ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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入学編
入学と再会


 

 

 

 

 

 

「(これはなかなかキツいです…)」

 

 IS学園登校初日、入学式は特に行われずに各教室でオリエンテーションなので私は自分のクラスの席に座っているのですが……1番後ろの席な為か…それとも男だからか……先程から他の生徒がチラチラとこちらを見てきてます

 

「(あ、更識さんも同じクラスなんですね)」

 

 窓側に顔を向けると試験会場で知り合った更識簪さんが小さく手を振ってくれてましたが…何処か前よりも暗くなってる気がするのは気のせいでしょうか?

おっと、先生が来た……みたいで…す!?

 

「入学おめでとうございます。初めまして、ボクがこの4組の副担任兵堂剣蔵(ひょうどう けんぞう)です!一年間よろしくお願いします。」

 

 教卓に立っていたのは、鮮やかな緑髪で白衣を着た青年……同姓同名で全く同じ見た目なのかも知れませんが私の尊敬している人の一人、緑のコアの光主、兵堂剣蔵その人でした

 

「それでは、名字があ行順から自己紹介をお願いします」

 

 

 

 

「えっと……クロエ・クロニクルです。昔は病弱で学校には通えていませんでしたのでこういう場での挨拶や皆様とうまく話せるか、分かりませんがよろしくお願いします…」

 

 照れくさそうに自己紹介をするクロエさんにクラス全体から拍手が贈られ、クロエさんは嬉しそうな笑みを零してました……クロエさんの自己紹介が終わると同時に紫ロングの女性が教室に入ってきました

 

「剣ちゃん、ごめん。おまたせ!」

()()さん、職員会は終わったんですか?それと、生徒の前で剣ちゃんは辞めて下さい!!」

 

 端から見たら夫婦のような話をする剣蔵先生とまゐさんと呼ばれた女性……見た目が全く同じ…では無いですね。なんとなくそう感じます

 

「私がこのクラスの担任の紫乃宮まゐよ。一年間、よろしくね♪」

 

 紫乃宮まゐ……私の憧れてる一人で馬神弾さんの嫁、別名ヴィオレ魔ゐで紫のコアの光主…

 

「自己紹介の途中だったよね?続きからお願い」

 

 一瞬自分にウインクされた気もしますが気にしないでおきましょうか……

 

 

 

 

 

「オレは園崎 律華、リカでもリッカでも好きなように呼んで欲しい。趣味は機械いじりと料理、好きな食べ物はカレー、二人目の男性IS操縦者としてこの学園に入学したが操作技術はみなさんには遠く及ばないと思うしIS関連は特に分からないことがまだまだ多い。怖がらずに仲良くしてくれるとありがたい、よろしく頼む」

 

 私が多分、普通に挨拶をし終えると一瞬、地震が起きたと思うくらいの奇声と揺れを感じました

 

「「「「「「キャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」」」」」」

「えっ!?」

 

 これはどう言うことなのでしょうか?

 

「イケメン!イケメンよ!」

「やった!入学がこの年でよかった!」

「生まれてきてよかった!」

「赤髪のイケメン……ジュルり…」

 

 あ……そう言うことですが、見た目は弾君と弾さんの間ぐらいですが弾さんはかなりのイケメンでしたからね…それよりも!さっきから紫乃宮先生からどす黒いオーラが溢れているような気がするんですが……

 

「みんな、他のクラスに迷惑だから静にしようか?」

「「「「「「は、ハイィィィィィィィィイ!!!!!」」」」」」

 

 私は紫乃宮先生の黒い覇気から逃れるように席に戻ると自己紹介は続き、一通り終えると注意事項の説明が行われるとSHMの時間が終わった

 

 

 

 

 

「久しぶりでいいか?更識」

「うん、久しぶり。律華、クロエさん」

「はい、お久しぶりです。更識様」

 

 休み時間、私は早速、更識さんに声を掛けるために更識さんの席に向かった

 

「それで、何か用?」

「いや、大した用ってわけではないんだが……どうも更識の様子が試験会場で会ったときよりも暗い気がして気になったのと姉との関係が良くなったのか気になっただけだ」

「ッ!?……律華は何でもお見通しだね。お姉ちゃんとは前よりも仲良くなれたと思う…これは律華のおかげ」

「オレはなにもしてない」

「律華はそう言うけど律華は私とお姉ちゃんの絆を繋いでくれたよ」

 

 私はそんなたいそうなことはしたつもりは無いんですが……

 

「二人が寄りを戻したがっていたからそれを後押ししただけだとは思うんだがな……でも、姉妹が仲良くなって良かった……それで、仲良くなっているのに暗くなっているのは別の理由があるからか?」

「う、うん……他の人には聞かれたくないからお昼に話したい」

「そう言うことなら構わない。お昼になったらまた、声を掛ける、クロエも良いか?」

「はい、律華さまがそう、言うのでしたら」

「うん、ありがとう。クロエさんもありがとう」

「気にするな」

「気にしないで下さい」

 

 私達がそんな話をしていると予鈴がなってしまったので私とクロエさんは席に戻った

 

 

 

「授業を始める前に一つ決めなくちゃ行けないことがあるの。それはクラス代表よ。クラス代表って言うのは、わかりやすく言えばクラス委員長よ。クラスの代表として対抗戦だけではなくて、生徒会の開く会議や委員会への出席をしてもらうわ。一回決まると、基本は一年間変更する事は出来ないからしっかり決めなくちゃ言えないわよ。誰かやらない?自他推薦構わないわよ」

 

 IS学園は初日から普通に授業をするとは聞いてましたが本当に授業を始めるのですね……紫乃宮先生は授業を始める前にクラス代表を決めると言いましたが私は如何しましょうか……

 

「はい!園崎くんがいいです!」

「私も園崎くんを推します!」

「私も!!」

 

 えっ!?わ、私ですか!?皆さん、珍しいからって男性を推薦しますか!?

 

「他にいないかしら?なら、園崎くんで決まりね。それじゃあ、園崎くん一言……「その前に一つお願いがある」…何かしら?」

「オレに補佐を付けて欲しい」

「……理由を聞いても良いかしら?」

 

 それは当たり前ですもんね

 

「勿論だ。オレはIS学園に入る為に勉強したのは入学が決まってからのほんの短時間です。他の生徒に比べて知識量が圧倒的に足りてませんし、IS関連の話になってから1から調べるには時間もかかります。だから、IS知識のある人を補佐として置いておきたい」

 

 私が理由を話すと紫乃宮先生は兵堂先生と何か話し始めました

 

「いいわよ。誰にするか決めているのかしら?」

「本人の了承はまだですが……クロエ・クロニクルさんと更識簪さんの二人にお願いしたいと思ってます」

「わ、私!?」

 

 呼ばれると思っていなかった更識さんが驚いて大声を出して私の方を見てきました

 

「……クロニクルさん、更識さん。決めるのは貴方達よ」

「私は律華さまのメイドです。お断りする理由はございません。」

「えっと、……私もか、構いません」

 

 クロエさんは当然というふうに、更識さんは顔をほんのり赤くして了承してくれました

 

「そう、なら園崎くんには二人の補佐を付けることにするわ……さて、決めることも決めたし授業を始めるわ」

 

 トントン拍子で話しが終わり紫乃宮先生は授業を始めました

 

 

 

 

続く

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