ガンダム世界でスコープドッグを作ってたらKMF紅蓮に魔改造されてしまった件   作:勇樹のぞみ

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第4話 ルナツー脱出作戦 Aパート

「我々は民間人を百人以上連れているんですよ。それだってサイド7が攻撃されてやむなく脱出してきたんです!」

「私らだって降ろせるもんなら降ろしてやりたいよ。けどな、ルナ2の基地だって緊急事態の連続なんだ」

「味方の基地に着いたというのに休むこともできないなんて、そんなことありますか?」

「君の質問には私が答えよう。ルナ2方面軍司令ワッケインだ」

 

 ルナ2に設営された地球連邦軍基地に逃げ込んだホワイトベースだったが、

 

「避難民達はとても疲れています。基地で落ち着ける場所を探していただきたい!」

「ジオン軍の追跡を受けて休まる間もなかったんです!」

「民間人を収容しておく余地はないな」

「そんな!」

 

 保護を求めるブライトたちと、ルナ2司令ワッケイン中佐の会話を聞きながらミヤビは思う。

『機動戦士ガンダム』って本当に凄い作品だったんだなぁと。

 

 視聴者として想定している小中学生、いや場合によっては高校生や大学生でもワッケインのことは「味方のくせに主人公のアムロやブライトたちの足を引っ張る石頭」のように見えるだろう。

 しかし社会経験を積んで大人になってみると、ブライトたちの一方的な要求の方がモンスター顧客やプロ市民のようだと感じるようになる。

 一見、正しい主張にも聞こえるが実際には、

「自分たちには保護を受ける絶対不可侵の権利がある。実現可能かそうでないかなど関係ない。自分たちの要求は無条件で最優先でかなえられるべき。かなえられて当然」

 と言っているに等しい。

 人権とか平和とか耳触りの良いきれいごとというのは、無条件に正しいように聞こえるからこそ自分たちの主張がおかしいことが分からない。

 いつの間にかそういう歪んだ考え方や思想に染められていることに気づかないものなのだなぁと。

 

「皆さん方はこのままここにいていただきます。地球連邦軍本部の指示を仰いで、しかるべき艦でただちに地球へ移動してもらうことになります」

 

 そしてワッケインはそれに激することなく理性的に対応する、本当の意味での良い大人に見えるようになる。

 もしミヤビの上司がこんな人だったら「一生ついていきます!」と言っていただろう。

『機動戦士ガンダム』にはこういう大人なキャラが多かった。

 それが作品の、物語の魅力となっていたんだろうなぁ、とミヤビは思った。

 

「次の者は一般避難民とは隔離する。ブライト・ノア、ミライ・ヤシマ、リュウ・ホセイ、セイラ・マス、カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、アムロ・レイ」

「訳を、訳を聞かせてください!」

「士官候補生と民間人がみだりに軍のトリプルAの機密、すなわちホワイトベースとガンキャノンを使用したことによる。全員軍事裁判にかけられるものと覚悟しておくことだ。ホワイトベースは没収、ガンキャノンは封印して軍の管轄下に戻す。以上だ」

 

 と、ワッケイン。

 

「ムサイが来ます。あのまま赤い彗星のシャアが追撃をあきらめたとは思えません。今ガンキャノンを封印することは」

「君に戦略をうんぬんする資格はない」

 

 噛みついてきたブライト、士官候補生相手にもちゃんと理知的に答えてくれるあたり、本当に良識的な軍人だった。

 

 

 

 ブライトたちは一般の難民たちとは引き離され、ルナ2の重力ブロックの一室に閉じ込められた。

 そこにワゴンを押して入ってきたのはミヤビだった。

 

「み、ミヤビさん?」

「食事よ」

 

 しれっとした表情で告げるミヤビ。

 相変わらず身体の線が出るパイロット用ノーマルスーツ姿だったが、本人に人目を気にした様子は無い。

 なお、ここに来る前にはミライとセイラが隔離されている隣の部屋にも顔を出し食事を届けている。

 しかし、

 

「こんな女ばかりの部屋にいられるか! 私は別で食べる!」

 

