キン肉マンⅡ世~完璧超人始祖編~   作:やきたまご

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まさかの正体ばれ!?


新たなる参戦者達!!の巻

「あれがストロング・ザ・武道の素顔……」

 

 観戦している観客や超人がその顔をまじまじと見た。

 

「やはり、中の超人はネプチューンキングではなかったか」

 

「しかしあの超人は一体……」

 

 過去にビッグ・ザ・武道の素顔を見たハラボテとミートが話し合う。しかしその正体は見当もつかなかった。

 

「グロロロ、まさかの私の面を割るとはな。元完璧超人の意地は見せたと言うところだな。さて、自害する力もなかろう、私が特別に介錯をしてやる」

 

「ま……待ちな……自害にあんたの手はいらねえ……」

 

 ネプチューンマンが意識を取り戻した。

 

「ほう、まだ動けるか。」

 

 ネプチューンマンがカプセルを取り出すとストロング・ザ・武道の顔色が変わった。

 

「貴様! それはっ!?」

 

「そう……かつて俺が自害に使った人狼煙用の爆弾さ……元々は死んだ命……しかし友情という絆で俺は三度も蘇らせて貰った……いい加減友情に対し恩返ししないとなぁ……」

 

 ネプチューンマンはカプセルを飲み込み、ストロング・ザ・武道の足をつかんだ。

 

「貴様っ! 私を道連れにするつもりか!!」

 

「こんなもんじゃあんたほどの人が死ぬとは思えない。だがな、時間稼ぎくらいにはなるだろう」

 

 ネプチューンマンは試合を観戦する新世代超人達に目を向けた。

 

「俺はもうすぐ死ぬ……でもな、お前らは生き残るんだぜ……」

 

「ネプチューンマン……」

 

 ネプチューンマンが穏やかな表情となった。

 

「一つだけ幸いな事があったな……俺が外道に堕ちきったからよ……俺が死んで悲しむ奴がいない……そこだけはありがてえところだ……」

 

 ネプチューンマンの身体にまばゆい閃光が生じた。

 

チュドォォォン

 

 崖の上に特設されたリングは大爆発し、煙幕が漂う中、リングは崖下のはるかかなたへ落下した。ストロング・ザ・武道の生死も不明の状態となった。

 

「ネプチューンマン……」

 

 ネプチューンマンの壮絶なる死に、誰しもが言葉を失った。

 

「犠牲は多く出ちまったが、これで完璧超人は全員倒し平和を取り戻したんだ!!」

 

 ガゼルマンが場の空気を変えようとした。

 

「ふはははは!! これで終わりと思うなよ!!」

 

 空から不敵な声が聞こえてきた。見ると、上空から数人の超人が降りてきた。

 

「さぁ第二陣といこうじゃないか!!」

 

 それは新たに参戦する完璧超人達だった。

 

「ガゼルマン! あなたが変な事を言うから!」

 

「俺が悪いっていうのかよチェックメイト!」

 

 チェックメイトとガゼルマンが喧嘩をはじめた。

 

「ん?」

 

 完璧超人の中に一人異様な姿の男がいた。キン肉族特有の頭の形状、分厚い唇、豚鼻をした超人であった。

 

「あれ、まさかキン肉族のやつか!?」

 

「ミート! あれが誰か分かるか!」

 

「い、いえ、僕も全く見たことがない方です!」

 

「じゃあハラボテあたりなら知っているだろ!」

 

「いや、わしもキン肉族とは付き合いは長いがあの男は見たことがない、って元委員長に対してその口のきき方はなんじゃ!!」

 

「委員長! 青筋たててる暇はないですよ!」

 

しゅたたん

 

 完璧超人達が地上に着地した。

 

ボフォボフォ ジャジャジャ ニャガニャガ キュアキュア

 

「ニャガニャガ、まずは自己紹介させて頂きましょう」

 

 黒装束の男がリモコンのスイッチを押すと、会場のモニターに完璧超人の顔と名前が表示された。各々の超人の名前は、ネメシス、グリムリパー、ジャックチー、ポーラマン、マーベラスであった。

 

「新世代超人共よ、そんなに俺の顔が気になるか?」

 

 

 ネメシスが新世代超人の反応を見て、自ら話した。

 ミートがそれに応対する。

 

「あなたは一体何者なんですか? 見たところキン肉族らしき姿ですが……」

 

「その答えを知っている者はもうこの世にいないだろうな……今は亡きキン肉タツノリであれば話しただろうが……」

 

