BLEACHの世界に最強になって転生 番外編 作:アニメ大好き
今年も半年が過ぎました。まだ先月の終わり頃から30℃超えの日が続いて堪りません。皆様も体調管理、熱中症や脱水症状にお気を付けてください。
今回からあの馬鹿とその眷属vs死刃によりレーティングゲームがスタートします。今だに戦闘シーンを書くのが難しく、しかもキャラ資料が少ないと考えるのに苦労し時間が掛かってしまいました。楽しんでいただければ幸いです。
それではどうぞ。
会場には再び黒腔が開き中からデストロイヤーが現れる。その背後には側近の3人と先程のロボットとメイドの咲夜、さらには白と黒が特徴の露出が少ない服装をした複数のメイドに、左肩にユニコーンの顔を生やしたプロテクターを装着した怪人、胸に蝶を模した飾りを付けたツインテールの怪人と初めて見る面々までいた。
「お待たせしましたね。それではルールを説明します」
デストロイヤーからゲームの内容が語られる。
ルールは至ってシンプル。ライザー・フェニックスとその眷属、デストロイヤーが選抜した《死刃》と言われる【10以下】の数字を与えられた最強の幹部達とのバトル。ステージは先程のゲームで使用したのと同じ。ステージの数カ所に大広間があり、そこに自身が選抜したメンバーがそれぞれ配置されている。一度出会ったら必ず戦闘すること。
時間制限なし、
…普通に考えて条件に差があり過ぎる。
「…随分と勝利条件に差があると思うのですが、本当にそれで宜しいのですか?」
「エェ、勿論。寧ろこれくらいの
完全に見下している発言。その言葉にプライドの高い貴族達が黙っている訳がない。
「ハ、ハンデだと!?巫山戯るな!!我々悪魔が、人間如きに遅れを取ると言うのか!」
「人間如きが
「貴様の部下が相手にするライザー・フェニックスは、かなりの実力者だ!あっという間に決着が付く。勿論お前の敗北としたのな!」
「もし貴様の仲間が命を落としたとしても、それは不慮の事故だと思うんだな!」
「貴様のその選択が間違っていたと、後悔するがいい!」
貴族悪魔は完全に見下されたことに腹を立て次々と文句をいい、終いには
「フフフ、「後悔するがいい」ですか。…では此方からも一言────私の死刃達を嘗めないでください」
…顔は笑顔を浮かべているが、目は笑っていなかった。寧ろその瞳の奥からは激しい怒りが感じ取れた。
『それではこれよりライザー・フェニックス様とデストロイヤー・レイ様によるゲームを開始いたします』
アナウンスが流れ運命を掛けたゲームが始まる。
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木々が茂る森の中、その中を移動する4つの影があった。1つは棍棒を所持しチャイナ服を着た少女、2つはチャイナ服を着た4人の少女、そして残り2つは体操服を着た双子の少女が森の中を移動していた。
「相手は一体何処ですか?」
「転移したら木だらけでな上に、こっちから探さなきゃいけないなんて…」
「文句を言わない!敵はいつ出てくるか分からないんだから、気を引き締めなさい」
「分かったです」
「は〜いです」
「しかしあんな条件を出すなんて…私達も嘗められたものね」
「ッ!あれ見て」
一点に灯りが見え進むと広い間に出た。しかし誰もおらず気配も感じない、故に警戒を怠らない。すると突如声が聞こえた。
「…どうやら来たようね」
『その様じゃな。待ちくたびれたワイ』
林の奥から「ガシャ、ガシャ」と音立てながら一本の大鎌を持った全身赤い鎧を着込んだ長身の怪人と、黒い靄が蟠を巻いたように纏われた1人の少女が現れる。
「あら?随分と小さな子達が来たものね」
『何じゃ!来たと思えば、こんなちんちくりんのガキ共か?もう少し真面な奴が来てほしかったワイ』