 とは言わなかったが内心はそんなものだったので、それが分かっているミライには呆れた目で送り出されていた。

 それはともかく、

 

「ど、どうしてここに?」

「誤解しているようだから食事のついでに説明しようと思って」

「誤解?」

「ワッケイン司令のこと」

 

 そう言ってトレーを押し付ける。

 1つの仕切り付きトレーにまとめられたペースト状宇宙食だ。

 アメリカの家庭ではおなじみの、日本でもミヤビの前世では普及し始めていたレディミール、ワントレーと呼ばれる、一食分の料理を丸ごとレンジで温めて食べるやつだ。

 これは戦闘糧食、レーションなので非常時には冷たいままでも食べられるようになっているが。

 

「では」

 

 と敬礼する扉のロックを開けてくれた兵に、ミヤビは目礼を返す。

 

「君!」

 

 ブライトは慌てて兵に駆け寄るが、その目前で再び扉は閉じてしまった。

 

「ワッケイン司令に会わせるんだ!」

 

 扉を叩くが返事は無く。

 

「無駄じゃないんですか? ブライトさん」

 

 アムロはあきらめ顔だ。

 

「だがな、シャアが襲ってこないとは断言できないだろ」

「そうですが」

 

 そんなやりとりをする二人をよそに、カイはミヤビからトレーを受け取って言う。

 

「それより腹がすいちゃしょうがないぜ。食べられる時に食べておかなけりゃ、いざって時に何もできないぜ。逃げることだってな」

 

 その言葉にリュウがうなずく。

 

「カイ・シデン君の言うとおりだよ、アムロ」

 

 彼もミヤビからトレーを受取り、

 

「食事は銃に弾を詰めるみたいなもんだ。兵士は食べたくなくても食べなきゃいけない」

 

 そう言って勧めた。

 ミヤビはというと、

 

(何でみんな、こんなに戦う気満々なの?)

 

 とげんなりしていた。

 正直彼女はもうリタイヤしてしまいたいのだが。

 

 

 

 おお、これが地球連邦軍の戦闘糧食!

 ミヤビはアメリカのお菓子なんかにありがちな食欲を減退させるような紫色のペーストやソーセージなどが入ったトレーを見て感心する。

 アメリカ軍のコンバット・レーション、MRE(Meal, Ready-to-Eat)の粉末ジュースなんかも凄い色してたなぁ、などと転生前の記憶を懐かしく思い出したり。

 前世では自衛隊向けにジェットエンジンや護衛艦を製造していた某重工に勤務していたミヤビ。

 その縁で自衛隊の戦闘糧食を食べる機会もあったし、ミリタリーマニアな友人からMREを譲ってもらい、皆で「まずいまずい」と言いながら食べた経験もある。

 そんなわけで連邦軍の戦闘糧食にも興味があったのだ。

 

 しかし、である。

 財閥の令嬢であるミヤビが見た目最悪な戦闘糧食に文句一つ言わず、不味い味にも表情を変えず黙々と食べるさまを見て、男どもがどう思うかという視点がミヤビには抜けていた。

 先ほどのリュウの言葉どおり、銃に弾丸を込めるように戦いに備え食べているようにしか見えないのだ。

 すぐにでも出撃できるパイロット用ノーマルスーツ姿だからなおさら。

 

 だから苛立っていたブライトも、それに倣って食べ始める。

 そうして食事をとりながら話を振る。

 

「それでミヤビさん、先ほど仰っていた我々の誤解とは……」

 

 ミヤビは行儀よく口の中の食べ物を飲み込んでから答える。

 

「この部屋、どう思います?」

「この部屋?」

 

 ブライトたちが閉じ込められている部屋だ。

 

「どう、とは?」

「独房でも何でもない重力ブロックの休憩室だってこと」

「あ……」

 

 それでブライトは気づいた。

 扉をロックされて行動の自由は制限されているものの、牢に閉じ込められているわけではないということに。

 

「『次の者は一般避難民とは隔離する』、ワッケイン司令は軍事機密を守るためにそれに関わった者を隔離しただけで、あなたたちを逮捕、拘束したわけではない」

 

