東方地底生活記   作:Cr.M=かにかま

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久々の投稿です(^^)


一七/人は誰でも空を飛びたいとか思ってると言われているけど高所恐怖症の人からしたら何を考えているかわからないモノなんだよ!!

本日もあちこちで弾幕の轟音が響き渡り妖怪達が殺伐とした様子で殺気立っている平和な幻想郷

俺こと銕蒼蔦もこのあまりにも非日常的な光景を当たり前と捉えてしまったことに恐怖さえ感じている

 

「.....外の世界は平和ボケし過ぎなのでは?」

 

「ごもっともです、こっちに来てからそうとしか思えねェスよ。あっちで暮らしていた時のあんなことやこんなことが全部平和に思えてくるくらいにね」

 

「平和はいいことだと思いますけどね」

 

「ごもっともですよ、さとり様」

 

俺とさとり様、そして今は歩き疲れて俺の背中でお眠りになっているこいし様は現在紅魔館に向かっている

本来ならば行く理由どころか行く気すら起こらない吸血鬼のお屋敷だがある日を境にさとり様とレミリア嬢が友好を深めるとか言う理由で月に一度くらいのペースで紅魔館に行っている

たまにレミリア嬢御一行が地霊殿にいらっしゃることもあるのだが大抵が深夜とか早朝といった吸血鬼の弱点の一つである太陽が昇る前の時間帯となっている

まぁ、俺たちはそんなの気にすることはないけど

 

魔法の森を抜けて霧の湖に出てきた

やはり霧の湖というだけあって霧が濃く視界もとても良好とは言えない

 

「流石は霧の湖だな、何も見えない」

 

「蒼蔦さん見るのではなく感じるのです、まぁ妖怪の私は肉眼でもある程度は見えますけどね」

 

さとり様がドヤ顔で俺を見上げる

うむ、中々見られない経験かつ少々苛立ちを覚えた

だが可愛いから許す

 

「まぁ、見えるのは冗談ですけどね」

 

「冗談かよ!?」

 

最近のさとり様は何だか掴み所がない...

 

 

 

そして紅魔館に到着

え、その間何があったかって?

何もなかったよ、⑨が現れることもそーなのかーも出没しなかったよ?

 

「.....蒼蔦さん、近々永遠亭に行くことをお勧めします」

 

「何で!?」

 

突然さとり様に冷たい視線とともに本気で心配されてしまった、その視線辛いよ!あぁ、なんか第三の目までじと目でこっち見てるし!

 

「いっつも思うけど蒼兄ってよく叫ぶよね、マイブーム?」

 

「決して違いますからね!」

 

この姉妹は本当に...

あ、こいし様は途中で起きたので今手を繋いで隣を歩いてます

 

「で、毎度思うけどさ...」

 

俺は改めて紅魔館を見る

地霊殿に匹敵する程大きく何人住めるんだってくらいの西洋風のお屋敷でとにかく赤い

いや、この場合は紅いかな?

だが着目するのは決してそこではない、目の前にいる長身の少女に注目していただきたい

龍と書かれた帽子に明らかにメイドインチャイナっぽい服装、赤いロングヘアーの少女である

彼女は紅美鈴(ほんめいりん)、この大きな紅魔館の住人の一人であり武術に関しては幻想郷でも上位に位置するとも言われる使い手である

そんな腕っ節を見せつけるように門番として紅魔館の鉄壁の壁として今日も紅魔館を守っている...んだよな?

 

「すぅーすぅー」

 

『................』

 

うむ、相変わらず幸せそうに寝ていた

もし寝ていなかったら彼女が紅美鈴であるかどうかを疑わなければなかった

 

「こいし様、紅魔館に入って咲夜呼んできて」

 

「ひゃぃぃぃぃぃ!!さ、咲夜さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?ね、寝てませんよー、決してポカポカした天気と睡魔に負けて意識を失ったりなんか決してしてませんからねー!」

 

「あ、こいし様。やっぱいいです」

 

「相変わらず面白い人だね〜」

 

「こらこいし、指を指しちゃダメ、見世物じゃないんだから」

 

勢いよく目覚めた美鈴はどうやら現状を理解していないようで辺りをひたすら警戒している

 

「よぅ美鈴、そういうわけだから通ってくぜ」

 

「えぇ、どうぞ...........って何ナチュラルにスルーしようとしてるんですか!?私の扱い酷くないですか、私の台詞さっきのとコレの二つだけって酷くないですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

「チッ、このまま咲夜を呼んできてさっきの様子を録画したデータを紅魔館のレミリア嬢に献上しようと思ってのに」

 

「それ私の今後の存続に関わってくるんですけど!?こんなところで美鈴終了のお知らせ、とかありきたりの展開はやめてくださいよ、洒落になりませんよ!」

 

「それもそうだな、たしかにそれはそれで面白いかもな」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!この人やっぱり苦手だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

美鈴が地面にひたすら頭を打ちつけているが、大丈夫かコイツ?

一体何がどういう経緯と心境の変化でこんなんになっちまったんだ?

 

「あなたのせいですよ」

 

「え、俺何かしました?」

 

「どうやら死にたいようだな小僧ォ!」

 

「普段温厚な門番さんがご乱心だと!?」

 

まさかのキャラ崩壊に驚きを隠せない!

これは、戦うしかないのか!?

 

「蒼蔦さん、物凄い妖気です!あれは本気ですよ!」

 

「蒼兄、ここは私たちが」

 

「そうはいきませんよ、あいつが俺に何の恨みがあるかは知らねェが俺が決着をつけなきゃならない。そんな気がするんです」

 

俺は拳を握りしめる

リアル鋼の拳があの化け物にどこまで通用するか、俺が妖怪相手に引けを取らない互角の戦いができるのか

 

そんなことではない!

そんなことなど関係なしに奴の相手は俺がしなければならない、さとり様とこいし様が戦ってしまったらダメなんだ、彼女達にばかり頼っていてはダメなんだ!

 

「下がっててください、俺が決着をつけてきます!」

 

さとり様とこいし様は何も言わなかった

俺は改めて怒りの形相の紅美鈴と向かい合う

凄まじいプレッシャーと殺気に押しつぶされそうになるがここで退けば一生の笑い者だ!

 

「来いよ、お前の怒りは俺が受け止めてやる!」

 

「減らず口ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!!」

 

 

 

妖怪の本性剥き出しの紅魔館の門番さん、紅美鈴!

 

立ち向かうは外の世界からやって来たサイボーグ少年、銕蒼蔦!

 

決戦の火蓋は切られた!

 

幻想郷の行方はいかに!?

 

紅魔館の行方はいかに!?

 

二人の戦いが幻想郷に何をもたらすのか!?

 

 

俺と美鈴の拳が.....

 

そして..........!?

 

 

 

真相は読者様の心の中!

 

ご愛読ありがとうございました!!

 

 

 

 

「勝手に終わらせてんじゃねぇよ!」

 

そんな作者の声が聞こえた気がした

 

 




感想、評価、批評、罵倒、その他諸々お待ちしてます(^^)

もちろん最終回ではありません(笑)
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