ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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軍隊強襲(プロローグⅡ)

 

 

 

「一体なんの音だったのでしょうか?」

 何かが島に落ちた音を聞いた私は確認の為に音のした浜辺に出てきました。

 

「……あれは…人参?……」

 

 浜辺を見渡すと昨日まではそこに無かった筈の大きな人参が斜めに地面に刺さってました…更に…

 

「…人!!??」

 

 近くまで行ってみるとうつ伏せで倒れているウサ耳を付けエプロン姿の女性、仰向けで倒れている銀髪と白と青のゴスロリ系ドレスを着た女性、白と青の服を着た青年が倒れていた。

 

「…酷い」

 

 三人ともよく見れば所々に傷があってウサ耳女性に関しては他の二人よりも深い傷が多く見られ、何者かに襲われ運良くこの島に不時着したのは直ぐに気が付きました

 

「ここに置いておくのは可哀想ですし襲撃者が来るかも知れません……ポメを呼んで運んでもらいましょう」

 

 私は考えを纏めると常備しているポメを呼び出す為のスイッチを押した…その時、人参ロケットの先から複数の足音が聞こえ、人参ロケットの陰から見るとゲームでよく見るような完全性武装した十人がこちらに向かって走ってきた

 

Jenseits dieses Ziel (この先にターゲットがいる)während der Belagerung der wohldurchdachten(、包囲しつつ慎重に進め)

≪Ja≫

 

「(外国語…ニュアンスから多分、ドイツ語……統率と武装から考えるにテロリストより軍……よってドイツ軍の可能性大)」

 

 頭の中で情報を整理して情報から答えを導き出す

 

「(隠れていても包囲されて面倒なだけ……それに、ポメが来ればこの人数ならなんとかなります……今は、時間稼ぎをするのがベスト……)」

 

 私はそう考えると直ぐに行動して人参ロケット裏から表に出た。

私が顔を出すと侵入者は一斉に銃を向けてきた

 

「《そんな、武装をしてこの島に何の用です?ここは私の私有地です。例え軍でも私有地に足を踏み入れてタダで済むと思ってます?》」

 

「《我々はお前に危害を与えるはつもりはない。このロケットの持ち主…ドクター篠ノ之を明け渡せ。》」

 

 なんと言う物言い…と、心の中で思いますが倒れている人の素性を考えると仕方ないのかも知れませんね……ですが、私有地に入り込んだ罪は重いですよ?

 

「《随分な物言いですね?不法侵入して怪我人を明け渡せとは……今すぐ立ち去れ、ここはお前等のような奴らが来る場所では無い》」

 

「《仕方が無い……お前を始末する。殺れ!!》」

 

 軽く威嚇をすると話していたリーダー格の男が他の男達に射殺の指示を出すと一斉に銃…ドイツ製のアサルトライフル、G36Cを連射してきたが、私はロケットの裏に隠れて銃撃を回避した

 

「ポメ6号機から12号機はその人達を家まで運んで手当をお願い。ポメ・プロトタイプは私と一緒に彼らを追い返してください」

<<<<<<<<<ja!!>>>>>>>>>

 

 銃撃が始まって直ぐに七機のポメが森を抜け到着してくれたので内、六機には倒れている三人を運ぶように指示を出し残りの1機…私が一番最初に作ったポメ・プロトタイプには私と一緒に迎撃を指示を出すとポメ・プロトタイプの頭が開き、カードを入れることができるくらいの窪みが現れた

 

「行きますよ、プロトポメ!!セット!煌星銃ヴルムシューター」

<ja!!>

 

 私が〝煌星銃ヴルムシューター〟のカードを窪みに置き数秒すると、〝ジークヴルム・ノヴァ〟の進化前〝ジークヴルム 〟の顔を模った銃が手元に現れた。

 

「セット!デルタバリア……」

 

 私はロケットの陰から出ると同時にデルタバリアのカードを窪みに置きスキャンする。すると、私の前に三つの☆が現れそれを三角形に繋がった

 

「《くそ、どうなってる!?》」

「《あれは何だ!?》」

 

「私の大好きなカードの力です!!シュート!!」

 

 ヴルムシューターの引き金を引くと火炎弾が発射され相手の銃器を破壊していく

 

「《そんな、馬鹿な…》」

「《今すぐ出て行きなさい。そして、二度と私の前に現れない事です。もし次、現れたら命の保証は出来ませんよ?》」

「《クッ……撤退!撤退だ!!船に知らせろ!!この島にはドラゴンがいる!!危険な島だと!!》」

 

 男達はそう言うと背を向け走って逃げ出してしまいました

 

「ドラゴンってこの島に幻獣種は愚か動物なんていませんけど……あの人達、何を見たのでしょうか?」

<(君の事だよ)>

「ええ!?私の事なんですか!?」

 

 プロトポメの出したプラカードの内容に私は驚き声を上げてしまった

 

 

 

 

 

続く


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