ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「ふぁ~、昨日は1日楽しかったですね」
翌日の朝、私は起きて直ぐに昨日のことを思い出しました
昨日は海で遊んだ後、砂浜でバーベキューを楽しみました。
「うんん、律華?」
「起こしてしまいましたか、すみません。簪さん」
自然体で話してますが男女が同じベットにいるのはどうかとは思うんですが、同室だったからかたまに寝ぼけていたのか私のベットに潜り込んできていたので慣れてしまいましたね
「律華……ごめん」
「仕方ありませんよ、私も気づいてあげられなくてすみません。デスペラードの乱入から悪夢を見るようになっていたなんて」
そう、簪さんは、6日しか経っていませんがクラス代表戦でのデスペラードの乱入後から悪夢を見てしまっていたらしいです
それを昨晩、寝ようとしたら聞かされて私が考えられる早急に対応できる方法として私が添い寝することで一晩様子を見ることにしました
「効果は少しはあったみたいですね」
「…うん、一人で居るよりは寝れたと思う」
「それなら良かったです。私は朝食を作りに行きますので簪さんはもう少し寝ていても構いませんけど?」
「うんん、私も手伝う」
「でしたら、お願いします。今日は人数が多いので手伝って貰えるのは嬉しいです」
私でも七人の朝食を作るのは大変ですからこれは助かります
「ザッキー、かんちゃんおはよう~」
「おはよう、律華くん、簪ちゃん」
「おはようございます。本音さん、楯無さん」
「おはよう、本音。お姉ちゃん」
朝食の用意をしていますと楯無さんと本音さんがリビングに入ってきました
「もう少しで朝食の準備が終わりますから少しお待ちください。あ、本音さん。お菓子は食べてはいけませんからね?」
「朝食前にお菓子は食べないのだ~」
いえ、明らかにお菓子に手を伸ばしている時点で説得力無いですよ?
「リッくんおはよ~」
「律華さま、みなさまおはようございます」
「みんな、おはよう」
「おはようございます、束さん、クロエさんにスザクさん」
「「「おはようございます」」」
楯無さんが起きてきてから少しして束さん達も起きてきました
「クロエさん、運んで貰ってもいいですか?」
「はい、分かりました」
既に出来たおかずをクロエさんに運んで貰います
「簪さん、お味噌汁の方はどうでしょうか?」
「うん、大丈夫だよ。これに盛ればいいんだよね?」
「はい、そちらの器にお願いします」
簪さんにはお味噌汁を担当してもらい、私はその他のおかずを用意。今朝の分担はこんな感じでした
「みなさん、お待たせしました。今朝のメニューは白米、お味噌汁、焼き鮭、目玉焼き、簡単なサラダになります。目玉焼き用の醤油、ケチャップ、塩こしょう、砂糖、メイプルシロップを用意しているのでお好きなのをおかけ下さい。ドリンクはコーヒー、ローズティー、コーヒー牛乳、牛乳、紅茶、水を用意していますのでお好きなのをお飲み下さい。ご飯とお味噌汁はおかわり自由ですのでお申し付け下さい」
「……律華くん、レストランにでもアルバイトしていたの?凄い手慣れてるわよ?」
「一応、前世の両親がレストランの経営者だったので暇なときだけシフトを入れて貰ってたんですよ。なので、一通りの料理や接客は可能です」
「本当にハイスペックね、律華くんって」
あれ?何か間違いましたでしょうか?
