それでは……
良い子は真似するなよ!絶対真似するなよ!絶対だからなァ!
ぽんこつオフェリアさんの飲酒出来る設定をここで活かしたいと…(建前)
「おはよう、藤丸……藤丸?何作ってるの?」
「ん?秘密」
カルボイに水と蜂蜜を調合して注いでいる姿を目撃したオフェリアは眼帯に指をかけてドヤ顔でチラチラと魔眼を見せてきた。うぜぇ……
「そう言わずに教えなさい。蜂蜜が少しずつチョロまかされているという苦情を聞いているわ。悪い事は言わないから……ね?」
「分かったから魔眼をチラチラ見せるんじゃない」
無事に注ぎ終えた俺は軽く蓋をして数多く作ったマイルームの隠し部屋にしまった。
「まぁ、分かりやすく言えばミードだ」
「ミード!大神が巨人から盗んだってお話もある…あの?」
「蜂蜜と酵母と水で簡単に出来るぞ」
「ホント!?」
「まだチョロまかした蜂蜜が残ってるからコイツで作ってみよう。水をチョロまかしてきて。はい分量」
「わ、分かったわ」
最近、日本の苦いビールが嫌で飲酒を止めていたオフェリアだったが、俺の言葉で火が点いたらしく急いで出て行った。
1分後……
「来たわよ」
「仕事早いな」
「ま、まぁ…//」
「じゃあ早速やってみるぞ」
①ビンの中に、ハチミツを入れる
②ビンの中に少しずつ水を入れながらマドラーでだまにならないようにかき混ぜる
③最後にドライイーストを加えてあとは1週間くらい放置するだけ
「簡単ね」
「簡単だろ?で、完成品がこれだ」
隠し部屋から引きずり出したカルボイにオフェリアの目が釘付けになった。見事な黄金色の液体を湛えたカルボイ…俺がしっかりと熟成させた物で度数はなんと15%!
※1%以上のアルコールを作ると違法です。絶対やめてください
「コイツは蜂蜜がバカみたいに採れた時期に作ったヤツでね。かなり寝かせてるんだ。今注いでやるからな。今回は試飲だから加熱はしないぞ」
「(ゴクリ……)」
サイフォンを使ってカップにミードを注ぎオフェリアに渡して俺も同じ量を取った。あと5杯で底を尽きそうだが、まだ色々隠し持っているので大丈夫。
「はぁ…♡いい味ねぇ……苦いビールより美味しい」
「ホットミードにレモンを添えるのもいいらしいが俺はホットを何も混ぜずに飲むのが好きだ」
これが大人の特権よ。
「今作ったのは持って帰って飲んでいいからな」
「うん!楽しみにしてるわ」
そう言ったオフェリアはささっとマイルームにミードを運んで戻って来ると……まだ飲みたいという顔をしていた。
「……よし、ドアのオート機能を切ってくれ」
「なんで?」
「俺とオフェリアだけの秘密にしたいからね」
なるほどといった顔でオフェリアはドアのシステムを弄ってくれた。そして、俺は『隠し部屋3』の中身を開けた。
「げっ……これワイン?…ウィスキーまで密造してたの藤丸!?」
「まぁな。この手の悪事は楽だぜ?子供は気付かないし大人には酒を飲ませて巻き込む……」
「えげつないわね。でもワインとウィスキーはまだ熟成させるんでしょ?」
「うん、だからこっちは懐柔用に実家から持ち込んだ酒のコンテナ」
俺はコンテナを開け、その秘密を見せた。
「ウソ……このお酒…スコッチウィスキーの70年物!?こっちには30年物もあるじゃない!何この宝の山!?」
「まぁ口止めって事でオフェリアに“だけ”は飲ませてやるよ。」
「本当!?いいの!?」
1時間後……
「やっと開いた…先輩〜オフェリア先輩ー、お茶しませんか〜って臭ッ!?何ですかこの匂い!?」
「冷www凍wwwパwwwスwwwタwww何それ!あははははははは!!!」
「ペペロンチーノだけにwwwハハハハハハハハ!!!」
「このバカ2人真っ昼間からお酒飲んでます!?」
ウィスキーのテイスティングと称して、色んなお酒とブレンドして飲んだ結果ベロンベロンに酔っ払ってしまった俺とオフェリアは顔を真っ赤にして笑い転げているところをマシュに見られてしまった。
後日、酒蔵が暴かれ没収された上に地下の施設で保管され、特に年代モノは聖杯と同レベルの扱い事での管理となった。トホホ……
虞「そーっ……、よし。これが聖杯に匹敵するウィスキー……項羽様と飲もッ♪でもまずは毒味──」
ぐ「おい」
虞「げぇっ 藤丸ゥ!?」
ぐ「それは関羽だ阿呆!テメェもお仕置きだオラァ!」
オ「ようこそ、こちらの世界へ……」
虞、ウチでの扱いが大体決まる。