ISインフィニット・ストラトス太陽の超新星姫   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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兎襲来(プロローグⅢ)

 

 

 

 

 

 

「うぅ~ん……ハッ!!ここは…」

 

 私が目を覚ますとそこは知らない天井で、直ぐにどこかの建物の中だと気がついた

 

「私はクーちゃんとスーくんと三人でドイツの特殊部隊に包囲されて…なんとか、脱出はできたけど…途中でロケットが落とされちゃって……そうだ!!クーちゃんとスーくんは!?……ッ!!」

 

 クーちゃんとスーくんを探そうと立とうとするが……体のあちこちが痛み、うまく動けなかった

 

「あまり動かないで下さい。傷口に触りますよ?」

「誰だぁ!!ッ!!」

「だから、動かない!!貴方が一番ヒドい怪我だったんですから!!」

 

 戸が空いたことに気が付き、誰かが声を掛けてきた…警戒して動こうと、部屋に入ってきた男の子に怒鳴られた

 

「貴方と一緒にいたお二人は別室で寝かせてありますから、怪我も貴方ほどでは無いのでもう少ししたら目覚めると思いますよ」

 

 そっか……クーちゃんもスーくんも無事なんだ……でも…

 

「貴方達を追っていたドイツ軍が気になりますか?」

「ッ!??」

 

 どうして此奴、その事を!?

 

「読心術は得意ですから♪

まあ、そうですね。貴方達を追っていたドイツ軍は私が追い返しておきましたよ」

 

 此奴が?武装していた特殊部隊を此奴一人で?

 

「まあ、そう思うのは仕方ありませんよね……ですが、事実ですよ」

 

 また、此奴!?私の考えを!?本当に此奴、何者なの!?

 

「此奴、此奴とは失礼ですね……手当てしたのは私なのですが……あ、そう言えば自己紹介がまだでしたね?失礼しました、私は園崎 律華。リカでもリッカでも好きに呼んでください……えっと、ドイツ軍が言っていた事が正しければ……篠ノ之 束…さんですよね?」

「そうだよ!!私が天災の束さんだよ、ブイブイ」

 

 見た目は男の子なのに女の子のようなしゃべり方の彼…園崎律華…私のことは知っては居たんだ……それよりも。園崎?

 

「ねぇ、君の母親ってミーちゃん……園崎美春かな?」

「母さんを知ってるのですか!?」

 

 やっぱり!?ミーちゃんの息子だ!!何度か写真で見てみせられたことある!!

 

「ミーちゃんは私と一緒にISを作った研究仲間だよ!!」

「そう……でしたか…束博士と母さんが……」

 

 あれ?ミーちゃんの話をしたら暗くなちゃった……どうして…

 

「ミーちゃんは何処にいるのかな?君がここにいるならミーちゃんもいるとは思うけど……」

「束さん……良く聞いてください……母さんと父さんは……()()()()()()()()()()()…」

「……は?」

 

 いや、そんなこと無い……よね?ミーちゃんが死ぬなんて…

 

「本当です…約6年前、私の誕生日8月30日に事故で母さんは私を庇って…一緒に父さんも…」

 

 あ、泣き出しちゃった……でも、6年前って、ミーちゃんと連絡が取れなくなった時期と同じだ……この子は嘘はつけないだろうから…でも、そっか……ミーちゃん

 

「……ここには、君以外誰も住んでないんだよね?」

「…はい。園崎家は今や私だけですから三年近く前から……一人では無いですけど……一人で暮らしてます」

 

 一人じゃないけど一人?この子面白い言い方するなぁ~

 

「……紹介しますね…私が作ったロボット、ポメといいます」

<(オラ、ポメ0号機!!プロトポメって呼んでね!!)>

 

 うわ!?何、このロボット!?しかも、喋らないけどAI搭載型!!……ってちょっと待って!!今、自分で作ったって……この子、AIを作ったの!?

 

「流石、ミーちゃんの子供……その年でかなりの規格外だね…」

「規格外とは失礼ですね……まあ、確かにこのプロトポメは詰め込みすぎて後悔はしましたけど……」

 

 ン?そんなにその子に詰め込んだのかな?

 

<(そうだよ~このなか、四次元ポケットになってるのかってくらいいろんな物、詰め込ん出るからね~。だから、初号機から何か一つに特化した物を作ることにしたくらいだもん~)>

 

 へぇ~、この子の内部はそんなことになってるんだぁ~。なんか、この子達に興味出て来たな~

 

「……束さん…もし、良ければ母さんの話を聞かせて貰って良いですか?私はあまり、覚えて無くて…」

「……いいよ。私もあまり話せることは無いかもだろうけどさ…」

 

 そうだよね…ミーちゃんはこの子がまだ幼い時に亡くなったんだもんね…

 

「その代わり……君のことも教えて欲しいな」

「え?私のことですか?」

「うん。君ってなんか、違和感を感じるだ~、ミーちゃんから少しだけ聞いたけど君より、もっと活発な男の子でしょっちゅう外で遊んでたって聞いてたんだけどさ~、君は物静かで冷静な男の子よりも女の子ってそう感じるんだ……両親が亡くなったっていってもそこまでは変わらない…別人がすり替わってない限りはね」

「ッ!!???」

 

 アレ?表情が変わった……もしかして図星だったのかな?

 

「……流石、束さんですね…今、教えても良いですが……そうですね、他の二人が起きてから話してもいいですか?その方が何度も説明する必要が無くなるので……でも、これだけは言っておきます……私は確かにこの世界の園崎律華ではありませんが私は園崎律華で間違い有りません」

 

 う~ん、何言ってるか良く分からないけど、この子は間違いなくミーちゃんの息子ならそれでいっか!!

 

「分かったよ、その代わり絶対話してもらうからね!!」

「もちろんです。……っと、動けますか?この家で私の一番好きな場所に案内したいのですが…」

「モーマンタイ!手当の御陰で動けるよ!!」

「そうですか?なら、良かったです

。直ぐ近くの部屋なんで案内するので着いてきて下さい」

「は~い」

 

 この子の好き場所って何だろう~

 

 

 

 

続く

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