ガンダム世界でスコープドッグを作ってたらKMF紅蓮に魔改造されてしまった件 作:勇樹のぞみ
イワノフのアッガイは、両腕からロケット弾を発射。
ジャブロー地下空洞内にかかる陸橋を破壊する。
アッガイは主な武装をユニット化された腕部に集中し、換装の機構を持たせることでモビルスーツ本来の汎用性と専門的用途を併せ持つように設計されている。
これは1機の機体に多目的用途を持たせることで用途の限られた局地対応機の生産台数を抑え、モビルスーツの保有数が限定された状況でも、あらゆる戦局において充分な機体数を出撃させることを目的としたもの。
「ブラストアームズか、右手でもロケット砲を撃てるのだったな」
その姿を自分の赤いアッガイのエレベーター式ハッチに飛び乗り、コクピットへと運ばれながら眺めるシャア。
「はい、対艦攻撃・火力支援を想定した火力強化用のブラストアームズは右腕からもロケット砲を撃てるようにしてあって、単純な瞬間火力では、通常の2倍。またフォールディングレイザー対装甲クローも切り替え式で利用が可能で格闘能力も保たれています」
シャアの隣、ここまで走ってきたにもかかわらず息切れした様子も見せずに答えるアルレット。
人体実験による肉体強化の賜物の心肺能力だ。
マンガ『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』でも一年戦争当時の旧いジオンの強化人間はニュータイプ能力の開花より、女性や子供など本来パイロットに向かない人材を有効利用するための身体強化がメインだったとされていたが、そういった技術によるものだろうか?
「クローとの切り替えはどうやって行うのだ?」
「ブラストアームズのロケット砲は、6本のフォールディングレイザー対装甲クローの間のスペースにロケット発射筒を組み込んだもので、収納式のクローを引っ込めてから腕部装甲先端部を30度回転させることで切り替えます」
くいっ、と手ぶりで解説する。
実際にイワノフのアッガイは射撃を終えた右腕武装ユニットをフォールディングレイザー対装甲クローに切り替え、伸縮自在のフレキシブル・ベロウズ・リムを使った刺突攻撃で61式戦車を粉砕していた。
「ただしスペースの問題から左腕装備の6連装ロケットランチャーとは異なり再装填機能は持たず単発、6発撃ったら終わりですが」
「それでも瞬間火力は倍だから頼もしいな。標準装備のフォースアームズは要らないんじゃないのか?」
「大佐、接近戦のことを考えるとロケット弾を内蔵した状態で殴りあうのは、いくら信管の安全装置があったとしてもお勧めできません」
「なるほど」
「ですから最初から接近戦が想定される場合は右手を標準のフォースアームズに戻すか、左手にエクスカリバー対艦クローを装備した接近戦専用のクローアームズを使われることをお勧めします」
そんな会話を交わしながらコクピットへと戻る。
モニターを点灯させると、ちょうどやってきた量産型ガンキャノンを右腕でぶっ飛ばすイワノフのアッガイが映し出されるが、
『フタエノキワミ、アッー!』
何やら叫んでいるイワノフに目が点になるアルレット。
「アルレット、『フタエノキワミ、アッー!』とは一体?」
シャアに真面目な声色で聞かれ、
「……フォールディングレイザー対装甲クローの安全装置を利用した二段打突攻撃をそう呼んでいるようですが、実際の原理は違いますよ」
二重の極みとはマンガ『るろうに剣心』に登場した打撃技。
本来すべての物質には抵抗(強度や硬度)が存在するため、その衝撃が完全に伝わりきることはない。
しかし刹那の拍子(75分の1秒)に重ねるように二度目の衝撃を打ち込むと、第一撃は通常通り物体の抵抗を受けるが、第二撃の衝撃は抵抗を一切受けることなく完全に伝わるため、物質の硬度に関わらず粉々に粉砕することができる。
具体的には、
まず拳を立てて指の第二関節部で第一撃を加える。
