Word of “X”   作:◯岳◯

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16話 :  夢の傷痕

 

草原の上で僕達は向き合っていた。

 

互いに武器なし、ただしマナの強化はあり。使う得物は己の拳だけだ。殺しあいをしたいのではない、ただ"お話し合い"をするだけだ。その話し合いに、刃物も精霊術も必要なかった。そう思っての僕の提案に、イバルは同意した。

 

そうして、拳での語り合いは始まった。

 

「お前に、ミラ様の何が分かる!」

 

「何も分からねえよ! 短い付き合いだからな! だけど、五感も感情もある一人の人間だってことは分かる!」

 

「ミラ様は精霊の主だ! 使命のために、ミラ様は戦われている!」

 

「だからって、使命だけに生きなくていいだろう! 笑顔だって、そりゃ超絶綺麗なんだぜ! あとちょー可愛い!」

 

「………う、嘘を言うな!」

 

「って、笑った所を見たことねえよかよ! 人生損してるなあ、今度僕が笑わせるから、一緒に見るかぁ!?」

 

「お、俺の手で見る、必要ない!」

 

「料理を作ってか!?」

 

「そうだ! 知ったからには全力でやるまで! よそ者の手など要らないっ!」

 

「僕がしたいからするっ! ほら論破完了っ!」

 

「どういった理屈だ!」

 

「あと、何であんな服にした?! 正直ありがとうございますっ!」

 

「普通の服だと、シルフ様の力で飛ぶ時に服に風が入って膨れ上がるだろうがっっ!」

 

「なるほど納得っ!」

 

最初はミラのことを、途中からは、痛みに混乱したせいか、思ったことを。そのまま口に叫びながら、僕達は幾度と無く拳をぶつけ合った。途中から何を言っているのか自分でもわからなくなったが、それでいい。

 

明確ではないが、何となく理解できた。上っ面の言葉ではない。

総じて、思う。ミラのことと、役割。イバルもそうだ。

 

イバルは、考えもしなかっただけなのだ。マクスウェルが食事をするなんて、ましてやそれで笑うなんてことを想像もしなかった。発想そのものが無いのだ。だから、それが当然だと思った。その中で、必死にマクスウェルに尽くしてきたのだろう。

 

(だけど、はいそうですかと納得できるか!)

 

責めるのは酷だとして、同情なんかしてやらない。

事実としてミラの20年があって、それは覆せないのだから。

 

―――そうして殴り合って、10分は経過しただろうか。

 

「はあ、はあ、はあ…………やるじゃねえか。でももう限界だろ?」

 

「ふん………お前の方こそ、膝が笑ってるぞ」

 

互いに強がる言葉をかけあう。形勢は完全に互角だった。この巫子、なるほど口だけではない。素の肉体も鍛えているが、マナの制御技術が半端ではない。今までにあまり見たことがないレベルだ。繰り出される拳は速く、キレもあるのでクリーンヒットされると意識が飛びそうになる。何とか耐えられているものの、気を抜けば即座にKOされるだろう。

 

手数も多い。口の中はあちこち切れているし、殴られた顔が痛すぎる。鏡を見れば、目の前のこいつのように、内出血で青くなっている自分の顔が見られるかも。

 

だけど、絶対に負けられない。先に倒れてなんか、やるもんかよ。あっちも同じ気持ちのようで、その顔に消えかけた戦意が宿っていくのが見て取れる。

 

「これからだ………いくぞ!」

 

「来いやぁ!」

 

と、また拳での語り合いが再開されようとした時。

 

 

 

「―――スプラッシュ!!」

 

 

 

ミラの放った水の精霊術に吹っ飛ばされ、気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きたようだな………ジュードも、そこに座れ」

 

で、気絶している間に運ばれたらしい。気がつけば社の前の広場にいた。起きるなり、イバルと一緒に正座させられる。イバルの方は先に目が覚めていたのか、勝ち誇った顔でこちらを見てくる。よし、上等だ。第二ラウンドといこうか。しかし、そこでミラに止められた。

 

「やめろ。それで………なぜ、あんなをしていた」

 

殴り合いのことを言っているのだろう。僕とイバルが同時に答えた。

 

「「いや、それはこコイツが挑発してきた(ました)から………」」

 

「………はあ。言い訳は聞いていないのだが?」

 

ミラは頭痛がすると言いながら、片手で頭をかかえると深いため息をついた。

 

「まったく、これからが大変だというのに…………それで、もう一度聞くが何が原因で殴り合っていたのだ?」

 

「「それは、コイツが…………!」」

 

またハモる。それを見たミラは呆れたのか。もういいと首を横に振った。気まずい空気が流れる。

そんな中、ミラは僕のアイテムバックの方を見る。

 