 これは当たり前の対処で、一応、出兵にあたり守秘義務を誓約させられているブライトやリュウならともかく、一般人のアムロたちにはそういった縛りすら無い。

 そんな人間をその辺でウロチョロさせて機密を拡散させる愚を犯せるはずが無かった。

 逆に言えば本当なら独房入りも仕方がないところを隔離で済ませているあたり、ワッケイン司令はかなりの温情を示しているということだ。

 ブライトたちは気づいていなかったようだけれども。

 

「私だって厳重な守秘義務契約を結んだうえでドラケンE改関連の必要な情報しか渡されていないわ」

 

 情報は知る必要がある者に対してのみ与え、 知る必要のない者には与えないという『Need to knowの原則』。

 情報セキュリティの基本だ。

 他にも、

 

「私物の端末や通信機器の持ち込みの禁止、通信の監視への了承など、厳密な情報管理対策も課せられているし」

 

 ミヤビの前世、機密を扱う自社や取引先でも当たり前に取られていた情報セキュリティ対策だ。

 スマホや携帯が職場に持ち込めないことから、普段付けない人でも腕時計が必要だったり(まぁ、ビジネスマンなら持っているのが普通だが)

 

 ちなみにミヤビはデジタル時計派だった。

 取引先が24時制の時刻表示(誤認を避けるため午後4時ではなく、16時などと言う)を使用する自衛隊や企業ばかりだったためだ。

 アナログ式時計を見て頭でいちいち換算するより、24時間表示に切り替えたデジタル時計にした方が便利なのだ。

 無論、アナログ式時計からの換算など簡単だが、ちりも積もればなんとやら。

 人間の思考力は有限なのだから無駄は極力省くべきだし、万が一にも間違う可能性がある。

 誤認を避けるための24時制であり、減らせるリスクは減らしておくに越したことは無かった。

 

「避難民も、ここに受け入れるだけの余裕が本当に無いってだけで地球への疎開を確約してもらえたでしょう? そのために今でもギリギリで余裕が無いここからかなりの戦力や人員、資源を割かなければならないっていうのに」

 

 規律にうるさい四角四面の軍人さんに見えるが、ワッケインはその実かなりの温情派だ。

 いや、温情を通す手段として規律を利用しているとも言える。

 ストレッチャーで医務室に運ばれるパオロ艦長を見る目は純粋に尊敬する先達に対するもので誠実そのものだったし、かける声には本当の気遣いがあった。

 何というかある意味ツンデレさんみたいなものである。

 

「いい人よね。ミライの旦那さんになってくれないかしら」

 

 とミヤビには非常に珍しく、顔をほころばせて言う。

 ほぅ、という吐息が艶やかでなまめかしく、ヤシマの人形姫にそんな表情をさせる男に対し、周囲の男どもの嫉妬を駆り立たせるには十分な破壊力を有していた。

 

 無論、自分の旦那になどという思考回路はミヤビには備わっていないのだが。

 

「で、でも軍事裁判って……」

 

 まだ納得のいかない様子で言うアムロには、

 

「軍規を厳密に適用すればそうなるわ。無論、事情を考慮して問題なしで終わるでしょうけど」

 

 と答える。

 逆に言えば裁判で問題なしのお墨付きをもらった方が後々楽とも言える。

 その後、突っかかってくる者が居れば、そいつの方が軍規をないがしろにし法廷を侮辱したことになるからだ。

 

「司令には告知の義務があったし…… ミランダ警告、ドラマで刑事が『あなたには黙秘権がある』とか言っているのを見たことがあるでしょ。ああいうやつよ」

「ああ」

 

 思い当たることができたのか、アムロはうなずく。

 まぁ、厳密に言えばこの例えは正しくないのだが、今はそこにこだわる意味は無い。

 

「ここで軍規を無視してなぁなぁに済ませる方が問題なのよ。統制が利かない軍隊なんて悪夢でしかないわ」

 

 ただでさえ連邦軍には腐敗軍人やチンピラ兵士が多いというのに。

 

「納得がいかないって顔ね」

 

 ミヤビの危惧するところがピンとこないのだろう。

 いぶかしげな表情を浮かべる面々に、ミヤビは説明の必要性を感じ口を開く。

 

