勉強の息抜き程度のクオリティですが勘弁してください(笑)
銕蒼蔦、現在魔法の森までやって来ております。
地底で生活を続けていて気がつけば地上の季節は流れ流れて秋、収穫の秋、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、妖怪の秋、弾幕の秋などの秋に使える代名詞的な言葉が多い季節である。
魔法の森も少し前までは深緑の木々が辺りに怪しい雰囲気を醸し出していたが、今はキノコが大量に繁殖してしまい更に怪しい雰囲気と謎の胞子が漂っている。
気候で言えば穏やかで落ち着いてきている。
俺は食料を調達するために魔法の森でキノコ狩りをしている。
昨日、冷蔵庫の中にあった大量の食材が一夜にして半分以上なくなるという異常事態(後に犯人はわかったが)に襲われたのでこの先一週間近くの食材を調達しなければならなくなってしまったのだ。
当の本人が来ていない理由は察して欲しい。
しかし、やはり魔法の森は一筋縄ではいかなかった。
ジメジメしてるし怪しい空気が漂っているし臭いし眠たくなるし、おそらく半分以上がキノコの胞子による影響だろうと俺は勝手に完結させる。
ちなみに俺にどのキノコが食べられないかなんて見当つかない。
もしかしたら1U◯キノコがあるかもしれないし◯神キノコがあるかもしれないしノコ◯コの実だってあるかもしれない、カラダカラキ◯コガハエルダケみたいな恐ろしいモノもある可能性だってある。
それはそれで面白そうだが、ク◯ボーやキノ◯オ、タマ◯ダケやモロバ◯ルなどは勘弁願いたい、しかもこの幻想郷においてそんなモノは存在しないと言い切れない辺りが恐ろしい。
両手にポリ袋一杯のキノコを収穫した俺はどれが食べれるキノコかを見てもらうために友人のいる香霖堂を目指す、幸いそこまで遠い位置ではないため丁度良い。
ついでだし久々に外の世界から流れ着いたモノを見てみるのもありかもしれ「マスタースパーーーーーーーーーク!!」い......って、え?
「どわっ!?」
いきなりどこからか聞き覚えのある高飛車の声が聞こえたと思えば目の前を凄まじいエネルギーの塊が通過した。
反射神経が働いたお陰で直撃は免れたが当たれば大きなダメージを負っていたに違いない!
「フッ、貴様に私が倒せるかな?霧雨の魔法使いよ」
「上等だッ!お前が馬鹿にした人間様の底力をみせてやるゼ!」
「哀れなり、人間よ。底が知れるわ」
「勝負はまだまだこれからだゼ!」
俺がビームの飛んできた方向に目を向けると二人の少女が互いにガンを飛ばしながら向かい合っていた。
「どうやら私を本気で怒らせたようだな。私の九つの頭が貴様の命を刈り取るだろう」
片目に手を当ててニヒルな笑みで決めポーズを華麗に決めている端から見ればかなり痛々しい赤髪の少女は赤蛮奇(せきばんき)
ろくろ首なのに首が浮いているという幻想郷でも謎が多い人物である。
「そんなもん全部私の魔法で撃ち落としてやるゼ!」
箒に立ち乗りし赤蛮奇を指差している金髪の少女は霧雨魔理沙(きりさめまりさ)
霧雨魔法商店という聞いたことも営業しているところも見たことのない店の店主であり、本業泥棒並びに普通の魔法使いを貫く少女である。
「我が力、紅き九つの彗星の如く一撃...!」
飛頭「ナインズヘッド」
赤蛮奇がスペルを宣言すると九つに増殖した赤蛮奇のGA☆N☆ME☆Nが魔理沙目掛けて四方八方に飛び出す。
軽くホラーなのは彼女が妖怪だからだろう、それにしてももっとマシなスペルがなかったものか。
「まだまだ!」
赤蛮奇は更に速度を速める。
彼女のGA☆N☆ME☆Nは木々を蹴散らし、砂埃を激しく撒くしあげる。
.....こちらにも流れ弾がいくつか来ているが気にしないでおこう。
「やるじゃねぇか!ならこっちは!」
魔符「スターダストレヴァリエ」
魔理沙も負けずと星型の弾幕を四方八方に放つ。
しかし、最も威力のあるものは赤蛮奇に向かってしっかりと飛んで行っていた。
.....またしても威力の小さい星型の弾幕がこちらに飛んできたが弾幕ごっこを観戦しているため、この程度の流れ弾はスルーする。
「やるな、久々に私の右腕も疼いてきたぞ!」
「先手必勝だゼ!」
恋苻「マスタースパーク」
「迎え撃たせてもらおう!」
飛頭「デュラハンヘッド」
互いの弾幕が激しく激突する、見たところ魔理沙の方が僅かに押しているようにも見える。
魔理沙の持つミニ八卦炉は霖之助が作った魔法道具で魔力を充填させて放つことのできる代物である。
彼女の技の大半はこの道具に頼っていると言っても過言でもない。
だからこそ事件は起きた。
「あ」
魔理沙の間抜けな声とともにミニ八卦炉が彼女の手から滑り落ちたのだ。恐らく力みすぎたのが原因であろう。
そしてミニ八卦炉からはまだマスタースパークが放たれたまま、マスタースパークは向きを変えて俺に向かってくるではないか。
もちろん俺に避ける術はなかった。
「ギィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」
魔理沙が冷や汗を流している様子が見えた。
※
「はぁー、死ぬかと思ったぜ」
「.....その一言で済ませれるっておかしくないか?」
数分後、マスタースパークのせいで駄目になってしまったキノコの採取を始めることとなった。
「クソ、どうして私まで貴様ら人間の言いなりに」
「別に言いんだぜ。お前の頭だけを川に沈めてやっても」
「そ、それだけは勘弁してくれ!いくらなんでもやり過ぎではないか!?」
「幻想郷に一般的な基準を求めてる時点で間違ってんじゃない?」
「ぐぅ、言い返せない...」
ぐぅって口で言うやつ初めて見たなー、なんて思いながら俺はキノコ採取を再開する。
「そういや、何でお前ら戦ってたんだ?結構ガチっぽかったけどさ」
「いや大した理由はないんだゼ。私個人の理由としては出番が少ないからイライラをぶつける相手が欲しかったんだ」
「なんつぅか、個人的かつメタい事情だな」
俺は思わず溜息を吐く。
そういえばこいつ原作じゃ主人公並みのメインな立ち位置な癖してこの小説じゃ初登場だな。
「馬鹿言ってるんじゃないゼ!何回か出てたから、名前とか台詞だけで何回か出てたからー!」
「近い近い近い、わかったから近い!」
心を読まれた。
何か最近読心術使える奴を多く見るんだが、さとり様の立ち位置が若干危うい気もする。
「で、生首は?」
「誰が生首だ、否定しないけど!」
「否定はしないんだ」
「私はかつて奴との戦いの折に痛めた右腕が疼き始めたからな、暴走を鎮めるために力をぶつける対象を探してたまでよ」
「それでそこから魔理沙と会って気があったから弾幕勝負が始まった、と」
『まぁ、ざっくり言えばね』
何ともくだらない理由だった、そんな理由で今まで苦労して収穫したキノコが駄目になってしまったとなると呆れを通り越して怒りすらも湧いてこない。
「して蒼蔦よ、貴様はわざわざ漆黒の闇街から光を求めて聖域へとやって来たのか?」
「いんや、別に日光浴目的じゃないが単純にキノコ狩りだよ。食料が不足してるからな」
「なるほどな、大儀なことだ」
「意味わからねぇよ」
俺は本日何度目かわからない溜息を吐く。
赤蛮奇という少女の種族としての原理もわからないがもっとわからないのが彼女の性格だったりもする。
プライドが高いのはわかるのだが、どうしてこうなってしまったのかまではわからない。
まさか幻想郷にまでやって来て中二病に出会うことになるとは当時の俺は思ってすらなかっただろう、しかも妖怪の。
「なぁなぁ蒼蔦、このキノコとかうまそうだぞ!」
「めちゃくちゃ毒入ってそうだよ!何だよこれ、セアカコケグモかってくらい見事な毒配色じゃねぇか!」
「蒼蔦はわかってないな、未知の味を追い求めるロマンを。それに大抵の毒は燃やせば消えるゼ」
「その前にキノコそのものが黒焦げになって炭を食う羽目になっいまうがな!ホントお前今までよくこんな森のキノコ食べて行きて来られたよな!」
「へへへ、運はいいんだ」
「褒めてねぇよ!呆れてんだよ!」
ダメだ、やはり彼女と話すとどうしても自分のペースというモノを保てない!
「おい人間共!面白いキノコを見つけたぞ!」
「あン、そりゃ一体...」
赤蛮奇が持っているそれを見た瞬間、俺は目を疑った。
「そ、それは...」
「ん、どうした?」
俺はもう一度赤蛮奇の持つキノコに目を向ける。
「キ◯コの里、って何であるんだよ!?」
思わず赤蛮奇の手に持っているキ◯コの里を叩き落として粉々に砕いてしまう、ていうか何で単品なの!?
「うぉ!何をする!?」
「お前それどこで拾ったんだ!?ていうかそれキノコじゃねぇし!キノコ型だけど違うからね!」
「黙れ!我を愚弄する気か!」
グルルルルル、と唸り声を上げる赤蛮奇は俺に掴みかかってくる。
このまま事態が悪化してしまえばスペルカードを発動されてしまうかもしれないが、戦闘はなるべく避けたい。
「なぁ、そろそろ終わりにしないか?私ちょっと疲れてきたゼ」
「暫しの間待たれよ霧雨の、私は今からこの無礼者を葬らなければならぬのだ!」
「おいおい物騒なこと言ってんじゃねぇよ、いい加減にしないと蒼蔦さん怒っちゃうよ。サ◯ヤ人みたいに怒ってパワーアップしちゃうよ!」
「ほぉ、面白いじゃないか。やってみろよ!」
バチバチバチと未だにメンチを切っている俺たちは一触即発の状態にまで発展してしまった。
だが俺も男だ、ここで退くわけにはいかないッ!
「泣いてから謝っても許してやらねぇぞ、首無し娘!」
「上等だ、返り討ちにしてくれようこの小童め!」
こうして十人に聞いて十人がハテナマークを浮かべる戦いのコングが鳴らされた。
.......そういや俺さっき戦闘云々は避けたいとか言ってたけど前言撤回でお願いします。
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