ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「あぁ!!何なのよ、コイツ!!全くダメージないじゃない!!」
「鈴大丈夫か!?」
クラス対抗戦1回戦……1組の織斑一夏と2組の凰 鈴音の対戦中、アリーナのシールドが破壊され、外部から巨大な生命体が現れた
2人は知るよしもないが、巨大な生命体の名は魔界七将デスペラード……魔界軍の将軍の一体だった
「一夏、アンタは今すぐに避難しなさい」
「何言ってんだ!!俺だって戦うぞ!!鈴1人に戦わせるわけ……」
「足手まといなのよ!!バカ一夏!!」
鈴音は一夏に対し怒声を浴びせた
「アンタがいても何もできないわよ!!アンタを護りながらコイツとなんて戦えないわよ!?それとも、アンタは私に死んで欲しいわけ!?」
「俺はそんなつもりは……おい、鈴危ない!!」
「あ、(もう、間に合わないわね)」
一夏に怒声を浴びせていた鈴はデスペラードの動きに気づいて無く、接近を許してしまっていた
「(一夏と最後の会話が喧嘩なんて……最悪だわ。でも、一夏に会えて良かった…)」
走馬灯が走っていた鈴音に容赦なくデスペラードの剣が振り下ろされるが……
「フラッシュタイミング!!マジック〝鉄壁ノ盾〟〝サイレントロック〟!!」
声が聞こえ、鈴音とデスペラードの間に巨大な盾が三つ現れた
「助かった……の?この盾は?」
助かったことと目の前に広がる巨大な盾に戸惑う中、上空から急降下してくる人影を鈴音は見つけた
「大丈夫か?鈴、ついでに織斑一夏」
「リッカ!?」
「……」
律華がでてきたことに驚きを隠せない鈴音と織斑一夏だった
「(サイレントロックも鉄壁ノ盾も長くは保ちませんね)。いいか、鈴、織斑一夏。時間が無いから手短めに言うぞ」
私は鈴さんの危機に何とかコア・トルーパーで間に合い〝サイレントロック〟と〝鉄壁ノ盾〟で防ぐことができました
「オレはあの生命体を倒しにきた。お前達2人は直ぐに避難誘導の手伝いに向かってくれ」
私が彼女らに避難誘導の手伝いを頼みましたが、避難誘導の人では一応足りていて本来の意味は遠回しに〝邪魔だから退いてろ〟でした
「お前だけ戦わせるわけ行かないだろ!?それに、ISも無しで〝
はぁ?コイツ、今、なんて言いましたか?
「おい、織斑一夏。お前、今なんて言いやがった?」
「「ッ!!??」」
「そんなカード如きって言ったな?お前が〝そんな〟と言ったカードの力でISでも防げない攻撃を防いだんだぞ?それに……お前は叫んだだけで
「……」
私がキレながらもそう言うと織斑一夏は黙ってしまった
「……今度はストレートに言うぞ?邪魔だから退いてろ。鈴は兎も角、お前は足手まといだ」
「えっ?私はいいの?」
「例えだ。代表候補生の鈴とIS操縦時間が一ヶ月も満たない織斑一夏なら、鈴の方が使えるが……それは競技としてならの話だ。今回は
「まあ、普通に考えたらそうなるわよね……」
ぬか喜びをしていたのか鈴さんはがっくしと肩を落としてました
「分かっただろ?もう時間が無いから早くいけ」
「分かったわ」
「鈴!?」
私の話を聞いて未だに納得していなかった織斑一夏は素直に頷いた鈴さんに驚いていました
「……」
私は何も言わずにデスペラードの動きに注視するため、動き出しました
「(さて……デスペラードはどうしましょうか…先ずは手札確保ですかね)」
リアルファイトには幾つかのルール変更がありました……一応は実験のおかげで幾つか分かってることはあります
1:30秒事にコアがボイドから増える
2:ターン制では無くリアルタイムバトルとしてステップ処理を行う
3:ライフ回復効果は発動せず、ライフは1のみ
この3点です。
ライフ回復効果が使えないのは一応予想できましたが、これは厄介な話なんですよね
仮説が正しければ白晶防壁などのライフは1しか削られない効果は自分の死を意味することになりますから無闇に試せないんですよね
「まずは、〝双翼乱舞〟を2枚発動!!デッキから4枚ドロー!!」
〝双翼乱舞〟を発動させると私の左右を炎の渦がデスペラードへと向かうように渦巻いた
「更にブレイドラ、ソウルホースを召喚!!」
私は何時もの流れでブレイドラとソウルホースを召喚して盤面の構築を計ろうとしたその時でした
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ハァ?」
私の隣を金色に光る何かが通り過ぎ、デスペラードに攻撃した
勿論、ISでは微塵もダメージを与えられていなかった
「くそっ!!零落白夜でもダメなのか!!」
零落白夜……確か、織斑先生が現役で使っていた
「おい、織斑一夏?オレが言ったこと分からなかったのか?」
「ッ……俺だって戦える!!頼む、戦わせてくれ!!」
コイツ……何も理解してないのでは?それとも、理解する知性を持たないのですか?先程の零落白夜が最大の攻撃だったはずですよね?それを、無傷で耐えた相手にどう戦えるのか知りたい物ですね
「……リッカ、ごめんなさい」
私の後からしょぼくれた声で鈴さんが謝ってきました
「このバカは一度死なないと理解できそうに無いからな。気にするな。あまり使いたくなかったが仕方ないな……」
『一夏あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
一つの切り札を切ろうとしたとき……今度は大声を上げたバカがいました
「今度は誰だ!?こんな状態で大声を上げるバカは!?」
「リッカ!!アレ!!」
鈴さんの指さす方を向くと管制室に大声を上げたバカな犯人がいました
『男なら…男なら、そのくらいの敵に勝てなくてどうする!!』
いや、そう言ってるアンタは何無謀のことしてるのか分かってるのですか?
「これだから、赤と白は嫌いなんだよ!!」
当然のごとく、デスペラードは私達に目もくれず大声を出した篠ノ之箒に向かって行ってしまいました
私はコア・トルーパーを急ぎ動かし篠ノ乃箒とデスペラードの間に陣取りました
「フラッシュタイミング!〝デルタバリア〟を使用!!このターンの間、オレのライフは0にはならない」
これで、なんとかなってくれると嬉しいのですが……
グチャッ
「え?……」
何とかなってくれると思った矢先……何かがえぐる音が聞こえ、下を向くと……デスペラードの剣が私の腹を突き刺していました
「……ブファ」
私はその事実に気がつくと血を吐き出してし意識がもうろうとしてきました
続く