ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
昔、カードゲームが大好きなだけの普通の少女がいました
その、少女は《バトルスピリッツ》と言うトレーディングカードゲームアニメの主人公、《馬神 弾》に憧れて《バトルスピリッツ》を始め、彼と同じ切り札を使ったデッキで戦い続けました
時には敗北もありましたが敗北も糧に彼女は何度も何度も戦い続けました
数年が立ち、彼女は日本及び世界大会でジュニア・マスタークラスで優勝し《ハイランカー》の称号を得ていいました
世界大会優勝直後はデッキの研究が進み、成績が低迷してしまいましたが、彼女は新たなカードを手に入れると再び世界大会へと登り詰めました
そして、彼女はある日、不幸にも神と名乗る美少年に誤って殺されてしまいました
神と名乗る美少年は罪滅ぼしとして少女を別の世界で少年として転生させました
「少女の名は園崎律華……つまり、私なのです」
「「「「…………」」」」
みなさん、黙り込んでしまいましたが、信じていませんよね……こんな話、普通は信じませんから
「転生した直後は皆さんが知っているとおり両親は事故……事件で死に、私は重傷で奇跡的に眼を覚まして、退院後は両親が残した家でこの世界のこと、それから転生特典でもらったBlu-rayなどを見て幸せとは少し違うかも知れませんがのほほんと過ごしていました……あの日までは」
「あの日?」
「ええ、クロエさんの母親が凄い研究者と話したことありますよね?クロエさんの母親は私と会う前はドイツ軍の極秘研究を強いられていて、その研究所でクロエさんともう一人、クロエさんの兄……と言っても血のつながりは無いみたいなんですけどね。その二人を保護して逃走したみたいです、簡易ロケットで逃げたのは良かったみたいですが追撃でロケットは損傷して偶然私のいる島に墜落したんですよ……追撃してきたドイツ軍も連れて」
ある意味ホントで、ある意味嘘も含めた話で楯無さん達を納得させます……まあ、直ぐにバレるかも知れませんけどクロエさんの母親が束さんってことは黙っておかないと行けませんから
「ドイツ軍は律華さまが撃退してくださったんです、私も母さまも兄様も気絶して見ていないんですが……」
「ポメにはカードの力を実体化させるシステムを組み込んでますからそれで撃退しました」
と、ここまで話しましたが更識さんが何か言いたそうな……いえ、完全に怒っていますね
「律華は……どうして無茶ばかりするの?もし、ドイツ軍との戦闘で死んでたら私達には会えなかったんだよ?」
「どの道、クロエさん達をドイツ軍に明け渡しても殺されていた可能性の方が高いですから、無茶かもだったけど、私が助かる道はドイツ軍を追い払うしか無かったんです。助けなんて見込めませんでしたから」
「それでも!?」
なんでしょうか、更識さん、先程から無茶をしたことに強く怒ってきますね…友達だからってここまで過剰に心配しますでしょうか?
「どうしたんですか?更識さん、先程から少しおかしいですよ?」
「友達なんだから心配はするよ!」
「それでも過剰だと思いますよ?私は学校ではあまり友達も少なかったのでこう言う話は分からないですが……」
「なら、貴方の得意な分析で簪ちゃんの気持ちと過剰に心配する理由を考えてみなさい」
そう、なぜかムスッとしている楯無さんが言ってきました
「(過剰に心配……男女?いや、そんなわけありませんよね?先程、私が女性だったとお伝えしたはずですし……では、なんでしょうか?友達だから?いや、それでも過剰に心配する理由はありませんね……)」
「もういい!!」
考えていると更識さんは大声を上げて走って部屋を出てしまいました
「クロエさん、本音、虚、簪ちゃんをお願い。私は彼と話をしなくちゃ行けないわ」
「……わかりました」
「…わかりました~」
「はい、お嬢さま」
楯無さんは三人に更識さんを追うように頼むと三人は軽く返事をして部屋を出て行ってしまいました
「さて、律華くん。貴方は男としては最低ね。簪ちゃんの気持ちがわからなくて……うんん、わかったはずなのに
「ッ……私は元々女ですよ?本当に、更識さんが?」
「ここまでくると朴念仁よりも酷いわね。そうよ、簪ちゃんは貴方のことが好きなのよ。異性としてね。まあ、簪ちゃんも自分の気持ちがわからないのだろうけど…だから、簪ちゃんは飛び出していったのよ」
「そう、なんですか……」
言われてみれば、私と更識さん達があったのは男としての私……前世の私は今さっきですもんね……
「ですが……私は…」
私が言いかけたとき、扉が勢いよく開かれました
「はぁ……はぁ……た、大変で、す」
「クロエさん!?いったいどうしたんですか!?」
扉を開けたのはクロエさんで息を切らしていることを考えるに走ってきたみたいです
「更識様が誘拐されました!!」
続く