「ジュード、取り敢えず手当を頼む。君も、イバルもだ。この大事な時に、大怪我でもされると非常に困るからな」

 

若干表情を和らげて、ミラ。しかし、笑顔のまま彼女は宣告する。

 

「次は、無いからな?」

 

「「申し訳ありませんでした」」

 

素直に謝る。事実、うかつな行動だったから。全力で殴り合ったせいで拳が痛いし、筋肉を酷使したので全身が痛い。あと2日は休まなければ出発できないだろうし。断じて笑顔のミラが怖かったわけではない。ともあれ、治療だ。僕は自分のアイテムパックからあらかじめ煎じていた薬草と、ガーゼを取り出して腫れている頬や拳に処置をしていく。

 

「ほら、手え出せ巫子殿」

 

「ひ、必要ない! これしきの痛みなど………っ!?」

 

イバルは平気だ、と言おうと立ち上がる。だが、その寸前に、頬の痛みが響いたのか、涙目になった。

 

「大人しくしとけって、いいから。治療行為に悪ふざけを挟んだりはしねーよ」

 

「ぐ………」

 

半眼になりながらも大人しくなったイバルに治療を施していく。処置は10分程度で終わった。僕もイバルも包帯のガーゼだらけだ。これが美女を守って、となら格好もつくのだろうが、全くの自己責任なので不名誉な傷ということになるだろう。

 

「それはそうだ。君もイバルも、もう少し先を考えて行動して欲しいものだな」

 

――――ミラにそんなダメだしをされるとは。僕は呆然として、おもわずアルヴィンの方を見る、っていねえよあの野郎。

 

「ああ、アルヴィンなら先に村へ戻ったぞ。お前たちが喧嘩しているのを伝えてくれた後にな」

 

「村に?」

 

「ああ。ジュードもイバルも、ひとまずは村で静養していてくれ。それに、もう夜だが………ここに泊まるわけにもいかないだろう」

 

「しかし………!」

 

イバルが反論するが、ミラは抑えこむように視線を叩きつける。

 

「私も、少し………一人で考えたいことがある。だからイバル、今夜は二人をお前の家に泊めてやってくれ」

 

ミラの言葉に、イバルは心底嫌そうな顔でこちらを見る。

だが、巫子が逆らえるはずもない。すぐに跪いて、承知いたしました、と答える。

 

「………ついてこい」

 

「う~い」

 

睨みながら言うイバル。僕はその後をついていこうと、立ち上がって――――すぐに、ミラに呼び止められた。

 

「ジュードは残ってくれ。少し話があるのでな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、話ってなに?」

 

一対一で話すことなのか。イバルがちょっとした部外者扱いされたからか、ものすごい眼で睨まれたんですけど。

 

「ああ………」

 

ミラは僕の問いに答えず。近づき、顔を寄せてくる。

 

(な――――)

 

迫ってくる顔。金の髪、長いまつげに柔らかそうな肌。左右対称に整っている美貌は、至近距離で見せられると鼓動が高鳴るほど。

 

そして、ミラはそのまま僕の背中を触ってきた。

 

その部分はキジル海瀑で受けた"傷の所"で、僕は思わず痛みに声をあげてしまった。

 

「………やはりな。私をかばった時の傷か」

 

「なんで…………」

 

気付いたのか。上手く隠せていたと思ったのに。聞くと、アルヴィンから教えてもらったと言う。

 

「イバルとの喧嘩の時に気付いたらしい。君が、背中が痛む素振りを見せていた、とな」

 

「アルヴィン………」

 

あのおっさん、なんて余計なことをしてくれるのだろう。眉毛むしってやろうか。

 

「イバルと互角だったのはそのせいだろう。イバルは確かに腕は立つが………それでも君の専門分野である殴り合いで、互角に張り合えるほどとは思えないからな」

 

「まあ………」

 

実戦ならいざしらず、殴り合いっこ限定なら負けなかっただろう。ミラの言うとおり、背中の痛みのせいで拳に力が入らなかったのだ。背筋は下半身と一緒で、拳打を撃つときには要となる部位だ。力がろくに入らないから、突き出す力も弱くなっていた。全くの言い訳なんだけど。

 

「問題はそこではない。ジュード、怪我をしたというのに何故隠していた? 何故、私たちに嘘をついた」

 

怒る、というよりは困惑している顔。純粋に疑問に思っているからだろう。誤魔化すにも意味がないと判断した僕は、その問いに素直に答えることにした。

 

「心配されるほどじゃないと思って。ほら、手足がもげたってほどじゃないし」

 

心配されるような怪我じゃない。若干、甘めに見積もっていたのは確かだから、そんなに強くは言えないのだけど。そう答えるが、しかしミラは納得してくれない。腕を組んで、困惑の表情は消えていないのだ。

