も丁寧口調になっている
・祖父からはハーレムを築けと言われているが、そんなことより冒険したい
・原作のベルより最初からかなり強い。今の実力はリューより劣るが、技術と素早さでLevel5相手にもそれなりに保つ。(Level3強)
・異性の好みは年上のお姉さん
こんなところかな?尚、最後の奴は村では周りの女性がお姉さんばかりだったので、それが魅力的に感じるようになった
ベルが神ヘスティアにファミリアへの入団を申し込んで、およそ1時間、今ベル達は教会にある隠し扉から入れる秘密基地のような居住空間におり、ベルがベッドにうつ伏せになりその上にヘスティアが跨っていた
「それじゃあ、今から
今はベルをヘスティアファミリアに入団する為の儀式を行っていた。
ヘスティアが針を自分の指に刺すとそこから血が出て、それをベルの背中に押し付けた
すると、ベルの背中が僅かに発光しそこにヘスティアが文字を刻んでいた
「……うん、できた。これで君は僕のファミリアぁぁぁぁああア!!??」
いきなり素っ頓狂な声を上げるとヘスティアが大きく仰け反りそのままベッドから落ちた、その際頭から落ちたので頭を抱えて蹲っていた
「え!?ど、どうしました?」
むくりと起き上がり勢いをつけながらヘスティアが手に持った紙をベルに見せるようにするとそこには
ベル・クラネル
Level.1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
俊敏:I0
魔力:I0
《魔法》
・
・
・
《スキル》
【
・疾くなる
・自身を兎に変身する事が可能
そこには予想通りスキルがあった、やっぱりかという感じがしたが……疾くなる?脚力を上げるとかじゃなくて?……まぁそれはおいおい考えるとして、いまは
「どういうことなんだい!?初めて恩恵を刻んでからスキルが発現したなんて聞いたことないよ!?」
「落ち着いてくださいヘスティア様。これに関しては僕もわかりませんが、故郷にいたころの5年前の12歳の誕生日を迎えた次の日にこれらしいスキルはありました。」
それを聞くと、ヘスティア様はよく分かってないのか頭に?を浮かべていた
「どういうことだい?本来スキルは神が恩恵を刻んでから発現するはずなんだよ?それなのに5年前にましてや恩恵も刻んでないのにスキルが発現するなんて……なにか心当たりはあるかい?」
「いえ…いつも通りの日常を送っていましたから。それらしい事はこれといって…」
「…そっか……ん?なんで、スキルが発現してるなんて分かってたんだい?」
「よくわからないですけど、起きた時に体が変だったんですよ。こう…もやもやするというか…それで、なんとなくそのもやもやした部分を考えていたら体が兎になってしまっていて」
あの時は大変だった、いきなり兎になったから慌てていたら祖父が入ってきて、僕を見て驚いていたからな……あれ?そう言えばなんで祖父は兎の姿である僕を真っ直ぐ見て「ベル?なんで兎になっておるんじゃ?」って言ったんだろう?……
「兎?……ちょ、ちょっとでいいからその姿になってくれないかい?」
「いいですよ」
今では念じるだけで、兎になれるからな。
そう考えてる間にも僕の体は少し発光すると、見る見るうちに小さくなっていく、そして光が収まると
「…ほ、本当に兎になった」
「最初の頃は動くだけで大変でしたよ。四足歩行だし視線も低いので、まぁ今では慣れたので問題無いですけどね。」
「うわ!?しゃ、喋れるんだ、その姿でも」
「はい」
本当なんで喋れるんだろう。声帯とか色々違うと思うんだけど
「に、にしてもベル君、可愛いね……そ、その抱っこしてもいいかい?」
「いいですよ。慣れてますので」
「な、慣れてるの?」
「村の人達からよく抱かれていたので」
うん。あれはやばかった…何処から知ったのか僕が兎になる事を知った人達が見たいと言うので兎になったらいきなり僕の争奪戦。その争いに参加してた人の殆どが女性だし中には何処から調達したのか首輪まで手に持って迫ってきたしな……よく考えると僕ってかなりやばかったんじゃ……祖父が助けてくれなかったら今頃僕はここには居ないだろうなぁ
「そ、それじゃあ……わ、ふわふわしてる。それに…暖かい」
恐る恐るヘスティア様が僕を抱えると、頭を優しく撫でたり首を触ってきた……あの、背中と頭に柔らかいものを感じる……ヘスティア様って自分の容姿の事、分かっているのかな?綺麗な黒髪だし顔も幼いけど可愛いし女性の象徴もかなり大きい。…なんでこんな服装してるんだろう?お金が貯まったら買ってあげよう