そしてその第一撃目の衝撃が物質の抵抗とぶつかった瞬間、拳を折って第二撃を入れる。
すると第二撃目の衝撃は抵抗を受ける事なく完全に伝わり切る。
というもの。
一方、
「アッガイのフォールディングレイザー対装甲クローには、一定以上の力が加わると爪が引っ込むという安全装置が内蔵されています」
史実でも水陸両用モビルスーツのクローで対艦攻撃をやったら爪が抜けなくなって破損する、というトラブルから両腕のアイアンネイルを廃しクロー装備シールドを取り付けたラムズゴックという機体が作られたが。
そういったトラブルを防止するものだ。
まず爪で突き、そのまま装甲を切り裂き突き抜けることができればよし。
そうでなければ破損する前に爪を引っ込めつつ、基部による殴打に切り替える、というもの。
「中国拳法にはまずスピードで殺し、そのまま力積をかけて相手を吹き飛ばすという一撃で二段構えの打撃を行う手法があります。また素手よりボクシンググローブを付けた方が衝撃は逃げずに相手の身体に浸透するという調査結果もあります」
硬い拳で殴った場合、相手の人体の固い場所に当たると逸れ易いが、グローブを付けていると力が逃げることが無いということ。
クローで敵の装甲に傷や窪みをつけ、そこを爪を引っ込めつつ殴る。
金属加工ではポンチで金属に軽いくぼみをつけて穴の中心をマークしドリルの先端が逃げないように誘導するのと同じで、これなら打撃が反れることは無い。
構造や原理はまったく違うが、アッガイのフォールディングレイザー対装甲クローの安全装置を利用した刹那の二段攻撃には、そういった効果があったのだ。
まぁ、それはともかく。
『シャア大佐』
連邦軍の量産型ガンキャノンを筆頭に61式戦車、ミサイルエレカー、大口径バルカン砲重装甲車などが集まりつつある状況。
この特殊部隊を率いるアカハナから指示を仰がれるが、
「構うな。全員脱出する。作戦が失敗となればただちに撤退だ、いいな?」
『はっ』
シャアは即座に退却を促す。
アッガイは最大で15メートル以上のリーチを実現した伸縮する右腕のフレキシブル・ベロウズ・リムを伸ばしてジャブロー洞窟の天井にフォールディングレイザー対装甲クロー突き刺し、それを支点に振り子のように動いて障害となる地形をパスし、逃走する。
「逃がすものか、四機や五機のモビルスーツなぞ」
逃げ出すアッガイを追うアムロ。
彼のガンキャノンはテム・レイ博士の手により分解、アップデート作業中。
他の機体に乗り換える時間も無いということでツヴァークによる追撃である。
『ワイヤーアンカー射出します!』
『装甲騎兵ボトムズ』でのツヴァークは両腕に11ミリ3連装機関銃を内装していたが。
ミヤビはこれをモジュール化して交換できるように変更。
民間向けにはトーチや精密作業用マニピュレータを搭載した作業用モジュールや、先端にフックを取り付けたワイヤーを電磁誘導方式で射出するワイヤーウインチモジュール等を供給していた。
今アムロが乗っている機体の左腕にはこのワイヤーウインチモジュールが搭載されており、手首が折り曲がって姿を現したそれを、サラはジャブロー内陸橋に射出。
フック付きアンカーを引っ掛けるとウィンチでワイヤーを巻き上げ、機体を持ち上げながらアッガイ同様、振り子のように宙を舞い障害物を超えて追撃する。
なおこの装備、本来は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で登場人物たちがモビルスーツデッキ等での移動に使っていたワイヤーガンのように宇宙空間作業時、推進剤を消費せずに移動を行うためのもの。
それゆえアンカーにはオンオフ可能な電磁石も仕込まれている。
「居たっ!」
そしてアムロが乗るツヴァークの右腕には、途中で行き会ったミヤビの機体から手渡されたHRAT-23ハンドロケットランチャーが握られていた。
