以下注意事項
キャラ崩壊・本庄先輩は聖女・スフレの超犬化・千景先輩は聖女・深く考えるな・本庄千景は聖女・スフレによる本庄先輩崇拝・本庄千景と言う聖女・『そして地蔵は地蔵であった』
上記が大丈夫な方は下スクロールでどうぞ。
吾輩は犬である。名前をスフレと言う。
さてこんな犬らしからぬ思考能力を持つ吾輩。当然のように普通の犬ではなく、神様転生によってこの世界にやってきたスーパードッグである。
まさしく二次創作小説のテンプレのように交通事故→神様『ごめん、間違って殺しちゃった。だから転生させてあげるね♡ 大丈夫! 身体能力とか知力とか神様級にしてあげるから』→気がついたら犬だった。ちなみに吾輩が口を挟む間もなく強制転生であった。
まぁ、死んでしまったものは仕方がないと思って新しい人生を歩もうとしたら人生ではなく犬生であった。しかも日本から出たことがない吾輩には言葉が一切わからぬ異国の地。こらそこ、犬だから言葉関係ないとか言わない。なんと外国の犬はその国の言葉で会話しているのだ。犬になって初めて知った事実である。
産まれたばかりの生後2週間程度の吾輩はついにどこぞもわからぬ異邦の地で倒れた。このまままた死ぬのか。ファッキンゴッドと神を罵る吾輩。
しかし、この世に神はいなくても天使はいたのである。
『あ! かわいいわんちゃん!!』
そう言って吾輩を拾ってくれたのがご主人様である本庄千景(当時5歳)様である。
ご主人様は吾輩を拾ってくれた上にご両親にお願いして吾輩を飼うことにしてくれたのだ。
犬は恩を忘れぬ。少なくとも吾輩は忘れぬ。なので吾輩はご主人様に絶対的な忠誠を誓ったのである。
イギリス(ご主人に拾われてこの国がどこか知った)に住んでいて日本人とバカにしてご主人を泣かしてくる近所の悪ガキを『衝撃のファーストブリット(体当たり)』で撃退し、どこぞのチンピラマフィアにご主人が車で誘拐された時には『スーパーイナズマキック(体当たり)』で車を破壊して救出し、そのチンピラマフィアが持ち出してきた銃弾からご主人(当時7歳)を乗せながら全員『ゲイ・ボルグ(金的体当たり)』で倒して守り抜いたのだ。まぁ、そのせいでイギリスにて吾輩が『犬の皮を被った地球外生命体』扱いされることになったのは完全に余談である。
そんな感じでご主人の学校にも普通に護衛のようについて行き、おはようからお休みまでをパーフェクト護衛をしていた吾輩に天地が裂けるかのような発言がご主人から飛び出したのだ。
『パパ、ママ。私は日本の学校に行ってみたいわ』
その言葉にご主人やそのご両親から褒められる以外では決して鳴かないと決めていた吾輩が思わず鳴いてしまった。
その鳴き声に気がついたご主人が笑顔で『あ、スフレは一緒に行くわよね?』の言葉に即座に肯定の返事をしたのは当然のことである。むしろ連れて行ってくれなかった場合はイギリスから日本へ泳いで参ったをしなくてはいけないので良かったのである。
ご主人のご両親も許可してくれたために吾輩とご主人は一緒に日本へ行くことになった。それからご主人のために毎朝のお腹の毛並みを整える日課の時間を延ばすようにした。ご主人は吾輩のお腹のモフモフが好きだからな!!