「えっ? タツノリ様!?」

 

「さて、色々とすっきりさせておきたい事はあるが、ストロング・ザ・武道の正体が超人閻魔様とは……いったいどういうことか……」

 

「ニャガニャガ、それはひとまずおいておきましょう。優先順位一位はまず敗北者への粛清からでしょう」

 

しゅっ がしっ

 

 グリムリパーが瞬時に移動し、ピークアブーを羽交い締めにした。

 

「うわっ!」

 

「ピークアブーさん、潔く自害しましょう」

 

「いいや! 俺は新しい完璧超人のあり方を知った、いや、教えて貰った!! 俺達完璧超人の未来のためにも、ここで死ぬわけにはいかない!!」

 

「ふん、惑わされおって。よかろう、このネメシスが直々に粛清してやる!」

 

「望むところだ!」

 

 新世代超人達もこの事態を黙って見ているわけにはいかなかった。

 

「やめろピークアブー! 俺様の関節技を食らいまくった後で闘えるわけがないだろ!」

 

「そうだ! ここはヘラクレスファクトリーNo.1のガゼルマン様に任せるんだ!」

 

「どっちみち俺は粛清される! ならばせめてもの抵抗をするんだ!!」

 

 ネメシスとピークアブーが組み合った。ピークアブーはネメシスを抱えて空中に飛び、技をかけた。

 

「トーチャスラッシュ!!」

 

「ほう、下等超人の技にしてはなかなか良い技だ。だが!」

 

がっ

 

 ネメシスがいとも簡単に技をはずした。

 

「手負いの貴様では技の完成度が落ちるわ!!」

 

がしぃ

 

 ネメシスがピークアブーに技をしかけた。

 

「マッスルスパーク!!」

 

 新世代超人達はその技を見て驚いた。

 

「あれは! キン肉族三大奥義の一つマッスルスパーク!?」

 

「あの技は危ない! 万太郎が過去の世界で練習していたから分かります!」

 

 チェックメイトがすぐに飛び出した。

 

「だ、だめだ、抜けられない!!」

 

 ピークアブーガ絶望の表情を浮かべた。

 

「くらえええ!!」

 

 ネメシスがマッスルスパークでリングに落下してきた。

 

ずがぁぁぁん

 

「ちぃっ、余計真似を!」

 

 チェックメイトが下敷きとなり、マッスルスパークの威力を最小限に抑えていた。

 

「ぐはぁっ!」

 

「ごほぉっ!」

 

 チェックメイト、ピークアブーが血反吐を吐いて倒れた。

 

「技の威力は半減したが、それでもこの技には十分な殺傷力がある。これでしばらくは動けまい」

 

「もう見てられないぜ!」

 

「俺もいくぜ!」

 

 ガゼルマンとヒカルドが颯爽と飛び出した。

 

「ボフォボフォ、邪魔はさせんぞ」

 

 ガゼルマン、ヒカルドの前にポーラマンが立ちはだかった。

 

「ポーラネイル!!」

 

ざくぅ ざくぅ

 

 ガゼルマンとヒカルドの胸板に大きな傷ができた。

 

「ぐわぁっ!」

 

 ガゼルマンとヒカルドが倒れ、戦闘不能状態となった。

 

「これで邪魔者はいなくなったか」

 

ぬわぁ

 

 突如リングのマットから人型の物体が複数現れ、ピークアブー、チェックメイト、ガゼルマン、ヒカルドをリングの外へ放り投げた。

 

「ト~トトト、怪我人を苛めても面白くないぜ! ボーンコールドもフォークザジャイアントも苦戦していたが、俺は先程の試合で余裕で勝ってしまったからな。次戦も相手をしてやろう!」

 

「待った! お前だけにこの場は任せないぜ!!」

 

 会場のゲートより四人組の男達が現れた。

 

「dmpを滅ぼした奴らに借りは返さねえとな!」

 

「新世代超人にわす達もいるだよ!」

 

「テキサスのファイティングスピリットが燃え上がるぜ!」

 

「俺達の仲間をいたぶった奴は許しちゃあおけねえな!」

 

 現れたのはスカーフェイス、セイウチン、テリーザキッド、ジェイドだった。

 

「現時刻をもって俺達も正義超人軍として参戦させてもらう!!」

 

『あ――――っ! 療養中の新世代超人達がついに復活したああああ!!!』




劣勢なれど意気軒高!!
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