自分達の所に来たのが4人中3人が子供だったことに、怪人は気分を落とす。少女の方は少し興味がありそうだが、両者共ナメくさった口調であった。
「小さいからって嘗めないで」
「そうです!」
「人を見た目で判断するなって教わらなかったんですか!」
「貴方達、敵の挑発に簡単に乗るんじゃないわよ」
2人の嘗めた発言に反応した3人を中華娘が注意し落ち着かせる。
「ライザー様の《
「ライザー様の《
「同じく《
「《
「あら、態々自己紹介をするだなんて律儀ね」
『それがお主らのやり方なら此方も名乗っおくとするかノォ』
そう言うと少女は左腕を上げ脇下に刻まれている【8】の数字を、怪人は胸の宝石に手を翳し、そこに浮き出た【5】の数字をそれぞれ見せる。
「私は第【8】の数字を持つ死刃───《
『ワシは第【5】の死刃────《
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「ほぉ、あの2人が死刃と言う者か」
「あの全身甲冑の奴は兎も角、あんなひ弱そうな小娘が最強軍団の一員とは」
「貴様等の組織は余程人材不足の様だなwww」
貴族達はメラスキュラの容姿だけで、完全に下に見て馬鹿にしている様な物言い。
だが彼等は直ぐに思い知ることになる。自分達のその判断が間違いであったことを。
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『メラスキュラよ、あの棍棒を持った小娘とヒラヒラな小娘はワシが貰うぞ。良いな?』
「どうぞ、好きにすれば」
ガランの姿が一瞬として消えたかか思うと、4人の後方に現れ雪蘭とミラの腕を掴み、自慢の脚力で飛び上がり何処へ向かった。
「全く、ガランは相変わらずね。まぁいいわ。それじゃお嬢ちゃん達は私と遊びましょう」
突然の事態にイルとネルを他所にメラスキュラは不穏な笑みを浮かべる。しかし2人は相手するがメラスキュラだけで少し安易の表情になる。彼女は死刃と言うメンバーの中では下から3番目、そしてこっちは2人、自分達が圧倒的に有利な状況で負けはないと思ったからだ。
「あら?その顔、もしかして低い方の私が相手で安心した?確かに私は死刃の中では下から数えた方が早い、それに肉弾戦も好きじゃないし。でもね、それでも貴方達より実力は上よ」
しかし当の本人は余裕綽々の表情を浮かべ見下した態度を取る。
「嘗めないでください!」
「貴方みたいな人、直ぐバラバラにしてあげます!」
『解体します!!』
双子は持っていたチェーンソーを起動させ、メラスキュラを斬り刻もうとする。チェーンソーが振り下ろされそうになった時…
「「エッ!?」」
「…こんな程度かしら?」
…彼女の身体に纏わりついていた靄が2つの腕を形成し、それぞれがチェーンソーを受け止めた。力を入れるが全く振り払えず、その隙に小さな腕が2つ形成され2人の腹を殴り飛ばした。
「くはッ!!」
「あっッ!!」
その衝撃で武器を離してしまって宙へ舞い上がり、重力によって身体が地面に打ち付けされる。
「どうしたの?私をバラバラにするんじゃなかったのかしら?」
今ので完全に自身より下だと確信し、見下すメラスキュラ。2人は痛みに耐えながら身体を起こして立ち上がる。
「まだまだです!」
「私達の力、こんなもんじゃないです!」
「…そう来なくちゃ。まだ始まったばかりなんだから、もっともっと私を楽しませて頂戴」
持っていたチェーンソーを2人の元へ投げ飛ばすと、靄の腕が鋭い切っ尖の様に変形する。イルとネルは直ぐ様チェーンソーを拾い上げ起動させ斬り合いとなる。互いの攻撃がぶつかる度に「カキン、カキン」と音が鳴り火花が飛び散る。
しかし必死に攻防するイルとメルに対し、メラスキュラは余裕ぶりな表情で欠伸までしていた。しかも彼女はその場から一歩も動いていない。
「何でそんな余裕なんですか!?」