4門の発射管を持った円筒形のロケットランチャーにグリップとストック、フォアグリップを付け手持ち武器としたような外観。
右側面にある大型弾倉から装填される11発のロケット弾、もしくは徹甲弾を撃つことが可能。
これはミヤビの前世、西暦の時代の戦車砲でも通常の砲弾とミサイル、両方を撃つことができるものがあったように、ロケット発射管をライフリング(旋条)が無いスムーズボアの滑腔砲の砲身として使うものだ。
しかし、それだけではなく、
『うわーっ、シャ、シャア大佐!』
背後からの攻撃に装甲を抜かれ、沈黙するアッガイ。
『大佐、イワノフのアッガイがやられました』
「止まるな、止まったら助かるものも助からんぞ、走れ」
『HRAT-23 ハンドロケットランチャーは発射筒内に4発のミサイルを格納し、撃つことができるんです!』
サラが言うとおり、HRAT-23ハンドロケットランチャーは弾倉内のロケット弾を撃つ前に、これを発射することができるのだ。
そして、
『今回、装填されているのはコア・ファイターにも使われている空対空ミサイルAIM-79ですから』
グフの正面装甲を破るほどの破壊力を持ち、対モビルスーツ戦に十分な威力を発揮するもの。
「もう一機!」
アムロはHMDに浮かび上がるアッガイを狙う。
この照準動作に使用されるデータは3連式多目的カメラモジュールのうち右側に付いている精密照準カメラから得られるものが主となっている。
ミヤビの前世にあった『装甲騎兵ボトムズ』の主役メカ、スコープドッグは標準、精密照準用、広角、三つのレンズを回転させることで切り替えていて、アクティブなのは右上に位置するもののみ、とされていた。
一方で、ツヴァークの各カメラは固定。
標準カメラを頂点に、右下に精密照準用、左下に広角のセンサーを配置している。
どうしてこうなっているのかというと、右手にライフル等、長物を構えた場合、照準は右目で行うのが自然だからという人間工学に配慮してのこと。
それゆえのレイアウトなのだった。
ミヤビもこの世界で実際にツヴァークを設計してみてなるほどと理解したのであるが。
その精密照準カメラからのデータを基に、アムロは再びミサイルを発射。
そして命中!
『やりました!』
サラが歓声混じりの戦果報告をするとおり、ゴッグやズゴックとは違いアッガイはそれほど重装甲な機体ではないのでAIM-79でも通用するのだ。
しかも逃げるところを装甲の薄い背面に向け撃っているのだから、なおさら。
「ん?」
アッガイを追うツヴァークに逆撃をかけてくる赤い機体!
「シャアー!」
アムロはドリフト走行を交えた変則的な動きで横滑りしながら赤いアッガイからの射撃を回避する。
ツヴァークはATTESA E-TSに類似した駆動制御で高い機動性を持つが、それだけではない。
ツヴァークのつま先、かかとのパーツは独立して可動し、その動きを制御できる。
つまり、そこにローラーダッシュ機構のタイヤをそれぞれ付けるということは、マンガ、そしてアニメにもなった『攻殻機動隊』登場の二対四脚先端にタイヤを付けたフチコマ、タチコマたち思考戦車のトリッキーな動きをある程度模倣できるということである。
ワイヤーウインチモジュールを使えばやはりフチコマ、タチコマたち同様、ワイヤーアクションも可能な上、腰の、いわゆるふんどし部分に搭載された二基の可動ノズルによる推力偏向制御ロケットエンジンを使った軌道の強制変更、ドラケンE改のようなジャンプすら可能。
加えて天井のある、ジャンプの高さに制限のあるジャブロー内でも、全高3メートルに満たないプチ・モビルスーツならフルサイズのモビルスーツには不可能な上方向への立体機動も十分可能。
ミニバイクのサーキットではどうやってもリッターバイクが勝てないように、この制限あるステージでは小回りの利く小ささが正義なのだ!
そうやって三次元の動きでシャアからの攻撃を回避するアムロ!