「歴史上、民間人や国の権益を守るため、理想に燃えた軍人が軍規を逸脱してまで行動し英雄扱いされた例があったけど、それが何をもたらしたか知っている?」

「いえ、しかしそれは……」

「結果さえ出せれば軍規を無視しても良い、という前例と風潮を作ってしまった。そのためその軍は統制を失い滅茶苦茶になったわ。暴走し、最後には国を滅ぼした」

 

 どれほど崇高な理想を持って行動したのだとしても、招いた結果は無残としか言いようがないものだった。

 ミヤビの前世の記憶の中でゴップ大将がホワイトベースを『永遠の厄介者』と呼んだのも、いささか軍規を逸脱している存在が成果を上げてしまっているからこそのもの。

 こういう後に禍根を産むような存在だからこその言葉だったのかもしれない。

 

「そもそも軍規に限らずルールというものは破るものじゃなくて遵守し利用するものよ」

 

 時に相手を殴りつけるための道具だったり、かい潜るものだったり、相手に破らせてダメージを与える地雷や機雷だったりするが、この辺の応用は彼らにはまだ早いだろう。

 

「この場合、戦闘詳報っていう現場の状況と声を上層部まで届ける制度があるのだから、それを最大限に利用するべきでしょ」

「それであなたは……」

 

 ミヤビはルナ2にたどり着くまでに今までの戦いをまとめた戦闘詳報を作成してパオロ艦長に承認をもらっていた。

 もちろん軍属ではない彼女の名は記されず、別の生き残りの軍人が書いたことになっていたが。

 

「この状況でシャアが仕掛けてくるなら潜入員による工作でしょう? ノーマルスーツ一つで監視の目をかいくぐり懐に入り込む手は既にサイド7で見せているから、その危惧を訴えるのはさして難しいことではないわ。戦闘詳報として書かれた以上、ワッケイン司令やルナ2司令部がそれを無視することはできないでしょうし」

 

 戦闘詳報はきちんとした記録として残るのだ。

 これを無視して損害が出た場合、ルナ2司令部はその可能性を事前に訴えられていたにも関わらず軽視したとして非難されることになる。

 

「ブライトさん、自分が正しいと思うことを主張するのと、それを相手に受け入れてもらうのは別なのよ。上を動かしたいのなら、上に動いてもらえるだけの材料を上げないとね」

 

 説得するための材料はもちろんだが、上の人間もさらに上の人間に説明する必要があるし、後日、監査や考査だって受ける。

 その場合に必要な資料なり書類なりデータなり根拠なり情報なりを用意しておけば、提案はより受け入れられやすくなるわけだ。

 また上に「なるほど」と思わせるストーリーを用意しておくことも欠かせない。

 この辺は前世から変わらぬ企業人、組織人であるミヤビの経験が生きているところだし、逆に言えば士官候補生のブライトは新入社員どころかインターンシップで企業に学びにやってきた学生さんでしかない。

 

 とはいえすべての事態を想定して完璧な資料や書類を作ることは無駄が多すぎるし(特に日本人は凝り性で手段であるはずの資料作りが、いつの間にか完璧な資料を作ることそのものが目的にすり替わったりするし)、それが業務のスピードを遅らせ、時代の変化についていけなくさせたりする。

 だからミヤビもそこまでは求めないし、今回の戦闘詳報だって草案を作成したのはサラだ。

 AIである彼女には機動兵器やホワイトベースに残されたログを集約し、要約し、所定の書式にまとめる作業は難しいものでは無いし、作るのはあっという間だ。

(ミヤビの前世でいえばちゃんとした指示と時間さえ与えればAIでなくとも派遣社員や入社一年目の平社員に任せられるレベルの仕事。なお委託先にやってもらうのなら契約項目に盛り込んでその分ちゃんとお金を払いましょう)

 後はそれにミヤビが少々手を加え体裁を整えただけである。

 前世では顧客のところでパソコンを叩いて議事録から報告書、技術資料までその場でサクサク作っていたミヤビには、たとえサラの支援が無くともできていただろうが。

 

 

 