「肉弾戦は好きじゃないって言ってたのに、嘘だったのですか!?」
「いいえ、嘘じゃないわ。でもね私は肉弾戦が『好きじゃない』だけで『苦手』なんて言ってないわ。それに言ったじゃない、『貴方達より実力は上よ』って」
2つの刃を合体させ巨大な刃となり、2人のチェーンソーの刃部分を斬り付けた。斬られた刃は野菜のように簡単に真っ二つに切断されてしまった。
「そ、そんな…」
「わ、私達の武器が…」
「フフフ。驚いているところなんだけど、私の実力はまだまだこんなものじゃないから」
イルとネルは恐怖し、後悔した。2人がかりで対峙しているのに傷一つどころかその場から殆ど動かすことも出来ない。8番だからと聞いて軽んじたのは事実、しかしここまで実力差があるとは思わなかった。しかもメラスキュラはまだ本気を出していないとならば尚更。
「どうしたの?もっと抵抗してちょうだい」
ジリジリと近づいてくるメラスキュラに2人は尻餅を付いてその場に座り込んでしまう。彼女との実力差、さらには唯一の武器を失い2人は戦意喪失していた。
「もう向かってくる気力もないみたいな。それじゃあ、終わりにしましょう」
彼女の身体に纏わりついていた靄が離れ上空へ飛び上がると、頭上で広がりその場にいた3人を包み込んだ。
一面暗闇に覆われ視界を奪われる。2人は光もない真っ暗な空間を見渡すことした出来なかった。
「ど、何処にいるです!」
「隠れてないで、出てくるです!」
苦痛とも言えるような叫び声を上がるも、こんな真っ暗闇の空間では音など直ぐ消え静寂が訪れる。そんな不気味な空間内で、今の2人は意識を保っているのがやっとであった。
「なら、お望み通りにしてあげるわ」
突然後ろから声が聞こえ振り向くが誰もいない。2人は右往左往するが見つけられない。すると背後から2本の手が迫る。
「チェックメイトよ」
背後にいたメラスキュラの掌が2人の背中に触れると、急に苦しみだしそれぞれの口から1つの人魂が飛び出す。
「フフフ、それじゃイタダキます♪」
それを人間とは思えない程の長い舌を伸ばし絡めたり、そのまま纏めて呑み込む。すると2人の瞳からは正気がなくなり、身体は糸が切れた様にその場に崩れ落ちる。
「ご馳走様。悪魔だけあって普通の人間よりは美味しかったわね。さて
メラスキュラは
『ライザー・フェニックス様の【兵士】2名リタイア……エッ!?帰還されない!?』
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倒された
本来非公式戦のレイティングゲームは戦闘不可能な状態やダメージを受けた時、強制的に帰還されることになっている。故に死亡するケースは少ない。しかしメラスキュラによって2人は戦闘不可能な状況に陥った、それなのに帰還されないと言う事態に騒然となる。
「ど、どう言うことだ!?」
「何故帰還されないのだ!?」
「システムの故障か!?」
会場が騒めく中、たった1人だけ笑っている者がいた。
「フフフ、故障なんかではありませんよ」
「「「?」」」
「『帰還されない?』当然でしょ。だってこのゲームは──────────
───────────どちらかが死ぬまで終わることがない【デスゲーム】…命を掛けたゲームなのですから」
「「「ッ!?」」」
その言葉に会場にいた悪魔達は思考が停止する程の衝撃を受けた。
「命を掛けたゲームだと!?」
「巫山戯るな!そんなのはもうゲームではない!唯の殺戮だ!!」
「我々の神聖なるゲームに対する冒涜だぞ!」
貴族悪魔達は次々に抗議し出す。主人に対する罵倒にデストロイヤー軍の者達動こうとするが、デストロイヤーが手を前に出し静止させる。
「悪魔の皆さん抗議するのは勝手ですが、先程私は『ルールは此方が決める』と言って反論しなかったじゃありませんか。つまり私がどんなルールを出そうが文句はなかったってことじゃないのですか。それにさっき誰かが言いましたよね。『もし命を落としたとしても、それは不慮の事故だったと思え』と。つまり彼女達が命を落としたのはそう言うことになるでしょ?」