そして初登校。当然のように吾輩とご主人が一緒に学校に行くと何故か怒られた。なんでも『動物を学校に連れてきてはいけません』だそうだ。
吾輩とご主人のウッカリである。イギリスでは常にセットだったために学校も特に問題なく入っていたが、本来ならば学校に動物を連れてきてはいけないのだ。
それを思い出したご主人は校門で吾輩の頭を撫でながら『先に家に帰っていてね』と発言して綺麗な髪を靡かせて学校へと入って行った。
困ったのは吾輩である。ご主人は度々忘れているかもしれないが吾輩は犬である。手は前脚(肉球付)だし足は後脚(肉球付)だ。
つまり、鍵を持てない。
首輪をつけているから保健所に追いかけ回されることはないであろうが、怪訝な目で見られるのは正直うざったい。そして何より学校でのご主人が心配である。
なのでレッツ潜入である。
天井裏に入れるところを探し、そこから匂いを辿ってご主人の教室を発見。そこは人当たりのいい聖女なご主人。すでにご学友ができているご様子。その姿に吾輩も一安心である。
その後は適当に学校内を散策し、下校時刻に校門にて良い子にお座りしてご主人の帰りを待っていると、吾輩の姿を見かけたご主人は優しく微笑みながら『あらスフレったら。迎えに来てくれたのね』と勘違い。
承知したぞご主人。吾輩、毎日迎えに来れば良いのだな。スフレにお任せである。
そんなこんなでご主人も高校二年生に進級した春のある休日、ご主人が家を出る時にスポーツをする道具を持って出るのを発見。
吾輩の視線に気づいたのかご主人はいつもの聖女スマイルで口を開いた。
「野球部に入ったのよ。今日から練習だけれどもスフレも来る?」
任せておけご主人。何を隠そう吾輩の前世の出身校は甲子園常連校であった。
さてそんな感じでご主人に連れられてやってきたのは野球グラウンド。なんだか無駄に向日葵が咲いているグラウンドである。
「あ〜!! 本庄先輩!! おっはよ〜ございま〜す!!」
野球のユニフォームを着た能天気そうな少女がご主人に挨拶してくる。それに続くように野球のユニフォームを着た少女達がご主人に挨拶してくる。ご主人程ではないが顔面偏差値が高い集団である。
「みんな、おはよう」
やっぱりご主人が一番だぜ!!
失礼、キャラがぶれたのである。挨拶だけで吾輩を昇天させるとは流石はご主人である。きっとご主人は美の女神の化身に違いない。あ、性悪なイシュタルは絶対に違うな。なにせご主人は性格も聖母である故に。
「おんや〜。おやおやおんや〜」
吾輩が心中でご主人を崇め奉っているとメガネをデコにかけ、ユニフォームにカメラを持つという『お前スポーツする気ある?』感の強い女子生徒が吾輩を覗き込んでくる。失礼千万な態度であるが吾輩に対しての無礼は許す心の広さは吾輩は持っているので流してやる。ご主人にやった場合は『悪・即・斬』であるが。
「本庄パイセン。このわんちゃんはひょっとして我が校伝説の『本庄家のスーパードック』かにゃぁ?」
「うちの学校の伝説かは知らないけど、うちにいるのはこのスフレだけよ」
ご主人の言葉に吾輩渾身のドヤ顔である。
「可愛いわんちゃんですねぇ。それにとってもお利口さんです」
ご主人と同じくらいのご立派様を胸部装甲に持つ金髪ロングが吾輩の頭を撫でてくる。吾輩、頭を撫でられるのはあまり好きでないが、ご主人の部活の仲間の機嫌を損ねてご主人の立場を悪くするとか吾輩的憤死案件なので黙って頭を撫でられる。サービスで軽く尻尾も振ってやるのである。
「お〜、ひっさしぶりにスフレを見たのだぁ!!!」
むむ!! この吾輩の心に怒りを灯す喋り方をするのは……!!
「スフレ!! 久しぶりなのだ!!」
やはり怨敵にゃんぼ!!(名前は知らない) 吾輩、未だに貴様に奪われた学校のベストプレイスの恨みは忘れておらんぞ!!
「あの? あおいさん? スフレに何をしたの? スフレがこれだけ敵意剥き出しにするの良美さん以外に初めてよ?」
「え〜、あおいは特に何もやっていないのだ。日当たりの良いところで寝ていたスフレにちょっとイタズラしただけなのだ」
「う〜ん。でもスフレがこんなに犬歯を出すのは良美さん以外に初めてだわ」
「にゃっはは〜。ちーちゃんは気にしすぎなのだ!! スフレとあおいはこんなに仲良しなのだ」
そう言って吾輩を撫でようとして来た手を吾輩は犬パンチで迎撃。無言で見つめてくるにゃんぼ。それを鼻で笑う吾輩。そして撫でようとしてくる手を犬パンチで迎撃!! 迎撃!!
「んにゃ〜!! ゆっき〜には大人しく撫でられた癖にあおいには撫でられないのは納得いかないのだ!!」
ふははは!! 貴様に撫でるほど吾輩は安くないのである!! 前前前世からやり直してくるが良い!!