『あなたたちは地球連邦軍管理区域内に侵入しています。……ご退場願いましょうか』

 

 ノーマルスーツで潜入しようとしたシャアたちがルナ2の地表上で遭遇したのは、紅蓮に彩られた全高5メートル弱のミドルモビルスーツ。

 サポートAI『サラ』の自動制御で操られるドラケンE改だった。

 シャアたちは迂回して進もうとするが、

 

『お話の通じない相手にはこうするまでです!』

 

 サラはオープンチャンネルでわざと通信を流し威嚇しながら、ドラケンE改の右腕肘部ハードポイントに装備された60ミリバルカンポッドを構える。

 

【挿絵表示】

 

『残念ながら、そこはドラケンE改の射程距離です!』

 

 キュイーンという甲高い駆動音と共に(真空中なので振動が伝播するドラケンE改本体にしか伝わらないが)束ねられた砲身が回転し、連続して火を噴く。

 

『可能な限り撃ち込みます!』

 

 60ミリバルカンポッドは60ミリバルカン砲と給弾機構および弾薬、照準用センサーカメラを搭載したガンポッドだ。

 ドラケンE改の右腕ハードポイント利用の選択装備の一つで、連邦軍モビルスーツ頭部搭載用に開発されていた兵器60ミリバルカンを流用したもの。

 

【挿絵表示】

 

 バルカン砲の駆動や電気式雷管の発火、照準用センサーカメラ等に必要な電力は機体本体より供給される。

 ミヤビの前世の記憶の中に存在したジムスナイパーIIに採用される外付けバルカンポッドに類似した装備だが、こちらの方が若干大型でその分装弾数は多く取られている。

 使い切ったら戦場でのパージも可能。

 なお誤解されやすいが外部に露出している発射口は内径約200ミリのノズルカバーであって砲身そのものではない。

 

 また搭載された照準用センサーカメラは捜索探知能力向上にも役立つため、偵察ポッドの代わりとしても利用されているものだ。

 この辺はミヤビの記憶の中にあるネオ・ジオン残党「袖付き」の用いたドラッツェのガトリング・ガンと一緒だ。

 あれは攻撃力の強化より「哨戒偵察任務用のセンサーユニット」としての能力を期待して装備されたもので、ガザシリーズのシステムを流用したというセンサーを起動すれば、センサー有効半径が大幅に拡大する。

 旧20世紀の例で言えば、アメリカ軍のA-10サンダーボルトII攻撃機は湾岸戦争時点では赤外線カメラを装備しておらず、AGM-65マーベリック空対地ミサイル搭載の赤外線カメラを利用して(撃たずに残して)夜間攻撃を行っていたというが、そのようなものだ。

 

 そして60ミリバルカン砲は条件次第でザクの正面装甲すら貫通しハチの巣にする威力を持つ。

『機動戦士Zガンダム』第2話でカミーユ君が、

「一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」

 と言って生身の人間に撃っていたが……

 しかもその後、

「はははははははは! ザマあないぜ!!」

 と高笑いしていたが、決して人間に向けるような武器ではない。

 

 

 そんなものを撃ち込まれたのだから、シャアたちもたまったものではない。

 すぐに散開して身を隠す。

 そしてシャアはこうつぶやくのだ。

 

「ええい、あのパイロット、私の動きを読んでいたとでも言うのか!」

 

 と……

 もちろんミヤビがサラに警戒を頼んだのは前世知識に基づくもので、シャアが思うような先読みや戦略眼など持ち合わせてはいない。

 しかし、それが分からないシャアには当然こう思われる。

 

「面白い。連邦軍にもこういう切れ者が、倒し甲斐がある相手が居るとはな」

 

 とんでもない買いかぶりである。




 ワッケイン司令はツンデレさん、というお話。
 子供のころと大人になった今とでは受ける印象がかなり違うキャラですよね。

 あと初登場の60ミリバルカンポッド。
 ジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様に装備されていた頭部外付けバルカンポッドを参考にしていますが、ドラケンE本体とのバランスを考え少し大型化しています。

 みなさまのご意見、ご感想等をお待ちしております。
 今後の展開の参考にさせていただきますので。

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