その言葉に騒いでいた悪魔達は押し黙る。
確かにゲームをすることを決めた時「ルールは此方が決める」と言った時、悪魔側の反論はなかった。デストロイヤーからプレッシャーに当てられ考える余裕がなかったのだ。どちらにしろ、その発案に反論はしなかった。故にデストロイヤーがどんなルールを設けようが悪魔側が否定することは出来ない。それに誰かが言った言葉は
「でもゲームは始まったばかりなんですから、そちらが逆転する可能性もあります。今はゲームを楽しみましょう」
どちらかが勝つまで続けるデスゲーム。敗北=死。ちゃんと確認もせず恐ろしいゲームを受けてしまった。しかも見た目子供だかと侮っていた相手に逆にあしらわれる始末。
悪魔達は最初の余裕とは一変、どうかライザー・フェニックスの勝利を願うのであったが…
『ラ、ライザー・フェニックス様の【戦車】1名、【兵士】1名…リタイア』
…その矢先に『
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少し時間は遡る…
『あそこでいいじゃろォ』
…雪蘭とミラを連れ飛び上がったガランは、少し離れた森林に向かって急降下。持っていた大鎌を振るい砂煙が舞い上がり、その中へ突っ込んだ。
地面に着地するも砂埃で視界が悪く、さらに呼吸もままならない。するとガランは2人を地面にへと放り投げ、もう一度鎌を振るい砂煙を一瞬にして吹き飛ばした。
視界が良くなり目を開けると、周りにあったであろう木々は吹き飛び更地となっていた。しかも自分達が今いるのは巨大なクレーターの真ん中であった。さっきの一撃でこんな物を作ってしまった、その力に驚愕する。
『これで準備は整ったワイ。さぁ小娘共、精々儂を楽しませておくれ』
「さっきも言ったけど、私達を嘗めないで」
「その余裕がいつまで続くか試してあげる」
だが2人は臆することなく突撃、雪蘭は拳に炎を纏わせ殴りミラは棍棒を突き攻撃するが、頑丈な鎧に阻まれて弾かれビクともしない。
「硬い…」
「何て頑丈な鎧なの」
『何じゃ?お主らの力はその程度か?』
「まだまだこれからよ!」
雪蘭は足にも炎を纏わせ殴る、蹴るを連続で繰り出す。【戦車】の駒の特性により攻撃力が上昇しているにも関わらず、頑丈な鎧の所為で攻撃されたガランにはダメージが全く無い。それどころか攻撃した雪蘭の拳や足は「ジンジン」と痺れと痛みが入る。が攻撃の手を辞めない、少しでもダメージを与えおくためにも。ミラも続き、棍棒で殴り続ける。
『…くだらん攻撃じゃ』
2人の攻撃に飽きてきたガランは鎌のでミラの棍棒を弾き飛ばすと、間髪彼女の腹部に強烈な蹴りを打ち込み吹き飛ばす。
さらにそのまま身体を180℃回転させ雪蘭に鎌を振るう。咄嗟に受けの体勢を取る雪蘭であったが、威力を殺す事が出来ず吹き飛ばされ数回地面に身体を打ちつけた。直ぐ様起き上がろうとするが右腕に痛みが生じた。今の攻撃で腕が片腕が負傷、下手すれば骨が折れたかもしれない。【戦車】には防御力も上げる特性もあるが、悪魔を超える魔神の前では無意味に等しい。
『何じゃ、もう終わりなのか?もっと儂を楽しませて貰わんと困るゾ』
2人は痛みに耐えながら何とか立ち上がる。彼女達の目にはまだ闘志は消えていなかった。何故なら2人を含めた眷属達はこの試合が決まったところに、心に決めたことがあるから。
───何としても
しかしそんな2人をどん底に叩き落とすような1通のアナウンスが流れた。
『ライザー・フェニックス様の
『…メラスキュラの奴もう終わらせたのか。もう少し遊んだっても良かったにノォ』