「あらあら。本当に仲良しねぇ」
「いや本庄さん。アタシにはとても仲良しには見えないんだけど」
「あら、舞子さん。スフレがあんなにムキになるのは珍しいのよ。きっと仲良しの証拠ね」
「……いや、絶対に違うと思うけど」
そんな会話をご主人がしていたようだが、にゃんぼとの対決で忙しい吾輩にはそちらを気にする余裕はなかったのである。
練習前から疲れたように息を挙げているにゃんぼを愉悦してみる吾輩。ふふん。所詮は猿から進化した人類なぞ、誇り高きオオカミの血を引く犬の敵ではないのである。
「そういえば本庄先輩。スフレって何か芸できるんですか?」
どう見ても見た目ギャルで野球をやるように見えない少女の言葉に吾輩とご主人は顔を見合わせて、ちょっと首を傾げる。
「芸……芸ねぇ。多分、なんでもできると思うけど」
うむ、ご主人の言う通りである。ご主人のご命令であれば犬の基礎技は当然として各種宴会芸を覚えることもやぶさかではないのが吾輩である。
「……ふっふっふ〜。このスフレの態度には心が広いあおいも怒ったのだ」
「あおいはそこまで心は広くないんじゃないかい……?」
「バレンタインに男子よりチョコを貰って男子生徒から大量の恨みを買った九十九は黙っているのだ!!」
なんと。女子の中になぜかスカート履いた男子がいると思っていたら流行りのイケメン女子という奴だったのである。本人は必死に否定しているが、周囲の女子からは「あ、やっぱり」的な視線を向けられているのである。
「スフレ!! あおいの言う芸をやってみせるのだ!! 最後までできたらスフレの勝ち!! できなかったらあおいの勝ちなのだ!!」
吾輩にズビシと指を突きつけるにゃんぼ。
愚かな人類の擬態をした猫なのだ。吾輩は誇り高き犬であってタダで魅せる芸などご主人にしか許されない特「あら、スフレ。頑張ってね」よかろうにゃんぼ。この誇り高き犬である吾輩は勝負からは逃げないのである。
ご主人の声援を背中ににゃんぼの前まで行ってお座りする吾輩。そして右前足を上げて軽く振る。
「……待って。ちょっと待って本庄さん。明らかにスフレが挑発してるんだけど」
「あら舞子さん。挑発なんて犬だったら誰でもできる芸でしょ?」
その通りである三つ編みおさげの少女よ。少なくとも格闘ゲームに出てくる動物キャラができるのだから吾輩だって朝飯前である。
「じゃあまずは基本的なところからいくのだ。お座り!!」
にゃんぼの言葉にお座りする吾輩。
「お手!! お代わり!! 伏せ!! チ◯ンチン!!」
まさしく犬の基本芸を上げてくるにゃんぼ。無論、その程度は吾輩は軽くこなすのである。ついでにこの場には女子生徒しかいないから◯ンチンの時に吾輩の吾輩はきちんと隠す動作まで入れる余裕がある。
「伏せから匍匐全身!! さらに腕立て伏せ!!」
無駄無駄ぁぁ!! その程度で吾輩を出し抜こうなど千年速いのである!! そこでにゃんぼと視線が合う。
——ついて来れるか?
——ついて来れるかではない。貴様がついて来るがいい
初めてこの憎っくき仇敵と意見が一致した瞬間であった。
「前転!! 前宙!! 後転!! バク宙!!」
はっはぁ!! にゃんぼよ!! この程度か!!
「前方伸身宙返り7/2ひねり!! 後方伸身宙返り2回ひねり後方屈伸宙返り!! 後方伸身宙返り3/2ひねり前方かかえこみ宙返り!! 後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり!! 下向き全転向 1080度以上!! バタフライ1回ひねり!! 後方倒立回転!!」
新体操の床技などご主人と一緒にオリンピックを見ている吾輩の敵ではないのである。
「ムーンウォークでバックネットに近づいてからの金網昇り!!」
『ちょ!?』
ご主人以外からの女子生徒からツッコミが入った気がするが吾輩は負ける訳にはいかないので金網を猫のように金網を駆け上る。
「金網から飛び立って伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だぁぁぁ!!!!」
まさかの名言実況からの技指定であるがその程度に動揺する吾輩ではない!!
『ス、スフレェェェェェ!!!!!』
なのできっちりと綺麗な新月面を描いてバックネットから飛び降りる。最後のフィニッシュまで決めたかったが、残念ながら吾輩は四つ脚歩行生物であるがゆえに渾身のお座りとドヤ顔である。
女子生徒達が驚愕の声を挙げているが吾輩にとってこの程度は造作もないことである。なにせ過去にはご主人を背負って剣林弾雨を駆け抜けたのだ。あとカメラ少女よ。シャッタースピード半端ないであるな。吾輩でも指さばきが残像に見えるのである。
「く!! ここまで再現されるのは想定外だったのだ。だが、ここであおいを倒しても第二第三のあおいがスフレの前に立ちふさがることであろう」
あ、そういうの間に合ってますんで。
とりあえず勝負は吾輩の圧倒的勝利になったのでご主人の隣に行って行儀よくお座り。
「頑張ったわねぇ、スフレ」
この言葉だけで吾輩はあと百年は生きていけるのである。
「……は!? スフレの常識クラッシュで忘れるところだったわ!! 有原さん。練習を始めましょう」
「あ、そうだね東雲さん。それじゃあみんな練習始めるよ!!」
黒髪長髪ってお前野球する気ある? って髪型をした常識人的な少女の言葉にご主人に一番最初に挨拶をしてきた少女が返す。
その言葉にグラウンドのランニングから始める少女達。それをご主人から許可を頂いたので伏せの姿勢で眺める吾輩。
うむ。やはり美しさはご主人が圧倒的トップである(飼い犬贔屓)
「お〜い!! みんなぁ!! サッカー部の応援で遅れた!! すまぁん!!」
その新しい少女の声に脊髄反射で動き出す吾輩。視界内には吾輩を見て驚愕の表情を浮かべている学帽被ってユニフォームを着た少女。
間違いなく奴である!!
