東方地底生活記   作:Cr.M=かにかま

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初の二次創作です、可笑しいところはありまくると思います(^^;;
それでも構わないという方はどうぞ!


一/何事も最初が肝心って言うよね?

幻想郷...

そこは人々から忘れられ、幻想になったモノが流れ着く異世界

何百年という歴史を持ち、そこでは人、妖怪、神、仙人と言った様々な種族が絶妙なバランスを取りながら同じ世界で共存するというところが実現している楽園とも言える場所

しかし、種族の本質は変わることはなく妖怪は人を襲い、人は妖怪を畏怖するという関係に変わりはない

幻想郷の管理人、八雲紫と博麗神社の巫女によって先述述べた幻想郷のパワーバランスは保たれており、基本的には平和で退屈な毎日を送ってるのが日課であったりもする

 

これはそんな幻想郷に流れ着いた一人の外来人の物語...

 

 

 

「...........熱い」

 

俺は目を覚ました第一発言が熱いとは何とも珍しい発言をしてしまった

しかし事実なのだから仕方ない!

それは否定したくても否定できない真実だからね!

 

俺の名前は銕蒼蔦(くろがねそうたつ)

名前の由来は一切不明だ、親に聞いても教えてくれなかったしな...

俺は今から半年程前に、この何でもありの非常識だらけの世界に流れ着いてしまった

お陰様で親に名前の由来を聞くことが出来なくなってしまったことに悲しさも無念さも何も感じない!

 

.....さっきから俺は一体誰に説明しているんだろう?

画面の前の読者とかそんなオチじゃないよな?

もしかしたら寝起きで頭が正常に働いてないのかもしれない、とりあえず俺は冷水で洗顔を行い目を覚ますことにした

そして鏡に自分の顔が映る

オールバックになった少し長めの黒髪に所々にピアスと獣のような鋭いツリ目

....相変わらずの悪人顏だからって凹んだわけじゃないもんね!

 

そしていつもの白いカッターシャツを直接羽織り、自分で言うのも何だが不気味な模様が刺繍された赤いバンダナを巻き、首に地味に細かい装飾が施された銀色のチョーカーを装着する

ちなみにカッターシャツの下には何も着ていない、だって熱いんだもん

唯一身に着けるモノと言えば腰に巻くサラシくらいだ、毎日ちゃんと替えてるし、洗濯もしているから決して不潔ではない!

 

あまりにもいつも通り過ぎる一連の流れを終え、皆はまだ寝ているであろうがキッチンへと繋がっているリビングへと足を向ける

 

「今日の朝食は何にしようかな〜?」

 

途中道行く所々で此処で飼われている動物達とスキンシップを取りながら俺は深いため息を一つ吐いた

 

地霊殿の居候、俺こと銕蒼蔦の一日は始まったばかりである!

 

 

 

.....今日の俺ホントに独り言多いな

 

 

 

「あ、蒼蔦」

 

「おはよう〜」

 

俺がリビングに着くといつもこの時間にはいないはずの二人がソファでゆるりとくつろいでいた

 

「おくう、お燐、今日は早いな」

 

「今日は死体が全然落ちてなかったからね〜、あたいホント残念だよ」

 

「俺としては平和でいいと思うんだけどな」

 

俺の言葉にむ〜っと頬を膨らませる

赤い髪に二本の尾、頭にある二つの猫耳と人間の耳というつけ耳か本物かよくわからない耳をピコピコと火焔猫燐(かえんびょうりん)、通称お燐は猫又ではなく火車という種族に分類されており「死体を持ち去る程度の能力」という役に立つのかよくわからない能力を保持している

怨霊や死体と会話する力もあるらしく、初対面で全力で殺されそうになったことは今でも忘れることの出来ない、いい思い出となっている

それでも今は打ち解けあい、そこそこ仲良くさせてもらってる

 

そして、背後に何やら凄まじい威圧感と危機感を感じる...

 

「メガフレア!」

 

「殺す気かァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!」

 

俺はゼロ距離の熱砲撃を全力で回避する、我ながら中々の反射神経だと褒めてやりたいほどだ

 

「いきなり何すんだ、おくう!」

 

「憎かった、私をボッチにしてお燐とイチャイチャしてる蒼蔦が無性に憎かった、パルパルパルパル...」

 

「その台詞はあの嫉妬を操るアイツだけで十分だ!頼むから理不尽な理由で俺に制御棒まで出して攻撃するんじゃない、人間ってかなり脆いから!」

 

「蒼蔦なら大丈夫、人外だから」

 

「お前にその台詞を言う資格はない!」

 

全く、コイツはホントいつも油断ならない!

彼女、霊烏路空(れいうじうつほ)、通称おくうは太陽の化身、八咫烏と呼ばれる種族だ

緑と白を基調とした服装をしており、背中には大きな黒い翼でその上に裏地が宇宙柄のマントを羽織っており、実は取り出し自由と最近気がついた右手の物騒な身の丈程の制御棒が特徴的で「核融合を操る程度の能力」という何ともチートで人類が力で挑んでも絶対に敵いっこない力を保持している

更に言えばかなりの鳥頭で、俺の名前を完全に覚えるだけで二ヶ月程掛かったことに驚きを隠せなかった

ちなみに先程の攻撃が核融合で放たれた一撃なら俺は命どころか体の原型すら留めていなかったであろう、それを証拠に壁が少し焦げた程度で被害は済んでいるのだから

....十分な器物損害に思われるがこの幻想郷では常識に囚われてはいけないことをどうか覚えておいていただきたい

 

「そういやおくう、もう間欠泉地下センターの仕事は終わりか?」

 

「すっぽかしてきた」

 

『今すぐ戻れ!!』

 

俺だけではなく、お燐までも突っ込んだ

 

「うにゅ〜、面倒くさいよ」

 

面倒臭いとかいう理由であそこを放っておくわけにはいかない!

何やら世にも恐ろしいと評判の山の神様から依頼されていることらしいのでとても重要な案件だ!

というかコイツは神様の頼みを堂々とすっぽかして来たことに何の疑問も迷いも見られないから尚更質が悪い!

 

「あ、そういえばお腹すいた」

 

「あたいも」

 

「そういや朝飯作る為に下りて来たこと忘れてた」

 

俺はうっかりしたという様子で頭をわしゃわしゃと掻き上げる

時間帯的にそろそろさとり様もこいし様も起きてくる時間っぽいので少し急いだ方がいいかもしれない

 

「じゃあ、急いで朝飯作ってくるよ」

 

「私も手伝う!」

 

「お前は間欠泉センターの仕事を終わらせてからにしろ!」

 

「えぇ〜」

 

おくうは渋々と言った様子も見せずリビングから動く素振りすらみせない

お燐はお燐でさとり様がそこら辺から拾ってきたペット(主に猫)と戯れちゃってるし...

 

「お前が帰ってくる頃には朝食は完成してると思うからさ、早く間欠泉センター...に......」

 

俺はおくうの背中を押そうと手を出したのだがそれは空振りに終わってしまう

おくうが俺の視界から消えていた、その代わりになにやらキッチンから爆発音にも似た轟音が聞こえてきた気がする...

 

「うにゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!?」

 

「キッチンでメガフレア使ってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」

 

俺はこれ以上の大惨事を防ぐべく急いでキッチンへと急行した

 

 




続くかもしれない!
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