「ふわぁぁぁ〜〜…」
あ、ヘスティア様の顔がまずい事に直ぐに直さなくちゃ
「ヘスティア様、そろそろ」
「あ、う、うん!とっても気持ちよかったしもふもふしてたよ!」
……それはコメントしづらい
「そ、それは良かったです」
それからは特に何も起こることなく、夜を迎えヘスティア様がバイト先から貰ってきたジャガ丸くんを食べて寝た(ヘスティア様が一緒にベッドで寝たいと言ってきたが、僕はやんわり断ってソファーで寝た)
翌日
ヘスティア様はまだ寝ていたので、軽い朝食を作って置き手紙を置いて僕は朝早くにギルドに来ていた。カウンターを見るとまだ眠いのか、あくびをしているエイナさんがいた
「おはようございます。エイナさん」
「はわ!?お、おはようベル君!」
一気に顔が赤くなり慌てながら挨拶を返してきた
「あ、無事ファミリアに入ることができました」
「そう。おめでとう。それじゃあ私が今日からベル君の担当アドバイザーを務めさせてもらうね?」
「はい。よろしくお願いします」
「うん。あ、それじゃあ今から冒険者としての知識とダンジョンの知識を教えるからこっちに来て」
へぇ、ギルドってそんなことまでしてるんだ、至れり尽くせりだな。
「お手柔らかにお願いします」
ふぅー、意外とエイナさんってスパルタなんだな。お陰で色々な知識を得れたから良しとするか……覚えが早いって言って褒められながら頭を撫でるのは少し恥ずかしかったけど
そうして今は、バベルにあるダンジョンの入り口前に来ていた。
それはまるで、獲物を待ち構えているかのように静かに穴を開いていた。入ると薄暗いが夜の狩で鍛えられたお陰で暗い中でもそれなりに見えるようになっているので問題ない。ダンジョンの中を歩いていくと、早速魔物が出てきた
それは緑色の体色で頭に小さな一本の角が生えていた
「ゴブリンか、確か1階から5階まではゴブリンとコボルトが出るんだったな……それじゃあ先ずは蹴る!」
自分でもかなりの速度が出ているのを感じながら一瞬で20メートルはあった距離を詰めて、ゴブリンがこちらに気づいてないうちに小手調べで軽くゴブリンの頭を蹴る
ゴパァァンン!!!!!
……え?
軽くゴブリンの頭を蹴った筈がそこには首より上が無くなっており数度痙攣するとその場に倒れ灰になった
えぇぇぇーー……そういえば村の近くに出た熊相手にも蹴りがそれなりに効いたな。感触的には今のゴブリンは熊より柔らかかった、うーん……もうちょい下行くか…なぁーにバレなきゃ問題ない
ちょいちょい出てくる魔物を倒し魔石を拾いながら行き、今の倒した数はゴブリン17、コボルト13と、初戦にしてはそれなりできてる方なんじゃないか
現在は5階層……エイナさんに言ったらお説教プラス謹慎になりそう
「流石に5階層じゃダンジョンの風景は変わらないか、確か18階層にはダンジョンの中なのに自然の中にいるような風景が見れるんだったな」
考えながら歩いていると、突然…ズン……ズン!……ズン!
重いものが地を踏みしめているような音が聞こえてきた…それなりに強い気配!強さは熊以上だな!
すると、曲がり角から音を鳴らしていた主が現れた
それは頭に二本の角を生やし、鍛え抜かれた筋肉、顔が牛の魔物…確か15階層に現れるミノタウロスだったか?なぜここに?……後でエイナさんに教えておくか……いやでも言ったら僕が5階層まで行ったことがバレるし…
『ヴヴォォォ!!!』
これは確かミノタウロスができる咆哮だったか…少し体がビリビリするが、問題なく動ける。
するとミノタウロスは僕に向かって一直線に向かってきた
「猪かよ…いや、サイズがサイズだからこっちの方が危ないな。…一応Level2相当の魔物だから安全策をとるか」
兎になるように念じると体が即座に小さくなりその小さな体を利用してミノタウロスの横をくぐり抜けると、即座に人の姿になってミノタウロスの膝裏を斬りつける
『ヴモォぉ!?』
お、効いた効いた。人型だから四肢の繊維があるところを切ればいいんじゃないかっていう考えは魔物相手でも問題ないようだ
ミノタウロスは右脚が上手く動かないのか若干引きずるようにしている。可愛そうだが、これも命を懸けた戦いだ…悪く思うな
「せいやぁ!」
ゴブリンでもやったように足に力を入れて、バネのように跳ねることによって爆発的な速度を出す。頭が高い位置あるので、壁を蹴って走る。そしてミノタウロスの方に向かって跳んで、頭を蹴る!