ガランはメラスキュラが早急に残っていた2人を倒したことに不満を呟く。だが雪蘭とミラにはそんな言葉など耳に入っていなかった。何故なら今のアナウンスの最後の言葉が気になっていたから。
「ど、どう言うこと!?帰還されないって!?システムの故障!?それとも不具合!?」
「そんなこと私に聞いたって分からないわよ!!」
『帰還されない』その思わぬ単語に戸惑っていた。普通なら帰還されないなんてまず考えられない。況してや先日行ったと思われるフィールドでなら尚更。だがそれは─────
『何じゃ、お主等知らんのか。このゲームは儂等とお主等、どちらかが死ぬまで終わることのないデスゲームじゃ!敗北は即ち【死】じゃ!』
そう、今回のゲームのルールは悪魔側が決めたものじゃない。故に自分達の常識など通用しない部分が含まれていても不思議はないのだ。
『さぁ、話はここまでにしてゲームの続きを楽しもおゾ!』
この瞬間2人は今まで感じたことのない恐怖に駆られた。
たった一撃で最初見た広場と同じくらいの大きさのクレーターを作ってしまう程の怪物、さらに負ければ【死】と言う現状に本能が「逃げたい、逃げ出したい」と訴え掛けてくるような衝動に駆られる。
だが例え相手が如何に強かろうと引くことは出来ない、許されない。
「こうなったらトコトンやってやろうじゃない。ミラ覚悟を決めなさい」
「言われなくても」
2人は意を決し再びガランにへと挑む。雪蘭は拳に炎を纏い殴り、ミラも雪蘭とは反対側を棍棒で何度も突きまくる。
雪蘭は痛みに顔を歪めながらも殴り続ける。骨が逝ったかもしれない右腕は下手すれば使い物にならなくなるかもしれない。さらに彼女の拳から血が飛び散る。手先の方の神経は麻痺して痛みがない、だがそれでも止まることはなかった。
ミラもそんな彼女に遅れを取らないように懸命に攻撃するも「ガン、ガン」と音が鳴るだけでやはりダメージは全くないようだ。
『下手な小細工をせず真正面から挑んで来たのはイイ。じゃいい加減鬱陶しくなってきたワイ』
ガランの緑色の瞳が不気味に輝くと、持っていた大鎌を勢いよく振り回し始めた。
自身の周囲を高速で振り回し、近くにいた雪蘭を斬りつけ吹き飛ばす。ミラは身体の方は無事だったが、棍棒は半分近くが斬られてしまう。自慢の武器が半壊されたことで呆気に取られる彼女にガランは狙いを定め、その巨体から想像も付かない程のスピードで目の前まで移動した。そして鎌の後方の槍部分を突き出し、彼女の身体を突き刺し串刺しにしてしまう。
「クハッ!」
『終わりじゃ小娘。恨むなら儂等の主人の怒りを買った、
「ミラッ!」
雪蘭は身体を起き上がらせ駆け出すと、ガランは鎌を逆さまに持ち替え振るうと、刺さっていたミラは遠心力で抜け、そのまま雪蘭の方へと吹き飛ぶ。雪蘭は反射的にミラを受け止めると、ガランは自身の背後に鎌を振り下ろした状態で背を向けて立っていた。そして同時に彼女達の身体は横たわっていた壁諸共真っ二つに裂けた。
裂かれた2人の身体はその場で崩れ落ちる。ガランは2人の身体を高速で鎌を振るい、さらに細かく刻んでいく。攻撃を止めるとそこにあったのは、雪蘭とミラだったと思われる無数の肉片であった。
『ラ、ライザー・フェニックス様の【戦車】1名、【兵士】1名…リタイア』
『悪魔とは言えやはりこの程度か。これなら前始末した連中の方がまだ楽しめたワイ。しかし儂相手にここまで粘ったことは褒めてやる。あの世で胸を張って良いぞ、カーカッカッカッ!』
苦痛にも似た弱々しいアナウンスが、ガランの高笑いに掻き消されクレーター内で彼の笑いが響き渡るのであった。
今回はここまでです。
暫く「ライザー眷属vs死刃」回が続きます。
展開としては今回のように死刃1人で眷属数人を相手にするような感じで、一回の話につき死刃は2人出そうと思っています。
誰が登場するかはその時までの楽しみにしていてください。
感想などあればお願いします。