(ないわー)
先行するアムロの動きを、サラによる映像補正とミッションディスクプログラム『PSリーディング』……
つまり『装甲騎兵ボトムズ』で主人公キリコがパーフェクトソルジャーに対抗するために自作した、いわゆる対PS用ディスクに相当するプログラムによる残像表示で辛うじて捉えるミヤビだったが。
『凄いですよね、アムロさん』
サラも感心しているように、アムロの動きはメチャクチャだ。
理屈の上では、ツヴァークの機体はあのような機動も可能ではある。
可能とする様々な機能を搭載しているし、特殊プラスティック製のボディは機動性による回避を実現する軽量さを併せ持つ。
が、実際にできるかは別問題。
明らかに…… 明らかにニュータイプとして覚醒しつつあるとしか言いようがない反応速度である。
「逃がすものか!」
再び逃走に入るシャアたちを追うアムロ。
「ま、まだ来る。うわっ」
一撃で墜とされる僚機に恐怖するラジム。
「来る!」
そして自機も被弾、行動不能に。
「一瞬のうちに四機も仕留めたのか。腕を上げた」
シャアには無意識に、ツヴァークに乗っているのがあのガンキャノンのパイロットと同一人物だと分かったのだろう、そうつぶやく。
(やはりアムロ・レイ……)
同乗するアルレットは、ニュータイプ能力による知覚でその名を意識するが、
「っ? 地下水脈」
目前に広がる水面にほくそ笑むシャア。
振り向きざまに左腕武装ユニットのロケット弾を連続発射。
爆発で視界が塞がったところに、右腕ディスティニーアームズ装備のメガ粒子砲でジャブローの地下洞窟天井を崩す!
「ま、前が……」
さすがのアムロも足を止める。
軽量なツヴァークの装甲では、天井から岩が降り注ぐ中を無理に突破することはできない。
そして落盤が収まった後に3連式多目的カメラモジュールで索敵するが、そこにはすでに敵影は無く。
「シャアのことだ、この隙に逃げたな」
シャアは地下水脈を辿って脱出してしまっていた。
まぁ、それで幸いかも知れない。
何しろHRAT-23ハンドロケットランチャーに装填されていた空対空ミサイルAIM-79は撃ち尽くしている。
残ったロケット弾では装甲の材質変更により耐弾性を上げたMSM-04S、シャア用にチューニングを受けたS型アッガイに通じるかは分からなかったのだから。
「あなた方の気持ちはわかるわ。でも、ここにいれば安全であることは間違いない。それに子供たちは連邦軍の未来を背負う者として大切に育てられるんですよ」
「今日みたいなことがあってもかい?」
「それに、この子たちの気持ちを考えれば、あたし……」
育児官とフラウたちの会話を遠目に眺めるミヤビ。
「……結局、子供たちはホワイトベースに引き続き乗ることになるようね」
「心配ですか、ミヤビさん?」
アムロが問う。
史実なら彼も向こうで一緒になって育児官を説得しているはずなのだが。
ともあれ、ミヤビは首を振る。
「心配だけど、それが良いことか悪いことかなんて私には分からないから」
だから彼女は彼らの選択を尊重する。
そんなミヤビの横顔を、アムロは黙って見守るのだった。
そのころ地球連邦軍は降下部隊によるジャブローの一部占拠、そしてシャアのゲリラ攻撃等の理由によって宇宙戦略を急ぐことに決定した。
参謀本部自体はジャブローに立てこもる。
地上軍はディフェンスで、宇宙艦隊はオフェンス。
地上軍がジャブローを守る。
その間に切り札である宇宙艦隊がジオンを攻略する。
ただし、ジャブローが奴らに細切れにされる前に、だ。
とはいえ、提督たちは楽観視している。
どう考えてもジャブローが落ちるより宇宙艦隊がジオンを下す方が早いし、余裕があるからこその二面作戦である。
その上で提督たちは考えたのである。
ホワイトベースの実力をジオンは高く評価しており、これはおとりとして絶好である、と。
ブライトは苦々しく問う。
