ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
謎の生物が現れてから少しして簪、本音は手分けして扉を破壊していた
「簪ちゃん!!」
「お姉ちゃん!!避難状況は!?」
「簪ちゃんと本音ちゃんのおかげで順調に避難できてるわ。貴方達のおかげよ」
「うんん、違う。私達がこうやって動けたのも律華のおかげ」
簪はそう言いながら薙刀の形をしたカムイ・ハヤテを見つめた
「そう、やっぱり彼のおかげなのね……そう言えば、彼はどうしたの?」
「〝アポロ・ノヴァ〟を渡してあの生命体を倒しに……」
「嘘でしょ!?IS無しでどう戦うつもり!?」
「分からない……けど、何か策があるみたい」
「なら、いいのだけど……それでも無謀よ」
IS無しで挑んだ律華に楯無は少し呆れてしまう
「でも、律華のおかげでこうして生きてる」
「だよね~」
「本当に彼は何者なのかしらね……」
『一夏あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
三人が思い思いに律華のことを考えていると大声が聞こえた
「な、何!?」
「この声……シノノ!?」
「確か篠ノ之さん!?」
『男なら…男なら、そのくらいの敵に勝てなくてどうする
篠ノ之箒の言葉に驚きつつも三人は呆れてしまっていた
「彼女、正気?」
「シノノそれは無いよ~」
「バカ……」
彼女らが呆れていると、彼女らよ正面のバリアと防護壁を破って何かがアリーナ内から観客席に落ちた
「そんな……」
「あれって……」
「嘘よね……?」
彼女らの前には見覚えのある少年が血の池に倒れていて身動き一つもしなかった
「律華!?」
「ザッキー!!」
「律華君!?」
彼女達は血で汚れるのをお構いなしに律華に駆け寄る
「律華!!律華!!」
「目を開けてザッキー!!」
「死ぬな、律華君!!私達の仲を繋いでくれた君になにもできないまま死なれるのは困るのよ!!」
更識姉妹、本音が律華に声を変えていた頃、律華は……
「ここは……そっか、また死んじゃったんですね。私」
私が目を覚ますと数年ぶりの真っ暗闇……生と死の狭間の世界でした
「あれ?でも、確かロロさん言うにはここは神が誤って死なせたときに使って……」
「ああ、そうだ。ここは生と死の狭間の世界ではない」
戸惑っていると男性の声が聞こえてきました
ですが、この声……聞き覚えありますね
「バ、バローネさま?」
「ふっ、そう呼ばれるのも久しいな」
再び声が聞こえ振り向くとそこには黄色い髪に白い2本の角をした男性が立っていました
「初めましてと言っておこう。俺はバローネ」
「知ってます、月光のバローネ。白のヴルムを友にしているカードバトラー……オレは…いえ、私は園崎律華。好きなように呼んでください」
やっぱり、憧れの一人に会うと緊張しますね…
「知っている、異世界から来た
「ッ!!」
分かってはいましたがバローネさまに直で言われるとキツいですね
「ここはお前の精神世界だ……そうだな、ここは暗すぎる」
バローネさまはそう言うと軽く手を広げると真っ暗闇だったのが真っ白な空間に変わりました
「あの…私の精神世界と言うのはどういうことでしょうか?」
「言葉通りだ、ここはお前の精神世界。お前はこのままでは10分も待たずに死ぬ」
「死ぬ?私が……また?」
死ぬ……二度目の人生でこんなにも早く死ぬなんて……
「死ぬなんて……死ぬなんて!!私にはできない!!」
死ぬと言われ頭に過ったのはクロエさんやスザクさん、束さん、本音さん、生徒会長の楯無さん……虚さん、織斑先生に紫乃宮先生、兵堂先生……そして、簪さん……この世界で出会った人達とお別れなんてできません!!
「ならば如何する?」
「決まってます!!残り10分以内にデスペラードを撃破して生き残ります!!私なら……私とアポロ・ノヴァならそれができます!!」
「できなければ……ふっ、聞くまでも無いようだな」
「当たり前です、できなかったときのことなんて考えません。それが、弾さんに憧れたカードバトラー・園崎律華です!!勝つだけです、最速で最短で一直線に!!」
この時は気がつきませんでしたがこの時、体が赤く光っていたらしいです
「ならば、行くがいい!!最後に一つアドバイスだ、お前は馬神弾では無いが、お前も馬神弾だ。お前の時代はお前が切り開いて見せろ」
「馬神弾では無いが私も馬神弾……お言葉、ありがとうございます。切り開いてみせます。私の手で……私達の力で!!」
私がそう言うとバローネさまは微笑み、消えてしまいました
「うぅ……」
「律華!!」
「ザッキー!!」
「律華君!?」
私が目を覚ますと観客席に寝かされていて、側には制服を赤くしている楯無さん、本音さん、簪さんが居ました
「どのくらいたった?」
「大体5分よ」
5分……なら、早くしないと行けませんね
「そうか……心配かけて済まない。ッ!!」
「そんなことはいいからまだ、起き上がっちゃダメ!!」
痛みを堪えながら起き上がろうとすると簪さんが止めようとしてくれました
「ありがとう更識……だけど、オレに残された時間はもう無いんだ。残りの時間で早くアレを倒さなくちゃ行けない」
「時間が無い?どうことなの?」
説明したいのですがもう、残されてる時間が少ないのですよね
「すまない、話してる時間はもう無いんだ。話はアレを倒してから全て話してやる……だから、もう少し待っててくれ」
私はそう言い、観客席に空いた穴からアリーナに飛び降りました
「オレを転生させ!!古き龍の血よ!新たな龍の命となれ!超神星龍ジークヴルム・ノヴァ召喚!」
アポロ・ノヴァを起動させジークヴルム・ノヴァを纏いました
「今度は何よ!?」
「赤いドラゴン!?」
そう言えば彼女達の存在を忘れていましたね……まあ、今は気にしてられないのですが
《グオォォォォォォォ!!!!!》
《─────!!!!!》
私はなりふり構わずにデスペラードに食らいつくと今まで声を発しなかったデスペラードから声にもならない悲鳴が発せられました
《(燃えなさい!!)》
かぶりついたまま火炎放射でデスペラードを焼くと左側を焼き尽くしたところでデスペラードが抜け出しそうになりましたが……
《(逃がさない!!)》
私は逃がさないように空へデスペラードを投げ……放り投げました
《グオォォォォォォォ!!!!!《サジタリアスブレイヴとゾディアックランサーを私に直接合体!!!》》
ジークヴルム・ノヴァが吠えると左手に弓、右手に槍が瞬時に現れました
《見よう見まねの(
弓にゾディアックランサーを番え放つ、そもそもの話、ジークヴルム・ノヴァはダブルブレイヴなどできません……サジタリアスブレイヴによる能力付与ですがそれを語るのはまた今度ですね
《────────!!!!!》
デスペラードはゾディアックランサーに突かれ悲痛な叫びと一緒に爆散しました
《(これで、終わりですね……)》
なりふり構わずに4分、それが先程の戦闘にかかった時間でした
《(あ……もう、ダメです)》
ここで私にも限界が来て意識を失いました
続く