最近は台風が多いですね……。台風の被災地の復旧をしている最中に、大雨や台風などが来たりしていて、更に被害が大きくなったりしているそうです。
皆様も気をつけて下さいね。
自分ですか?自分は風と雨がいつもより強いなぁーくらいの地域だったので、大丈夫でした。
巫狐さんの一言の後、目の前の扉が開かれる。
部屋の中は病室の様になっており、色々な機材が並んであった。
その部屋の中心にベットがあり、そこに例の少女が横たわっていた。
俺は覚悟を決め、そのベットに近付く。ベットまでの距離は短いが、そこまでの一歩一歩がとても重く、長く感じた。
そして、とうとう少女の元にたどり着いた俺は、深呼吸をした後に顔を覗いた。
すると、そこに居たのは佐倉 華で間違いなかった。
──いや。正確には、佐倉 華であって佐倉 華ではなかった。
見た目は完全に、俺の知っている華さんで間違いない。けれど、何かが違う。何とははっきりは言えないが、何か違和感を感じたのだ。
そして、その違和感の正体はすぐに判明した。
『朝倉さん、聞こえていますか!?』
「この声……もしかして華さん?」
しかし、目の前の華さんらしき少女に変化はない。巫狐さんは声が聞こえていなかったのか、首をかじけてこちらを見ていた。
『はい、佐倉 華です!』
「巫狐さんが首を傾げてるって事は、この声は巫狐さんには聞こえてなさそうか……」
『朝倉さんにだけ聞こえる様です……。それより、大変なんです!』
……なんか、俺が会って喋った事のある華さんとは雰囲気が違くないか?喋り方もそうだが、幼さがあるというか……。
この念話も気になるが、それよりも華さんが焦っているのに疑問を感じたので、聞いてみることにした。
……念話がこちらからも出来るわけじゃなさそうなので、小声で話そうか。
「落ち着いて、ゆっくり事情を説明して。焦っていたら、伝える事が伝わらなくなっちゃうから」
『そ、そうですね……。すいません……』
すぅー、はぁー。と深呼吸の音まで聞こえてくるのだが、コレって本当に念話なのか……?でも、目の前の華さんはピクリとも動いていない。念話って凄いな……。
少し時間が経った後、華さんは落ち着いた様子で話を続けた。
『実は、朝倉さんの目の前の私は今まで会っていた私と別の私なんです』
「それは……どうゆう事だ?」
『今、その目の前にいるのは本来の私。つまり佐倉 華なんです。でも、今まで会っていたのは私ではなく、動物の世界から来た蕾ちゃんなんです』
「蕾ちゃん……か」
つまり、今まで話していたのは佐倉 華と名乗った蕾という少女。そして、今俺と念話で話しているのが本物の佐倉 華……という訳か。
なんか……ややこしい感じはするが、落ち着いて考えれば大丈夫。うん。
そういえば、俺は今まで蕾って子の事を華さんって呼んでたけど、本来の佐倉 華は幼さがあって……はっきり言って、さん付け変だな。変えるか。
そうして少しだけ考え、無難な呼び方にする事にした。
「それで、なんで今はその蕾って子じゃなくて華ちゃんなんだ?」
『それなんですが、今私と蕾ちゃんは身体が別にあるんです』
「……なんだって?」
『見た目は私なんですが、中身は蕾ちゃんなんです。私の姿はここにもあるんですが……』
「つまり、華ちゃんの見た目の少女が2人居るって事でいいのか?」
『はい。そうゆう事になります』
頭がこんがらがってきたが、その事実に安心と不安が生まれた。
佐倉 華が生きていたという安心感。蕾という少女が、まだ何処かで何かをしようとしているかもしれない不安。
……そうと決まれば、ここに長居してちゃダメか。
「大体の事情は分かった。俺は蕾を止めてくる」
『……お願いします。蕾ちゃんを救ってあげて下さい』
「おう、任された!」
俺は両手で自分の頬を叩き、巫狐さんの方を向いた。
巫狐さんはその行為に驚いていたが、何かを悟った様に真剣な目に変わった。
「……巫狐さん、力を貸してください」
「何があったんじゃ?」
俺は1度大きく呼吸をした後、巫狐さんに伝えた。
「詳しくは後で話しますが、華さん──いや、蕾を助けに行きます」
閲覧、ありがとうございました!
これを書いている最中、元々の華ちゃんの喋り方や蕾という名前をすっかり忘れていました……。二十三話の出来事だったので、もう二十話以上前なんですね……。そりゃ忘れるわ……。
自分はあまりネタ帳とか書かなくて、思いついた事を書くようにしています。お陰でしょっちゅう考えてる事を忘れたり、別の案が思いついて書き直ししたりしますけどね……。
でも、自分が楽しければオッケーです!(いい笑顔)
それでは、また次回に!