「第13独立部隊というのはおとり専門ということなんですか?」
一方、マッドアングラーに帰還し、盗み取ってきたデータのセキュリティを解除したアルレットは叫ぶことになる。
「なっ、ナニコレ!」
画面に表示されたのは、
「でけぇ……」
相棒のテストパイロット、シャア専用機のシューフィッターを務めるダントンが息を飲みながらつぶやいたとおり。
オッパイ。
身体の線を浮き立たせたピッチピチの全身密着型スーツを着せられた巨乳女性を映した動画データだった。
ダントンの視線を感じたアルレットは慌てて彼の目を自分の手のひらで塞ぎ、
「み、見ちゃダメっ!!」
そうやって回れ右させると動画をストップ。
「なっ、何で? モビルスーツの制御OSのアップデートのためのサンプリングデータじゃなかったの?」
と頭を抱える。
ダントンは気まずそうに指先で頬をかきながら、
「あー、まぁ何だ。現場作業員がエロ動画を隠すために偽装していた、とか?」
と、答える。
ミヤビの前世でも、危ないコンテンツに対しフィルターをかけている企業ならいいが。
そうでない企業では、会社のインターネット環境を使ってエロ動画をダウンロードしたり。
そして回線が細かった時代では、そのために帯域を占有され、業務システムに障害が発生。
原因追及の末、摘発されて処分を受けるなど問題行動を取る社員は居た。
「そ、そういうのはプライベートでやってよぉぉぉっ!」
嘆いた末、データを削除。
復活できないよう念入りにデータ消去プログラムを走らせるアルレットだったが……
実際にはこれ、ジャブローでの健康診断でまた妹のバストのカップが育ったと聞いたミヤビが、巨乳を揺らさず走る妹のフォームを解析することで開発した『MIRAI・歩行アルゴリズム』のアップデート用にミライに頼み込んでサンプリングしたデータだったりする。
ヤシマ重工の担当者(注:女性。黒い三連星にデスクをバンバン叩いてお説教したのと同一人物)に渡し、その彼女が念を入れて外部ネットワークとの接続が無い生産系ネットワーク上のコンピュータで加工しようとセキュリティをかけた上で保存していたもの。
無論、個人が特定できないよう手を加えてはあるが、何も知らない者にはかえってそこがいかがわしいとしか感じられなかったり。
そのためにアルレットもダントンも気付かなかったのだ。
いや普通こういうデータがモビルスーツの機体制御OSに役立っているとは思わないか。
そういうわけで今回のアルレットの出撃は完全な無駄足に終わり、ヤシマ重工ではデータ流出の危機が回避されたのだった……
次回予告
ホワイトベースは発進する、巨大な戦場の待ち受ける宇宙へ。
シャアの追撃はついに艦隊攻撃を行わしめる。
迫るビグロの巨体がドラケンを捕らえ、相対速度差からくる加速度のショックでミヤビは……
次回『ザンジバル,追撃!』
ミヤビは生き延びることができるか?
ツヴァークの活躍はとりあえず終了。
ホワイトベースには積み込むので今後、また活用される場面もあるかも知れませんが。
次は宇宙ですが、またミヤビがヒドイ目に遭う模様……
> イワノフのアッガイは、両腕からロケット弾を発射。
これは史実そのままのシーンです。
アッガイの腕の武装はこの第30話中でも描写がまちまちで、それゆえに腕部がユニット化されており、任務やパイロットに応じて武装を変更することを可能としている、という考察が成されていました。
このお話の中の腕部武装ユニット交換の設定はそれを発展させたものですね。
>『HRAT-23 ハンドロケットランチャーは発射筒内に4発のミサイルを格納し、撃つことができるんです!』
書籍『マスターファイル アーマードトルーパー ATM-09-STスコープドッグ』に掲載されている説です。
実際、そういう運用も確かにありですよね。
みなさまのご意見、ご感想等をお待ちしております。
今後の展開の参考にさせていただきますので。