ゴキッ!
骨が折れる鈍い音がするとそこには首があらぬ方に折れているミノタウロスがいた
ドサッ…シュワァ…
巨体が倒れると、魔物が死んだことを示す灰になって魔石が一緒に出てきた
さて、帰りますか…
コツン
その時、常人なら聞こえないはずの音が、狩で鍛えられた耳のお陰でその小さな音に気づいた
「ッ!」
即座に音が聞こえてきた方をナイフを構えながら振り向くとそこには
「あ……その、ごめんなさい。驚かすつもりは無かったんだけど」
そこには綺麗な金髪に同じく何処か幻想的な感じのする金の瞳の美少女がいた、容姿も相まってまるで御伽噺の中に出てくる妖精…いや、精霊のようにも感じる
「…いえ、此方が勝手に反応しただけですから」
やばいなぁもしかしたら僕が兎になってる所を見られたかも知れないなぁ
「それと…ごめんなさい」
「え?それはどういう?」
何に対して謝っているんだ?
「その…ミノタウロスをこの階層まで逃したのは私達なの。ミノタウロスの群れと戦っていたら突然、上の階層まで逃げたから」
なるほど、つまりミノタウロス達はこの人達に勝てないのを悟って逃げ出したのか……魔物も危機を感じるんだな。
確かにこの人、かなりの実力者だし…戦ったら負ける可能性の方が高いけど……でもオッタルさんよりは弱そう…オッタルさんってLevelどれくらいだろう。目の前の人は4か5ってところだろうから6か7ってところかな
「いえ、僕は大丈夫でしたよ。それより仲間達が心配してるんじゃないですか?それなりに下の方から来たんですよね?」
「うん、遠征から帰って来てる途中だったから…」
遠征か、この人達は今どれくらいの階層まで行ってるんだろう
「そうですか、それじゃあ僕は帰るとします。さようなら」
ミノタウロスの魔石を回収して、来た道を歩いていく
「またね。…あ、名前聞いてない」
少し残念に思いながらも彼の事を思い出していた、年は私より少し上、実力はミノタウロスを倒せる程だからLevel2以上…いや、3はあるかな?言葉遣いも丁寧で、紳士な感じがする人だった
「そういえば、あの人、何で兎になってたんだろう?」
ほんの少しの間だけだったが、ミノタウロスと相対している時、彼は自身の姿を兎に変えていた。
「スキル…かな?」
自身の姿を変えるスキルなんて聞いた事ないけど、ただ私が知らないだけなのかもしれない…それに可愛いかった、出来る事なら抱っこもしたい
「…今度会った時にお願いしてみようかな」
次会えるのが、いつかはわからないけど、何となく彼とは直ぐに会えそうな気がする
綺麗でもふもふしてそうな白い髪、宝石のルベライトみたいな透き通った綺麗な赤い瞳、少し幼い顔だけど、ミノタウロスと相対した時は顔を引き締め強者の雰囲気と安心感を与える大きく感じる背中
「またね」
私は彼の事が気になった、次会ったら色々と聞きたい事がある。
「あ、彼ミノタウロスからドロップした角を持って行ってない。これも次にあったら渡しておこう」
意外とおっちょこちょいな性格なのかな?だとしたら兎を連想させる容姿も相まって可愛い
因みにギルドに帰ったベルはミノタウロスの魔石の事と、5階層まで行った事に長時間説教されて帰れたのは既に辺りが真っ暗になる程だった
遅くに帰ってきたベルを心配した感じで詰め寄ってきたヘスティアに今日起こった事を全て話した、ミノタウロスの件はかなり驚いていたけど、ベル君が無事でよかったと言ってもらえたのが嬉しかった、エイナさんの説教で遅れたと言ったら苦笑いしてたけど
「……ベル君、本当にLevel1なの?…でも貰った紙にもLevel1って書いてあるし、恩恵刻んだばかりだったはずだから……一体どういう事?」
それとベルがミノタウロスを倒した事に頭を悩ませるハーフエルフがいた
ベル・クラネル
Level.1
力:I 0→I 71
耐久:I 0→I27
器用:I 0→I 49
俊敏:I 0→H 101
魔力:I 0→I24
トータル上昇値、250オーバー
この作品は基本5000文字前後で書いていこうと思います
感想くれ
くれ