 

「分からないな………人間は、自分を大事にする生き物ではないのか? 怪我をすれば、人に言えばいいだろう」

 

「そんなに大したことじゃないよ。死ぬような傷でもないし、僕が痛いのを我慢すれば済むことなんだから」

 

そうだ。それに、こんなに心配してくれているのは何故だろう。

理由が分からない。僕は、精霊術を使えない人間で。

 

――――周囲からは、価値がないと言われる人種だ。

 

「だから、さ。別にこんな僕が怪我をしたって、特に何を心配することもないだろう?」

 

ミラも、使命を大事にしていればいい。生憎と僕は死んでも構わないと思っている。死にたくないから、最後まで足掻こう。でもあの夢を叶えるため、命を捧げる覚悟はとうに用意できているのだ。

 

 

「………分かった。だが、背中を見せろ。せめて治療させてもらう」

 

 

 

○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●

 

 

その後、私はジュードの治療をはじめた。教えられた通りに、背中の傷に練られた薬草を塗り、ガーゼで包んで包帯で止めていく。

 

(これは、酷いな)

 

出血はしていない、傷口の血はすでに固まっていた。体内のマナを循環させたから、止血だけはできたのだという。だけど、それだけで済むほどに背中の傷は軽くない。さぞかし痛んだことだろうに。事実、肌着の半分は血の赤に染まっていた。それなのに、何故あんな言葉を言うのか。心配するなと彼は言うが、これは一般的には軽傷と呼ばれるような傷ではない。男がするというやせ我慢か。だが表情から察するに、彼は本気で大したことがないと信じている。

 

(なんだ、この違和感は)

 

―――こんな僕が、と。ジュードの口から出た言葉を前に、私は何も言えないでいた。

 

理解不能の感情に襲われたからだ。それは何なのか、はっきりとは分からないが、胸が締め付けらているような感覚がある。

 

(何故、君はそんな風に笑う)

 

覚悟に対して感嘆の念は抱いている。命を賭けるという言葉に、なるほど嘘はないのだろう。今までの行動を見るに、ジュードの行動理念は一貫している。

 

―――助けられたことについて、本当に感謝をしている。研究所で溺れかけた所を掬い上げてもらったのが最初。脱出して、兵士に見つかり、苦戦していた時も助けてくれた。他人の振りをして、巻き込まないよう一人で戦おうとしていた私の前の立ち、兵士をなぎ払い。足を怪我していた私を背負って、船まで連れて行ってくれた。もしジュードがあの場所にいなければ私は溺死していただろう。あるいは、ラ・シュガル兵に捕まっていた。

 

海停についてからも世話になりっぱなしだった。食事の時もそうだった。彼は鬼気迫る表情で調理場に入り、出てきたものは至高と呼ばれる料理。あの時は精霊の使いか何かと勘違いしたものだ。戦いに関してもそう。文字通り、身体を張って守ってくれたこともあった。

 

約束はしていた。言葉として口約束はしていた。だが、実際に目の前で身体を張られる所を見ると、また違う念が胸の底から浮かんでくる。その後に、私を女性扱いする所までも。マクスウェルである私を、女として守ろうなどと、そのような者が現れるとは思ってもいなかった。

 

(嬉しいような、気恥ずかしいような)

 

あるいは、スケベな心があるからだろうか。それは置いておいても、ジュード・マティスという少年は大した男だとも言える。強さだけではない。彼の行動からは、思いやりを感じるのだ。何やら隠そうとしているようだが、私やアルヴィンから見ればみえみえだ。

 

子供らしいと言えばそうなのだろうか。アルヴィンに対して、素直ではないが、そう嫌ってはいない事も見て取れる。きっと、親からは良い教育を受けたのだろう。彼の行動は、深い愛情を受けた者が取る行動そのものだ。

 

(それなのに、ジュードは自分の事を軽んじている)

 

自分を大切にしないのだ。人間はまず自分のことを大切にするという。それは当たり前で、自然なことだ。だけどジュードはそれがすっぽりと抜けている。まるで自分には価値がないというように。

 

(矛盾している。ちぐはぐだ)

 

価値があるという言い方は嫌いだ。しかし、他人から見れば羨ましがられよう、大したものを持っているのに、自分ではそう思っていない。捨て鉢とも取れる。自分が死んだことによって周囲にどういった影響を与えるのか、分からないはずがないだろう。思えば、研究所を出てからもそうだった。あの場で私に手を貸すということ。それはすなわち国を敵に回すということ。その前、教授の研究について語っていたこともそうだ。発端である人物を殴る。なるほど、立派な心だが、一介の医学生が思うようなことではない。なのに、容易く踏み出せる。傷があっても告げない。力量に関してもそうだ。四大の加護がある私と伍する力量。イバルにしても、決して弱くない。選ばれた巫子として、幼い頃からそれこそ地獄のような訓練を受けているから、あれだけ強いのだ。それに、匹敵する医学生。修行の期間を考えれば、イバルには数年及ばない。才能だけで埋まる差ではない。