「な、なんでスフレがいるんだ!?」
黙れニセモノぉぉぉぉ!!!
吾輩渾身の捨て身タックル(体当たり)に吹き飛んでいく学帽少女。吾輩はさらに追撃するべくマウントをとって犬パンチ連打!!
「ちょ!? なんでスフレは毎回ウチに攻撃して来るんだ!?」
黙れ岩鬼を語るニセモノめ!! 貴様も岩鬼語って学帽をかぶるのならば中学時代では柔道をやっていて野球部のエースで4番が怪我で離脱した野球部の部員達が大量退部して廃部になりかけた野球部に入って悪球打ちのエキスパートになるがいい!!(完全なドカベン脳)
「ち、千景!! 止めてくれぇぇ!!」
「こらスフレ。いつも良美さんに跳びかからないの」
ち、運がよかったな岩鬼正美のニセモノめ。本来ならばここでもう一発犬パンチを繰り出すところだが、ご主人の命令に免じてこの程度で済ませてやろう。
最後に吾輩は唾を吐き捨てると元のところに戻る。その際にご主人に軽く拳骨をされたが吾輩レベルにとってはそれはご褒美なので今後もニセ岩鬼には飛び掛かっていくとしよう。
ちなみにその後は普通に練習の風景を眺めていた。時折飛んでくるボールを前足で蹴り上げて後ろ足で蹴り返したら信じられないような生物を見る目で見られたが超今更なので吾輩もご主人も気にしないのである。
ところで練習中にずっと男子生徒の制服を着た地蔵がベンチにあったのはなんだったのであろうか。練習が終わったらいつの間にか消えていたのだが。野球部最大の謎である。
スフレ
神様転生憑依最強最低系オリ主(しかし犬である)。原作を一切知らない前世から超人集まるハチナイ世界に転生。主要キャラ以外もインフレしてるハチナイ世界だったらこんな犬がいても大丈夫ですよね!! ちなみに前世は甲子園常連校に所属していただけで野球部ではない。そして一人称の意味は「動物の一人称は吾輩だよな。猫的な意味で」と言う短絡思考の行き着く果て
本庄千景
この作品のメインヒロイン(尚、恋愛要素的意味ではない)。原作ではスフレを飼いながらも孤独感を拭えなかったようだが、この作品では常識クラッシャー・スフレと幼少期から育ったためにかなり神経は図太い。常に微笑みを絶やさずに野球部を見守る聖女。オカンではない。聖女である。大事なことなので三回書いておくが聖女である。
にゃんぼ
スフレのライバル。いったいにゃんぼとは超師匠なのだろうか……
舞子さん
聖女が気に掛けるボッチな常識人。犬とは何かを真面目に考え始める。
岩鬼
お前さ。当たれば飛ぶんじゃないんだよ。お前に足りないのは当てるための努力だよ。具体的に言うと『ビニール袋に入れたお酒をユニフォームに忍ばしておいてピッチャーが投球フォームに入った時にそれをストローで飲んだことによって酔っ払って見える球を無理矢理に打てる球にする』ような努力が足りないんだよ。書いていて思ったけどこれ今連載していたら高野連に怒られるんじゃないの?
スフレが行なった体操技
本当に犬ができるわけないので注意
謎の地蔵
地蔵
こんな感じでハチナイをやっていたらスフレになりたいと言う気持ちになった作者の駄文です。何が言いたいかと言うと本庄先輩が聖女ってことです。ちなみに作者のハチナイ高校名は明訓高校。所属は当然のように神奈川県で1番岩城です。ピッチャーもアンダスロー繋がりで直江にしたいけど我が校のエースは大正義本庄先輩なのでそこまで再現できてません。
ドカベンファン失格? それじゃあ本庄先輩をアンダースローにして七色の変化球を使えるようにして決め球をスカイフォークにしてくれよ運営ぃぃぃ!!