キン肉マンⅡ世~完璧超人始祖編~   作:やきたまご

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待たせすぎたな!


神のお告げに導かれて!!の巻

 ガゼルマン、チェックメイトが四人の姿を見て安堵した。

 

「ようやく復活してくれたか……」

 

「待っていましたよ……」

 

 セイウチンが倒れてる三人の元に駆け寄ってきた。

 

「三人とも、よく踏ん張ってくれただ。それに、ノーリスペクト三人衆にも礼を言わなきゃならねえ」

 

 セイウチンが優しく三人に接しているのに対し、他の三人は闘志むき出しの目つきで完璧超人達を見ている。特にスカーフェイスがネメシスに対する視線が強かった。

 

「ほう、久しい顔もいるな」

 

 ネメシスがスカーフェイスを見ながら言った。

 

「スカーフェイス、知り合いか?」

 

 キッドがスカーフェイスに尋ねた。

 

「あぁ、あいつにはでかい借りがある。皆知っての通り、真にdmpを滅ぼしたのはあいつらだ。俺もあの騒動の時にせめてきた完璧超人達を何人か倒し力尽きていた。そこに、あの男、ネメシスがやってきたんだ。俺はその時初めて死を覚悟した。やつは桁外れに強い、殺されるってな……」

 

「お、お前ほどの男がそこまで言うとは……」

 

 ジェイドがスカーフェイスの発言に驚いていた。

 

「でもな、あいつは俺を見てにやりと笑ってその場を立ち去って行きやがったんだ!! すぐに殺せたというのにな!!」

 

「そう、貴様をわざと活かしてやったのだ」

 

 ネメシスがスカーフェイスに反応した。

 

「その答えを知りたくば、俺と勝負するが良い」

 

「はいはい一端ストップ」

 

 グリムリパーが間に入った。

 

「続きはリングで行いましょう」

 

 グリムリパーがモニターをチャンネルで操作すると、鳥取砂丘が映り、突如ピラミッド型のリングが出現した。

 

「私達はあそこで皆様の挑戦をお待ちしております。もちろん、観客席もたくさん用意しておりますので、お時間のある方々はお友達を呼んでぜひいらしてください。それではしばしのさようなら」

 

 そう言うと、完璧超人達はどこかへと瞬時に飛んでいった。

 

「よし、俺達もいくぞ!!」

 

 キッドがそう言って空を飛んでいき、続いてジェイド、スカーフェイス、セイウチン、ハンゾウが続いていく。五人がしばらく空を飛んでいくと鳥取砂丘のピラミッドリングへと到着した。

 

「おっ、扉が5つあるだよ」

 

 セイウチンが指さした先には5つの扉があった。

 

「その扉は俺達の待つリングへと続く扉だ!! 死ぬ覚悟があれば扉を開いてすすむがいい!!」

 

 ネメシスが大きな声で五人に説明した。

 

「ちっ、あいつだけは他の奴にはわたさねえ!!」

 

 スカーフェイスが先に扉へと入っていった。

 

「全く、一人で暴走するのはタッグの時から変わんねえなあいつも、大丈夫か?」

 

 ジェイドが呆れながらも扉に入っていった。

 

「ト~トトト! 俺は正義超人と一緒に合わせる気はねえ! さっさといかせて貰うぜ!」

 

 続いてハンゾウが扉に入った。

 

「ネプチューンマン……荒っぽいやり方だったけど、おらはあんたに恩を感じている。だからこそ、この試合は負けられない!!」

 

 セイウチンが扉に入っていった。

 

「俺が過去の世界で一皮剥けたところを皆に見せ付けてやるぜ!!」

 

 キッドが扉へと入っていった。

 五人が走って行き、最初にリングについたのはスカーフェイスだった。

 

「待っていたぞ!」

 

ばしぃん

 

 ネメシスが不意打ちのレッグラリアートをくらわせに行ったが、スカーフェイスは上手く腕で防御した。

 

「俺も会いたかったぜ!!」

 

『どうやら最上階5階の試合はスカーフェイスVSネメシスになったようです!! これはdmpの因縁対決となりそうです!!』

 

 次にジェイドが四階のリングへとたどり着いた。

 

「ニャガニャガ、私に殺されに来たのは、伝説超人ブロッケンJrのお弟子さんですか」

 

「こいつ、今までの敵に比べてなかなかに手強そうだぜ……」

 

 ジェイドはグリムリパーの得体の知れない強さを感じ取っていた。

 

『四階のリングはジェイドVSグリムリパーに決定しました!!』

 

 続いてハンゾウが三階のリングへとたどり着いた。

 

「下等超人が正面から堂々とくるとは、攻撃して下さいと言っているようなものだ」

 

 ジャックチーが熱いお湯をハンゾウに向かって放った。

 

「むっ!?」

 

 しかし、ハンゾウではなく、そこには丸太があった。

 

「ト~トトト!!」

 

スパァ

 

 ハンゾウがジャックチーを背後から妖腕刀で斬った。

 

「ぐっ! 下等超人め! 楽に死ねると思うなよ!!」

 

 ハンゾウは少し息が荒い様子を見せた。

 

『三階はハンゾウVSジャックチーに決定しました!!』

 

 続いて、セイウチンが二階のリングへとたどり着いた。

 

「ボッフォボッフォ、貴様が相手とはこれも運命か。遠目で見ていたがまさかセイウチ一族の者だったとはな……」

 

「??」

 

 セイウチンがわからない表情をしている。

 

『二階のリングはセイウチンVSポーラマンで決定しました!! そして残るはただ一つ!!』

 

 一階のリングにキッドが到着した。

 

「キュワ~~!!」

 

 マーベラスが不意打ちの跳び蹴りをかますが、キッドも負けじと蹴りを放ち相打ちとなる。

 

『一階のリングはテリー・ザ・キッドVSマーベラスとなりました!! これで全リングの試合が決定しました!! 新世代超人と完璧超人の生き残りをかけた試合がはじまりました――――っ!!』

 

 

 

 場所は変わり、都内にある超人の博物館に五人の超人がいた。五人の顔や服装ははっきりと確認できない。

 

「久々だな皆、五人とも邪悪神の力で若返ったようだな……」

 

「皆、邪悪神に話をされてきたようだな……」

 

「あぁ、あいつらの真意はかつて行われたキン肉マンの王位争奪戦で失脚した神の座を取り戻すために、完璧超人達の騒ぎに乗じて、神に準ずるあの男を倒すこと……」

 

「まぁそんなことは俺達にはどうでもいいことだ。ここに集まった各々が神のためでなく、闘わなければいけない理由があって来たのだから……」

 

「そうとも、決して神にそそのかされたわけじゃない!」

 

「神のお告げだ!」

 

「完璧超人の誇りなんてもの奪い取ってしまおうか!」

 

「生まれ変わった我が友のために……」

 

「あの男の恩に報いるために……」

 

「あいつの息子の未来を守るために……」

 

「捲土重来のために……」

 

「茨の道を進もうか……」

 

 五人は、五王子のマスクをそれぞれ取りかぶっていった。

 

「いくぞ!! 完璧超人の本拠地超人墓場へ!!」

 

 そこにはかつての五王子達の姿があった。




まさかの運命の五王子VS完璧超人始祖実現か!?
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