「冷めない内にお食べ下さい」
「うん、そうだね」
「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」
「お粗末様でした」
朝食を食べ終え、私は皆さんの食器をかき集め流しで洗い始めました
「律華さま、洗い物でしたら私がやりますよ?」
「いえ、こうやって無いと落ち着かないので気にしないで下さい……そうだ、簪さん。後で打鉄弐式の装甲と出力を2割ほど上げるので地下デッキにだしておいて下さい」
「いいけど……なんで?」
そう言えばちゃんと話したことありませんでしたね
「今の状態でカムイ・ハヤテを持つと負荷に耐えられなくなってISの装甲が壊れるんですよ。ね、束さん」
「うん!何度かリッくんのブレイヴを他のISで試したんだけど、ものの見事に負荷に耐えられずに装甲が砕けたんだよ……コアは無事だったんだけどね」
「だから、カムイ・ハヤテをISに使う場合は装甲の強度と出力を上げないと行けないんですよ」
「ちょっと待ってくれないかしら?」
ここで待ったをかけたのは楯無さんでした
「言いたいことは分かったわ、でも、その前にその、12本の聖剣の運命について話してくれないかしら?」
「……そうですね、本来ならもっと早くに話すべきでした。これはバトルスピリッツの背景世界であり、アニメとして描かれた光と闇の戦争のお話です」
ースピリット達は、長きに渡り戦争を繰り返してきました
光と闇、相容れぬ者達は争い続けた結果、神様の怒りにふれ罰を下され、スピリットは皆カードにされてしまいました
ー神は世界を新たに創造しました。しかし、神が創造した世界もまた光と闇が永久に戦い続ける運命を義務づけられました
ー光と闇、六本ずつ齎された剣……【剣刃】、ソードブレイヴに選ばれし6人…ソードアイズ、12人の選ばれし者が先頭に立ち、争いが続きました
ーそんな運命を変えようとした者がいました、その世界の一国の王、闇の白の使い手ヤイバ。そして、その弟光の赤の使い手ツルギ。彼らは道を違えたこともありましたが世界を変えるため光と闇の12人のソードアイズを皆揃えました
ー12人のソードアイズに立ちはだかったのはガルドスと言う男でした
兄のヤイバが敗北をきっしてしまいましたが、弟のツルギがガルドスを倒し世界を変えることができました
「簡潔に話をしましたが、こんな感じですね」
「律華くん、今の君の話が本当なら貴方は、簪ちゃんと本音ちゃんに争いの運命を押しつけたわけね?」
「お姉ちゃん!」
ソードアイズの話を聞いた楯無さんの声のトーンは普段と違って私に怒りを向けていました
「簪ちゃんは黙ってなさい、これはお姉ちゃんとしてやらなくちゃ行けないの」
「…だったら、お姉ちゃんのこと嫌いになるよ?」
「……え?ど、どういうことかしら?」
私に怒りを向けていた楯無さんは簪さんの一言で一気に青ざめていきました
「お姉ちゃんの気持ちは嬉しいよ?でもね、律華は私達が背負うことがなかった運命を背負わせて後悔してるんだよ?それに、この戦う運命も戦わない運命になってるかもしれない……この世界は律華の言っていた世界とは違うんだからそう言う可能性だってある……でも、もしお姉ちゃんが律華のことを嫌うなら私もお姉ちゃんのこと嫌いになるからね?お姉ちゃんは【お姉ちゃんとしてやらなくちゃ行けない】ことのために【私に嫌われる】ことをとらないよね?」
「も、もちろんよ!!、簪ちゃんに嫌われたなら私、生きてられないわよ!!」
「なら、この話はお終いね?」
「え、ええ。律華くん、ごめんなさい。熱くなってたわ」
なんか、話が治まったんですが、簪さん……楯無さんの扱い方よく分かってるみたいですね
「簪さん、地下デッキに案内しますので着いてきてください」
「うん、分かった」
「それで、装甲強度は何とかなるだろうけど、出力の強化はどうするの?打鉄弐式の出力は限界まで上げてあるよ?」
「はい、それは私が指示したので覚えていますよ。だから、これを使います」
「それって……コア!?」
「「え!?」」
今日何度目か簪さん達三人は驚いていました
当然ではあるんですが私にとっては貴重でも何でも無いんですよね
「束さんがいるからってコアなんて貰えないよ!?」
「確かに世界には467のコアしか無いけど~リッくんが作れるようになってるから問題ないのだぁ~」
「それの方が問題じゃないかしら!?」
世界各国にしたらコアを作れる人材は喉から手が出るほどに欲しいでしょうね
「なにかあればノヴァで火の海にしてやりますよ。……では、改めて、簪さん。このコアを受け取ってくれますか?」
「……うん、律華がいいならこのコアは大切にするね」
簪さんは少し悩みましたがコアは受けとってくれました
「では、デュオシステムを構築してしまいましょうか」
「デュオシステム?」
「はい、私のノヴァに搭載されている、三つのコアを使ったコアシステム、トライアドシステムを私の手でもう一度再現しようとした時に出来上がった副産物のシステムになります。」
最初は三つもできるのなら二つもできるでは?と言う好奇心で作ったんですがね
「コア二つからのエネルギーを出力と装甲強度に利用します。それに気づかれないためにもSEにはエネルギーを回さないように調整もします」
私はそう言うと打鉄弐式の前に私の手元にある全てのコア(6つ)を並べてキーボードを打ち始めました
「律華?使うコアは一つだよね?」
「はい、使用するコアは一つですがコアにも相性がありますから私の手元にあるコアと打鉄弐式のコアの同調率を確かめているのです。同調率が高いコアを利用してデュオシステムを構築します。なるほど、このコアですか」
説明しつつ同調率が高いコアを見つけるとそれは……
「ナンバー001……私が初めて完成させたコアですか…」
そのコアはどのコアとも同調率が低い上に単体だと何故か、出力が出ないある意味不良コアでした
続く