ソードアート・オンライン~afterlife~   作:紅葉あゆり

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プロローグ
百合園愛玲(アイリ)


 百合園愛玲。前世に一万人のプレイヤーをデスゲームから解放した英雄の一人で、アンダーワールドという世界では最高司祭アドミニストレータを仲間たちと共に倒した。キャラネームはアイリ。

 

 

 そしてアイリと共にデスゲームからプレイヤーたちを解放し、アンダーワールドでは共に最高司祭を倒したキリトこと桐ヶ谷和人。そしてアンダーワールドの住人で、アイリとキリトと共に最高司祭を倒したユージオとアリス。

 

 

 前世でアイリが別れ際に言ったように、この四人は来世の新しいこの世界で出会っていた。

 

 

ア「三人とも早く来なさいよー!置いてくわよー!」

 

 

『アリス!待ってよー!ほら和人、優人!早く行こうよ!』

 

 

 ぎゅっと幼馴染みの二人の手を、小さな手で握って笑顔で言った愛玲はまさに天使と等しい。その笑顔にまけたのか和人と優人も愛玲の手を握りなおして、もう一人の幼馴染みの姿を追いかけた。

 

 

 来世では四人は幼馴染みとしてもう一度出会った。四人には前世の記憶はない。しかし、来世で初めて出会った時から四人は互いに懐かしさを感じていた。

 

 

 出会ってから数年たち、そんな四人も中学二年生になっていた。

 

 

『おはよっ!和人、優人!』

 

 

ア「おはよう」

 

 

優「おはよう。愛玲、アリス」

 

 

和「おはよう。相変わらず遅かったなー。5分は待ったぜ」

 

 

『たった5分じゃん!ぜんぜん遅くないし!』

 

 

ア「そうよ。それにちょうど待ち合わせ時間ぴったりじゃない」

 

 

 愛玲とアリスの言葉に言い返す言葉がないのか、和人は「うっ」と言ってしまった。

 

 

優「ま、まぁまぁ。登校時間にも遅れちゃうし、とりあえず行かない?」

 

 

ア「ふふっそうね。ほら、愛玲も和人も行くわよ」

 

 

『むー。わかったー………』

 

 

和「へーい。(助かった………)」

 

 

 四人で楽しそうにしゃべるその姿は、アンダーワールドのルーリッド村での光景とよく似ていた。しかし、まさに平和とも言えそうなその光景からは誰も予想できなかっただろう。

 

 

 この数日後に四人を襲うデスゲームという名の悲劇を―――――。

 

 

『ソードアート・オンライン………?』

 

 

和「?あぁ、興味あるのか?」

 

 

 委員会で遅くなった愛玲と和人は通り過ぎたゲームショップの前で立ち止まった。

 

 

『んーまぁね。私やったことないんだけど………』

 

 

和「俺、これのBテストやったけど」

 

 

『え!?』

 

 

 和人の突然の爆弾発言に愛玲は思わず声をあげてしまった。すると同時に一つの考えが思い浮かんだ。

 

 

『なら丁度いいじゃん!和人!私これやる!ううん、これやりたい!だからやり方教えてよ!』

 

 

和「え!?」

 

 

『だって、和人どうせソードアート・オンライン買うでしょ?だったら別に大丈夫じゃない?』

 

 

 「なぜ自分がソードアート・オンラインを買おうとしているのを知っているのか?」という疑問が和人の頭をよぎるが、愛玲の提案に断る理由などなかった。

 

 

和「あぁいいぜ。そのかわりビシビシやっていくからな」

 

 

『ひぇー!お、お手柔らかにおねがいしまーす………』

 

 

 この会話が、後に大波乱をおこすことになる………。

 

 

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