 

(素の筋肉も、鍛えられている。見惚れるほどに)

 

ひきしまっていて、無駄な所が一切ない。これも、男らしいといえば、そうなのかもしれない。

だけど全身のところどころに見える、傷の痕のように。

 

(胸元にある、大きく深い傷痕のように)

 

各所に"影"が見えてくるのも、確かだった。私は、面と向かって、人と深く関わったことはない。だけどジュード・マティスという少年は、そんな私でさえ分かるぐらいの大きさで心の中に何か重大な"歪"を隠しているのだ。

 

(………何があった、とは聞けないのだろうな)

 

ジュードは少年だが、男としての矜持を持っている。自分に自信がないという理由、過去に何があったか、聞いた所で答えてはくれないだろう。

 

だから、私は言葉で示すことにした。

 

 

○ ● ○ ● ○ ● ○ ●

 

 

「ありがと、ミラ」

 

僕は背中の処置が終わった後。即座に着替え、ミラに向き直る。

ミラは何やら真剣な表情で考え込んでいた。何をそんなに考えているのだろうか。ひょっとして、四大のことだろうか。それも明日に考えればいい。イバルも交えて話した方が、後々に面倒くさいことにならないだろう。

 

告げようとした時、ミラは顔を上げた。まっすぐに、こちらの瞳の奥を見据えるように、正面から視線をぶつけてくる。そして、静かな声で言った。

 

「ジュード、ありがとう」

 

ぽん、とミラの手が僕の頭に置かれる。

 

「本当に助かった。君が居なければ、私はニ・アケリアに戻ることができなかっただろう」

 

「ミラ………」

 

感謝の言葉に、胸が熱くなる。素直に感謝された事は、あまりない。それこそ5年前のあの事件から。そうして感激している僕に、ミラは言葉を続ける。

 

「――――君の事情は聞かない。聞いても答えないだろうから。だけど、これだけは言わせてくれ」

 

(………え?)

 

凍りつく。ひょっとして、僕が精霊術を使えないことがばれたのか。

護衛はクビなのか、喧嘩したからダメなのかと、目の前が真っ暗になる。

 

しかし、出てきた言葉は予想外のものだった。

 

「私達は、目的を共にする同志だろう? ………だから、今回のような真似はするな。何より、私が心配をするから」

 

「心配………」

 

「そうだ。君が私の無茶にするように。私も、同じようなことを思うから」

 

「………そ………っか」

 

その時、胸中に浮かんできた言葉を僕は知らない。ただ、たまらなくなって。

 

「あれ?」

 

両の目から、涙がこぼれた。気付いた僕は、即座にミラに背を向ける。

 

「………ジュード?」

 

「何でもないから!」

 

泣いている所なんて、みっともなくて見せらない。問われても困る。自分でも、何故涙が出てきたのか分からないのだから。しかし、僕はミラに心配させていたのだろうか。

 

(事情を知らないから、ってのもあるだろうけど)

 

この時、僕ははじめて思った。ミラに、精霊術を使えないことを知られるのが怖いと。知って、嫌われれば。一体僕はどうなるのだろうか、と。

 

「ごめん………」

 

知らず、口の中からは謝罪の言葉がこぼれていた。秘密を持っていること。ミラもあるのだろうけど、僕の方がもっと罪深いものなのかもしれない。世界とかの謎じゃなく、自分に関することについてだからだ。偽りをもって接するという行為は、ある意味での裏切りに等しい。だからこその謝罪の言葉。だが、ミラは勘違いしたようだ。このような時に言う言葉は、そうじゃないだろうと言ってくる。

 

(ミラの時とは事情が違うのに)

 

チクリと刺す胸の痛みを感じる。だが、僕は目的のために。それを隠すようにして、言った。

 

「――――ありがとう」

 

我ながら、白々しい言葉だと思う。耐え切れず、僕はミラの社から走って飛び出した。

外は霧が深い。まるで今の自分の胸中のようだ。

 

その中で僕は走りながあ、誓った。

 

 

(酒を飲んでやる………!)

 

 

逃避なのは分かっている。だけど、今夜はなにもかも忘れたいと、そう思った。

 

 




※作者注

未成年飲酒ですが、ジュード君はリーゼ・マクシアの法に従って呑んでいます。

地球のみなは真似しないように。

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